JP2919435B2 - 非プロトン性極性溶媒とエーテルと水とをベースにした剥離用組成物 - Google Patents
非プロトン性極性溶媒とエーテルと水とをベースにした剥離用組成物Info
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- JP2919435B2 JP2919435B2 JP9159240A JP15924097A JP2919435B2 JP 2919435 B2 JP2919435 B2 JP 2919435B2 JP 9159240 A JP9159240 A JP 9159240A JP 15924097 A JP15924097 A JP 15924097A JP 2919435 B2 JP2919435 B2 JP 2919435B2
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- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D9/00—Chemical paint or ink removers
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-
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- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Epoxy Compounds (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基材を被覆したペイ
ント、ワニスまたはラッカーを剥離するための組成物に
関するものである。
ント、ワニスまたはラッカーを剥離するための組成物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ペイント、ワニスまたはラッカー用剥離
剤は2通りの使用方法がある。すなわち塗布 (depot)
か、浸漬で用われる。塗布用剥離剤は一般にブラシを用
いて塗布されるか、噴霧によって塗布される。この剥離
剤は大抵の場合増粘剤を含み、室温(20℃)で使用さ
れ、小さい品物や浸漬が不可能な物の剥離に使用され
る。このカテゴリーに入るのは個人向け剥離剤、建設で
のプロ用剥離剤および航空機用剥離等である。浸漬型の
剥離剤は、低温浴(大抵は塩化メチレンをベースにした
もの)または高温浴(大抵は苛性ソーダをベースにした
もの)で用いられ、特に小さい製品を大量に剥離処理す
るのに用いられる(工業的剥離)。
剤は2通りの使用方法がある。すなわち塗布 (depot)
か、浸漬で用われる。塗布用剥離剤は一般にブラシを用
いて塗布されるか、噴霧によって塗布される。この剥離
剤は大抵の場合増粘剤を含み、室温(20℃)で使用さ
れ、小さい品物や浸漬が不可能な物の剥離に使用され
る。このカテゴリーに入るのは個人向け剥離剤、建設で
のプロ用剥離剤および航空機用剥離等である。浸漬型の
剥離剤は、低温浴(大抵は塩化メチレンをベースにした
もの)または高温浴(大抵は苛性ソーダをベースにした
もの)で用いられ、特に小さい製品を大量に剥離処理す
るのに用いられる(工業的剥離)。
【0003】欧州特許第 490,726号には1〜20容積%の
非プロトン性極性溶媒、例えばジメチルスルホキシド
(DMSO)またはN-メチルピロリジノン(NMP)
と、99〜80容積%のエーテル、例えばテトラヒドロフラ
ンとを含む剥離用組成物が記載れれている。欧州特許第
573,339号にはDMSOやNMPのような非プロトン性
極性溶媒1〜20容積%と、引火点が0℃以上でモル容積
が160 以下で、分子中に1つまたは複数のメトキシ基を
有するエーテル99〜80体積%とを含む剥離用組成物が開
示されている。このエーテルはアニソールにすることが
できる。上記2種類の剥離用組成物は剥離作用に関して
は非常に効果的であるが、コストが高いという欠点があ
る。
非プロトン性極性溶媒、例えばジメチルスルホキシド
(DMSO)またはN-メチルピロリジノン(NMP)
と、99〜80容積%のエーテル、例えばテトラヒドロフラ
ンとを含む剥離用組成物が記載れれている。欧州特許第
573,339号にはDMSOやNMPのような非プロトン性
極性溶媒1〜20容積%と、引火点が0℃以上でモル容積
