JPS58216038A - デジタルサブトラクシヨンアンギオグラフ装置 - Google Patents

デジタルサブトラクシヨンアンギオグラフ装置

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JPS58216038A
JPS58216038A JP57098100A JP9810082A JPS58216038A JP S58216038 A JPS58216038 A JP S58216038A JP 57098100 A JP57098100 A JP 57098100A JP 9810082 A JP9810082 A JP 9810082A JP S58216038 A JPS58216038 A JP S58216038A
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body movement
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JP57098100A
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稲邑 清也
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はデジタル サブトラフシト/ アンギオグシフ
装置に関する。
人間の血管の異常の有無を診断するため、血管に造影剤
を注入し、これが血管に拡散する前後に撮影した2つの
X線透視画像をサブトラクシロン(減算)してその差分
をとり2つのX線透視画像間の差分として血管のみをコ
ンピュータによる演算で抽出し血管造影像を得るデジタ
ル サブトラクシロン アンギオグラフィけよく知られ
ている。
このデジタル サブトラクシロン アンギオグ2フィの
手法を用イタデジタル サブトラクション アンギオグ
ラフ装置は、注入した造影剤が血管中に拡散する前後に
とった2つのX線透視画像の情報をコンピュータによっ
て減、痒し合い、その部分として、拡散し7た拡散造影
剤の量1種類等に対応した強度で表示される造影像から
血管の形状を知るもので、血管を詳細K 111ii像
化し、まfC令影剤も比較的少量で済むという特徴があ
ることもまたよく知られている。
第1図は従来のデジタル サプトラクションアンギオグ
ラフ装置を示すブロック図である。
第1図の点線内に示す部分がデジタル サブトラクシロ
ン  アンギオグラフ(Digital 8ubtra
ctionAngiograph、以下DSAと略称す
る)装置を示す部分であり、操作信号発生器11.イン
タフェース12.対数増幅器13.A/Dコンバータ1
4゜マイクロプロセッサ15.X線制御信号発生器16
、フレームメモリ(1)17.フレームメモリ(2)1
8゜およびビデオディスプレイモニタ19を含んで構成
され、このほかにとのD8A装置と組合せて使用するX
線透視画像撮影関係の機器、すなわち、X線制御器11
1.高圧発生器112.X線管113゜イメージインテ
ンシファイア114およびテレビカメラ115等を備え
、ベッド200上の患者300の診断血管部位のX線透
視画像を撮影する。
いま、第1図に示すDSA装置如所望の動作を行わせる
ために操作信号発生器11を介して所望の操作信号11
01を出力させるものとする。この操作信号発生器11
Ifi血管造影像をX線透視によって得る場合必要とす
るX線照射パラメータや、患者300の臨床的条件から
判断される各種臨床的パラメータ等を入力するための操
作スイッチ、ボテンシqメータ等と組合せた回転つまみ
等の操作機器を備λた操作パネルを有いオペレ、−タコ
ンソール(図示せず)K装備され、これらの操作機器に
よって入力される所望のパラメータを、内蔵する増幅器
、A/Dコンバータ等により所定のデジタル遺に変換し
た後出力レジスタを介して操作制御信号1101として
マイクロプロセッサ15に′送出する。マイクロプロセ
ッサ15は、この操作制御イ8号1101人力すると、
内蔵する制御曲用プログラムの制御のもとKこの操作制
御信号1101を解読し、これが指定するX線透視パラ
メータを設定せしめるX線透視パラメータ制御信号15
01を出力しX線制御信号発生器16に送出する。
X線制御信号発生器16は、このX線透視パラメータ制
御信号1501を受けると、その指定するパラメータに
対応したX線制御信号1601を発生しこれをX線制御
器111に送出する。X線制御信号1601はX線の照
射野2強度、照射時間、連続もしくは断続照射等の設定
を制御するための信号であり、X線制御器111はこの
X線制御信号1601の内容に対応するX線設定信号1
111を出力し、X線発生用の高電圧を発生する高圧発
生器112の動作のオン・オフ、電圧レベル等を制御し
てその出力信号1121をX線′#113に供給すると
ともに、またX線’t 113から出力するX線の絞り
、すなわち照射野の設定等をX線管113の照射野設定
機構(図示せず)に行わしめ、患者300の所定の部位
を所望の透視パラメータで照射し、これをX線表示器と
してのイメージインテンシファイア114で表示しテレ
ビカメラ115を介してX線透視両縁信号1151とし
てインタフェース12に送出する。
デジタル サブトラクション アンギオグラフは1通常
このようにして撮影するX線透視画鐵を、血管に造血剤
が拡散する前後に撮影し、この画像の差分をザプストラ
クション演算によって求めて所望の血管造影像を得るも
のである。
さて、インタフェース12に入力したX線透視画像信号
1151は、このインタフェース12のインタフェース
回路を介して伝送路損失の等化、ノベルバランス、イン
ピーダンスなどのインタフェ−スを行なって、これをD
SA人カイd号1201として対数増幅器13に送出す
る。
対数増幅器13は、入力するD8A入力信号1201の
レベル変化範囲がX線透視画像の特徴゛として非常に広
いので、増幅すべきダイナミックレンジをD8A処理に
適する所定の範囲に設定し増幅するための対数増幅特性
を持たせてあり、これによって所定の対数増幅を受けた
