JP2009018219A - 除塵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メインフィルターの回転による遠心力と遠心ファンの送風力とブラシによりフィルターの外周面に付着した粉塵を払い落としフィルターを再生することを目的とする。
【解決手段】モータ6により回転するメインフィルター10と、メインフィルター10と同期回転する遠心ファン9と、舌部14を有し遠心ファン9の回転方向に風路の広がりをもつケーシング15と、メインフィルター10に摺接する直線ブラシ12が設けられ、メインフィルター10の回転による遠心力と遠心ファン9の送風力と直線ブラシ12によりメインフィルター10の外周面に付着した粉塵11を払い落とし、メインフィルター10を再生することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として大気中に含まれる粉塵を長期に渡り安定的に分離し除塵する除塵装置に関する。
従来、この種の換気ユニットは給気を行う際に大気中の粉塵を捕集するためにフィルターを用いるが、このフィルターに粉塵が溜って目詰まりすると圧力損失が大きくなり換気の風量が低下するという問題があり定期的にフィルターの交換あるいは掃除が必要であった。そこで、手間をかけずにフィルターの目詰まりを除去する手段に遠心力を用いた除去方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その除去方法について図8の除塵装置を参照しながら説明する。図8の除塵装置101は略円筒形のフィルター102とモータ103が接続し、吸込口104と吐出口105を備えており、フィルター102は回転自在である。大気もしくは気体中の粉塵を捕集する際は、吸込口104から流入した粉塵106を含んだ気体をフィルター102の外側から内側に貫流させることで、フィルター102の外周面で粉塵106を捕集され、浄化された気体は吐出口105から流出される。そして、フィルター102の目詰まりを除去する際は、フィルター102を回転させて遠心力を利用することでフィルター102の外周面に付着した粉塵を払い落とすものである。
また、従来の別の排気処理システムは、手間をかけずにフィルターの目詰まりを除去する手段にブラシを用いた除去方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
以下、その除去方法について図9の除塵装置を参照しながら説明する。図9の除塵装置101は略円筒形のフィルター102の内周側に、外径がフィルター102と摺接するブラシ107とモータ103が接続し、吸込口104と吐出口105を備えており、ブラシ107は回転自在である。大気もしくは気体中の粉塵を捕集する際は、吸込口104から流入した粉塵106を含んだ気体をフィルター102の内側から外側に貫流させることで、フィルター102の内周面で粉塵106を捕集され、浄化された気体は吐出口105から流出される。そして、フィルター102の目詰まりを除去する際は、ブラシ107を回転させて掃き出し力を利用することでフィルター102の内周面に付着した粉塵を払い落とすものである。
特開平11−57365号公報(第5頁、図1) 特開平06−114225号公報(第4頁、図1)
このように特許文献1に示すような従来の除塵装置では、細かな粉塵1つ1つにかかる遠心力は微力であり遠心力のみでフィルターに付着した粉塵を完全に払い落とすことが困難であるため、フィルターに粉塵が徐々に堆積して目詰まりすると圧力損失が大きくなり換気の風量が低下するという問題があり定期的にフィルターの交換あるいは掃除するなどメンテナンスが必要という課題があり、フィルターが目詰まりしないためにフィルターの再生効果が高いフィルター目詰まり除去手段をもつ除塵装置が要求されている。また、除去した粉塵は除塵装置の下面に遠心方向に広く飛散するため、粉塵を集めて廃棄する際には手間がかかるという課題があった。
また、この課題を解決する他の手段の一つとしての特許文献2に示すような従来の除塵装置では、フィルターに摺接するブラシの圧接力によってフィルターの表面に粉塵を擦り込んでしまい、フィルターに粉塵が徐々に堆積して目詰まりすると圧力損失が大きくなり換気の風量が低下するという問題があり定期的にフィルターの交換あるいは掃除するなどメンテナンスが必要という課題があった。また、目の粗い粗塵が流入した場合には、ブラシに絡みやすくブラシの除塵力を低下させるだけでなくフィルターが直ぐに目詰まりし細かな粉塵の粉塵付着効率を低下させるという問題があり、フィルターの交換あるいは掃除するなどメンテナンスが必要という課題があった。また、常にブラシがフィルターに摺接しているため、回転起動時に必要以上のトルクがかかるという問題があり回転起動時に低トルクにするという課題があった。また、ブラシがフィルターに摺接して回転しているため、ブラシ回転時に騒音が発生するという問題があり、ブラシ作動時の騒音を低減させるという課題があった。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、略円筒形のフィルターの内側に遠心送風用羽根を設け、フィルターの外側にブラシを摺接させることにより、フィルターに付着した粉塵をフィルターの表面に擦り込むことなく確実に除去し、除去した粉塵を飛散させずに一箇所に集め、サブフィルターで粗い粗塵を除去するのでブラシの除塵力が低下せず、メインフィルターの細かな粉塵の粉塵付着効率が低下しないため、使用者はメンテナンスにかかる手間とコストを低減でき、回転起動時に必要以上のトルクをかけず、粉塵除去時に発生する騒音を低減させた除塵装置を提供することを目的とする。
