JPS582120Y2 - 地下ケ−ブル線路におけるダクトの防護壁を造型するための型枠の構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、地下ケーブル線路の配管工事（こおいで、
マンホールに接続したダクトの接続端に附設する防護壁
を前記マンホールに造型するための型枠の構造に関する
ものである。

従来、この種の型枠は、現場（こて−々木板切断して枠
組みされているため、木板の切断作業、釘打ち作業、お
よび切張り（型枠を支保する）作業など、頻雑な作業を
必要とする欠点があった。

そこで、不考案の目的は、簡単に組付けおよび解体をす
ることのできる型枠の構造を提供し、もって造型作業の
合理化を図ることである。

以下、不考案の一実施例を図面にしたがって説明する。

図中、１，２は平板状の左右の側板であ／ って、それぞれの後端部には相反方向へ段付状に折曲し
てなる折曲部３をもち、その折曲部３の外端Ｅこは相反
方向へ折曲してなる取付片４が一体形成されている。

一方、各側板１，２のそれぞれの前端部には相対方向に
折曲してなる係止片５が一体形成されでいる。

なお、６，６は各側板１，２の相反面の上端部および中
央部に取付けられた補強片である。

７は前記両側板１，２の係止片５，５によりその内側に
支持された前面板であって、複数個（不例では上下二段
の計４個を示す）貫設された通孔８〜８にダク）Ｄ−Ｄ
がほぼ密嵌状に挿通されている。

しかして、この前面板７は前記通孔８〜８のほぼ中央に
て水平方向に分断されている。

なお、この分断された各片を下部断片？ａ、中央断片７
ｂおよび上部断片１ｃと呼ぶことにする。

９は両端部がコの字状（こ折曲された左右の受止片１０
，１０をもつ規定部材であって、前記両側板１，２の前
端部を挟持するように同前端部に対し水平状ｆこ装架さ
れ、でいる。

しかして、この規制部材９は前記前面板１の上下の通孔
８，８間（こ位置されている。

１１は前記両側板１，２の後端部上ｆこ設けられた上側
板であって、その両端部Ｅこは前記両側板１゜２の折曲
部３，３に対応しうるコの字状に折曲された左右の側片
１２，１２−’ｔもち、その側片１２゜１２の外端に相
反方向へ折曲してなる取付片１３゜１３が一体形成され
ている。

そして、この各取付片１３．１３と前記両側板１，２の
各取付片４゜４とは一連状（こして、マンホールＭの側
面Ｅこ対し釘１５ａ着された木製取付板１５．１５によ
り係着されている。

なお、上側板１１の前面には補強片１４，１４が取付け
られている。

１６．１６は両端下面１こ左右の係合片１７，１７が突
設された帯板状の補助規制部材であって、前記両側板１
，２の上面１こその上部の補強片６，６を挟持するよう
（こ装架されている。

しかして、上記の型枠は、全部を透明な合成樹脂材で成
型されている。

上記の如く組付けられた型枠ｆこは、コンクリートが打
設され、防護壁Ｗが造型されるのである。

そして、前記コンクリートの硬化後、上記型枠を解体す
るｌこは、規制部材９、補助規制部材１６゜１６、およ
び取付板１５．１５をそれぞれ取外して、両側板１，２
の規制を解除したのち、同両側板１，２を取外す。

次（こ、前面板７をその各断片７ａ〜７ｃ毎（こ取外せ
ば、第３図に示すように、マンホールＭ（こダク１−Ｄ
−Ｄの防護壁Ｗが完成する。

また、上記の型枠を組付けるには、上記した解体順序の
逆順をすれば良いのである。

引き続いて、上記実施例の作用および効果を説明する。

上記した型枠は、あらかじめ設定された寸法により成型
されたものを現場にて組付けるものであるから、従来と
異なり、現場での加工作業を必要としない。

また、各部材を係止１こよって組付ける、いわゆる組み
本状に組付けるものであるから、枠組みに際しで、釘打
ち作業および切張り作業も必要としない。

したがって、従来の型枠Ｅこ比べ、簡単ｔこ組付けをな
し得る一方、解体も簡単にでき、反復使用することも可
能である。

また、型枠が透明な合成樹脂材で成型されていることに
よって、コンクリートの打設を視認しながら行うことが
でき、良好な止水効果のある防護壁を確実に造型するこ
とができる。

さらに、必要に応じて、コンクリートの打設状態および
養生状態の記録写真を撮影することも可能である。

なお、上記実施例では型枠の全部を透明な合成樹脂材で
形成したが、型枠の一部だけでも良い。

すなわち、不考案は平板状の左右の側板ｔこは、それぞ
れの後端部を折曲してなる取付片を一体形成し、かつそ
れぞれの前端部を折曲して前面板を係止するための係止
片を一体形成し、そして、前記前面板は前記ダクトを挿
通しうる通孔を貫設しかつ同通孔のほぼ中央にて水平方
向に分断され、また両端部がコの字状に折曲された左右
の受止片をもつ規制部材は、前記両側板の前端部を挟持
するよう（こ同前端部に対し水平状に装架された構造で
あるから、簡単に組付けおよび解体をすることができ、
防護壁の造型作業の合理化「こきわめで益するところ大
なる考案である。

【図面の簡単な説明】

図面は不考案の一実施例を示すもので、第１図は組付は
状態の斜視図、第２図は分解した斜視図、第３図はダク
トの防護壁の斜視図である。 １・・・左側板、２・・・右側板、４・・・取付片、５
・・・係止片、７・・・前面板、８・・・通孔、９・・
・規制部材、１０・・・受止片、Ｍ・・・マンホール、
Ｄ・・・ダクト、Ｗ・・・防護壁。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ ダクトを接続したマンホールにおいて前記ダクトの
   接続端ｆこ附設する防護壁を造型するための型枠を下記
   のようＧこ構成したことを特徴とする地下ケーブル線路
   ｆこおけるダクトの防護壁を造型するための型枠の構造
   。 記 （イ）平板状の左右の側板（こは、それぞれの後端部を
   折曲してなる取付片を一体形成し、かつそれぞれの前端
   部を折曲して前面板を係止するための係止片を一体形成
   すること。 （ロ）そして、前記前面板は前記ダクトを挿通しうる通
   孔を貫設し、さらに同通孔のほぼ中央（ごて分断される
   こと。 ｅ→ 両端部がコの字状に折曲さｎ、た左右の受止片を
   もつ規制部材は、前記両側板の前端部を挟持するように
   同前端部ｆこ対し水平状（こ装架されること。 ２ 前記型枠の全部もしくは一部を透明な合成樹脂材ｆ
   こより成型した実用新案登録請求の範囲第１項記載の地
   下ケーブル線路（こおけるダクトの防護壁を造型するた
   めの型枠。