が160 以下で、分子中に1つまたは複数のメトキシ基を
有するエーテル99〜80体積%とを含む剥離用組成物が開
示されている。このエーテルはアニソールにすることが
できる。上記2種類の剥離用組成物は剥離作用に関して
は非常に効果的であるが、コストが高いという欠点があ
る。
【0004】国際特許第WO 93/07227 号にはペイント剥
離に効果な溶媒または溶媒混合物に水を添加する方法が
開示されている。この特許に記載の組成物は、 (1)酢酸
エチル、メチルエチルケトンおよびトルエンから選択さ
れる少なくとも一種の有機溶媒と、 (2)水と、(3) 少な
くとも一種の増粘剤と、(4) 少なくとも一種の表面活性
剤とを含んでいる。しかし、この組成物の効果は使用す
る有機溶媒の量に単純に比例し、いずれにせよ効果は純
粋溶媒の比べて低い。従って、コストが低く、少なくと
も従来の組成物と同様な効果を有する別の剥離用組成物
に対する強い要求がある。
離に効果な溶媒または溶媒混合物に水を添加する方法が
開示されている。この特許に記載の組成物は、 (1)酢酸
エチル、メチルエチルケトンおよびトルエンから選択さ
れる少なくとも一種の有機溶媒と、 (2)水と、(3) 少な
くとも一種の増粘剤と、(4) 少なくとも一種の表面活性
剤とを含んでいる。しかし、この組成物の効果は使用す
る有機溶媒の量に単純に比例し、いずれにせよ効果は純
粋溶媒の比べて低い。従って、コストが低く、少なくと
も従来の組成物と同様な効果を有する別の剥離用組成物
に対する強い要求がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、水/溶媒
型の水性組成物は水なしで用いた場合のアニソールより
も高いペイント剥離効果を示すということを見出した。
型の水性組成物は水なしで用いた場合のアニソールより
も高いペイント剥離効果を示すということを見出した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の対象は、少なく
とも下記3成分を含むことを特徴とするペイント、ワニ
スまたはラッカーの剥離用組成物にある: (1) 非プロトン性極性溶媒 (2) アニソールおよびテトラヒドロフラン(THF)か
ら選択されるエーテル (3) 水
とも下記3成分を含むことを特徴とするペイント、ワニ
スまたはラッカーの剥離用組成物にある: (1) 非プロトン性極性溶媒 (2) アニソールおよびテトラヒドロフラン(THF)か
ら選択されるエーテル (3) 水
【0007】
【発明の実施の形態】例えば、非プロトン性極性溶媒が
DMSOの場合、上記3成分を組み合わせたものは3つ
の中の2成分を組み合わせた組成物:DMSO/エーテ
ル、DMSO/水および水/エーテルよりはるかに効果
が高い。上記3成分のいくつかの組成物では、剥離時間
が短いという点で驚くべき結果が得られている。水はD
MSOおよびエーテルの他の成分として作用する。本発
明は下記のような種々の塗料剥離分野で使用することが
できる: (a) 個人用途の剥離 (b) 建設業でのプロ用剥離 (c) 工業的剥離 (d) 航空機関連の剥離
DMSOの場合、上記3成分を組み合わせたものは3つ
の中の2成分を組み合わせた組成物:DMSO/エーテ
ル、DMSO/水および水/エーテルよりはるかに効果
が高い。上記3成分のいくつかの組成物では、剥離時間
が短いという点で驚くべき結果が得られている。水はD
MSOおよびエーテルの他の成分として作用する。本発
明は下記のような種々の塗料剥離分野で使用することが
できる: (a) 個人用途の剥離 (b) 建設業でのプロ用剥離 (c) 工業的剥離 (d) 航空機関連の剥離
【0008】非プロトン性極性溶媒はジメチルスルホキ
シド(DMSO)にするのが有利である。また、非プロ
トン性極性溶媒をN-メチルピロリジノン(NMP)にす
るのも有利である。各成分は下記比率で用いるのが有利
である: (1) 1〜75重量部の非プロトン性極性溶媒 (2) 10〜90重量部のエーテル (3) 1〜90重量部の水 好ましい各成分の比率は下記の通り: (1) 25〜65重量部の非プロトン性極性溶媒 (2) 10〜40重量部のエーテル (3) 10〜40重量部の水
シド(DMSO)にするのが有利である。また、非プロ
トン性極性溶媒をN-メチルピロリジノン(NMP)にす
るのも有利である。各成分は下記比率で用いるのが有利
