JPS5821108B2 - エンジンの点火進角装置 - Google Patents

エンジンの点火進角装置

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Publication number
JPS5821108B2
JPS5821108B2 JP52026511A JP2651177A JPS5821108B2 JP S5821108 B2 JPS5821108 B2 JP S5821108B2 JP 52026511 A JP52026511 A JP 52026511A JP 2651177 A JP2651177 A JP 2651177A JP S5821108 B2 JPS5821108 B2 JP S5821108B2
Authority
JP
Japan
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ignition
engine
centrifugal weights
centrifugal
timing
Prior art date
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Expired
Application number
JP52026511A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53110733A (en
Inventor
井山圀彦
高柳有
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Toyo Denso Co Ltd
Original Assignee
Toyo Denso Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Denso Co Ltd filed Critical Toyo Denso Co Ltd
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Expired legal-status Critical Current

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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、エンジンに連動して回転する重錘支台に遠心
重錘を軸支し、エンジン回転数の上昇に伴うその遠心重
錘の外方への揺動によりエンジンの点火時期を進角する
ようにした遠心式点火進角装置に関する。
一般に、かかる装置では、エンジン回転数が成る一定値
以上に上昇した後は点火時期をクランク角上、一定にす
べく遠心重錘の外方への揺動を停止するストッパ手段を
重錘支台に設けているが、点火装置においては進角装置
から点火の指令を受けて点火栓に火花放電を生せしめる
までに一定の時間遅れがあるので、第5図に示すように
、遠心重錘の揺動の停止により点火指令時期の進角が止
ってからは(点す以降)、実際の点火時期はエンジン回
転数の上昇に伴いクランク角上、それまでとは逆に徐々
に遅れ始めるもので、それによればエンジンの高回転時
の出力性能が低下する不具合を招へ 本発明は、そのような不具合のない、しかも従来のもの
を容易に改造することのできる構造簡単且つコンパクト
な前記点火進角装置を提供することを目的とする。
以下、図面により本発明の実施例について説明すると、
第1ないし第3図において、1は重錘支台で、その上面
には、エンジンのクランク軸、動弁カム軸等の回転軸2
に連結される中空支軸3を立設し、さらにそれを挾んで
一対の主遠心重錘4゜4′を点対称位置に配設すると共
にその一方の主遠心重錘4上に補助遠心重錘5を重合し
、主および補助遠心重錘4,5は共通の枢軸6により、
また主遠心重錘4′は枢軸6′によりそれぞれ重錘支台
1に半径方向揺動自在に支持される。
支軸3の外周には、公知の点火装置(図示せず)を−回
転毎に作動し得るカム筒7を回転自在に嵌合する。
そのカム筒Tの下端外周には互いに反対方向に突出する
一対の突起8,8′が形成されており、一方の突起8に
遠心重錘4,5の両方の作動爪4a、5aを、また他方
の突起8′に遠心重錘4′の作動爪4a′をそれぞれ係
合する。
而して遠心重錘4,4’、5はそれぞれ外方へ揺動する
とき各伯動爪4a、4a’、5aにより突起8,8′を
介してカム筒7を点火時期の進角方向に回動することか
できる。
一方、各突起8,8′と重錘支台1間にはカム筒7を点
火時期の遅角方向に付勢する戻しはね9゜9′を張設す
る。
重錘支台1の外周部には、共通の枢軸6に支持される主
、補助遠心重錘4,5の外方揺動限を規制する共通のス
トッパ10さ、他方の主遠心重錘4′の外方揺動限を規
制するストッパ10′とを重錘支台1の回転中心から等
距離に設置し、補助遠心重錘5の最大揺動角、すなわち
カム筒7に接する内方位置からストッパ10に衝合する
外方位置までの揺動角が各主遠心重錘4,4′のそれよ
りも大きくなるよう補助遠心重錘5の揺動力向の幅を各
遠心重錘4,4′のそれよりも狭く設定する。
次にこの実施例の作用を説明するに、エンジンが作動す
ると、その回転軸2により重錘支台1が矢示R方向に回
転され、同時に各遠心重錘4,4′5の作動爪4a、4
a’、5aにより突起8,8′を介してカム筒7が回転
され、その一回転毎に図示しない点火装置が作動され、
エンジンに点火される。
エンジン回転数が第4図で点aを超えると、各遠心重錘
4,4’、5は、それらに働く遠心力の和が戻しはね9
,9′のセット荷重に打勝つため外方へ揺動を開始し、
それに伴い各作動爪4a、4a’。
5aが突起8,8′を介してカム筒7を回転軸2に対し
矢示R方向に回動するので、点火装置への点火指令時期
が進角され、したがって点火時期が進角されてい匂 そして、エンジン回転数が第4図で点すに達すると、先
ず主遠心重錘4,4′がストッパ10゜10′に衝合し
てそれらの揺動を停止され、点火指令時期の進角作用は
一時停止するが、その後、さらにエンジン回転数が上昇
すれば点火装置の一定の作動遅れのため点火時期は従来
と同様に遅角し始める。
しかし、この段階では補助遠心重錘5とストッパ10と
の間には、まだ成る間隙が残存しているから、エンジン
回転数が、また更に上昇して補助遠心重錘5に働く遠心
力が両戻しばね9,9′の復元力に打勝ったとき、即ち
第4図で点Cに達したとき補助遠心重錘5の外方への揺