本発明のシステムは、上記目的を達成するために、外郭と、この外郭には屋外と連通する屋外側通気口と、屋内と連通する屋内側通気口と、制御手段により駆動される駆動手段と、この駆動手段により回転する略円筒形に形成されたメインフィルターと、このメインフィルターの内側には前記メインフィルターと同期回転し屋内空気を屋外へ排出するための遠心送風用羽根と、この遠心送風用羽根の外側には前記遠心送風用羽根と最接近部となる舌部を有し遠心送風用羽根の回転方向に風路の広がりをもつケーシングと、前記メインフィルターに摺接する掃出手段が設けられ、前記メインフィルターの回転による遠心力と前記遠心送風用羽根の送風力と前記掃出手段により前記メインフィルターの外周面に付着した粉塵を払い落とすものである。
この手段により、メインフィルターに付着した粉塵をフィルターの表面に擦り込むことなく確実に除去することができる。
また、他の手段は、外郭と、この外郭には屋外と連通する屋外側通気口と、屋内と連通する屋内側通気口と、制御手段により駆動される駆動手段と、この駆動手段により回転する略円筒形に形成されたメインフィルターと、このメインフィルターの内側には前記メインフィルターと同期回転し屋内空気を屋外へ排出するための遠心送風用羽根と、この遠心送風用羽根の外側には前記遠心送風用羽根と最接近部となる舌部を有し遠心送風用羽根の回転方向に風路の広がりをもつケーシングと、前記メインフィルターが回転してから摺接する可動手段を備えた掃出手段が設けられ、前記メインフィルターの回転による遠心力と前記遠心送風用羽根の送風力と前記掃出手段により前記メインフィルターの外周面に付着した粉塵を払い落とすものである。
これにより、低トルクで回転起動でき、かつメインフィルターに付着した粉塵をフィルターの表面に擦り込むことなく確実に除去することができる。
また、他の手段は、可動手段として、ケーシングの吐出側に回転部と受風板を備え、この受風板が受ける風力により掃出手段がメインフィルターに摺接するものである。
これにより、低トルクで回転起動でき、かつメインフィルターに付着した粉塵を確実に除去することができる。
また、他の手段は、可動手段として、制御手段が駆動手段の回転数が上昇したと認識してから、掃出手段が往復駆動部により直線運動しメインフィルターに摺接するものである。
これにより、低トルクで回転起動でき、かつメインフィルターに付着した粉塵を確実に除去することができる。
また、他の手段は、可動手段として、制御手段が駆動手段の回転数が上昇したと認識してから、掃出手段が回転駆動部により回転運動しメインフィルターに摺接するものである。
これにより、低トルクで回転起動でき、かつメインフィルターに付着した粉塵を確実に除去することができる。
また、他の手段は、掃出手段により掃き出された粉塵が、圧力の高いケーシング内に流れないようにしたものである。
これにより、除去した粉塵をケーシング内に拡散させないことができる。
また、他の手段は、舌部より遠心送風用羽根の逆回転方向に掃出手段が設けられ、この掃出手段と前記舌部の間に粉塵排出流路を持つものである。
これにより、除去した粉塵をケーシング内に拡散させないことができる。
また、他の手段は、掃出手段は、遠心送風用羽根から発生する圧力変動に対し、圧力変動による干渉を低減させるものである。
これにより、掃出手段がフィルターに摺接する際に発生する騒音上昇を抑制することができる。
また、他の手段は、掃出手段を直線状ブラシとし、この直線状ブラシが駆動手段の回転軸に対し平行とならないものである。
これにより、掃出手段がフィルターに摺接する際に発生する騒音上昇を抑制することができる。
また、他の手段は、屋外側通気口に粗塵流入を防止するサブフィルターを設けたものである。
これにより、粗い粗塵によりブラシの除塵力を低下させるだけでなく、メインフィルターの粉塵の粉塵付着効率を低下させないことができる。
また、他の手段は、掃出手段と舌部の間に粉塵を回収する塵溜部を設けたものである。
これにより、除去した粉塵を一箇所に収集することができる。
また、他の手段は、円形状ブラシと摺接する羽根側板を凹形状としたものである。
これにより、低トルクで起動できるので、回転起動時に必要以上のトルクをかけずにフィルターを回転することができる。
本発明によれば、メインフィルターの回転による遠心力と遠心送風用羽根により遠心力を助長する方向に気流が流れ、掃出手段の掃き出し力によりメインフィルターの外周面に付着した粉塵をフィルターに擦り込むことなく払い落とすため、メインフィルターに付着した粉塵を確実に除去する除塵装置を提供することができる。
