JPS58213640A - ノズル付き石英ガラス容器の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ノズル付き石英ガラス容器の、製造方法に関
するものである。

従来からノズル付き石英ガラス容器は、断−１− 面が四辺形の金属製品を製造するために使用されてきた
。断面が四辺形の金属製品としては、例えばアモルファ
ス金属リボン等がある。

従来のノズル付き石英ガラス容器の製造方法は次のとお
りであった。

まず、石英ガラス製の管の一端を封じて石英ガラス容器
を製造する。あるいは、石英ガラス製の管の一端に石英
ガラス顎の板を溶接して石英ガラス容器を製造する。そ
して、この石英ガラス容器の底部に所定の形状及び寸法
のノズルを形成する。

このノズルは従来から超音波加工で形成されていた。し
かし、超音波加工には次のような欠点がある。つまり、
加工が進むに従って砥粒がだんだんに大きくなってしま
う。このため、ノズル内面に粗さのバラツキが出てくる
。更に、超音波加工ではノズルの貫通孔にテーパーが付
き易く、平面度が悪い。例えば、超音波加工で厚さ１１
０ｌ１１の板に５１’１ｌｌｌＸＱ。

５ｉａ＋の四辺形の貫通孔を形成する場合、貫通−２− 孔の平行度は１００μ１１〜１５０μｍである。

このため、従来のノズル付き石英ガラス容器では、寸法
精度がよく、しかも表面欠陥のすくない金属製品を製造
することができなかった。

本発明は、上記の実情に鑑みてなされたもので、寸法精
度がよく、しかも表面が滑らかな金属製品を製造するこ
とができるノズル付き石英ガラス容器の製造方法を提供
することを目的とする。

以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説
明する。

第１図から第６図は、本発明のノズル付き石英ガラス容
器の製造方法の一例を工程順に示したものである。

まず石英ガラス製の第１部材１（第１図）と同じく石英
ガラス製の第２部材２（第２図）を製造する。第１部材
１には凹部１ａが形成されている。凹部１ａが後にノズ
ルの貫通孔５になる（第４図参照）。

−３− まず、第１部材１を作る工程を説明する。

第１部材１の凹部１ａは次のようにして加工する。

ダイヤモンドホイルあるいは超音波加工により、まず凹
部１ａに近い寸法、形状まで加工する。次に研削により
凹部１ａを最終的な寸法、形状に仕上げる。凹部１ａの
研削は、砥粒の大きさを考慮しながら金属あるいはセラ
ミックの角板状治具を往復運動することにより、凹部１
ａの長さＡ及び深さＢを０．１〜２００１１＋１の値で
寸法許容差±５０μｍ以下に形成することができる。ま
た、平面１ｂ七一対の平面１ｄの表面あらさく最大高さ
。基準長さ２５１１１１１１０以下同様）を５μｍ以下
に形成することも可能である。更に、平面１ｂと平面１
Ｃの平行度及び一対の平面１ｄの平行度を３０μｍ以下
に形成することも可能である。

また、溶接用平面１Ｃは後に第２部材２の溶接用平面２
ａ　　（第２図）と溶接するために−４− 艶出面に仕上げる。

第１図に示す実施例においては、各寸法は次のとおりで
あった。

Ａ＝５１＋’、’Ｓ”　ｍｍ、Ｂ＝０．６±０．０２１
１１１１１、−〇 Ｃ＝５９１１１１１１．　Ｄ＝　Ｉ　Ｑｖｎ、　Ｅ＝３
．６ｍ１ｌ１次に、第２部材を作る工程を説明する。

第２部材２は角板形状をしている。第２部材２は角板形
状であるので、従来の加工方法で容易に形成することが
できる。第２部材２の１つの溶接用平面２ａは表面あら
さ５μｍ以下で艶出面に仕上げる。これは、第２部材２
を第１部材１の溶接用平面１Ｃに溶接するためである。

第２図に示す実施例においては、各寸法は次のとおりで
あった。

Ｆ＝５９ｍｍ、　Ｇ＝　１０ａｏｎ、　Ｈ＝２．４＋ｎ
ｍ次に第１部材１と第２部材２を溶接してノズルを作る
工程を説明する。

第３図は、第１部材１と第２部材２を溶接して作ったノ
ズルを示す斜視図である。

−５− 第１部材１と第２部材２を溶接するとノズル３が形成さ
れる。第１部材１の形状からノズル３は中央に貫通孔５
を有する。第３図の実施例では、第１部材１と第２部材
２の形状から貫通孔５は四辺形となる。つまり、貫通孔
５は４つの内平面６，７．８及び９に囲まれた四辺形の
孔となる。

ノズル３は、このように第１部材１と第２部＠２に分割
して形成される。前述のように第１部材１及び第２部材
２は精度良く形成することができる。従って、貫通孔５
の寸法精度は大変良くなる。

第１部材１（第１図）の平面１ｂと平面１Ｃの平行度及
び１対の平面１ａの平行度は３０μｍ以下に形成されて
いるから、向いあう内平面６，７及び゛喝、９の平行度
も３０μｍ以下となる。さらに、４つの内平面６，７゜
８及び９の表面あらさは５μｍ以下となる。

