JPS58217595A - 水分散ワツクス型防錆剤 - Google Patents

水分散ワツクス型防錆剤

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JPS58217595A
JPS58217595A JP10012182A JP10012182A JPS58217595A JP S58217595 A JPS58217595 A JP S58217595A JP 10012182 A JP10012182 A JP 10012182A JP 10012182 A JP10012182 A JP 10012182A JP S58217595 A JPS58217595 A JP S58217595A
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JP
Japan
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lanolin
wax
acid
water
mixture
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JP10012182A
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Shugo Hachiman
八幡 周吾
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、水分散ワックス型防卸f剤に関し、その目
的は防錆効果に優れ、しかも塗膜特性が良好な新規の水
分散ワックス型防錆剤の提供にある。
従来、金属の腐蝕または発錆を防ぐために従来より多数
の防錆剤が用いられているか、その殆どは石油系溶剤を
媒体とする浦性防り(:1剤であった。
この油性防錆剤は永い歴史を有し、防錆効果においても
優れているものが現に多数市販されており、またこれら
は製造−L程においても、その溶解性9作業性の点て困
餌1か少ない利点かある。
しかしなから、他方で安全性の観点よりはその引火性か
、環境」二の観点からは有機溶剤の揮散による悪影響か
あり、さらには省資源の見地からも問題があって、現在
ではこれら種々の問題点のために油性防錆剤そのものの
μ直しか迫られている。
水系防、消削は」二紀の問題点を解消するか、反面これ
より得られる塗膜を水に浸漬したときに、彰潤ないし溶
解現象を呈し、ひいては叶心の防錆効果に劣ることが多
く、したかって油性防錆剤にとって代れる水準に達して
いない。
また水分散ワックス型防錆剤の場合は、水性防錆剤より
は一般に塗膜特性や防錆性に優れるか、安定・均質な分
散状態が得難く、実用性に欠ける憾みがあり、この欠点
を解消した優れた水分11・(ワックス型防錆剤の開発
か強く望まれていた。
この発明は、−1−述の如き水性防錆イ11の欠点を解
消するとともに、従来の油性防錆i11と同等または同
宿以上の防錆性1iLを有し、かつ水分散性に優れたワ
ックス型防錆剤を提供せんとするものである。
ところで、水性防錆イ1jに油性1υJ錆剤と同等の’
tト能を与えるために油性防1Il14i剤の塗膜成分
となる原料を〕き当な乳化・分散剤の在任てエマルジョ
ンとするときは、乾燥塗;1梼中に乳化剤1分散剤か残
存し、塗膜の吸水性を増し、ひいては防錆性に好ましく
ない効果を与えることか多い。
したがってこの発明においては分F FNか大きくまた
分子1升分布11]の広く、かつ特殊な構造をもするカ
ルボキシ1ヒ合物;たとえはラノリンエステルカルボン
酸および酸化ワックスなとを低級アミンで中和または部
分中和することにより、自己乳化性を保有せしめた成分
を主体−として水分散型のワックス型防塙ハリとする。
このワックス型防錆剤から、乾曝過程において水分とと
もに低級アミンを大気中に揮散せしめ、耐水性のよい塗
膜を得るのであるか、この基本的塗膜ではなお防錆性、
耐薬品性、耐熱性なと塗膜に必要な性能は不十分てあり
、これらを満足させる原料組成ならひに製造方法につき
、深い検討を重ねた結果、この発明を創出するに至った
ものである。
すなわち、この発明は石油スルホン酸金属塩を5〜15
重量部とラノリンと水酸化カルシウムとの反応生成物ま
たはラノリン脂肪酸とラノリンアルコールとの混合物と
水酸化カルシウムとの反応生成物かの何れかの反応生成
物、またはこれらの混合物とラノリンエステルカルボン
酸を重量比1〜10 : 10の割合で混合した混合物
を10〜20重量部と、酸化ワックスの5〜15重蓋部
とを配合し、これらを低級アミンで中和または部分中和
することよりなる水分散ワックス型防錆剤に係るもので
ある。
この発明でいう石油スルホン酸金属塩の具体例を示せば
、石油スルホン酸1合成スルホン酸のカルシウムまたは
ベリラム塩であって、更に詳しくはチキントロピー性を
有し、塗付時にタレ流れを防ぐ性質を配合物に与え、し
たかって厚塗りがEl能となるもの、また塗膜に120
℃以上の高温度でもタレ流れを生じない性質を与えるス
ルホン酸塩であればよくその好適な商品名としてはライ