また、舌部より遠心送風用羽根の逆回転方向に掃出手段が設けられるため、除去した粉塵をケーシング内に飛散、拡散させずに粉塵排出流路に設けた塵溜部一箇所に集める除塵装置を提供することができる。
また、メインフィルターの上流側にサブフィルターにより粗い粗塵を除去するのでブラシの除塵力が低下せず、粗塵によるメインフィルターの細かな粉塵の粉塵付着効率が低下せず、メンテナンスにかかる手間とコストを低減させる除塵装置を提供することができる。
また、回転起動時に直線状ブラシおよび円形状ブラシの抵抗を軽減させることにより、回転起動時に必要以上のトルクをかけずにメインフィルターを回転駆動させる除塵装置を提供することができる。
また、遠心送風用羽根から発生する圧力変動による干渉を低減させるため、摺接する際に発生する干渉騒音を低下させて騒音上昇を抑制する除塵装置を提供することができる。
本発明の請求項1記載の発明は、外郭と、この外郭には屋外と連通する屋外側通気口と、屋内と連通する屋内側通気口と、制御手段により駆動される駆動手段と、この駆動手段により回転する略円筒形に形成されたメインフィルターと、このメインフィルターの内側には前記メインフィルターと同期回転し屋内空気を屋外へ排出するための遠心送風用羽根と、この遠心送風用羽根の外側には前記遠心送風用羽根と最接近部となる舌部を有し遠心送風用羽根の回転方向に風路の広がりをもつケーシングと、前記メインフィルターに摺接する掃出手段が設けられ、前記メインフィルターの回転による遠心力と前記遠心送風用羽根の送風力と前記掃出手段により前記メインフィルターの外周面に付着した粉塵を払い落とすため、メインフィルターで集塵した粉塵をメインフィルターの回転による遠心力と遠心送風用羽根の送風力により遠心力を助長する方向に気流が流れ、すなわちメインフィルターの内側から外側への風圧がかかりその風圧力と掃出手段の掃き出し力によりメインフィルターの外周面に付着した粉塵をフィルターに擦り込むことなく払い落とすため、メインフィルターに付着した粉塵を確実に除去しメインフィルターを再生する作用を有する。
本発明の請求項2記載の発明は、外郭と、この外郭には屋外と連通する屋外側通気口と、屋内と連通する屋内側通気口と、制御手段により駆動される駆動手段と、この駆動手段により回転する略円筒形に形成されたメインフィルターと、このメインフィルターの内側には前記メインフィルターと同期回転し屋内空気を屋外へ排出するための遠心送風用羽根と、この遠心送風用羽根の外側には前記遠心送風用羽根と最接近部となる舌部を有し遠心送風用羽根の回転方向に風路の広がりをもつケーシングと、前記メインフィルターが回転してから摺接する可動手段を備えた掃出手段が設けられ、前記メインフィルターの回転による遠心力と前記遠心送風用羽根の送風力と前記掃出手段により前記メインフィルターの外周面に付着した粉塵を払い落とすため、メインフィルターの回転が十分に上昇してから摺接するので、回転起動時に発生するメインフィルターと掃出手段の摺接起動トルクがかからずに回転し、メインフィルターで集塵した粉塵をメインフィルターの回転による遠心力と遠心送風用羽根により遠心力を助長する方向、すなわちメインフィルターの内側から外側に気流が流れ、掃出手段の掃き出し力によりメインフィルターの外周面に付着した粉塵をフィルターに擦り込むことなく払い落とすため、低トルクでかつメインフィルターに付着した粉塵を確実に除去しメインフィルターを再生する作用を有する。
本発明の請求項3記載の発明は、可動手段として、ケーシングの吐出側に回転部と受風板を備え、この受風板が受ける風力により掃出手段がメインフィルターに摺接するため、メインフィルターの回転が十分に上昇してから摺接するので、回転起動時に発生するメインフィルターと掃出手段の摺接起動トルクがかからずに回転し、メインフィルターで集塵した粉塵をメインフィルターの回転による遠心力と遠心送風用羽根により遠心力を助長する方向に気流が流れ、掃出手段の掃き出し力によりメインフィルターの外周面に付着した粉塵をフィルターに擦り込むことなく払い落とすため、低トルクでかつメインフィルターに付着した粉塵を確実に除去しメインフィルターを再生する作用を有する。
本発明の請求項4記載の発明は、可動手段として、制御手段が駆動手段の回転数が上昇したと認識してから、掃出手段が往復駆動部により直線運動しメインフィルターに摺接するため、メインフィルターの回転が十分に上昇してから摺接するので、回転起動時に発生するメインフィルターと掃出手段の摺接起動トルクがかからずに回転し、メインフィルターで集塵した粉塵をメインフィルターの回転による遠心力と遠心送風用羽根により遠心力を助長する方向に気流が流れ、掃出手段の掃き出し力によりメインフィルターの外周面に付着した粉塵をフィルターに擦り込むことなく払い落とすため、低トルクでかつメインフィルターに付着した粉塵を確実に除去しメインフィルターを再生する作用を有する。