である: (1) 1〜75重量部の非プロトン性極性溶媒 (2) 10〜90重量部のエーテル (3) 1〜90重量部の水 好ましい各成分の比率は下記の通り: (1) 25〜65重量部の非プロトン性極性溶媒 (2) 10〜40重量部のエーテル (3) 10〜40重量部の水
【0009】特に好ましい組み合わせは下記の通り: (1) 10重量部のDMSO (2) 25重量部のアニソール (3) 62重量部の水。 別の好ましい組み合わせは下記の通り: (1) 50重量部のDMSO(非プロトン性極性溶媒) (2) 25重量部のアニソール (3) 25重量部の水 別の好ましい組み合わせは下記の通り: (1) 70重量部のDMSO (2) 15重量部のTHF (3) 15重量部の水 別の好ましい組み合わせは下記の通り: (1) 50重量部のDMSO (2) 25重量部のTHF (3) 25重量部の水 さらに別の好ましい組み合わせは下記の通り: (1) 50重量部のNMP (2) 25重量部のアニソール (3) 25重量部の水
【0010】本発明組成物は、活性化剤、増粘剤および
腐蝕防止剤の中から選択される1つまたは複数の他の成
分を含むのが好ましい。活性化剤は、例えばモノエタノ
ールアミン、30%アンモニア水溶液および蟻酸から選択
することができる。増粘剤は、例えばセルロースベース
の化合物またはポリアクリル系化合物である。腐蝕防止
剤は、例えば安息香酸ナトリウムにすることができる。
本発明は以下の実施例からより明確に理解できよう。下
記実施例では、組成物の各成分の含有率は全て組成物総
重量に対する重量%を表している。
腐蝕防止剤の中から選択される1つまたは複数の他の成
分を含むのが好ましい。活性化剤は、例えばモノエタノ
ールアミン、30%アンモニア水溶液および蟻酸から選択
することができる。増粘剤は、例えばセルロースベース
の化合物またはポリアクリル系化合物である。腐蝕防止
剤は、例えば安息香酸ナトリウムにすることができる。
本発明は以下の実施例からより明確に理解できよう。下
記実施例では、組成物の各成分の含有率は全て組成物総
重量に対する重量%を表している。
【0011】
【実施例】実施例1 DMSO/アニソール/水の3成分系 工業的組成物(40℃の加熱浸漬用)を用いるために、自
動車産業用のペイントを使用した。このペイントはエタ
ロン社(Etalon company, France)から市販のポリエステ
ルラッカー(Herberts Glacier White 389)である。被
膜の厚さは35〜45μmとした。使用した金属パネルはリ
ン酸塩被覆鋼から成り、表面に90×190mmの長方形被覆
部分を有する。このパネルでの性能の比較は、ポリエス
テルペイントよりも剥離し易い他のペイント、すなわち
フタル酸グリセリンペイント、アルキドペイントおよび
アクリルペイントに対して一般化することができる。D
MSO/アニソール/水の3成分系の相乗効果は〔表
1〕に示す結果から明らかである。
動車産業用のペイントを使用した。このペイントはエタ
ロン社(Etalon company, France)から市販のポリエステ
ルラッカー(Herberts Glacier White 389)である。被
膜の厚さは35〜45μmとした。使用した金属パネルはリ
ン酸塩被覆鋼から成り、表面に90×190mmの長方形被覆
部分を有する。このパネルでの性能の比較は、ポリエス
テルペイントよりも剥離し易い他のペイント、すなわち
フタル酸グリセリンペイント、アルキドペイントおよび
アクリルペイントに対して一般化することができる。D
MSO/アニソール/水の3成分系の相乗効果は〔表
1〕に示す結果から明らかである。
【0012】
【表1】 (注)1 温度20℃で脱脂綿に染み込ませて測定 2 エマルションを使用前に均質化した 4時間後、純粋なDMSOでは全く剥離しない。純粋な
純アニソールの剥離時間は410 秒であった。
純アニソールの剥離時間は410 秒であった。
【0013】実施例2 DMSO/アニソール/水の3成分工業的剥離剤 (ポリエステルペイント用) パネル、ペイントおよび塗
布条件は実施例1と同じにした。試験は工業的剥離条件
を模倣した40℃の攪拌浴に浸漬して実施した。DMSO
/アニソール/水の3成分系の相乗効果は〔表2〕に示
す結果から明らかである。
布条件は実施例1と同じにした。試験は工業的剥離条件