DSA入力信号1201け対数増幅器出力信号1301
としてん巾コンバータ14に送出される。
A/Dコンバータ14は、この対数増幅器出力信号13
01を受けると仁れをデジタル信号に変換したのちA/
Dコンバータ出力信号14o1としてマイクロプロセッ
サ15に送出する。
マイクロプロセッサ151d、入出力レジスタ。
コーグ、およびデコーダ等を含むデジタルコンビ二一タ
であり、内蔵する制御用プログラムの制御のもと忙この
DSA装置の動作を制御するシステ1  ム制御を行う
DSA処理においては1通常、患者30017C血管造
影剤を注入し、これが診断すべき血管に拡散される前後
における2枚のX線透視画像信号1151を前記のイン
タフェース12.対数増幅613およびA/Dコンバー
タ14等を介して連続してマイクロプロセッサ15に入
力し、このうち造影剤が血管に拡散する前に撮影した画
像情報を内蔵プログラムの制御のもとにコーダ、出方レ
ジスタ等を介して出力し、これをパスライン15o2を
介してフレームメモリtl117に送出し、原画像、い
わゆるマスク画1象情報として記憶させる。また、診断
すべき部位の血管に造影剤が拡散した状態で撮影した画
像情報は、マイクロプロセッサ15の内蔵プログラムの
制御のもとにフレームメモリ(1)17に記憶させてい
るマスク画像情報とサブトラクシ冒ンしたうえ、これを
パスライン1503を介してフレームメモリ(2)18
に記憶させておく。
フレームメモリ(2)18の自答はサブトラクシ目ンさ
れた像であるが、さらに見易くするため通常はさらに制
御部lによりこれに画像の久方対変化量の直線性を改善
するいわゆるr補正や、明暗の程、度を強調するための
いわゆるエンハンス処理等を施し、これを画像表示信号
1504としてビデオディスプレイモニタ19に送出す
る。
ビデオディスプレイモニタ19は、入カレジスタ、デコ
ーダおよびビデオディスプレイ信号発生回路等により、
入力した画像表示信号1504をCRTを用いた表示面
にデジタル サプストラクシロンアンギオグラフとして
表示するり しかしながら、従来のこの種のD8A処理においては、
人体の心臓鼓動や腸内ガスの移動、もしくけ啄作動作等
の体動による影響を受け、血管に注入した造影剤が血管
中に拡散する前後の時間でとった2枚のX線透視画像間
に含まれる血管の位置にはずれを生じ、従ってこの2つ
の画像間の差分をとっても血管を詳細かつ鮮明に表示す
る画像は得られないという欠点がある。
従来、この問題を解決する手段として、DSAによる血
管診断を受ける患者に予め注意を与え体を極力不動の状
態に保持させているが、心臓の鼓動や胃のぜん動運動等
は停止させることは不可能であり、また膣中のガスにつ
いても布やスポンジ等で腹部を圧迫したり、あるいは撮
影目標部位から予めガスを移動させる処#を講じたりし
ているが、それでもこのような体動による影、響を完全
に除去することは本質的に不可能である。
DSAの手法を用いて得られる臨床的価値は、血管中に
注入する造影剤を出来る限り最小限度にしたうえでどれ
程細い血管まで識別できるかという点にあるが、体動に
よる影響を受けた2枚のX線透視画像の差分け、正しい
差分が完全に行われず画像が劣化し、甚だしいときには
血管の識別がつかなくなりDSAの効果も得られなくな
ってしまう。
体動に基づくこのようガ従来のDSAの欠点に対して、
従来からいろいろな対策が講じられており、通常法に述
べる3つの方法が一般的に行われている。
第1の方法は、リマスキング(Remask ing)
と称して造影剤拡散前後において撮影する12枚のX線
透視画像の組を数多くと9.この中から所望の2枚の画
像を選択する方法である。この方法によれば所望の2枚
の画像が得られる可能性はあるものの多数のX線透視画
像を連続してとる必要があり、患者如対しては当然X線
照射量を多く与え石こととなるうえ、必らずしも充分な
効果は得がたく。
特に呼吸一時停止不能の小児や重症患者、および腹部ガ
スの多い救急患者等には良好なり8Aの効果が得られな
いという欠点がある。
第2の方法は、血管の脈動を避けるために1造影剤拡散
前後にとる2枚の画像のうち1時間的に前に撮影される
いわゆるマスク(Mask)と称する画像を、連続的に
1脈動周期以上の時間多数連続して撮影し、これらの平
均画像を利用すること罠よって2枚の画像間の血管のず
れの影響を改善しようとするものである。これは、ずれ
を平均化することによって、その分だけ改善ができるも
のの、本質的に空間分解能の劣化を招き、従って画質も
劣化し血管の識別性もあるレベル以上にはできないとい
う欠点がある。
第3の方法は、デエアル エネルギー サブトラクシv
* y (Dual Energy 5ubtract
ion)と称する方法で、これは通常のサブトラクシロ
ン、すなわち時間的サブトラクシロンに対してエネルギ
ー的ザブトラクシ百ンを行うものであり、時間サブトラ
クションに比して画像ずれが起りにくいという特徴があ
るが、内容的にはコンビニータトモグラフィのスキャナ
と原理を共通にし1診断すべき血管部位の機械的走査に
よる撮影を前提とするものであるため本質的に時間分解
能と空間分解能とが劣シ、臨床的応用には適さないとい
う欠点がある。
本発明の目的は上述した欠点を除去し、デジタル サブ
トラクション アンギオグラフ装置において、予め臨床
データによって設定できる体動ずれ方向成分ごとの疑似
体動信号を造影剤拡散後に撮影したX線透視画像に連続
的に加えなから体動によるずれを補正しつつ、これと造
影剤拡散前のX線透視画像とのサブトラクシ冒ン処理を
特定の高速度の繰返しで実行し表示するとともに、この
表示内容を観察しながら体動による血管造影像のずれが
なくなるまで前記疑似体動信号を必要な体動領域にわた
って印加するという手段を備えることにより、体動によ
ろずhを除去し、従って血管の識別能を大幅に改善した
高nt度の鮮明な血庁造影像を得ることができて臨床的
価値を著しく向上させ、また廊者に加える負担も大幅に
減少させることができる操作容易なデジタル サブトラ
クシロン アンギオグラフ装置を提供することにある。
