JPS5821083B2 - 回転ピストン機械用内部シ−ルの製造方法 - Google Patents
回転ピストン機械用内部シ−ルの製造方法Info
- Publication number
- JPS5821083B2 JPS5821083B2 JP49007161A JP716174A JPS5821083B2 JP S5821083 B2 JPS5821083 B2 JP S5821083B2 JP 49007161 A JP49007161 A JP 49007161A JP 716174 A JP716174 A JP 716174A JP S5821083 B2 JPS5821083 B2 JP S5821083B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- edge
- layer
- oil
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C19/00—Sealing arrangements in rotary-piston machines or engines
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、リング状の油かき縁部を有する鋳鉄の油かき
リングとして形成された回転ピストン機械用内部シール
の製造方法に関する。
リングとして形成された回転ピストン機械用内部シール
の製造方法に関する。
この種の油かきリング、即ち内部シールでは油かき縁部
の摩耗を僅かに保持するために、油かきリングの油かき
縁部の周りの外側端面にクローム層を設けるか、油かき
リングの半径方向内方の限定面の少くともケース側部分
に接近した区域を高度に摩耗の少い層、特にクロームか
らなる層を設けることは周知である。
の摩耗を僅かに保持するために、油かきリングの油かき
縁部の周りの外側端面にクローム層を設けるか、油かき
リングの半径方向内方の限定面の少くともケース側部分
に接近した区域を高度に摩耗の少い層、特にクロームか
らなる層を設けることは周知である。
この種の耐摩耗性の層を後から加工する場合、基礎材へ
のこの層の固着が負荷変動に際して一定に保持出来ず、
従って剥離が生じるという危険がある。
のこの層の固着が負荷変動に際して一定に保持出来ず、
従って剥離が生じるという危険がある。
更に、この目的には無孔性のクロームメッキ層が必要と
なるのでクロームメッキ法は高価となる。
なるのでクロームメッキ法は高価となる。
本発明は、剥離の危険がなく、低コストで充分な硬度を
有する油かき縁部を有する油かきリングの形状の内部シ
ールの製造方法を提供することを課題とする。
有する油かき縁部を有する油かきリングの形状の内部シ
ールの製造方法を提供することを課題とする。
この目的に対して、本発明の製造方法により製出された
油かきリングのリング状油かき縁部がレデブライト組織
層を有している。
油かきリングのリング状油かき縁部がレデブライト組織
層を有している。
この種の層は比較的簡単に、例えば周知の改鋳法によっ
て作成することが出来る。
て作成することが出来る。
油かきリングは、特に微細なグラファイトを有するグレ
ー鋳物からなる。
ー鋳物からなる。
油かきリングを鋳鉄の溶融温度までその縁部範囲を加温
し、急速に冷却することによって、この範囲にレデブラ
イト組織層が生じ、この層にマルテンサイトの層が接続
する。
し、急速に冷却することによって、この範囲にレデブラ
イト組織層が生じ、この層にマルテンサイトの層が接続
する。
油かき縁部の硬度が後から付着される層によってではな
く、層の変質によって生じることによって、油かき縁部
の剥離の危険はない。
く、層の変質によって生じることによって、油かき縁部
の剥離の危険はない。
溶融硬化が保護ガス中での電気アークの加熱によって行
われるか、電子線又はレーザー光線によって行われる。
われるか、電子線又はレーザー光線によって行われる。
これ等の方法では、次の冷却工程に特別な工夫は必要で
はない。
はない。
その理由は加熱が部分的に限定されていて、レデブライ
ト組織層を得るために必要な急速冷却が基礎材への熱伝
達によって急速且つ充分に行われるからである。
ト組織層を得るために必要な急速冷却が基礎材への熱伝
達によって急速且つ充分に行われるからである。
油かき縁部の範囲でのレデブライト組織層の形成は、他
方油かきリングを遠心鋳造で製造し、後に油かき縁部に
なる範囲の溶融鉄を突然冷却することによっても行われ
る。
方油かきリングを遠心鋳造で製造し、後に油かき縁部に
なる範囲の溶融鉄を突然冷却することによっても行われ
る。
改鋳硬化は、半径方向、即ち、油かきリングの半径方向
内側の局面範囲又は軸方向、即ち油かきリングの軸方向
外側端面側の範囲に行われる。
内側の局面範囲又は軸方向、即ち油かきリングの軸方向
外側端面側の範囲に行われる。
改鋳硬化では縁部が溶融除去されるので縁部そのものだ
けに行われるのではないので、油かきリングは、先ず後
に油かき縁部となる範囲では軸方向及び／又は半径方向
に過剰な部分量が形成され、次いで特にレンズ状の横断
面に改鋳硬化が行われる。
けに行われるのではないので、油かきリングは、先ず後
に油かき縁部となる範囲では軸方向及び／又は半径方向
に過剰な部分量が形成され、次いで特にレンズ状の横断
面に改鋳硬化が行われる。
後に油かき縁部となる部分に続く油かきリングの面は、
油かき縁部を形成するために仕上加工される。
油かき縁部を形成するために仕上加工される。
本発明の実施例を図面に従い説明する。
第１図には、横断面が略々Ｌ字形の鋳鉄−素材１が示さ
れている。
れている。
この軸方向外側の端面２は、溶融することによってレデ
ブライト組織層からなる区域３を有している。
ブライト組織層からなる区域３を有している。
この区域３の半径方向の高さは例えばｌ ｍｍで、深さ
は０．５ ｍｍである。
は０．５ ｍｍである。
区域３は、溶融部分が流出しないように、端面２の縁部
４，５までは延びていない。
４，５までは延びていない。
溶融工程の後、素材は点線で示した面６，７まで仕上加
工され、その結果鋭く硬い油かき縁部８が生じる。
工され、その結果鋭く硬い油かき縁部８が生じる。
