JPS58209955A - カツプリングシユガ−含有粉末食品の製造法 - Google Patents

カツプリングシユガ−含有粉末食品の製造法

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JPS58209955A
JPS58209955A JP57091410A JP9141082A JPS58209955A JP S58209955 A JPS58209955 A JP S58209955A JP 57091410 A JP57091410 A JP 57091410A JP 9141082 A JP9141082 A JP 9141082A JP S58209955 A JPS58209955 A JP S58209955A
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JP
Japan
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food
coupling sugar
temperature
powdered
food containing
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Pending
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JP57091410A
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English (en)
Inventor
Tetsuhiko Maruyama
丸山 哲彦
Michio Murakami
村上 道男
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Meiji Dairies Corp
Original Assignee
Meiji Milk Products Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は固形又は粉末のカノプリングシーガー含有食品
の製造法に関するものである。
本発明で、カップリングシーガーとはマルトオリゴシル
・フラクトシドを主成分とする甘味料で、通常蔗糖の5
0〜60%の甘さを有し、その味質は非常に優れている
一般に、蔗糖を澱粉又はその誘導体の混合溶液可〒つ に、バチルス・メp JJI ’) zケムその他の微
生物或はアミラーゼを添加し、異性化により前記マルト
オリゴシル・フラクトシドの外、蔗糖に種々の長さのグ
ルコース残基のついた一連のオリゴ糖を生成せしめて製
造するものである。上記反応は酵累による反応である関
係上、平衡に達すると実質的に停止するので製品中には
尚1o%前後の蔗糖の外相当量のマルトース、グルコー
スを含んでいる。
このように、カップリングシュガーはオリゴ糖を主成分
とする糖である関係上、微生物又は酵素に対する生化学
的挙動は蔗糖のそれと異なり、蔗糖のように不溶性のグ
ルカンを作らないばかシでなく、蔗糖から作られる不溶
性グルカンの生成を抑制する効果を有する。従って、虫
歯の抑制効果を有するので、近年その利用が注目されて
いる甘味料である。
しかし、カップリングシュガーはオリゴ糖を主成分とす
る関係上、常時液状を呈し、粘性を有するので用途に制
限を受け、これを粉末化するには極めて困難を伴う。例
えばカップリングシーガーを固形分あた510%以上含
有する液状食品を噴き乾燥しようとすると、装置のチャ
ンバーやサイクロンの中で固結し、作業を困難にする。
また、粉末になっても装置よシ取出した粉は極めて固結
しやすいとか、粉末にしたとき低水分まで乾燥していて
も熱を加えると固結する欠点がある。この固結について
本発明者らが行った研究によると、他の食品と混合した
場合の固化は温度条件によりその態様を者しく異にする
ことが判明した。今、これを実験例により示すと、実験
は75%の水分ヲモつカップリングシュガー60%と、
脱脂粉乳40部を混合し、乾燥して水分約3チの粉末試
料を調製し、これを種々の温度条件下において固結まで
の時間を調べた。その結果は第1図に示した。
即ち、100’Cでは瞬時にして固結し、70°Cでは
5分、60℃では25分で固結する。しかし約50℃以
下では長時間固化が防止される。このことから常法で熱
を加えて乾燥することは極めて難しく、末だにカップリ
ングシュガー全含有する粉末食品の製造は成功していな
い。
1図 本発明者らは第1表の知見に基づき、カップリングシュ
ガーの長所を生かし、それを含有する粉末食品を製造せ
んと研究を進めた結果、カップリングシュガーを含む食
品を乾燥急冷すると固化防止できることに着目し、カッ
プリングシュガーを含む食品を80重偏チ以上の固形分
を含むように調製し、これを高温加熱して真空乾燥機に
供−給し、自己蒸発させて急冷乾燥することにより解決
したのである。
一般にカップリングシュガーはその製法により各種組成
のものが知られているが、本発明においては蔗糖にグル
コース残基のついたオリゴ糖であればどのようなもので