本発明の装置は、人体の血aに注入された造影剤が血管
に拡散する前後に撮影した2つのX線透視画像間の差分
をとり血管のみを造影撮像するデジタル サブトラクシ
召ン アンギオグラフ装置において、人体の体動によっ
て発生する前記2つのX線透視画像間の血管のずれに対
応する疑似体動信号を発生する疑似体動信号発生部と、
この疑似体動信号発生部の発生する疑似体動信号を入力
し前記2つのX線透視画像間の体動によるずれを補正し
つつこの2つのX線透視画像間の差分紫予め特定する高
速の繰返し回数で演算しその結果全差分演算処理信号と
して出力する高速演算処理部と、この高速演算処理部の
出力する差分演算処理信号をストアしたうえこhを血管
造影忙よる画像表示信号として出力する画像メモリ部と
、この画像メモリ部の出力する画1象表示信号を表示す
るモニタ表示部と、このモニタ表示部に表糸される前記
画像表示信号に基づき前記疑似体動信号発生部から出力
する前記疑似体動信号によって補正される体動領域の範
囲を指定する体動領域指定信号を発生する体動領域指定
信号発生部と、予め内蔵するプログラムの制御のもとに
前記高速演算処理部に前記2つのX線透視画像の情報な
らびに疑似体動信号および前記体動領域指定信号を入力
し体動による血管の空間的ずれを除去した前記差分演算
処理信号を前記画像メモリ部を介して前記モニタ表示部
に出力表示せしめる制御部とを備えて構成される。
次に本発明の一実施例の図面を参照して本発明の詳細な
説明する。
第2図は本発明の一実施例を示すブロック図である・第
2図に示す一点鎖線の中が不発F!AK関連する部分で
あシ、この部分を除いた点線で示す部分、およびそれ以
外の部分はいずれも第1図に示す従来のDSA装置の図
面と対憶する同一の記号で示してあり、これらに関する
詳細な説明は省略する。なお、第1図におけるマイクロ
プロセッサ15の機能けすべて第2図の制御部21に含
めである。
第2図に示す一点鎖線内の本発明に関連する部分は、制
御部21.疑似体動信号発生部22.高速演算処理部2
32画像メモリ部24.モニタ表示部25およびライト
ペン26を含んで構成される0本実施例におけるライト
ベン26Fi体動領域指定信号発生部を構成するもので
ある。
制御部21け、第1図におけるマイクロプロセッサ15
と同じ機能を含むとともに、内蔵する制御用プログラム
はマイクロプロセッサ15の制御内容のほかに、第2図
の一点鎖線内に示す各機器の動作を制御する内容を備え
ている。
第1図によって説明した如く、従来のD8A処理におい
ては、血管造影剤が血管中に拡散する前後において体動
による血管の空間的位置ずれが生じ、このためサブトラ
クション処理し穴画慣が不鮮明なものとなってしまう。
そこで1本実施例においてはこのずれの問題を次のよう
な手段によ!7はは完全に除去したものとしている。
すなわち、血管シC市影剤2)′:拡散し7た状態で掃
影したX線透睨画1象留報は、これをフレームメモリ(
1117に記憶させであるマスク画像情:服と直接サブ
トラクションさ、ビることなく、その1寸υレームメモ
リ(2118If?:スト了しておき、その後、71/
−ムメモリ(1)17のマスクi面1′象1青4とのサ
ブトラクシ冒ン処↓」を行う前1て、疑似体動信号−1
生部22から体動のずれに向応する画像ずれの(1基正
用データを疑似体動信号としてパスライン2201を介
して制御部21に送出し、制御部21の内蔵するプログ
ラムの制御のもとに、この疑似体動信号と7レームメモ
U (2118から読出した血管造影剤拡散後のX線透
視画1象情報とをパスライン2101を介して高速rX
J!L処理部23に送出し、血管造影剤拡散後のX線透
視1隊情報に疑似体動信号による補正を施した後、フレ
ームメモリ(1117から読出しパスライン2101を
介して高速演算処理部23に入力したマスク画像情報と
のサブトラクシロン演算を行なわしめ1体動によるずれ
を修正した所望の画像表示データを得て、これを](ス
テライン2301画像メモリ部24およびパスライン2
401を介してモニタ表示部25に表示するものである
このようにして、体動による血管のずれを修正する処理
内容をさらに詳述すると次のとおりである0 第3図は体動による血管の位置ずれを補正するために造
影剤拡散後のX線透視画像に加うべき体動補正ベクトル
分類図である。
フレームメモリ<2)18に記憶さたているX線透視画
像情報、すなわち、造影剤が血管中に拡散した後で撮影
したX線透視画像の血管の体動による空間的位置ずれは
、対象とする血管部位の撮影面における画像の平行移動
、 X、1jlfil13とイメージインテンシファイ
ア114とを結ぶ直線方向にシフトする画像の倍率変化
、患者3000前後・左右および上下方向の体軸のまわ
りの回転体動による3つのねじれを含む3種類の位置ず
れ成分よりなり。
通常は平行移動による位置ずれ成分が最も影響が大きく
、はは平行移動量の修正によって画像のずれは修正でき
ることが多いが1時には倍率変化およびねじれが単独も
しくは複合の形で平行移動に重畳する。体動を受けたX
線透視画像に加うべき補正は上述した3種類の位置ずれ
成分のそれぞれと逆方向のベクトル量を補正量として加
えればよいわけである。
第3図(Alは平行移動によるずれを補正するために加
える平行移動補正ベクトル図である。
平行移動をうけたX線透視画像面をaとすると、この画
像面aはこの画像面の中心Oを基準として矢印に示す如
く任意の方向にシフトしてやればシフト方向と反対め印
加ベクトルによって補正できる。第3図(Alの矢印は
説明のために代表シフト方向のみを図示しであるが、実
際には矢印方向以外にも任意忙シフトできるものであり
、本実施例においては、疑似体動信号発生部22に設け
た操作パネルのトラックボールによって任意の大きさ。
方向の平行移動補正ベクトルを入力できるようにしてあ
り、このトラックボールのニュートラルの 。
位1dから偏位させる移動方向と偏位時間とによって任
意に加減できる。この場合、平行移動すべき体動領域の
指定は、モニタ表示部25忙表示されている表示画像?
