JPS58212820A - ピアス加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 して斜め方向にピアス加工をするピアス加工装置に関す
る。

従来、かかるピアス加工装置としては、例えば第１図に
示すようなものが多用されている。

第１図において、１はドライブカム、２はスライドカム
であり、プレス機械のスライド（図外）に締結されたと
ホルダ３の下降に伴って、パット４によりワーク５を拘
束し、この拘束下に前記スライドカム２が上ホルダ３側
に固定されたガイド６とガイドバ−７とによってガイド
されつつ、ス．プリング８の弾性力に抗して前記ドライ
ブカム１のカム面１ａに平行に摺接下動し、該スライド
カム２にリテーナ９を介して固定されたピアスポンチ１
０とポンチ１１に固定されたボタンダイ１２とが協働し
てピアス加工を施すものである。

ところで、このような従来のピアス加工装置にあっては
、ワーク５の傾斜曲面Ａに対する法線Ｎにそれぞれピア
スポンチ１０の中心線とボタンダイ１２の中心線とを合
致させる芯出し作業、およびこの法線Ｎ方向にそれぞれ
平行にドライブカム１のカム面１ａとスライドカム２の
カム面２ａとを設定することにかなりの作業員の熟練技
能を要するという難点があった。

本発明の目的とするところは前記の難点を解消して芯出
し作業を容易にするにあり、その特徴とするところは、
プレス機械のスライドの運動方向に対して斜め方向にピ
アス加工をする装置において、ケースと、このケースに
摺動可能に挿入したピストンと、該ケースの一方がわへ
突出させたピストンロッドと、前記ピストンをピストン
ロッドがわへ附勢する附勢手段と、ピスト７６反ピスト
ンロッドがわに取付けたポンチとでピアスニーニットを
構成し、このピアスポンチ、トを弾性材料で作られ、か
つ、ボタンダイを保持するポンチ表面に対応させて形成
したパッド面をそなえるパッドに埋設するとともに前記
スライドの運動に連動して前記ピストンロッドを押進す
るブツシャを設けてなるピアス加工装置にある。

以下、本発明の一実施例を図面につき説明する。

第２図は、本発明に係るピアス加工装置の一例を示す要
部断面図であり、第１図に示す部材と同一部材には同一
符号を付しである。

このピアス加工装置２０は常法により図示しないスライ
ダと連結した上ホルダ３を有し、この上ホルダ３には複
数本のボルト１４，１４によりバット保持体１５を吊持
している。

一方、下ホルダ１６上にはポンチ１７７５；ボルト１８
により取付けられ、このポンチ１７にはボタンダイ１２
が埋設されている−が、このポンチ１７の表面は前記ボ
タンダイ１２の上面とともに孔あけ加工するワーク５の
裏面形状に合わせて例えば傾斜した曲面に形成する。

特に本実施例では、前記バラ１保持体１５の下面より垂
下した環状部１９内にウレタンゴム等の弾性材料により
成形した弾性パッド２０を収納している。この弾性バッ
ド２０は第１パツド２０Ａと第２パツド２’ＯＢとから
なっており、この両者により内部に後記するピアスユニ
ット２１を弾性的に保持している。なお、図中２３は第
２パツド２０Ｂのフランジ部を支持するカバーである。

ピアスユニット２１は下端を開放したシリンダ状のケー
ス２４．およびこのケース２４の下端を閉塞する蓋２５
からなるケース組立体２６と、前記ケース２４内に回動
不能に挿入してなるライナ３０ａ。

３０ｂと、該ライナ内に処定ストロークだけ摺動可能に
挿入してなるピストン２９と、該ピストン２９に固定さ
れて前記ケース２４の一方がわへ突出させたピストンロ
ッド２７と、前記ピスト／２９をピストンロッド２７側
に附勢する弾性部材３１と、前記ピストン２９の反ピス
トンロッド２７がわにリテーナ２８ａを介して取りつけ
たピアスポンチ２８とで構成する。尚ライナ３０ａとラ
イナ３０ｂとを互いにインロー結合した際に構成される
空所３０ｃには、ピストン２９のつば２９ａが摺動可能
に収納されて該空所３０ｃの端面とつは２９ａとめ当接
により前記ピストン２９の往復動限を規制し、更にまた
ピストン２９の外周の一部とライナ３０ａの内周の一部
とにスプラインを形成して粘いに係合させることにより
ピストン２９の軸線まわりの回動を防１１する。このピ
アスユニット２１のピスト７「コツト２″７は第１　ハ
ツト２０　Ａの通孔３２内に突出し、プレス機械のスラ
イドの下降にともなってホルダ３が下降し、前記Ｅホル
ダ３より突出させてロンド状に形成したブツシャ３３が
バット保持体１５の通孔１５ａ及び前記通孔３２内を通
って下降したとき、このプツンヤ３３の下面３３ａが前
記ピアスロッド２７の端面２７ａに当接し、ピアスポン
チ２８をピストン２９、リテーナ２８ａを介してスライ
ドの下降方向に対して斜め下の方向に往動するようにな
っている。尚、本実施例ではブツシャ３３の下面３３ａ
は半球面状に仕トげ、ピストンロッド２７の端面２７ａ
は水平なスライド面として仕りげる。