トコケミカル社製の5ACIシリーズを挙げることがで
きる。
この石油スルホン酸金属塩は本来油漬性ワックス防錆剤
によく用いられる成分であり、油に易漬であるからこの
発明に使用するには、後述のごとく他の配合物の乳化分
散力を利用して始めて水分散ワックス型防錆剤の成分と
して使用可能とする。
またこの石油スルホン酸金属塩の配合割合を5〜15重
量部とする理由は、元来このもの単独の防錆効果は在外
に少なく、主としてワックス成分との相互作用によって
防錆効果を向上させることか判っており、一定のバラン
ス範囲のあることを示すものである。
また、5重量部以下ではタレ流れ防止効果に乏しく、1
5車量部以上では水に十分好適な分散を示さない傾向が
あるからである。
この発明においてラノリンエステルカルホン酸とは、ラ
ノリンまたはラノリンアルコールの211り。1基酸半
工ステル化合物をいう。
ラノリンはウールフリースの精製物てあり、複雑かつ特
殊な直鎖状または分岐状の高吸詣゛σノ酸とステロール
類を含む同しく複雑な一価またはニー価アルコールのエ
ステルであって、また常に若干の水酸基価を有している
この2塩基酸IP−エステル化合物はラノリンまたはラ
ノリンアルコールに無水2塩基酸または無水2塩基酸誘
導体を加えて、120〜200℃で】〜4時間加熱反応
せしめて、一方のカルホキノル基をエステル1ヒし、他
方をその才まにしたものである。
実際には、これを低級アミンにて中和または141分中
和して使用するか、このラノリンエステルカルボン酸は
裔しく防T−1性11しに優れるとともに、水媒体に分
散させる際の乳化分散剤としても作用し、しかも塗膜状
態を滑らかにするよう作用する。
またこの発明てラノリンエステルカルホン酸に混合して
使用するラノリンと水酸化カルシウムとの反応生成物、
またはラノリン脂肪酸とラノリンアルコールの混合物と
水酸化カルシウムとの反応生成物とは、その主なる既知
成分はラノリン脂肪酸カルシウム塩であるが未反応のラ
ノリンのばか構造不明の油性カルシウム塩を多少とも含
むものと考えられている。− この発明者の実験的知見によれば、上記ラノリン脂肪酸
カルシウム塩、ラノリン、ラノリンアルコールおよびそ
の他の油性カルシウム塩などから成る反応生成物は、ラ
ノリンエステルカルボン酸の優れた防錆力、塗膜特性に
有効に作用し、さらにその効果を相乗的に高めることが
判明しているが、その量的関係は重量比で前者対後者、
1〜10:10にて足り、10 : 10以上の配合で
はその相乗効果は十分望めず、逆に配合物全体の乳化分
散性を劣化する。
このような割合の混合物を10〜20重険部配合するの
は、10  重量部以下では全体系の中で十分にその効
果を示さず、逆に20重量部以上では上記混合物か比較
的軟(C1であるため、塗j県自体か軟膜になり過きる
からである。
この発明で使用する酸化ワックスとは酸価か10〜10
0、好ましくは25〜60のもので、石油のパラフィン
ワックス留分を酸1ヒして得られるワックスあるいは合
成ワックスより得られる酸化ワックスであれは全て好ま
しく使用でき、その具体例としては酸1ヒペトロラクム
、酸化マイクロワックス、酸化ポリエチレンワックスt
Sとを挙げることかできる。 − この酸化ワックスは防錆塗11’2の指iiI!+乾嫌
性を向−1−させrl l漠強度を付与する効果のほか
、塗11かの1吋lk性、耐薬品性を著°シ<向上させ
る。
しかしながら水分散ワックス型防錆剤においては、L述
のことき酸化ワックスtSと硬質ワックスを15山晴部
以」−のように過度に使用することは、塗膜中に粗いワ
ックス粒子か発生しやすく、ひいては防精性にマイナス
効果を招くこともあり、一方逆に5重量部以下では」1
記の指畦乾燥性を1樟られず、この発明ではその使用量
を5〜15小計部の範囲に限定するのか望ましい。
なお、その他の添加物としては塗膜を円滑1こ硬くする
ための合成樹水性エマルション、作業性の1i+J 1
−および乾燥性の改良のためのブチルセルブ,エチルセ
ルソルブなとのセルソルブ系溶剤、またはメタノール、
エタノール、イソプロノぐメールなとのアルコール系溶
剤、そのほか消泡〜1,レヘリング剤,なとか必要によ
って添IJ[]されてもよいか、これらは本発明の八本
となる防錆伺能なとの低ドをもたらさない範囲、たとえ
は全成分(不揮発分換算)の約20%以ドにととめるへ
きである。
また、酸化ワックスアミン塩,ラノリンエステルカルボ
ン酸アミン塩は他の成分と混合時に既にアミン塩とされ
た状態で混合してもよいか必すしもその必要はなく、全
原料を加熱状IL1で水に?捏合分散するに当り、低級
アミンを添加し、その添加時に中和または部分中和して
アミン塩としてもよい。
この低級アミンとしては沸点80〜200℃のものてあ
れは特に限定されず、収て例示すれはβ−/エチルアミ
ノエタノールを挙けることか7:キる。
このようにして得られた7にうr ii/ワソクスハ′
シ・刀,8!ii−fjjの情jすはその配合比率に応
して] O D〜20,000CPSまて任意に調節で
き、不揮発分も】O〜40由f1.j9/の範囲に31