観察しながらライトペン26により関心領域を指定する
ことによって行なう。体動は殆んどがX線透視画像の1
部または全部をいずれかの方向へある量だけ平行移動し
ていることが多く、これで殆んどの画像のずれは除去で
きることが多い。体動のずれを補正してサブトラクシロ
ンした表示画像は血管以外は輝度がゼロ、すなわち背景
レベルとして表示されることとなり、造影された血管の
みが拡散され念造影剤の濃度と血管の太さとに対応した
輝度で表示される。
体動のずれが補正されないままでサブトラクシロンされ
た表示画像は、恰もテVビ受像機におけるゴースト像の
如く陰影に独特の特徴をもった表示画像として表示され
るので、補正されているか否かの判断はモニタ表示部2
5を目視することにより容易に行うことができる。この
ようにして、暗部が一様に拡がっている領域で識別でき
る微少な輝度の領域は造影された血管ということがわか
り、逆に血管らしく識別できる輝度の領域がなければ、
もともと血管が初めから閉そくされているか造影剤の濃
度が充分でないかいずれかの状態と判断することができ
る。
第3図CB+け体動による位置すれかX線管113とイ
メージインテンシファイヤ114とを結ぶ線上で生じ、
このため表示画像く倍率変化をもたらす場合の倍率補正
ベクトル図である。
第3回置に示すような平行移動補正ベクトルを加えても
補正できない場合や、はじめからこの方向のシフトがあ
った場合にも使用するものである。
X線透視画像面aが、X線管113とイメージインテン
シファイヤ114とを結ぶ線上で移動している場合、第
3図(A)の点Oと同じ画像の中心点0を基準とし1画
像aが図の点線に示す如(、X線照射野Cの中でa′も
しくはa“の位置にずれ、このために表示画像は撮影倍
率の変化した大きさの異る像となる。これを補正するた
めにはa′の方向にずれたときKけa“の方向に、逆の
場合には上記方向とは逆の補正ベクトルを加えればよい
本実施例においては疑似体動信号発生部22の操作パネ
ルに設けたポテンショメータの回転つまみの操作によっ
てこの補正量を入力している。この場合の補正体動領域
の指定も第3回置の場合と同じようにライトペン26に
よってモニタ表示部25の表示画像の一部もしくは全体
を指定するとと忙よって行うことができる。
人体の体動け、上述した第3図(A)および但)に示す
平行移動および倍率変化のほかに人間の身体の3軸方向
、すなわち前後方向、左右方向および上下方向のねじれ
がある。
いま第3図(C1に示す如く、前後方向をxx’ 、左
右方向をYY’ 、および上下方向をZZ′として表す
と、身体の中心Pを原点とする直角座標で示し±3軸方
向でのねじれはそれぞれ第3図C)中に回転矢印で示す
ことができる。
このようなねじれを補正するためには、3軸方向のいず
れか忙加わるねじれとは逆方向のねじれ補正用ベクトル
を加えればよい。これらのねじれ補正用ベクトルも、疑
似体動信号発生部22の操作パネルに設けた3個のねじ
れ補正用つまみと、これに直結したポテンショメータを
介して入力している。オた。補正体動領域の指定はライ
トペン26とモニタ表示部25とにより行う。
′ 疑似体動信号発生部22は、上述した第3図の(3
)、(Bibよび(qで説明した3種類の体動を疑似す
る補正用ベクトル入力をトラックボール、回転つまみに
結合したポテンショメータを介して入力したアナログ量
をアナログマルチプレクサを介して次次に切替9つ入力
し、そのあとA/Dコンノく一部によってデジタル化し
所定のビット数の〕くラレル信号の疑似体動信号として
出力する。この場合、マルチプレクサの切替による入力
の制御、および出力の制御は制御部21の内蔵するプロ
グラムの制御を受けつつ専用の人、出力制御回路によっ
て処理される。
第4図は疑似体動信号発生部22の部分を詳細に示すブ
ロック図である。
疑似体動信号発生部22は、所望の平行移動を(水平)
および(垂直)成分に分解して出力するトラックボール
221.(−iぞれポテンショメータと回転つまみで構
成される(@率)回転つまみ222、ねじれの左右、上
下および前後の疑似体動信号を発生する(ねじれ−左右
)、(ねじ九−上下)および(ねじれ前後)の回転つま
み223a。
223bおよび223C1アナログマルチプレクサ22
4、A/Dコンバータ225.入力制御回路226゜お
よび出力制御回路227を備えて構成される・トラック
ボール221.(倍率)回転つまみ222゜(ねじれ−
左右)、(ねじれ−上下)、および(ねじh−前後)回
転つまみ223a、223bおよび223Cに組合され
た各ポテンショメータP01゜P02+ Pal P3
 r P4およびPr、等には疑似信号発生部22の内
蔵する電源回路(図示せず)からそれぞれ基準電圧を供
給され、これらのトラックボールまたは回転つまみの操
作方向1時間または回転角度に対応した電圧をアナログ
マルチプレクサ224に送出する。アナログマルチプレ
クサ2°24H,入力制御回路226から受ける入力制
御信号2261により、入力する信号をトラックボール
2212回転つまみ222および223a+ b+ c
の操作による入力順で切替えて出力する。この切替を制
御する入力制御信号2261け、パスライン2201を
介してFjIJ御部2裏部21力制御指令信号を入力制
御回路226が受け、制御部21のプログラムの制御の
もとに入力制御回路226の入力Vジスタ、論理回路、
出力レジスタ等を介して入力制御信号として出力される
アナログマルチプレクサ224の出力信号2241けA
/Dコンバータ225によってデジタル化され。
このデジタル化した出力信号2251は出力制御回路2
27に送出され、入力制御回路226を介して制御部2