本発明の請求項5記載の発明は、可動手段として、制御手段が駆動手段の回転数が上昇したと認識してから、掃出手段が回転駆動部により回転運動しメインフィルターに摺接するため、メインフィルターの回転が十分に上昇してから摺接するので、回転起動時に発生するメインフィルターと掃出手段の摺接起動トルクがかからずに回転し、メインフィルターで集塵した粉塵をメインフィルターの回転による遠心力と遠心送風用羽根により遠心力を助長する方向に気流が流れ、掃出手段の掃き出し力によりメインフィルターの外周面に付着した粉塵をフィルターに擦り込むことなく払い落とすため、低トルクでかつメインフィルターに付着した粉塵を確実に除去しメインフィルターを再生する作用を有する。
本発明の請求項6記載の発明は、掃出手段により掃き出された粉塵が、圧力の高いケーシング内に流れないようにしたため、除去した粉塵をケーシング内に拡散させない作用を有する。
本発明の請求項7記載の発明は、舌部より遠心送風用羽根の逆回転方向に掃出手段が設けられ、この掃出手段と前記舌部の間に粉塵排出流路を持つため、掃出手段で除去した粉塵がケーシング内に流入せず粉塵排出流路に流れるので、掃出手段で除去した粉塵をケーシング内に拡散させない作用を有する。
本発明の請求項8記載の発明は、掃出手段は、遠心送風用羽根から発生する圧力変動に対し、圧力変動による干渉を低減させるため、掃出手段がフィルターに摺接する際に発生する遠心送風用羽根の圧力変動による干渉騒音の上昇を抑制することができる。
本発明の請求項9記載の発明は、掃出手段を直線状ブラシとし、この直線状ブラシが駆動手段の回転軸に対し平行とならないため、掃出手段がフィルターに摺接する際に発生する遠心送風用羽根の圧力変動による干渉エネルギーを分散させ、干渉騒音の上昇を抑制することができる。
本発明の請求項10記載の発明は、屋外側通気口に粗塵流入を防止するサブフィルターを設けたため、粗塵によるメインフィルターの目詰まりを防ぐので、ブラシの除塵力を低下させるだけでなく、メインフィルターの粉塵の粉塵付着効率を低下させないことができる。
本発明の請求項11記載の発明は、掃出手段と舌部の間に粉塵を回収する塵溜部を設けたため、掃出手段により除去した粉塵を粉塵排出流路内にある塵溜部一箇所に収集する作用を有する。
本発明の請求項12記載の発明は、遠心送風用羽根の羽根側板と送風吸込口の間に、粉塵が屋内側通気口へ流入するのを防止する漏れ防止手段を設けたため、粉塵の短絡が無くなりメインフィルターの粉塵付着効率を良化させる作用を有する。
本発明の請求項13記載の発明は、遠心送風用羽根の羽根側板とケーシングの間に、粉塵が屋内側通気口へ流入するのを防止する漏れ防止手段を設けたため、粉塵の短絡が無くなりメインフィルターの粉塵付着効率を良化させる作用を有する。
本発明の請求項14記載の発明は、漏れ防止手段として、駆動手段の回転軸に平行となる円形状ブラシを設け、この円形状ブラシと羽根側板が摺接するため、粉塵の短絡が無くなりメインフィルターの粉塵付着効率を良化させる作用を有する。
本発明の請求項15記載の発明は、漏れ防止手段として、駆動手段の回転軸に垂直となる円形状ブラシを設け、この円形状ブラシと羽根側板が摺接するため、粉塵の短絡が無くなりメインフィルターの粉塵付着効率を良化させる作用を有する。
本発明の請求項16記載の発明は、円形状ブラシと摺接する羽根側板を凹形状としたため、円形状ブラシと羽根側板の摺接抵抗が小さくなるので摺接起動トルクを抑えて回転し、低トルクでかつ粉塵の短絡が無くなりメインフィルターの粉塵付着効率を良化させる作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図7を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜4を用いて本体の構成を説明する。図1は本発明の実施の形態1における除塵装置の正面図、図2は図1のW−W’断面における斜視断面図、図3はシャフトと平行となる円形ブラシの断面図、図4はシャフトと垂直となる円形ブラシの断面図である。
図1〜2において、外郭1は、屋外空気を給気する時に屋外空気を吸引する屋外側通気口2と屋外空気を屋内へ供給する屋内側通気口3を有し、本体4の外観を構成する部材である。本体4の内部には、本体ベース5と、駆動手段としてのモータ6と、モータ6を制御する制御装置7と、モータ6を本体ベース5に固定するモータベース8と、モータ6のシャフト6aに固定された遠心ファン9と、遠心ファン9の外径側に固定されたメインフィルター10と、メインフィルター10に付着した粉塵11を掃き落とす掃出手段としての直線ブラシ12と、直線ブラシ12を本体ベース5に固定するブラシベース13と、遠心ファン9の外側には遠心ファン9と最接近部となる舌部14を形成するケーシング15と、本体ベース5に固定され遠心ファン9が動作した時に吸込口となるファン吸込口16と、ファン吸込口16に固定された漏れ防止手段としての円形ブラシ17が内装されている。