M節できるので、塗装j一段も、例えはエアスプレー、
エアレススプレー+ rt nf + モしくはζ萌且
・tり舌3内宜選4)シすることか出東る。
以ドこの発明の実;血例を示tことにより、二のイ表明
の効果をより一層明確なものとする。
実施例1乃十4 ト“記別表第1表に示すtノ+2分を各穴’J.’r 
’n+自て配合して永うす敗ワックス型四精剤をfjj
.j造し、うj赦状傅。
指触屹1.!′□性,母水性,;Sノj11%l/L,
耐熱性,゛討りレ性を調へた。この結果は第2表にまと
めて記す。
尚、試験1ノ゛法は次(こ記載する。不揮発分り)30
市【■部となるように調整した。
〔分散状態〕
混合分散後の防錆剤を肉眼判別また。
〔不揮発分〕
混合分散後の防錆剤を105℃で2時間加熱した後、不
揮発分を測定した。
〔指触・〃燥性〕
IfS Z 0236−3.1に規定する試験片を脱脂
洗浄し、常温で試料中へ浸漬する。試料を被覆した試験
片を、室温においてLP膜の表面を軽く指頭て押え、指
紋の明らかに認められる迄の時間を測る。
〔耐 水 性〕
1−記と同しく 71漬法で試料を被覆した試験片のう
ち、室温10時間放置後の平均膜1ψ:50±5/ZI
11のものを選ひ、50℃の水中に2時間浸漬し、皮1
漠のふくれ、はがれなど異状のないものを合格とする。
〔防 錆 性〕
JIS G 3141の軟鋼試験片(0,8〜1.OX
70X150mm)を研磨し溶剤で脱脂洗浄したものを
用い、これを水平においてスプレーカンて均一に試料を
塗付する。24時間放置して乾燥したのち市階法で塗膜
の厚さを計算し、50±5μmのものを撰び塩水噴霧試
験器(、Hs −z −2371)に納め、温度35±
IC,空気圧08〜1.0気汁の条件ド、錆の明らかに
発生するまでの時間を測る。
〔耐 熱 性〕
」−記と1irl l:: <脱脂洗浄した軟鋼試験片
の−)(]二をテープでマスキンク1.70 X 10
0 mm F?分にスプレーで試料を字付し、24時間
枚置屹l・■ののち巾(i゛法て1関厚を求め50±5
71mのものをi大0、マスキンクテープをはつし、こ
れを電気乾嫌器中に塗摸部を−4、にして垂直に立て、
80℃の場合、120 Cの場合、150℃の場合につ
いて、それぞれ1時間後のタレ流れの有無より耐熱性を
求める。
〔耐たれ性〕
−1−記耐熱性と)rij L: <マスキングした試
験片を水・1;、におき、30℃の試料をスプレー1こ
て数回にわたって均一に塗付する。塗付の都度、gjA
 ijX訓で手早<IIQ;γを求める。300 l1
mに達した試験片はマスキンクをはすして垂直に立て、
タレのないものを合格とする。またタレあるときはその
長さを記録する。
比較例1乃至3 第し&fxこ1、己載する成分を各配合で混合し、水分
散ワックス型防錆剤を製造し、実施例に準じて各特性を
ilr□jへた。尚、不揮発分が30〜61重附部とな
るように調製した。この結果を第2表にまとめて記ずO 第   1   表 第    2    表 以」二の結果から明らかな如〈実施例に係る水分散ワッ
クス型防錆剤は比較例に黴べて分散状態。
指触乾燥骨、耐水件、防錆性、耐熱性、耐タレ性に潰れ
ていることが明らかである。
特許出願人 八 幡 周 吾

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)石油スルホン酸金属塩を5〜15@沿部と、(2
    )  ラノリンと水酸化カルシウムの反応生成物または
    ラノリン脂肪酸とラノリンアルコールとの混合物と水酸
    化カルシウムとの反応生成物の何れか、またはこイ1ら
    の混合物とラノリンエステルカルボン酸を重量比1〜1
    0 : 10の割合で混合した混合物を10〜20市量
    部と (3)酸化ワックスの5〜15重#部とを配合され、こ
    れらか低級アミンで中和または部分中和されてなる水分
    散ワックス型防錆剤。
JP10012182A 1982-06-10 1982-06-10 水分散ワツクス型防錆剤 Pending JPS58217595A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61159494A (ja) * 1984-12-31 1986-07-19 Takeo Hayashi 防錆性を有する潤滑剤組成物
CN112725056A (zh) * 2019-10-28 2021-04-30 中国石油化工股份有限公司 一种多效防锈剂及其制备方法和应用
CN112795419A (zh) * 2019-10-28 2021-05-14 中国石油化工股份有限公司 一种润滑油及其制备方法

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JPS61159494A (ja) * 1984-12-31 1986-07-19 Takeo Hayashi 防錆性を有する潤滑剤組成物
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