また、貫通孔５の長辺６ａ、７ａと短辺８ａ。

９ａは、第１部材１の形状からどちらもＯｏ−６＝ １〜２００１１１ｍの鎗で、寸法許容差が±５０μｍ以
下である。

第１部材１と第２部＠２の溶接は、酸水素炎で加熱し、
圧着して行う。溶接はバーナーを使用し、溶接用平面１
Ｃの中央から端部までを加熱するにとどめる。これは、
第１部材１及び第２部材２が熱によって変形するのを防
ぐためである。

本発明によれば、正確な面取りも可能となる。第４図は
面取りが行われたノズル３の一例を示す斜視図である。

貫通孔５の周辺は面取りを行うことが好ましい。これは
、溶融金属がノズル３に良く流れ込むようにするためで
ある。第４図に示す実施例においては深さ５１１Ｉ１１
にわたり面取りを行った。面取りは回転ホイル等で行う
とよい。

最後にノズル３を石英ガラ、ス容器本体の底部に溶接す
る工程を説明する。

第５図は、石英ガラス容器本体の一例を示す斜視図であ
る。

−７＝ 石英ガラス容器本体の製造方法は、従来と変わりないの
で説明を省略する。尚、第５図に示す実施例においては
内径９９ｍｍ、高さ５００１ｏｌであった。

石英ガラス容器本体の底部１０の中央に、貫通孔１１を
形成する。貫通孔１１の形状及び寸法は、ノズル３の外
形寸法に合わせて形成する。この貫通孔１１にノズル３
を差し込んで溶接する。ノズル３を底部１０に溶接する
場合、ノズル３の面取りされている側を貫通孔１１に差
し込んで、ノズル３の外周部と底部１０に肉盛りを行い
、ノズル３が底部１０に対して直角になるように溶接Ｊ
る。

第６図は、完成した本発明のノズル付き石英ガラス容器
を示す斜視図である。

ノズル３の貫通孔５の形状は四辺形以外にも色々と考え
られる。第７Ａ図〜第７Ｅ図は、四辺形以外の貫通孔５
の例を示すものである。

このような形状の貫通孔５でも、ノズル３を第１部材１
と第２部材２とに分割することに−８− 五〜）Ｃ１寸法精度の良い貫通孔５を形成することがで
きる。

本発明の製造方法によれば、ノズルを第１部材゛１と第
２部材２とに分割して形成するのＣ、ノズルの目通孔の
内平面が滑らかで、しかもその寸法精度の良いノズル付
き石英ガラス容器を製造することができる。

従って、本発明によるノズル付き石英ガラス容器によれ
ば、寸法精度が良く、表面欠陥の少ない金属製品を製造
することができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の第１部材の一例を示す斜視図、第２図
は本発明の第２部材の一例を示づ斜視図、第３図は本発
明のノズルの一例を示す斜視図、第４図は面取りを行っ
たノズルの一例を示す斜視図、第５図は本発明の石英ガ
ラス容器本体を示す斜視図、第６図は完成した本発明の
ノズル付き石英ガラス容器を示す斜視図、第７Ａ図〜第
７Ｅ図は四辺形以外の貫通孔の例を示す図である。 −９− ３・・・・・・・ノズル ４・・・・・・・石英ガラス容器本体 ５・・・・・・・貫通孔 ６．７．８．９・内平面 １０・・・・・・底部 １１・・・・・・貫通孔 −１０− 第５図 第６図 第７図（Ａ）　　　　　　第７図（Ｂ）図（Ｃ）　　　
　　　第７図（Ｄ） ト 図（Ｅ） 手続補正書 昭和５７年７月１９日 特許庁長官　若杉和夫　殿 １、事件の表示 特願昭５７−９７０３０号 ２、発明の名称 ノズル付き石英ガラス容器の製造方法 ３、補正をする者 事件との関係　　　　　特許出願人 〒１６０東京都新宿区西新宿１丁目２６番２号４、自発
補正 ５、補正の対象 明細内の発明の詳細な説明の欄 ６、補正の内容 （１）明細書中箱２頁１５行目において、「砥粒がだん
だんに大ぎくなってしまう。」とあるを、「砥粒がだん
だんに小さくなってしまう。」と訂正する。 ２−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 金属製品を製造づるために使用するノズル付き石英ガラ
   ス容器の製造方法において、平坦な溶接用平面を有する
   石英ガラス製の第１部材を作る工程と、前記第１部材の
   前記溶接用平面に対応する平坦な溶接用平面を有する石
   英ガラス製の第２部材を作る工程と、前記第１部材と前
   記第２部材をそれぞれの前記溶接用平面で互いに溶接し
   てノズルを作る工程と、石英ガラス容器本体の底部に形
   成した貫通孔に前記ノズルを溶接する工程とで構成され
   たことを特徴とするノズル付き石英ガラス容器の製造方
   法。