JPS58214318A

JPS58214318A - 固体と気体の分離装置

Info

Publication number: JPS58214318A
Application number: JP57098169A
Authority: JP
Inventors: Masatoshi Takeuchi; 竹内　昌利
Original assignee: Seiken Co Ltd
Current assignee: Seiken Co Ltd
Priority date: 1982-06-07
Filing date: 1982-06-07
Publication date: 1983-12-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、気体中に含まれる粉粒体状の固体を分離する
装置に関し、特に、気体中に混合される微粉を濾過する
のに最適である分離装置に関する。

■　先行技術この種の分離装置として、現在は、バッグフィルタとサ
イクロンとが多用されている。バッグフィルタは、気体
をバッグ内に吹き込んで固体を分離する。この分離装置
の最大の課題は、バッグの目詰まりをいかにして解消す
るかにある。このことを実現する為に種々の方式が開発
されている。

はとんどのものは、バッグを叩いて内側に付着した粉末
等を除去して目詰まりを解消し、底に堆積した粉末を除
去する。

しかしながら、この作業中に粉末が飛散する欠点を解消
できず、又、バッグを叩いて（＝Ｊ着粉末を除去する構
造上、バッグにはｏＪ撓性に富む材質しか使用できない
。従って、バングには、はとんと例外なく織布が使用さ
れる。織布は、製造工程並びに組成■〕、特に小さい網
目のフィルタとすることが難しく、紙等に比較して、微
粉末の濾過が困難な欠点があった。

更に、バッグフィルタは、内部に空気を吹き込んで、バ
ッグを膨張して使用する構造−し、フィルタの表面積を
著しく大きくすることが難しく、濾過面積が小さくなっ
てバッグが短い時間で目詰まりを起こす欠点があった。

これに対し、サイクロンは１ｌｌｌ　８を全く使用しな
い為、フィルタの目詰まりは起こらないが、吹き込まれ
る空気の流動状態によって分離効率が変動し、常時微粉
末を完全に分離できない欠点があつた。

■　目的本発明はこれ等従来の分離装置の欠点を解消することを
目的に開発されたもので、フィルりの目詰まりを簡ルか
つ迅速に、しかもより完全に解消できると共に、フィル
タに使用される材質に限定を受けず、フィルタの材質を
調整することによってバッグフィルタでは濾過できなか
った微細粒子も除去可能で、更に、フィルタの表面積を
著しく増大することが０１能で、濾過効率と目詰まり防
止効果の高い固体と気体の分離装置を提供するにある。

■　構成以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図および第２図に示す固体と気体の分離装置は、ケ
ーシング１内が、フィルタ２を介して吸入室３と排気室
４とに区画されており　排気室４が吸引ファン５の吸入
側に連結されている。

フィルタ２は複数個あって、これが縦２列に並んで配設
されており、各フィルタ２は回転駆動部材であるモータ
６に連結されて回転駆動される。

フィルタ２は、フィルタシート２ａと、このフィルタシ
ート２ａの枠体２ｂとからなり、フィルタシート２ａは
、用途に合わせて、紙、不織布、織布、あるいはこれ等
に短繊維が植毛されたもの等が使用される。フィルタシ
ート２ａは、１Ｍａ表面積を大きくすると共に、内外両
表面の空気を効率よく回転できるように、第３図と第４
図に示すＤｌｌ　＜　、帯状に形成された細長いシート
材が波形に折曲されてこれが全体形状円筒状に形成され
ている。

円筒状に形成されたフィルタシート２ａの一端は、第３
図に示すように閉塞されており、外周と内面とは、金属
又は硬質合成樹脂製の網材又は多孔板の外筒７と内筒８
とで補強されている。

フィルタ２がケーシング１に固定される状態は第３図と
第５図とに示されている。この図に於て、フィルタ２は
、右端に回転筒９が固定され、回転筒９の中心がキーを
介して軸１０に固着されている。

回転筒９は、右側外周がシール環１１に接触するように
、外周筒１３が円筒状に形成され、中心筒１２と外周筒
１３とが羽根１４を介して連結されている。

羽根１４は、これが回転されることによって、フィルタ
２内に空気を圧入するように、ファンの羽根の如く傾斜
されている。傾斜する羽根１４を有する回転筒９は、フ
ィルタ２を回転じて外表面に付着した粉粒体を除去する
ときに、フィルタ２内に空気を強制圧入して粉粒体の除
去効率を高ビする。

回転筒９が固定された軸１０は、軸受台１５を介してケ
ーシングの仕切板１６に支承されている。

１ｊＩＩ　受台１５は、軸１０がヘアリングを介して支
承される軸筒１７と、ケーシングの仕切板１６に固定さ
れる固定筒１８とがアーム１９を介して連結されており
、固定筒１８の一端にモータ６が固定されている。