1から受ける出力制御信号2262の制御のモトに入カ
レジスタ、論理回路、コーダ等を介して所定のビット数
のパラレル疑似体動信号としてパスライン2201を介
し2制御部211C送出される。
次に、このようにして入力される疑似体動信号による体
動補正演算のアルゴリズムについて説明する。
第5図は高速演算処理部23による体動補正を含むサブ
ストラクション演算のアルゴリズムの原理を説明するた
め、ピクセル(画素)を用いて示し、だ補正サブトラク
シロン演算原理図である。
第5図(Al、 (Blおよび(C1けいずれも同一の
表示面Qの中にピクセルと呼ぶ画素より成るX線透視画
俊のうち(A)はマスク画像、(B)は造影剤が崩管に
拡散した後で撮影した画像、(C)は画像の)から画像
(イ)をサブトラクシランして得られる画像である、第
5図(AI、 CB+および(C)の画像は、点Cを原
点とし横軸けI (1=1.2.・−n )、縦軸Fi
j(j=12・・・m)なる座標上にピクセルを表示す
るものとし、i′およびj′で示す直交線分群はiおよ
びjの直角平面座標の1部を示シフ、第5回収)の点q
A<+、j>は横軸がl、縦軸がjである位置に表示さ
れるピクセルとする。@5図(Blおよび(C1に示す
点qB(i、j)およびqC(1,J)はそれぞれ第5
図(5)と同一の表示面Q上に示されるべき、点qA(
i、j)に対応する点を示すものである。
上述した如くピクセルqA(i、j)、qB(i、j)
およびqc(i、j)がそれぞれ第5図(5)、(B)
および(Q上で示されるべき座標位置を(i、j)とし
、この位置における画像の階調度をそれぞれNA(i。
J ) ;NB(I r J )およびNc(Lj)と
する。
第5図(B)のピクセルから第5図(5)のマスクのピ
クセルをサブトラクシロンして第5図(C)をつくる場
合には、次の(1)式が成立する。
?IJc(i、j)=NB(i、j) −NA(i、j
)・・・・−(1)この(1)式で示される演算をすべ
てのピクセルについて高速演算処理部23に行わしめる
ことによりサブトラクシロンが完了する。もし第5図(
5)と第5図(B)の画像が全く同じ画像であるとすれ
ばNc(i、j)=0となり一様の輝度ゼロの画像とな
る。血管に造影剤が入っていてしかも体動によるずれが
ないとすればN。(i、j)>0  となる部分が血管
の部分であり、この部分が暗い背景レベルの中に白く浮
上って見える。第5図(5)と第5図(B)の画像間に
体動によるずれがあわば、第5図(Qは前述したように
、ずれの程度で異る極めて不鮮明な画像となりこれに対
応した体動補正を加えることによって血管のみを鮮明に
、暗い背景レベルの中に表示することができる・ 第3図によって説明した体動の各成分についての補正は
次の如く、第5図(Blにおけるピクセルの階調度を変
化させるものである。
すなわち第3回置の平行移動の場合は、疑似体動信号発
生部22の操作パネルのトラックボールの操作により、
次の(2)式に示すり、jyを与える。
Nc(i 、 j )−NB(1−ix、 j−jy)
−NA(t * j ) −(21(2)式においてI
y、Jyはピクセルq s (il J )の階調度N
B(i、J)の体動によるずれに対応する変化分であり
、この演算を高速演算処理部23に行わしめる。
次に第3図(B)の如く、体動による倍率変化を生じた
場合の補正は、第5図(B)K示される、たとえばピク
セルqB(1,j)をライトベン26によって指示し、
このピクセルqB(i、j)を中心として画像が拡大ま
たは縮少するような動作を、篩速演算処理部23の演算
によって画像に与える。この補正は平行移動による補正
を行なった後、さらに追加して行うものであり、この場
合は(1)式に対応する画像間の階調度を示す式として
1次の(3)式が成立する。
Nc(i−i、j−jo)=NB(i−to−ix、j
 Io刊、)動に対する補正分であり、またi。および
j。は、倍率変化の中心となるピクセルの座標で、すな
わちライトベン26によって指定されたピクセルの座標
(io、)’(1)を示す。
また、ライトベン26によって倍率変化させる体動領域
は通常円として指定するが、この体動領域半径の補正前
の大きさをr。、補正後の大きさをr′とする°と、変
化すべき倍率は次の(4)式のηで示される。
η=r/ro ・・・・・・拳・・・・・・・T(4)
また明らかにr。とrとは次の(5)式およ゛び(6)
式で示される。
(+  10 ) + (J  Jo )2−ro”°
°°°°°°°゛°°゛(5)(I  I o  lx
 ) + (J  J 6 J y )2−”2’・・
 (6)従って、Ioとjoとが設定されれば、すべて
の< i、y>の組について(5)式からroが得られ
、(4)式による所望のηに対するrが(6)式から求
まり、さらにixとjyをそれぞれOからriで変化さ
せた演算を(3)弐について行なって平行移動と倍率変
化に対する補正演算を高速演算処理部23が行なった画
像としての第5図fC)のサブストラクション画像が得
られることとなる。
第3図fC)に示すねじれに3いての補正演算は次の如
く行う。
オす、第3図(C1のY Y’軸方向、すなわち人体の
左右方向の直線を軸としたねじれの補正について考えて
みる。
第6図は人体のねじれとずれの関係とを・示すねじh対
ずれ関係図である。
第6図(5)は左右方向のある直線j =j、を軸とし
たねじれを第4図の回転つまみ223aで角度θj。
だけ与え几場合のねじれ対ずれ関係図である。この場合
直線j。は図面に垂直方向であり、このようなねじれが
加わった場合には、線分の妥スク画像ではLlであった
ものが、ねじれ後の画像はL12に変化し、たとえばマ