を模倣した40℃の攪拌浴に浸漬して実施した。DMSO
/アニソール/水の3成分系の相乗効果は〔表2〕に示
す結果から明らかである。
【0014】
【表2】 (注)1 40℃の攪拌浴を用いた DMSO/アニソール/水の3成分系は不安定なエマル
ションの形をしているので、浴を攪拌する必要があっ
た。
ションの形をしているので、浴を攪拌する必要があっ
た。
【0015】実施例3 DMSO/アニソール/水の3成分系工業的剥離剤 (エポキシペイント用) 被試験ペイントはエタロン社か
ら市販のエポキシ樹脂(Herberts AC 27 静電スプレー
用)にした。3成分をDMSO/ベンジルエーテル(B
E)2成分系と比較した。この混合物の利点は剥離しに
くいペイントを処理する時に、温度を40℃以上に上げる
ことができる点にある。ベンジルエーテルの引火点が相
対的に高いので(100 ℃以上)、40℃以上の温度を用い
ることができる。DMSO/ベンジルエーテル(BE)
系は工業的剥離に有利な対照である。DMSO/アニソ
ール/水3成分系の効果は〔表3〕に示す結果から明ら
かである。
ら市販のエポキシ樹脂(Herberts AC 27 静電スプレー
用)にした。3成分をDMSO/ベンジルエーテル(B
E)2成分系と比較した。この混合物の利点は剥離しに
くいペイントを処理する時に、温度を40℃以上に上げる
ことができる点にある。ベンジルエーテルの引火点が相
対的に高いので(100 ℃以上)、40℃以上の温度を用い
ることができる。DMSO/ベンジルエーテル(BE)
系は工業的剥離に有利な対照である。DMSO/アニソ
ール/水3成分系の効果は〔表3〕に示す結果から明ら
かである。
【0016】
【表3】 (注)1 モノエタノールアミン(1%)で活性化 2 40℃の浴、攪拌
【0017】実施例4 フタル酸グリセリンペイントでのDMSO/アニソール
/水3成分系 木材に塗布した厚さ25μmの6層のフタル酸グリセリン
ペイントを30分後にDMSO/アニソール/水3成分系
で剥離した。効果はDMSO/アニソール/水=50/25/
25の比率を用いて得られた。同じ性能がDMSO/アニ
ソール(30/70) 系を用いて得られた。
/水3成分系 木材に塗布した厚さ25μmの6層のフタル酸グリセリン
ペイントを30分後にDMSO/アニソール/水3成分系
で剥離した。効果はDMSO/アニソール/水=50/25/
25の比率を用いて得られた。同じ性能がDMSO/アニ
ソール(30/70) 系を用いて得られた。
【0018】実施例5 DMSO/THF/水3成分系 DMSO/THF/水3成分系で実施例1と同じ条件、
同じペイントで効果を調べた。THFは周知の塗料膨潤
剤である(スイス国特許第CH-670832 号にも記載)が、
この溶媒は引火性が高いので使用が困難である。〔表
4〕から分かるように純粋なTHFと比較した場合、D
MSOと水を添加することで剥離時間を明らかに向上す
る。
同じペイントで効果を調べた。THFは周知の塗料膨潤
剤である(スイス国特許第CH-670832 号にも記載)が、
この溶媒は引火性が高いので使用が困難である。〔表
4〕から分かるように純粋なTHFと比較した場合、D
MSOと水を添加することで剥離時間を明らかに向上す
る。
【0019】
【表4】 (注)1 温度20℃で脱脂綿に染み込ませて測定
【0020】実施例6 増粘したDMSO/アニソール/水3成分系 3成分のある組成範囲を選択して、セルロースベースの
増粘剤で容易に増粘することができる。DMSO (10
%)/アニソール (25%)/水 (62%)/Methocell(3%) の
配合物を最適化した。この増粘した配合物の効果を複数
のペイント:アクリル形、フタル酸グリセリン形および
ポリエステル形で調べた。上記配合物をNMP (10%)
(N-メチルピロリジノン) 、DBE (40%)(二塩基のエ
ステル) 、水(48.7%)および Methocell(1.3 %)を
含む公知の増粘剥離剤と比較した。1時間後、アクリル
形を引掻いた。DMSOベースの配合物は基材に達する
ことができた。グリセロールペイントではDMSOベー
スの配合物が25μmの3つの被覆層を、各層を30分で攻
撃した。また、ポリエステルではDMSOベースの配合
物の剥離時間は約40分であった。NMPベースの公知の
配合物の場合では、アクリル形の攻撃は1時間後、一部
のみであり(基材に達しない)、フタル酸グリセリンペ