次に上記構成に係るピアス加工装置の組立と加工につい
て説明する。まず、ピアスポンチ２８とボタンダイ１２
の芯出し、オ゛よび、第２パツド２０Ｂの成形を第３図
に示すようにして行う。すなわち、予め図面手法にもと
づきウレタンゴム等の弾性材料を用いて成形された第１
パツド２０Ａをパッド保持体１５の環状部１９に打ちこ
むことにより嵌着し、次にピアスユニット２１と同・ｉ
ｆに製作し、ピアスポンチの胴体部の外径のみを後記す
る成形の都合で変更したダミーピアスポンチ２８Ｄを装
備したダミーピアスユニット２１Ｄを第１パツド２０Ａ
に形成した穴３４に打ち込んで嵌着するそして裏面をポ
ンチ１７の傾斜した曲面Ｂと同一形状に成形したダミー
ワーク５Ｄをポンチ１７上に載置し、プレス機械のスラ
イドを、１″動下降させて上ホルダ３を寸動下降させる
とともにボタンダイ１２のピアス加工用の孔１２ｂの軸
心に対してダミーピアスポンチ２８１）の軸心が偏向し
ているときは、この軸心を前記第１パツド２ＯＡの弾性
を利用して孔１２ｂの軸心に強制的に合わせ、プツ７ヤ
３３をピストンロッド２７の端面２７ａに当接させてピ
ストンロッド２７を押進し、ダミーピアスポンチ２８Ｉ
）を前記孔１２ｂに挿入する。この芯出しされた状態を
維持して常法により第２パツド２０１１を前記弾□性材
料を用いて成形する。この成形により第２バツ゛ド２０
　Ｂのパッド面Ｆがダミワーク５　Ｉ）の傾斜曲面Ａす
なわちワク５の傾斜曲面へと同一形状の曲面として成形
される。このようにして・成形することにより、ボタン
ダイを保持するポンチ表面に対応したパッド面Ｆをそな
えだパッド２０Ｉ３を常法により取り外し、プレス機械
のスライドに上り上ホルダ３を上昇させ、ダミーピアス
ユニット２１Ｄを第１パツド２０Ａから抜き出し、代り
にピアスユニット２１を嵌着し、該ピアスポンチ）２１
と環状部１９とに第２パツド２０Ｂを装着し、カバー２
３を冠装すればピアスユニット２１のセツティングが終
了する。つぎに、プレス機械のスライドを下降させて上
ホルダ３を下降させると、パッド保持体１５も一体とな
り下降し、この下降に伴って第２パツド２０Ｂの前記の
ようにして成形したパッド面Ｆが全面にわたりワーク５
の傾斜した曲面Ａにならって密着する。この密着により
前記のダミーピアスポンチ２８Ｄ′による。芯出しされ
た状態が再現されるとともにブツシャ３３の下面３３ａ
がピストン２７の端面２７ａに当接し、更にブツシャ３
３が下降するに伴って該芯出し状態下にピアスポンチ２
８がボタンダイ】２のピアス加工用の孔１２ｂに嵌入さ
れて孔あけ加工が終了する。

次にプレス機械のスライドか上昇されると、上ホルダ３
が前記スライドとともに上昇し、これに伴ってブツシャ
３３とピストンロッド２７のゝζ接が解除され、ビスト
ノ２９がピアスユニット２１内を弾性部材３１の弾力に
より復動するとともに第２パツド２０Ｂは前記上昇に伴
い、前記密着力は弱くなるもまだワーク５に密着してワ
ーク５を拘束しているので、ピアスポンチ２８がボタン
ダイ１２の孔１２ｂとワーク５とから引き抜かれる。