スク画像Ll上の他の水平方向の直線jの位置けj6j
0にずれて撮影され、i方向の座標は変らない。従って
、マスク画像Ll上の線分jjoけ、ねじれ後の画像で
は線分jajojoに変化する。
第6図(5)から容易に次の(力式、従って(8)式が
導かれる。
jo、J O=(jJ O) secθj0  ・・・
・・・(7)0 Nc(Lj Jo)=NB(i、(j−jo)secθ
jo)−Nc(i 、 j−jo)  ・・・・・・・
・・(8)次に第4図の回転つまみ223bで、第3図
(C)の2Z′方向、すなわち上下方向のある直線i=
1゜を軸としてねじれ角θIoを加えた場合のねじれ対
ずれ関係図を第6図(ロ)に示す。直線1oけ図面に垂
直方向である。
この場合は1体動のないマスク画像が線分L2とし、こ
れが体動によるねじれ角θ!0を受けて直線ioを軸と
してねじられ線分L2がL2/に偏位したとすると、線
分L2上にある他の上下方向の直線iの位置けio、に
偏位した位置で撮影される。この場0 合はj方向座標は変らす1方向の座標のみ変化し。
第6図(5)と同様に第6図CB)からも次の(9)式
従って(10)式が容易に導かれる。
i6.−j。=(1−io)sec9Ho−・−・−(
g)0 Nc(i−io、 j) =NB((1−io)sec
θLo、j)−NA(t−to、j)・・・・・・・・
−(10)左右方向および上下方向のほかに前後方向を
軸としたねじれがあり、この疑似体動信号は第4図の回
転つまみ223Cの操作によって入力し、第3図(C1
のXX′方向を軸とするねじれを与えるものであるO 第6図(C1は前後方向のねじhとずれの関係図である
。線分L3で示されるマスク画像上のある点くio、j
o)を通り図面に垂直な直線を軸として反時計方向にね
じれ角θを与えたとする。1=ioThよびj=j、で
示される線分L8およびL4FiそれぞれL12および
L12と偏位し、新座標系を形成するが、この新座標上
の任意の1点、たとえば(io、jo)の座標けよ〈昶
られる座標系変換の式から容易に求めることができ、従
ってこの場合の階調度のサブトラクションの式は次の(
11)式の如くなる。
Nc(itj)=N、(io、 jo)−NA(it 
j)  ・・・山(11)上述した(1)式から(11
)式によるアルゴリズムによる演算を、制御部21のプ
ログラムの制御のもと釦、平行移動2倍率およびねじれ
補正の屓序で高速演算処理部23に実行させることによ
って。
スべての体動によるずれを補正した階調度のサブトラク
ションを行うことができる。
上述した各サブトラクシロンに利用するずれの量は、第
2図の疑似体動信号発生部22に設けた操作パネルのト
ラックポール、回転つまみ等ノ操作によって与えるそれ
ぞれの偏位時間1回転角等に対応する数値として入力す
ることができ、これらの数値は、予想される体動のずれ
に対応した疑似体動信号としてセ1[両部21のプログ
ラムの制御のもとにパスライン2201および2101
を介して高速演算処理部23に入力され、制御部21の
プログラムの制御のもとにフレームメモリ(2118か
ら読出されパスライン21OL’f’介E7て高速演算
処理部23に入力した造影剤拡散後のX線透視画像情報
に対(7て上フホした内容の補正を加えた後、フレーム
メモリ(2)1Bと同様に制御部21のプログラムの制
御のもとに続出さ引高速演算処理部23に入力されたフ
レームメモリ(1)17のマスク画像情報とのサブトラ
クションを行うという演算を実行せしめることにより、
あたかも体動がなかったようなサブトラ2727画像を
目視により得らiするまでトラックボール、回転つ′ま
みの操作を続けその最終結果を提供できる。
高速演算処理部23はこのようにして、疑似体動信号発
生部22から入力される疑似体動信号の瞬時瞬時の変化
に対応する補正ならびにサブトラクシ薯ン演算を毎秒数
回乃至数10回程度の高速の繰返しで連続的に実行する
高速演算処理を制御部21の制御プログラムの制御のも
とに行うものである。
この高速演算処理部23け、前述した各種の体動のずれ
の補正々らびにサブトラクシ璽ンのすべてに対応する演
算回路、すなわち(1)式から(11)式までの演算を
実行する減算回路、自乗演算回路。
加算回路、除算回路r  Sec関数演算回路、および
直角座標変換演算回路等の各演算回路を計算モジュール
として有し、また制御部21の制御プログラムの制御を
うけつつこれらの演算回路の動作を制御するためのマイ
クロプログラムを備えたROM。
疑似体動信号発生部22から入力する疑似体動信号、お
よびフレームメモリ(In2ならびにフレームメモIJ
 (2118からそれぞれ入力するマスク画像情報なら
びに造影剤拡散後のX線透視画像情報を入力しストアす
るRAM、ならびに演算結果をパスライン2301を介
して画像メモリ24に送出するためのインタフェース回
路等を備え、制御部21の制御プログラムの制御のもと
に、予めR,OM K内蔵する演算用マイクロプログラ
ムの制御によってRAMから読出した入力に対し前述し
た(1)式から(11)式までの演算のうち必要Δもの
の処理を行ない、この結果谷・演算処理信号として制御
部210プログラムの制御のもとにパスライン2301
f介して画像メモリ部24に送出する。
画像メモリ部24は制御部21のプログラムの制御のも
とにパスライン2301f介して入力した演算処理信号
を入力シフトレジスタを介して内蔵するメモリにストア
し、これを、モニタ表示部25のCRT表示の走査に対
応させて次次に読出しD−Aコンバータ、インタフェー
ス回路等を介して入力信号の内容に対応するアナログ量
の表示画像信号としてパスライン2401を介し−Cモ