イントでは1時間後で全く効果は得られず、ポリエステ
ルの剥離時間は4時間以上であった。これらの結果から
本発明配合物が公知配合物より勝れていることは明らか
である。
増粘剤で容易に増粘することができる。DMSO (10
%)/アニソール (25%)/水 (62%)/Methocell(3%) の
配合物を最適化した。この増粘した配合物の効果を複数
のペイント:アクリル形、フタル酸グリセリン形および
ポリエステル形で調べた。上記配合物をNMP (10%)
(N-メチルピロリジノン) 、DBE (40%)(二塩基のエ
ステル) 、水(48.7%)および Methocell(1.3 %)を
含む公知の増粘剥離剤と比較した。1時間後、アクリル
形を引掻いた。DMSOベースの配合物は基材に達する
ことができた。グリセロールペイントではDMSOベー
スの配合物が25μmの3つの被覆層を、各層を30分で攻
撃した。また、ポリエステルではDMSOベースの配合
物の剥離時間は約40分であった。NMPベースの公知の
配合物の場合では、アクリル形の攻撃は1時間後、一部
のみであり(基材に達しない)、フタル酸グリセリンペ
イントでは1時間後で全く効果は得られず、ポリエステ
ルの剥離時間は4時間以上であった。これらの結果から
本発明配合物が公知配合物より勝れていることは明らか
である。
【0021】実施例7 NMP/アニソール/水3成分系 実施例1と同じ条件で試験した。〔表5〕の結果はNM
P/アニソール系での水の効果を示している。
P/アニソール系での水の効果を示している。
【0022】
【表5】 (注)1 温度20℃で脱脂綿に染み込ませて測定
Claims (11)
- 【請求項1】 少なくとも下記3成分を含むことを特徴
とするペイント、ワニスまたはラッカーの剥離用組成
物: (1) 非プロトン性極性溶媒、 (2) アニソールおよびテトラヒドロフラン(THF)
から選択されるエーテル、 (3) 水。 - 【請求項2】 非プロトン性極性溶媒がジメチルスルホ
キシド(DMSO)である請求項1に記載の組成物。 - 【請求項3】 非プロトン性極性溶媒がN-メチルピロリ
ジノン(NMP)である請求項1に記載の組成物。 - 【請求項4】 各成分を下記比率で含む請求項1〜3の
いずれか一項に記載の組成物: (1) 非プロトン性極性溶媒 1〜75重量部 (2) エーテル 10〜90重量部 (3) 水 1〜90重量部 - 【請求項5】 各成分を下記比率で含む請求項4に記載
の組成物: (1) 非プロトン性極性溶媒 25〜65重量部 (2) エーテル 10〜40重量部 (3) 水 10〜40重量部 - 【請求項6】 下記成分を含む請求項5に記載の組成
物: (1) DMSO 50重量部 (2) アニソール 25重量部 (3) 水 25重量部 - 【請求項7】 下記成分を含む請求項4に記載の組成
物: (1) DMSO 10重量部 (2) アニソール 25重量部 (3) 水 62重量部 - 【請求項8】 下記成分を含む請求項4に記載の組成
物: (1) DMSO 70重量部 (2) アニソール 15重量部 (3) 水 15重量部 - 【請求項9】 下記成分を含む請求項5に記載の組成
物: (1) DMSO 50重量部 (2) THF 25重量部 (3) 水 25重量部 - 【請求項10】 下記成分が含む請求項5に記載の組成
物: (1) NMP 50重量部 (2) アニソール 25重量部 (3) 水 25重量部 - 【請求項11】 モルエタノールアミン、増粘剤および
腐蝕防止剤の中から選択される少なくとも1つの成分を
さらに含む請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成
物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9606735 | 1996-05-31 | ||
FR9606735 | 1996-05-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1053734A JPH1053734A (ja) | 1998-02-24 |