本体4に内装されている各々の部品の取り付けに関し詳しく説明する。板金等の材質で形成された本体ベース5にはモータベース8が螺子もしくは溶接で堅固に取り付けられていて、このモータベース8に交流もしくは直流の印加電圧で駆動するモータ6を螺子等で堅固に取り付けられている。モータ6に電圧を印加する/しないの制御をする制御装置7は遠心ファン9に対しケーシング15の外側の空間に設置されている。モータ6のシャフト6aにはモータ6の回転トルクを確実に伝達させるように遠心ファン9が螺子等で固定され、遠心ファン9の外径側にはメインフィルター10が円筒形状になるように巻かれ、シャフト6aの軸方向に側板側フィルターおさえ18aと主板側フィルターおさえ18bによって遠心ファン9に挟み固定されている。ここで、遠心ファン9は、例えば、φ170mm、ファン幅45mm、回転MAXを1300rpmとした樹脂もしくは金属製のファンなどであり、メインフィルター10としては、例えばPPやPET等の樹脂もしくは金属、フィルムで構成され、10μm前後の粉塵を集塵する中性能フィルター、あるいは高性能フィルターなどである。
図3において、側板側フィルターおさえ18aはシャフト6aの軸方向に窪みを持つ凹形状断面となっており、この凹形状断面の窪みにはファン吸込口16にシャフト6aの軸方向と平行になるように固定された円形ブラシ17が収まる。ブラシベース13は本体ベース5に螺子もしくは溶接で堅固に取り付けられていて、直線ブラシ12はシャフト6aの軸方向と平行にならないように傾けて、かつメインフィルター10に接するように螺子等で固定されている。ブラシベース13とケーシング15で形成される流路は、直線ブラシ12で除塵された粉塵11が排出される流路となる粉塵排出流路19が構成される。
外郭1に関して説明する。屋外側通気口2にはサブフィルター20が固定され、本体ベース5に固定されたファン吸込口16と屋内側通気口3は空気が漏れ無いように接続され、屋内側通気口3はダクト等(図示せず)で屋内の給気換気装置(図示せず)に接続されている。ここで、サブフィルター20は、例えばメッシュピッチが3mm程度の金属製で屋外空気に含まれる虫や繊維質などの粗塵の流入防止を目的とする粗塵フィルターなどである。
つぎに、本実施の形態1における動作を説明する。屋内の換気目的で屋内の給気換気装置(図示せず)を動作させると、屋外空気はサブフィルター20にて粗い粉塵11を除塵しながら本体4へ流入し、固定体となるファン吸込口16と回転体となる遠心ファン9の隙間は円形ブラシ17で通風路とならないため、本体4内部と屋内側通気口3の唯一の通風路となるメインフィルター10で粉塵11を除塵後、屋内側通気口3、ダクト等(図示せず)、給気換気装置(図示せず)を通り、フレッシュエアーとして屋内へ供給される。このとき、制御装置7からモータ6への印加電圧はなく、モータ6と接続されたメインフィルター10が固定された遠心ファン9はモータ6の回転トルクによって動作はしない。
給気換気装置(図示せず)を運転し続けると、メインフィルター10およびサブフィルター20に粉塵11が付着する。一定期間、給気換気装置(図示せず)を運転後、例えば一定期間として1日運転後に給気換気装置(図示せず)を停止させ、メインフィルター10およびサブフィルター20に付着した粉塵11を除去しメインフィルター10およびサブフィルター20を再生するメンテナンスモードを動作させる。
メンテナンスモード時は、給気換気装置(図示せず)が動作しないので屋内への空気の流入はなくなる。制御装置7からモータ6へ電圧が印加され、メインフィルター10が固定された遠心ファン9はモータ6の回転トルクによって回転動作する。このとき、メインフィルター10が回転することによって発生する遠心力と、遠心ファン9が回転することによって発生する屋内側通気口3から屋外側通気口2への送風力すなわちメインフィルター10の内側から外側への風圧と、メインフィルター10に摺接している直線ブラシ12の掃き出し力により、メインフィルター10に付着していた粉塵11がメインフィルター10に擦り込まれることなくメインフィルター10から完全に除去され、メインフィルター10を再生することができる。
掃出手段としての直線ブラシ12により除去された粉塵11は、遠心ファン9が動作することにより圧力が高くなる舌部14によってケーシング15への流入が遮られ、粉塵排出流路19を通り屋外へ排出され、粉塵11は圧力の高いケーシング内には流れないこととなる。すなわち、掃き出された粉塵が、圧力の高いケーシング内に流れないようにしたものである。
ここで、直線ブラシ12の材質として、例えばφ0.1mm程度のナイロン系や山羊等動物系の柔らかく細くて腰が弱いものを、密度を高く植えたものが隙間を遮蔽する効果にすぐれてかつメインフィルター10が回転するときの抵抗負荷も少なく適しており、直線ブラシ12の幅は遠心ファン9のファン幅と同等以上が適している。
また、ブレード9aがシャフト6aの軸と平行の場合、直線ブラシ12をシャフト6aに対し5〜20°傾けて設置している。直線ブラシ12を傾けることにより、遠心ファン9のブレード9aのブレード間で発生する圧力変動を直線ブラシ12が同じタイミングで干渉しないため、増幅、共鳴を防ぎ、圧力変動と直線ブラシ12で発生する干渉エネルギーを分散させ、干渉騒音を低減し騒音を低減することができる。