さらに上ホルダ３が上昇すると、第２図に示ｔようにボ
ルト１４によりバット保持体１５、パッド２０等を懸吊
した状態となる。

以上説明してきたように、本発明にあっては、プレス機
械のスライドの運動方向に対して斜め方向にピアス加工
をする装置において、ケースと、このケースに摺動可能
に挿入したピストンと、該ケースの一方がわへ突出させ
たピストンロッドと前記ピストンをピストンロッド側へ
附勢する附勢手段と、ピストンの反ピストンロンド側に
取ｆ１けたピアスポンチと、でピアスユニ・ソトを構成
し、このピアスユニットを弾性材料で作られ、かつ、ボ
タンダイを保持するポンチ表面に対応させて形成したパ
ッド面をそなえるパッドに埋設するとともに前記スライ
ドの運動に連動して前記ピストンロッドを押進するブツ
ンヤを設けてピアス加工装置を構成したため、プレス機
械のスライドが往動するに伴ってブツシャが前記往動方
向に運動し、ピストンロッドの端面に当接してピストン
ロッドを押進するとき、スライドおよびブツシャの運動
方向に灯して斜め方向にピアスユニットのセンターライ
ンが沿うようにして前記埋設がなされて、この斜め方向
にピアス加工をするものである故、前記押進力とともに
ピストンロッドを傾動させるトルクが加えられ、これに
よりピアスユニットに傾動が付すされて前記埋設部分の
弾性材料を介してポンチ表面に対応させて形成したパッ
ド面が前記傾動に応じて前記トルク方向に傾動した状態
となろうとするが、この状態下にあってはパッド面が例
えば傾斜曲面状をなすワーク表面に密着しているから弾
性材料からなるパッド面がワーク表面にならう。この結
果前記のトルクによるパッド面の傾動傾向が解消される
とともに前記密着力の反力によってパッ゛ド面を介して
埋設部分にわたるパッドが圧縮されつつ弾性変形し、こ
れにより同パッドに埋設されたピアスユニットに対する
前記の傾動の付与は打ち消されて自動的に芯出しされた
状態になる。また、例えば、パッドが全体として右（左
）にずれてバンド保持体に装着されて前記のようにして
形成したパッド面がワーク表面、例えば傾斜曲面に対し
て右（左）に変位した状態、即ち、ピアスユニットのセ
ンタラインがボタンダイのセンタブインに対し左（右）
に傾動した状態であっても、この傾動状態に応じた角度
だけパッド面も左（右）に傾動した状態であるから、こ
の傾動下にパッド面とワーク表面とが当接して密着しこ
の際に弾性材料からなるパッド面がワーク表面にならう
ので、前記のパッド面の傾動が解消されるとともに前記
密着力の反力によってパッド面を介して埋設部分にわた
るバンドが圧縮されつつ弾性変形し、これにより同パッ
ドに埋設されたピアスユニットの前記傾動が復元して自
動的に芯出しされた状態になる。

本発明にあっては、前記した構成にもとづきこのような
芯出し作用が自動的になされるものであるから、プレス
機械のスライドの運動方向に対して斜め方向にピアス加
工する装置にあっての芯出し作業を容易にすることがで
きたという大なる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のピアス加工装置の要部縦断面図、第２図
は本考案の一実施例を示す要部縦断面図、第３図は第２
図の装置の芯出し要領を示Ｊ要部断面図である。 ３・・・−Ｆホルダ、５・・ワーク、５Ｄ・・・ダミー
ワーク、１２・・ボタンダイ、１５・・・バッド保持体
、１６・・下ホルダ、１７：・・ポンチ、２０・・弾性
バッド、２０Ａ・・・第１パツド、２０Ｂ・第２パツド
、２１・・・ピアスユニット、２１Ｄ・・・ダミーピア
スユニットζ２４・・・ケース、２７・・ピスト／ロッ
ト、２８・・・ピアスポンチ、２８　＋）・・・ダミー
ピアスポンチ、３１・・・弾性部材、３３・・・ブツシ
ャ、Ａ・・傾斜曲面、１３・・・ポンチ表面、Ｆ　・パ
ッド面。 特許出願人　　　日産自動車株式会社 第　十　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プレス機械のスライドの運動方向に対して斜め方向にピ
   アス加工をする装置において、ケースとこのケースに摺
   動可能に挿入したピストンと、該ケースの一方がわへ突
   出させたピストンロッドと前記ピストンをピストンロッ
   ド側へ附勢する附勢手段と、ピストンの反ピストンロン
   ドがわに取付けたピアスポンチとでピアスユニットを構
   成し、このピアスユニットを弾性材料で作られ、かつ、
   ボタンダイを保持するポンチ表面に対応させて形成した
   パッド面をそなえるパッドに埋設するとともに前記スラ
   イドの運動に連動して前記ピスト／ロッドを押進するプ
   ソンヤを設けたことを特徴とするピアス加工装置。