ニタ表示部25に送出する。
モニタ表示部25は、この種の表示装置として使用され
る一般的なC1モ1゛表示回路を利用しており。
水平および垂直掃引回路、ならびに輝度、焦点調整回路
等を有し、入力信号の水平および垂直走引によって、入
力する表示画像信号fCILT表示面上に表示する。従
って2モニタ表示部23には、高速演算処理部23の出
力する演算処理信号に対応した表示画像が体動シミーレ
ージロンにサブトラクションサイクル、本実施例の場合
は毎秒数回から数10回という高速の繰返しサイクルで
表示される一種の動画状態として表示され、観察者はこ
の表示画像を観察しつつ、ライトベン26をこの表示画
像の所望の部分にあてて診断部位、すなわちUSA処理
領域の指定を行ないつつ、ずれのない所望の表示画像を
得るように疑似体動信号発生部22から手動により平行
移動を始めとする各種の疑似体動信号を入力しながら、
ずれがない鮮明な血管造影像を得ることができる。
第7図は疑似体動信号を加えつつ行う本実施例のサブト
ラクシヨンの動作の順序を示すフローチャートである。
スタート命令3001によってサブトラクション業務選
択301を開始し、即時サブトラクシヨンを行うか、あ
るいはもしサブトラクシヨンを行わないときは、他業務
3002.たとえばこ・のDSA装置を用いて実行する
X線透視画像撮影システムの制御や、疑似体動信号を加
えないサブトラクシロン実行等を行う。
業務選択301がサブトラクシ百ンの即時実行であると
きは、DSA装置のオペレータコンソールパネル(図示
せず)等を介して、体動シミュレーシヨンによるサブト
ラクシロン指令302を行ない、この指令によって第2
図の実施例に示すD8A装置のすべての構成機器は制御
部21の制御用プログラムの制御下におかれた状態とな
り、疑似体動信号を加えつつ実行するサブトラ、クシロ
ン演算待機状態となる。この状態で、予め他業務300
2等によって行なった疑似体動信号を加λ、ないサブト
ラクシ四ン画像のモニタ表示306を監視しつつ。
′ 疑似体動信号入力303を行う、これは、オペレー
タコンソールパネルに含んヤ構成される疑似体動信号発
生部22の操作パネルのトラックボール。
回転つまみおよびこれらの入力操作機器に対応するオペ
レータコンソールパネル面の表示を確認しつつ実行され
る。
この状態にあって、高速演算処理部23には、フレーム
メモリ(1)17および(211gにストアされている
血V造影剤拡散前後のX線透視画像情報が。
制御部21のプログラムの制御のもとに読出され。
このうち造影剤拡散後のX@透視画像に疑似体動信号人
力303によって疑似体動信号発生部22から入力する
疑似体動信号による補正を加えつつ造影剤拡散前のX線
透視画像すなわちマスク画像とのサブ/トラクション演
算を実行する。このサブトラクシロン演算は、前述した
(1)式から(11)式のアルゴリズムによって実行し
、結果は制御部21のプログラムの制御を受けつつ画像
メモリへ転送305f行かい演算結果3002はモニタ
表示306を行なってモニタ表示部25に表示される。
モニタ表示306によってモニタ表示され念すブストラ
クシ百ン画像Fi、ライトペン26によって妄ブ〆トラ
クシロンすべき血管部位に対する所望の体動領域指定3
003を受け、この体動領域指定3003け制御部21
のプログラムによる制御のもとに体動シδヱレーション
アルゴリズムによるサブトラクシロン実行304を適用
すべき体動領域を設定して演算せしめ、この結果は画像
メモリ部−の転送305によりモニタ表示306として
表示される。このようにして所望の疑似体動信号入力3
03と体動領域指定3002f繰返し実行しながらモニ
タ表示306を゛監視しつつモード解除判断307を行
って、そのサブメトラフシロン実行により所望のモニタ
表示306が得られない間はモード解除判断307をN
Oと判断しサブトラクション継続300により体動シミ
ュレーションによるサブトラクション指令302以後の
フローを繰返し実行するが。
このサブ2トラクシヨンモード解除3005によって体
動シミュレーションを加えて行うサブトラクシロンの繰
返しサイクルは毎秒数回乃至数十回という高速度のサブ
、fトラクツロン演算を実行せしめている。
所望のモニタ表示306が得られ、モード解除判断30
7がYESであると判断したときは、サブ2トラクシヨ
ンモード解除3o04によって次の業務選択301に戻
り、次の業務に待機する。
本発明はDSA装置において1通常は血管造影剤が血管
中に拡散する前に撮影するマスク画像と体動によるずれ
を含む拡散後のX線透視画像間のサブトラクションのみ
を行なうのに対し1体動のずれをシミュレートした疑似
体動信号による補正を造影剤拡散後に撮影したX線透視
画像に加えたあとでマスク画像とのサブトラクシロンを
行なって体動のずれを除去したDSA画像を得る点に基
本的な特徴を有するものであp、第2図の実施例の変形
も種種考えられる。
たとえば、疑似体動信号発生部22から手動によって入
力する疑似体動信号は、平行移動をシミュレートする疑
似体動信号はトラックボール、その他の倍率変化および
ねじれをシミュレートする疑似体動信号は回転つまみを
操作し、これらの操作機器に結合するボテンシ百メータ
等を介して所望の入力をトラックボールの偏位方向およ
び時間、ならびに回転つまみの回転角等に比例する量と
して設定しているが、これらはすべてスイッチ類トステ
ップモータ等を組合せた他の入力方法等で置換えてもよ
く、マたモニタ表示部25に表示される表示画像をライ
トペン26で接触して行なっているDSA処理領域の指
定は、疑似体動信号発生部22の操作パネル眞備えた上