なお、この効果は、直線ブラシ12とブレード9aに依存するものであり、直線ブラシ12とブレード9aの相対的角度が5〜20°であることが重要で、例えばブレード9aがシャフト6aの軸に平行に取り付いてない場合は、直線ブラシ12をシャフト6aに平行に取り付けても同様の効果が得られる。ここで、20°以上傾けると、直線ブラシ12が円形状のメインフィルター10に均一に接しなくなるため、直線ブラシ12の毛の長さを変化させる必要がある。また、直線ブラシ12を直線以外で構成することで干渉騒音を低減させる同様の効果があるが、この場合も手の長さを変化する必要があるため、物づくりや品質管理にコストがかかる。
円形ブラシ17の材質として、直線ブラシ12と同様に、例えばφ0.1mm程度のナイロン系や山羊等動物系の柔らかく細くて腰が弱いものを、密度を高く植えたものが隙間を遮蔽する効果にすぐれてかつメインフィルター10が回転するときの抵抗負荷も少なく適しており、図3のように側板側フィルターおさえ18aの凹形状断面の窪みに円形ブラシ17が収まることにより、円形ブラシ17の毛先が側板側フィルターおさえ18aの凹形状断面の下面に接しなくても壁面に円形ブラシ17の毛側面が接すれば、粉塵11はファン吸込口16へ短絡することなく、また、メインフィルター10回転時においても更に接触抵抗が少ないので、モータ6の回転起動トルクを抑えることができる。
図4は、シャフトと垂直となる円形ブラシの断面図であり、粉塵11はファン吸込口16へ短絡することなく、また、モータ6の回転起動トルクを抑えることができる他の手段である。図4のように、側板側フィルターおさえ18aは遠心ファン9の径方向外周側に窪みを持つ凹形状断面となっており、この凹形状断面の窪みには、ファン吸込口16にシャフト6aの軸方向と垂直になるように固定された円形ブラシ17が収まる構成であっても、粉塵11はファン吸込口16へ短絡することなく、また、モータ6の回転起動トルクを抑えるという同様の効果が得られる。
屋外側通気口2に取り付けられたサブフィルター20に付着した粗い粉塵11は、遠心ファン9が回転することによって発生する屋内側通気口3から屋外側通気口2への送風力により外気へ廃棄することで除塵することで、サブフィルター20に付着した粗い粉塵11を完全に除去しサブフィルター20を再生することができる。
このように、本実施の形態1によれば、メインフィルター10で集塵した粉塵11をメインフィルター10の回転による遠心力と遠心ファン9の送風力と掃出手段である直線ブラシ12による掃き出し力により、メインフィルター10に付着した粉塵11を確実に除去しメインフィルターを再生することができ、除去した粉塵11がケーシング15内に流入せず粉塵排出流路19に流れるので、粉塵11をケーシング15内に拡散させない効果を奏し、直線ブラシ12がメインフィルター10に摺接する際に発生する遠心ファン9の圧力変動による干渉騒音の上昇を抑制することができ、屋外側通気口2に粗塵流入を防止するサブフィルター20により粗塵によるメインフィルター10の目詰まりを防ぐのでメインフィルター10の圧損増加を抑制させることができ、粉塵11の短絡が無くなりメインフィルター10の粉塵付着効率を良化させる効果を奏し、円形ブラシ17と羽根側板の摺接抵抗が小さくなるので摺接起動トルクを抑えて回転し、低トルクでかつ粉塵11の短絡が無くなりメインフィルター10の粉塵付着効率を良化させることができる。
(実施の形態2)
前記実施の形態1と同一部分は同一番号を付し、詳細な説明を省略する。図5〜7を用いて本体の構成を説明する。
図5は本発明の実施の形態2における可動手段を受風稼動装置とした除塵装置の正面図、図6は本発明の実施の形態2における可動手段を直線歯車部とした除塵装置の正面図、図7は本発明の実施の形態2における可動手段を回転駆動部とした除塵装置の正面図である。
図6において、ブラシベース13は、可動手段として回転部21と受風板22が設けられた受風可動装置23が取り付けられている。受風可動装置23の回転部21によりブラシベース13に対し受風可動装置23が回転部21を中心として回転できる構造となっている。
直線ブラシ12で除塵された粉塵11が排出される流路となる粉塵排出流路19には、除塵された粉塵11を溜める塵溜部24を設けた構造となっている。
つぎに、本実施の形態2における動作を説明する。
直線ブラシ12は、メンテナンスモード時以外の時は直線ブラシ12の自重でメインフィルター10に接していない。メンテナンスモード時に、制御装置7からモータ6へ電圧が印加され、メインフィルター10が固定された遠心ファン9はモータ6の回転トルクによって回転動作し、遠心ファン9が回転することによって発生する屋内側通気口3からケーシング15を通り屋外側通気口2への送風力が発生する。このとき、直線ブラシ12はメインフィルター10に摺接していないので、モータ6の回転機動トルクは小さくすることができる。送風力を受けた受風板22の力が直線ブラシ12の自重よりも大きくなると受風可動装置23が回転部21を中心として回転し直線ブラシ12がメインフィルター10に摺接する。