軸受台１５には環状のシール環１１が固定され、シール
環１１の先端縁が回転筒９の外周筒１３に接触し、軸受
台１５と回転筒９との連結個所の空気漏れを防止する。

フィルタ２は回転されることによって表面に付着した粉
粒体が除去される。フィルタ表面から除去された粉粒体
は、高速回転するフィルタによって接線方向に放出され
る。

回転するフィルタ２から除去された粉粒体が有効にケー
シングの底に°案内される排出ダク）Ｄが第１図と第２
図と第３図と第６図とに示されている。排出ダク）Ｄは
、粉粒体の流入口であるスＩＪット２２がフィルタ２の
外周に位置して開１コシており、フィルタ外周の全体な
いしはほぼ全体を囲む筒状に形成された筒フード２０と
、この筒フード２０ダｔに送り出された粉粒体をケーシ
ングの底に案内する塞板２１とからなる。筒フード２０
は、回転するフィルタ２から放出されそ内倶１ｊに治っ
て移動する粉粒体が外部に送り出される流ノ＼１−］で
あるスリット２２が開口されている。

スリット２２は内側に沿って移動する粉粒体が効率よく
排出されるように、第６図に示すμ］Ｉ　＜、フィルタ
の回転方向と反対の方向に向かって、筒フード２０の内
面から案内板２３が内側に折曲突出されている。

フィルタ２が回転されると、フィルタ２の外周面に何着
された粉粒体は遠心力でフィルり２から放出され、筒フ
ード２０に治って回転する。このとき、第７図と第８図
とに示すように、フィルタ２のりを周に、軸方向に延長
して、シロッコファンのような細幅板２５を固定するな
ら、フィルタ２から放出された粉粒体はより効率よく筒
ツー　ド２０に沿って移動し、案内板２３によってスム
ーズにスリット２２内に案内される。

筒ツー１２０の内径は、フィルタ２の外径より多少大き
く形成され、フィルタ２と筒フード２０との間に隙間が
形成される。筒フード２０かフィルタ２の全周を囲む場
合、吸入室３内の空気は、筒フード２０とフィルタ２と
の端部隙間を通ってフィルタ内に吸入される。

筒フードは必ずしもフィルタの全問を囲む必要はない。

第２図の筒フードはフィルタのほぼ全周を囲む。

排出ダクトＤは、筒°フード２０と塞板２１とで閉塞さ
れ、スリット２２のみかケーシング内に開口する。この
ようにスリット部分だけがケーシング内に開口するもの
は、排出ダクトＤ内に空気が流入せず、排出ダクトＤへ
は粉粒体だけが送り込まれ、排出ダクトＤ内は空気の流
動が少なく、微細な粉粒体も飛散されることなくそれ自
体の自重で排出ダク）Ｄの底に沈降する。

排出ダク）Ｄの底に溜った粉粒体が、ロータリーフイー
グ２６で排出される場合、吸引ファン５を運転する状態
で粉粒体を排出できる。排出ダクト内り粉粒体は、図示
しないが、排出ダク）Ｄの底に開閉自在に配設された気
密板を開いて排出することも可能である。気密板を開い
た状態で、排出ダクトが外気に開口される場合、吸引フ
ァンを停止して粉粒体を取り出す。

第２図に示すように、筒フードの開口部分を粒子反射フ
ード２７で閉塞するならフィルタ２から放出された粉粒
体は、ケーシング内に飛散することなく筒フード２０の
スリット２２に案内される。

粒子反射７−ド２７は、内面に治って粉粒体が移動でき
るが、空気は貫通できるカラリ状に形成されている。

フィルタは必要に応して交換できるのが良い。

第３図に示すように、フィルタ２が固定された軸１０が
片側でのみ支持されるものは、軸１０にフィルタ２を固
定するナツト２４をダｔすだけでフィルタが簡単に交換
できる。

複数個のフィルタ２は、それぞれが単独で、又は全体、
を複数組に区分して、各組を別々に回転できる構造とす
るのが良い。この構造にすると、分離装置として稼動さ
せながらフィルタの目詰まりを除去できる。即ち、吸引
ファン５を運転した状態で、一部のフィルタ２を回転し
、回転するフィルタ２のみ表面の粉粒体を除去して目詰
まりを除去する。このとき、回転しないフィルタ２が気
体を濾過する。

りだ、全てのフィルタを回転させながら吸引ファンを運
転し、フィルタに刺着する粉粒体を除去しながら、気体
を岡遇することも可能であるのは言うまでもない。

■　効果前記の如く構成された固体と気体の分離装置は、筒状の
フィルタを回転することによって、フィルタ外表面に付
着した粉粒体に遠心力を作用させ、この遠心力でもって
フィルタの目詰まりを解消する。この為、フィルタの目
詰まりが至って簡単かつ迅速に、しかも強い遠心力で完
全に解消される。