述のトラックボールもしくは独立したトラックボールを
用いた入力回路等を利用しても容易に実施出来ることけ
明らかであり、これらのいずれを利用するかけ診断の目
的等を考慮し所望に応じ任意に決定しうるものである。
また、高速演算処理部23には前記した(1)式から(
11)式までの演算を行う各種演算回路を備えているが
、これらの演算回路で実行させる演算は(1)式から(
]1)式以外のものでもROMに設定するマイクロ プ
ログラムの変更のみKよって種種得られ容易に実施でき
ることは明らかである。
さらに画像メモリ24とモニタ表示部25とは、これら
を組合せて同一の構造とすることも容易忙実施でき、ビ
デオディスプレイ モニタ19の表示内容はモニタ表示
部25に含めてビデオディスプレイの簡略化を図ること
も、またビデオディスプレイ19は疑似体動信号を加え
ないときの表示、モニタ表示部25を疑似体動信号を加
えたときの表示にそhぞれ専用に使うことなども容易に
実施できるものであり、フレームメモリ(1117,フ
レームメモリ(2118を制御部21に含めて構成する
ことなども容易に実施できることも明らかである。
なお1本実施例においてはモニタ表示部25の表示器と
してCRTを利用しているが、これはビデオディスプレ
イモニタ19の表示器とともに、液晶あるいはプラズマ
表示器等とも容易に置換し得るものであり、以上述べた
実施例の各種の変形はいずれも本発明の主旨を損うこと
なく容易に実施できるものである。
以上説明したように本発明によれば、血管に注入した造
影剤が血管に拡散する前後に撮影した2つのX線透視画
像をサブトラクションして血管造影像を表示するデジタ
ル サブトラクシロン アンギオグラフ装置において、
造影剤が血管中に拡散した、体動による影響を含むX線
透視画像に対して体動をシミュレートした疑似体動信号
による補正を加えた後、これを造影剤拡散前のX線透視
画像とのサブトラクションを行うという手段を備えるこ
とにより1体動によるずれを除去し、従って血管の識別
能を大幅に改善した高精度の鮮明な血管造影儂を得るこ
とができ、臨床的価値を著しく向上させるとともに患者
に加える負担も大幅に減少tせることかできる操作容易
なデジタル サブトラクシヨン アンギオグラフ装置が
実現できるという効果がある6
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のデジタル サブトラクションアンギオグ
ラフ装置を示すブロック図、第2図は本発明の一実施例
を示すブロック図、第3図は体動補正ベクトル分類図、
第4図は第2図の実施例の一部を詳細に示すブロック図
、第5図は補正サブトラクション演算原理図、第6図は
人体のねじれ対ずれ関係図、第7図はサブトラクショ/
の動作の流れを示すフローチャートである。 11・・・・・・操作信号発生器、12・・・・・−イ
ンタフェース、13・・・・・・対数増幅器、14・・
・・・・A/11コンバータ、15・・・・・・マイク
ロプロセッサ、16・・・・・・X線制御信号発生器、
17・旧・・フレームメモリ(])、18・・・・・・
フレームメモリ(21,19・・・・・・ビデオディス
プレイモニタ、21・・・・・・制御部、22・・・・
・・疑似体動信号発生部、23・・・・・・高速演算処
理部、24・・・・・・画像メモリ部、25・・・・・
・モニタ表示部、26・・・・・・ライトベン、111
・・・・・・X線制御器、112・・・・・・高圧発生
器、113・旧・・X線管、114・旧・・イメージイ
ンテンシファイヤ% 115・・・・・・テレビカメラ
、200・・・・・・ベッド、300・・・川、1者。 、−−−−−−−−−−−1 第5切 (A) 〈βフ (C) 豪乙別 (A) (8ン (C〕 、1 = %θ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 人体の血管に注入された造影剤が血管忙拡散する前後に
    撮影した2つのX線透視画像間の差分をとり血管のみを
    造影撮像するデジタル サブトラクシタン アンギオグ
    ラフ装置において1人体の体動によって発生する前記2
    つのX線透視画像間の血管のずれに対応する疑似体動信
    号を発生する疑似体動信号発生部と、仁の疑似体動信号
    発生部の発生する疑似体動信号を入力し前記2つのX線
    透視画像間の体動によるずれを補正しつつこの2つのX
    線透視画像間の差分を予め特定する高速の繰返し回数で
    演算しその結果を差分演算処理信号として出力する高速
    演算処理部と、この高速演算処理部の出力する差分演算
    処理信号をストアしたうえこれを血管造影による画1嫂
    表示信号として出力する画(象メモリ部と、この画像メ
    モリ部の出力する画像表示信号を表示するモニタ表示部
    と、このモニタ表示部に表示される前記画像表示信号に
    基づき前記疑似体動信号発生部から出力する前記疑似体
    動′信号によって補正される体動領域の範囲を指定する
    体動領域指定信号を発生する体動領域指定信号発生部と
    、予め内蔵するプログラムの制御のもとに前記高速演算
    処理部に前記2つのXm透視画像の情報ならひに疑似体
    動信号および前記体動領域指定信号を入力し体動による
    血管の空間的ずれを除去した前記差分演算処理信号を前
    記画像メモリ部を介して前記モニタ表示部に出力表示せ
    しめる制御部とを備えて成ることを特徴とするデジタル
     サブトラクシ旨ン アンギオグラフ装醤。
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