その結果、メインフィルター10が回転することによって発生する遠心力と遠心ファン9が回転することによって発生する屋内側通気口3から屋外側通気口2への送風力とメインフィルター10に摺接している直線ブラシ12の掃き出し力により、メインフィルター10に付着していた粉塵11がメインフィルター10から完全に除去し、メインフィルター10を再生することができる。除去された粉塵11は、遠心ファン9が動作することにより圧力が高くなる舌部14によってケーシング15への流入が遮られ、粉塵排出流路19を通り、塵溜部24に粉塵11を溜めることができる。すなわち、掃き出された粉塵が、圧力の高いケーシング内に流れないようにしたものである。
図6は、モータ6が起動回転時には、直線ブラシ12がメインフィルター10に摺接せずモータ6の回転機動トルクを小さくすることができる他の手段である。
図6において、直線歯車部25は可動手段として直線ブラシ12に取り付けられ、ブラシベース13に対し可動する部分である。制御装置によって制御されるブラシモータ26はブラシベース13に対し固定されている部分である。メンテナンスモード時に、制御装置7からモータ6へ電圧が印加された直後、直線ブラシ12はメインフィルター10に摺接していないので、モータ6の回転機動トルクは小さくすることができる。ブラシモータ26はモータ6の回転が上昇したと判断するには、例えば交流モータの場合は、モータの入力を制御装置で一定入力以下になった場合、つまり、交流モータのすべりが減少し目標回転数の入力に達したと判断した時、直流モータの場合は、モータの回転信号が目標の回転数に達したと判断した時に、制御装置によってブラシモータ26に電圧が印加され回転動作し、このブラシモータ26によって直線可動する直線歯車部25に取り付けられた直線ブラシ12により、直線ブラシ12がメインフィルター10に摺接する。
今回、目標とする回転数は例えば、800rpmであり、風量を50m3/hとしている。その結果、メインフィルター10が回転することによって発生する遠心力と、遠心ファン9が回転することによって発生する屋内側通気口3から屋外側通気口2への送風力すなわち遠心ファン9の内側から外側への風圧と、メインフィルター10に摺接している直線ブラシ12の掃き出し力により、メインフィルター10に付着していた粉塵11がメインフィルター10から完全に除去し、メインフィルター10を再生することができる。
図7は、モータ6が起動回転時には、直線ブラシ12がメインフィルター10に摺接せずモータ6の回転機動トルクを小さくすることができる他の手段である。
図7において、回転駆動部27は可動手段として直線ブラシ12に取り付けられ、ブラシベース13に対し可動する部分である。制御装置によって制御されるブラシモータ26はブラシベース13に対し固定されている部分である。メンテナンスモード時に、制御装置7からモータ6へ電圧が印加された直後、直線ブラシ12はメインフィルター10に摺接していないので、モータ6の回転機動トルクは小さくすることができる。ブラシモータ26はモータ6の回転が上昇したと判断するには、例えば交流モータの場合は、モータの入力を制御装置で一定入力以下になった場合、つまり、交流モータのすべりが減少し目標回転数の入力に達したと判断した時、直流モータの場合は、モータの回転信号が目標の回転数に達したと判断した時に、制御装置によってブラシモータ26に電圧が印加され回転動作し、このブラシモータ26によって回転可動する回転駆動部27に取り付けられた直線ブラシ12により、直線ブラシ12がメインフィルター10に摺接する。
今回、目標とする回転数は例えば、800rpmであり、風量を50m3/hとしている。その結果、メインフィルター10が回転することによって発生する遠心力と遠心ファン9が回転することによって発生する屋内側通気口3から屋外側通気口2への送風力すなわち遠心ファン9の内側から外側への風圧と、メインフィルター10に摺接している直線ブラシ12の掃き出し力により、メインフィルター10に付着していた粉塵11がメインフィルター10から完全に除去し、メインフィルター10を再生することができる。
このように、本実施の形態2によれば、メインフィルター10の回転が十分に上昇してから直線ブラシ12が摺接するので、回転起動時に発生するメインフィルター10と直線ブラシ12の摺接起動トルクがかからずに回転し、メインフィルター10で集塵した粉塵11をメインフィルター10の回転による遠心力と遠心ファン9の送風力と直線ブラシ12による掃き出し力により、低トルクでかつメインフィルター10に付着した粉塵11を確実に除去することができ、直線ブラシ12により除去した粉塵11を粉塵排出流路19内にある塵溜部24一箇所に収集することができる。
本発明の除塵装置は、建物の換気・空調用として屋外の空気を給気する際に浮遊している塵埃を捕集し、浄化する用途として有用である。また、室内の空気を循環させながら使用するエアコンや空気清浄機としての用途にも適用することができる。
本発明の実施の形態1の除塵装置を示す正面図 本発明の実施の形態1の除塵装置を示すW−W’断面における斜視断面図 本発明の実施の形態1の除塵装置のシャフトと平行となる円形ブラシの断面図 本発明の実施の形態1の除塵装置のシャフトと垂直となる円形ブラシの断面図 本発明の実施の形態2の除塵装置の可動手段を受風稼動装置とした正面図 本発明の実施の形態2の除塵装置の可動手段を直線歯車部とした正面図 本発明の実施の形態2の除塵装置の可動手段を回転駆動部とした正面図 従来の除塵装置を示す構成断面図 従来の除塵装置を示す構成断面図