更に、吸引ファンを停止してフィルタを回転するなら、
フィルタ表面例近の空気も加速されて回転され、遠心力
によって空気がフィルタを貫通し、濾過時と反対の空気
流によって付着微粒子が除去される。

更に、バッグフィルタの如く、フィルタラ叩キ、あるい
は変形して目詰まりを解消するものでないのて、フィル
タの材質に限定を受けず、バッグフィルタやザイクロン
では除去困難であったＷＩ刊１粒−トの除去が可能とな
り、更に、構造ト、フィルタの表面積を著しく増大でき
、濾過効率を高くしてｌ］詰まりを極減できる等数々の
卓効を実現する。

また、フィルタの外側に排出ダクトか設けられ、フィル
タが回転されてこれから遠心力で放出されて粉粒体がダ
クト内に案内されてケーシングタｔに排出される為、粉
粒体が極めてスノ・−ズに除去でき、あるフィルタから
放出された粉粒体が池のフィルタに利着することがなく
、フィルタの目詰まりを極めて効果的に解消できる卓効
も実現する。

【図面の簡単な説明】

第１図と第２図は本発明の一実施例を示す固体と気体の
分離装置の断面図　第３図はフィルタの取付状態を示す
断面図、第４図はフィルタを半径方向に切断した断面図
、第５図はフィルタとフードの取付状態を示す斜視図、
第６図は筒フードの斜視図、第７図と第８図は池の実施
例を示すフィルタの正面および側面図である。４・・排気室、５・・吸引ファン、６・・モータ、７・
・外筒、８・・内筒、９・・回転筒、１０・・軸、１１
・・シール環、１２・・中心溝、１３・・外周筒、１４
・・羽根、１５・・軸受台、１６・・仕切板、１γ・・
軸筒、１８・・固定筒、１９・・アーム、２０・・筒フ
ード、２１・・塞板、２２・・スリット、２３・・案内
板、２４・・ナツト、２５・・細幅板、２６・・ロータ
リーフイータ、２７・・粒子反射フード、Ｄ・・排出ダ
クト、出願人　　株式会社　精　研竹内昌利第　　１　　図第　　２　　図第　　６　　図「°“−−−４第　　８　　図〆

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　　ケーシングが、フィルタを介して吸入室と排
気室とに区画され、吸入室に吸入された固体混合の気体
が、フィルタを通過することによって間過されて排気室
に流入されるように構成された固体と気体の分離装置に
於て、フィルタが筒状に形成されると共に、中心を軸に
回転自在に配設されており、更に、このフィルタはブト
表面が吸入室に、内側が排気室に連１Ｉ４１されており
、更にフィルタは回転駆動部材に連結されておって強制
的に回転駆動され、フィルタが回転されることによって
、外表面にｆ」着した粉粒体が遠心力で除去されるよう
に構成され、更に、粉粒体の流入ｌ」がフィルタの外周
刊近に開口する粉粒体の排出ダクトを備え、回転するフ
ィルタから放出された粉粒体が流入］」を通って排出ダ
クトに案内され、排出ダクトを仙って排出されるように
構成されたことを特徴とする固体と気体の分離装置。
（２）排出ダクトの粉粒体の流入Ｄ　（＜Ｊ近か、フィ
ルタの全周ないしはほぼ全周を囲む円筒状に形成されて
いる特許請求の範囲第（１）項記載の固体と気体の分離
装置。
（３）υＬ出ダクトの流入口付近に案内板が設けられ、
案内板は、フィルタの回転方向と反対の方向に向かって
フィルタに接近する方向に傾斜されている特許請求の範
囲第（１）項記載の固体と気体の分離装置。
（４）排出ダクトのト°端が開閉自在な気密板で閉塞さ
れている特許請求の範囲第（１）項記載の固体と気体の
分離装置。
（５）排出ダクトのド端にローターフィーダが配設され
ている特許請求の範囲第（１）項記載の固体と気体の分
離装置。
（６）排出ダクトが、粉粒体の流入［」でのみケーシン
グ内に開口されている特許請求の範囲第（Ｉｊ項記載の
固体と気体の分離装置。
（７）吸入室と排気室との間に、複数個のフィルタが配
設され、複数個のフィルタは、複数組に区分けされ、各
組のフィルタが別々に回転駆動されるように構成された
特許請求の範囲第ｆ１１項記載の固体上気体の分離装置
。
（８）　　フィルタが、フィルタシートを波形に折曲し
てこれを全体形状に形成されたものである特許請求の範
囲第（１）項記載の固体と気体の分離装置。
（９）　　フィルタがフィルタシートを有し、このフィ
ルタソートが紙、不織布、網のいずれか、又はこれ等の
表面に短繊維が植毛されたもののいずれかである特許請
求の範囲第（１）項記載の固体と気体の分離装置。
（１０）円筒状のフィルタが片側でのみ支持されている
特許請求の範囲第（１）項記載の固体と気体の分離装置
。