JP2919435B2 true JP2919435B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=9492604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9159240A Expired - Lifetime JP2919435B2 (ja) | 1996-05-31 | 1997-06-02 | 非プロトン性極性溶媒とエーテルと水とをベースにした剥離用組成物 |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5994282A (ja) |
EP (1) | EP0810272B1 (ja) |
JP (1) | JP2919435B2 (ja) |
KR (1) | KR970074875A (ja) |
CN (1) | CN1172829A (ja) |
AT (1) | ATE199929T1 (ja) |
AU (1) | AU715368B2 (ja) |
BR (1) | BR9703415A (ja) |
CA (1) | CA2208006A1 (ja) |
DE (1) | DE69704298T2 (ja) |
NO (1) | NO972473L (ja) |
NZ (1) | NZ314975A (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6511547B1 (en) * | 1996-01-30 | 2003-01-28 | Siliconvalley Chemlabs, Inc. | Dibasic ester stripping composition |
US6673157B1 (en) * | 2000-02-24 | 2004-01-06 | Gaylord Chemical Corporation | Methods for stripping paint with DMSO containing compositions |
FR2809411B1 (fr) * | 2000-05-26 | 2002-07-05 | Atofina | Composition decapante, utilisable notamment dans le domaine du batiment et du yachting |
WO2003052004A1 (en) * | 2001-12-14 | 2003-06-26 | Aero-Chem, Llc | Cyclic ether based paint remover |
US6677291B2 (en) * | 2002-01-11 | 2004-01-13 | Illinois Tool Works, Inc. | Cleaning solvent and dispenser |
US20070000871A1 (en) * | 2005-07-01 | 2007-01-04 | Harris Research, Inc. | Floor-etching solution |
FR2891549B1 (fr) * | 2005-10-03 | 2010-08-27 | Ind De Chimie Elaboree Francai | Composition decapante aqueuse. |
FR2912151B1 (fr) * | 2007-02-05 | 2009-05-08 | Arkema France | Formulation de dimethylsulfoxyde en melange avec un additif permettant d'abaisser le point de cristallisation de ce dernier, et applications de ce melange |
TWI480104B (zh) * | 2008-04-24 | 2015-04-11 | Graco Minnesota Inc | 快速固定性材料噴灑設備之清潔方法 |
CN102839519B (zh) * | 2011-06-22 | 2017-05-03 | 海尔集团公司 | 一种家用干洗机及衣物的干洗方法 |
US8778077B2 (en) * | 2012-02-29 | 2014-07-15 | Skc Inc. | Solvent for heat-shrinkable polyester-based labels |
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