動が再開され、点火指令時期を再び進角し、これによっ
て点火時期の前記遅れが補正され、第4図でαはその補
正量を示す。
その後、補助遠心重錘5がストッパ10に接したとき点
火指令時期の進角は完全に停止する。
尚、この実施例においては、必要に応じて主遠心重錘4
′上にも別の補助遠心重錘を重合することができる。
以上のように本発明によれば、エンジンに連動して回転
する重錘支台1に、互いに重合する複数個の遠心重錘4
,5をそれらがエンジン回転数の上昇に応じてそれぞれ
外方へ揺動し得るよう共通の枢軸6を介して支持すると
共に、それら遠心重錘4,5の各揺動方向外側面に当接
してそれらの各最大揺動角を決定する共通のストッパ1
0を設け、前記複数個の遠心重錘4,5に、それら遠心
重錘4,5が外方へ揺動したときその揺動角に応じてエ
ンジンへの点火指令時期が進角されるように点火装置を
連動させると共に、この点火装置に、これを点火指令時
期の遅角方向に付勢する戻しばねを接続し、前記複数個
の遠心重錘4,5の各最大揺動角が互いに相違してエン
ジンの高回転域でその回転数の上昇に従い点火指令時期
が段階的に進角するようにそれら遠心重錘4,5の各揺
動方向の幅を互いに異ならせたので、前記複数個の遠心
重錘4,5の外方揺動停止時期をエンジン回転数により
異ならせて、エンジンの点火時期を一定にすべき高回転
領域では点火装置に与える点火指令を段階的に進角させ
ることができ、従ってエンジン回転数の上昇に伴う点火
時期の遅れを自動的に補正することができ、エンジンの
高回転時期の出力性能を向上させることができる。
特に本発明では、前記枢軸6とストッパ10が複数個の
遠心重錘4,5全部に対して共用されているため、部品
点数が少なく構造が簡単でコストを低減することができ
、また前記従来の遠心式点火進角装置に所定の遠心重錘
を単に追加するだけで本発明装置を構成することができ
るため、従来装置の改造が容易であり適用範囲が極めて
広い。
しかも前記複数個の遠心重錘4,5は互いに重なり合っ
て配置されているので、その数を増やしても重錘支台1
上において広い占有場所をとらず、装置をコンパクトに
構成することができ、その上、数個の遠心重錘を狭隘な
重錘支台1上に無理なく設置することが可能で、この場
合には点火指令を伺段にも進角させて前記点火時期の遅
れに対する補正をきめ細かく精確に行なうことができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の第1実施例の平面図、第2図は第
1図の■−■線部分断面図、第3図は第1図のlll−
1線部分断面図、第4図は本発明装置の性能を示す線図
、第5図は従来装置の性能を示す線図である。 1・・・・・・重錘支台、2・・・・・・エンジンの回
転軸、4・・・・・・主遠心重錘、5・・・・・・補助
遠心重錘、10・・・・・・ストッパ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エンジンに連動して回転する重錘支台1に、互いに
    重合する複数個の遠心重錘4,5をそれらがエンジン回
    転数の上昇に応じてそれぞれ外方へ揺動し得るよう共通
    の枢軸6を介して支持すると共に、それら遠心重錘4,
    5の各揺動方向外側面に当接してそれらの各最大揺動角
    を決定する共通のストッパ10を設け、前記複数個の遠
    心重錘4゜5に、それら遠心重錘4,5が外方へ揺動し
    たときその揺動角に応じてエンジンへの点火指令時期が
    進角されるように点火装置を連動させると共に。 この点火装置に、これを点火指令時期の遅角方向に付勢
    する戻しばねを接続し、前記複数個の遠心重錘4,5の
    各最大揺動角が互いに相違してエンジンの高回転域でそ
    の回転数の上昇に従い点火指令時期が段階的に進角する
    ようにそれら遠心重錘4.5の各揺動方向の幅を互いに
    異ならせた、エンジンの点火進角装置。
JP52026511A 1977-03-10 1977-03-10 エンジンの点火進角装置 Expired JPS5821108B2 (ja)

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JP52026511A JPS5821108B2 (ja) 1977-03-10 1977-03-10 エンジンの点火進角装置

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JP52026511A JPS5821108B2 (ja) 1977-03-10 1977-03-10 エンジンの点火進角装置

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Publication Number Publication Date
JPS53110733A JPS53110733A (en) 1978-09-27
JPS5821108B2 true JPS5821108B2 (ja) 1983-04-27

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JP52026511A Expired JPS5821108B2 (ja) 1977-03-10 1977-03-10 エンジンの点火進角装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6047527A (ja) * 1983-08-08 1985-03-14 オリボツト・ソシエタ・ペル・アチオ−ニ 電気信号を固定ステ−シヨンと回転ステ−シヨンとの間で伝送するための装置

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JPS54117428U (ja) * 1978-02-03 1979-08-17

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JPS6047527A (ja) * 1983-08-08 1985-03-14 オリボツト・ソシエタ・ペル・アチオ−ニ 電気信号を固定ステ−シヨンと回転ステ−シヨンとの間で伝送するための装置

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JPS53110733A (en) 1978-09-27

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