摩耗しても、油かき縁部の半径方向の延長部を出来るだ
け小さく保持するために、点線で示した線９まで加工を
行ってもよい。
け小さく保持するために、点線で示した線９まで加工を
行ってもよい。
第１図による実施例では改鋳硬化が軸方向に行われる一
方、第２図に示した実施例では半径方向の改鋳硬化が行
われている。
方、第２図に示した実施例では半径方向の改鋳硬化が行
われている。
鋳物−素材１０は、横断面長方形のリングからなり、そ
の半径方向内側の周面１１は後に油かき縁部となる範囲
に、溶融によって生じたレデブライト組織層の区域１２
を有する油かきリングを製造するために、素材１０は点
線で示した面１３まで研磨又は切削され、その際、硬く
鋭い油かき縁部１４が形成される。
の半径方向内側の周面１１は後に油かき縁部となる範囲
に、溶融によって生じたレデブライト組織層の区域１２
を有する油かきリングを製造するために、素材１０は点
線で示した面１３まで研磨又は切削され、その際、硬く
鋭い油かき縁部１４が形成される。
本発明は当然図示の実施例、特に図示の横断面形の油か
きリングのみに限定されるものではない。
きリングのみに限定されるものではない。
又、第２図の半径方向の溶融硬化は第１図の油かきリン
グ−素材でも実施出来るのは当然である。
グ−素材でも実施出来るのは当然である。
第１図は本発明による油かきリングの断面図であり、第
２図は第２実施例の断面図である。 １．１０・・・・・・油かきリング、２・・・・・・油
かきリングの端面、３，１２・・・・・・レデブライト
組織層区域、４．５・・・・・・端面２の縁部、６，７
，９．１３・・・・・・加工面、８，１４・・・・・・
油かき縁部。
２図は第２実施例の断面図である。 １．１０・・・・・・油かきリング、２・・・・・・油
かきリングの端面、３，１２・・・・・・レデブライト
組織層区域、４．５・・・・・・端面２の縁部、６，７
，９．１３・・・・・・加工面、８，１４・・・・・・
油かき縁部。
Claims (1)
- １ リング状の油かき縁部を有する鋳鉄あ油かきリング
として形成された回転ピストン機械用内部シールの製造
方法において、先ず、後に油かき縁部となる面を有する
リング状鋳物素材をわずかに大きな寸法を有するように
形成し、次いでその面の範囲内で、後に油かき縁部とな
るリング状の区域を鋳鉄の溶融強度迄再加熱し、更にこ
の加熱した区域を急速に冷却し、ここにレデブライト組
織を形成し、最後に油かき縁部を製出するためにこの鋳
物素材を最終仕上加工することを特徴とする回転ピスト
ン機械用内部シールの製造方法。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19732302119 DE2302119C3 (de) | 1973-01-17 | 1973-01-17 | Verfahren zur Herstellung einer Innendichtung für Rotationskolbenmaschinen |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5047207A JPS5047207A (ja) | 1975-04-26 |
| JPS5821083B2 true JPS5821083B2 (ja) | 1983-04-27 |
Family
ID=5869181
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP49007161A Expired JPS5821083B2 (ja) | 1973-01-17 | 1974-01-16 | 回転ピストン機械用内部シ−ルの製造方法 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5821083B2 (ja) |
| DE (1) | DE2302119C3 (ja) |
| FR (1) | FR2324882A1 (ja) |
| GB (1) | GB1404924A (ja) |
| IT (1) | IT1003287B (ja) |
| SE (1) | SE405493B (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2061346A5 (ja) * | 1969-09-13 | 1971-06-18 | Toyo Kogyo Co |
-
1973
- 1973-01-17 DE DE19732302119 patent/DE2302119C3/de not_active Expired
- 1973-12-28 SE SE7317508A patent/SE405493B/xx unknown
- 1973-12-31 IT IT3249273A patent/IT1003287B/it active
-
1974
- 1974-01-14 FR FR7401136A patent/FR2324882A1/fr active Granted
- 1974-01-15 GB GB180274A patent/GB1404924A/en not_active Expired
- 1974-01-16 JP JP49007161A patent/JPS5821083B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| SE405493B (sv) | 1978-12-11 |
| FR2324882A1 (fr) | 1977-04-15 |
| IT1003287B (it) | 1976-06-10 |
| FR2324882B1 (ja) | 1978-07-13 |
| DE2302119A1 (de) | 1974-07-18 |
| GB1404924A (en) | 1975-09-03 |
| DE2302119C3 (de) | 1978-11-23 |
| JPS5047207A (ja) | 1975-04-26 |
| DE2302119B2 (de) | 1978-03-23 |
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