符号の説明
1 外郭
2 屋外側通気口
3 屋内側通気口
6 モータ
7 制御装置
9 遠心ファン
10 メインフィルター
11 粉塵
12 直線ブラシ
13 ブラシベース
14 舌部
15 ケーシング
16 ファン吸込口
17 円形ブラシ
18a 側板側フィルターおさえ
19 粉塵排出流路
20 サブフィルター
21 回転部
22 受風板
23 受風可動装置
24 塵溜部
25 直線歯車部
26 ブラシモータ
27 回転駆動部

Claims (16)

  1. 外郭と、この外郭には屋外と連通する屋外側通気口と、屋内と連通する屋内側通気口と、制御手段により駆動される駆動手段と、この駆動手段により回転する略円筒形に形成されたメインフィルターと、このメインフィルターの内側には前記メインフィルターと同期回転し屋内空気を屋外へ排出するための遠心送風用羽根と、この遠心送風用羽根の外側には前記遠心送風用羽根と最接近部となる舌部を有し遠心送風用羽根の回転方向に風路の広がりをもつケーシングと、前記メインフィルターに摺接する掃出手段が設けられ、前記メインフィルターの回転による遠心力と前記遠心送風用羽根の送風力と前記掃出手段により前記メインフィルターの外周面に付着した粉塵を払い落とすことを特徴とした除塵装置。
  2. 外郭と、この外郭には屋外と連通する屋外側通気口と、屋内と連通する屋内側通気口と、制御手段により駆動される駆動手段と、この駆動手段により回転する略円筒形に形成されたメインフィルターと、このメインフィルターの内側には前記メインフィルターと同期回転し屋内空気を屋外へ排出するための遠心送風用羽根と、この遠心送風用羽根の外側には前記遠心送風用羽根と最接近部となる舌部を有し遠心送風用羽根の回転方向に風路の広がりをもつケーシングと、前記メインフィルターが回転してから摺接する可動手段を備えた掃出手段が設けられ、前記メインフィルターの回転による遠心力と前記遠心送風用羽根の送風力と前記掃出手段により前記メインフィルターの外周面に付着した粉塵を払い落とすことを特徴とした除塵装置。
  3. 可動手段として、ケーシングの吐出側に回転部と受風板を備え、この受風板が受ける風力により掃出手段がメインフィルターに摺接することを特徴とする請求項2記載の除塵装置。
  4. 可動手段として、制御手段が駆動手段の回転数が上昇したと認識してから、掃出手段が往復駆動部により直線運動しメインフィルターに摺接することを特徴とする請求項2記載の除塵装置。
  5. 可動手段として、制御手段が駆動手段の回転数が上昇したと認識してから、掃出手段が回転駆動部により回転運動しメインフィルターに摺接することを特徴とする請求項2記載の除塵装置。
  6. 掃出手段により掃き出された粉塵が、圧力の高いケーシング内に流れないようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の除塵装置。
  7. 舌部より遠心送風用羽根の逆回転方向に掃出手段が設けられ、この掃出手段と前記舌部の間に粉塵排出流路を持つことを特徴とする請求項1または2記載の除塵装置。
  8. 掃出手段は、遠心送風用羽根から発生する圧力変動に対し、圧力変動による干渉を低減させることを特徴とする請求項1または2記載の除塵装置。
  9. 掃出手段を直線状ブラシとし、この直線状ブラシが駆動手段の回転軸に対し平行とならないことを特徴とする請求項8記載の除塵装置。
  10. 屋外側通気口に粗塵流入を防止するサブフィルターを設けたことを特徴とする請求項1または2記載の除塵装置。
  11. 掃出手段と舌部の間に粉塵を回収する塵溜部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の除塵装置。
  12. 遠心送風用羽根の羽根側板と送風吸込口の間に、粉塵が屋内側通気口へ流入するのを防止する漏れ防止手段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の除塵装置。
  13. 遠心送風用羽根の羽根側板とケーシングの間に、粉塵が屋内側通気口へ流入するのを防止する漏れ防止手段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の除塵装置。
  14. 漏れ防止手段として、駆動手段の回転軸に平行となる円形状ブラシを設け、この円形状ブラシと羽根側板が摺接することを特徴とする請求項12記載の除塵装置。
  15. 漏れ防止手段として、駆動手段の回転軸に垂直となる円形状ブラシを設け、この円形状ブラシと羽根側板が摺接することを特徴とする請求項13記載の除塵装置。
  16. 円形状ブラシと摺接する羽根側板を凹形状としたことを特徴とする請求項14または15記載の除塵装置。
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