も使用できる。
これらは液状で存在し、60〜80チの固形分を含むが
そのま\使用してもよく、必要に応じて75%前後に濃
度調整して使用する。
上記カップリングシュガーに混合する食品としては、好
ましくは粉末食品で、例えば、デキストリン、脱脂粉乳
、全脂粉乳、ぶどう糖、蔗糖、各種油脂類、ココア粉末
、果汁粉末等がある。これらは単独深加してもよく、或
は混合象加してもよいもので、好ましくはできるだけ乾
燥したものを使用する。
カップリングシーガーと前記粉末食品の混合割合は、何
程でもよいが、前者10%(1董、固形分75%換算、
以下同じ)以下では本発明の目的とする食品の改良効果
が薄れ、前者90%以上もの大量とすると多きにすぎ、
カップリングシュガー含肩食品の意味が薄れるので、通
常10チ以上80チまでが使用される。混合に際しては
、両者の水分を考慮する必要があり、混合後の全固形分
が80チ以上好ましくは83〜90%の範囲に入るよう
調整する。これは固形分が80渠以下であると後記する
乾燥工程において発泡・乾燥がスムーズに行なわれない
ためである。然し、90%を越える固形分とすると、混
合・乾燥に不便を伴う等の弊害が生ずる。このため、必
要に応じて前記粉末食品を乾燥したシ、カッブリ、ング
シュガーを脱水したり、或は加水して水分調整を行うも
のである。
混合は、カソプリングシーガーが粘性をもつ関係上加温
下で行うのが良く、例えば常圧又は加圧下にカップリン
グシュガーを80〜130℃に加熱し、その中に前記粉
末食品を攪拌加熱しながら混合するとか、カップリング
シュガーと粉末食品を予備混合し混合物を常圧又は加圧
下で加熱し、全体を均一に混合する等の手段が構せられ
る。一般に加熱の温度は、高ければ高い相流動性が増加
し、攪拌機にか\る負荷が減少しその上乾燥に必要な熱
量も確保できるので好ましいが、通常カップリングシー
ガーの中にはフラクトースの様な耐熱性の低い糖類を含
むので過度の加熱はさけねばならず、このため混合液の
仕上り温度は100〜120℃程度とし、且つ、加熱時
間はできるだけ短くするのがよく、通常10秒〜3分程
度の加熱時間で次の乾燥工程に移行するのが良い。
真空度750朋内外又はそれ以上の真空度が維持された
連続真空乾燥機等を使用し、密閉乾燥機内にノズルを介
して噴出さす。この噴出により混合物は急激に自己蒸発
を行い、発泡して乾燥し水分を1〜8%に減少さす。も
し真空度が不足し730朋程度であると発泡不良となシ
乾燥しがたい。又品温が50℃以上に上昇し、壁面には
着して作業を困難にする。この現象は第1図の結果から
も容易に想到できる所である。一般に、乾燥時の品温は
、その真空度における純水の沸点に20’C程度加算し
た温度になるもので、このため、乾燥物の品温の管理は
50℃以下、好ましくは40℃以下になるよう真空度を
管理し、自己蒸発により急冷するようにしなければなら
ない。又、乾燥物の水分が8チを越える大量とすると、
固化し易い製品となるので注意を要する。上記真空度の
管理の外前記混合物の濃度管理が重要で、若し、色合物
の固形分が80%以下の液状であると、真空室内を更に
減圧に保っても発泡がスムーズに起こらず、乾燥不充分
で固化し易い製品が得られるので注意を要する。
上記の乾燥物は、通常多孔性の団粒物か或は粉状をなす
もので、乾燥機より取り出した後はそのま\或は粉砕機
で粉砕して微粒とする。この乾燥物はそのま\、或は製
粒して包装し製品となすものである。
得られた製品は冷水、冷牛乳、冷果汁にもよくとけ、優
れた甘味を与え、食品の製造、菓子の製造に甘味料とし
て使用するのに好適である。又、本発明の製造は粉状で
あるから取扱いが容易で用途に制限を受ける不利はない
本発明は上記例の如くしてなるもので、乾燥粉末化の困
難なカップリングシュガーの物性を研究し、常法により
加熱乾燥すると急激に固化してゴム状となり、乾燥を著
しく困難にするが、この困難な50℃以上の温度帯を自
己蒸発により瞬時にして通過せしめ固化するひまをあた
えることなく50℃以下の低温迄急冷することによシ解
決したものである。従来、みそのような高粘性物を加熱
し、多段の乾燥機で変質を防止しながら乾燥し、粉末食
品を製造することは知られているが、本発明のようにカ
ップリングシュガーに他の食品を添加し、固形物80チ
(重量)以上に調整してこれを高真空下向で一挙に50
℃以下となし粉末食品を製造することは末だに知られて
いない。
以上のように、本発明は従来安価に製造でき、品のよい
甘味と虫歯予防の効果を奏するカップリングシーガーを
使用して、今迄知られていなかった粉末食品を製造せん
とするもので、虫歯予防効果を有する新規な菓子、食品
の原料を提供する製造方法といわねばならない。
以下実施例により説明する。
実施例1 カップリングシュガー含有食品の配合割合は第り表に示
す通りとした。
第   1   表 カップリングシュガー(Bx75)    40部ハ 
  イ   ガ   エ   キ   ス     1
0部デ   キ   ス   ト   リ   ン  
    30部ぶ    ど    う    糖  
    5部コ      −      ン    
  油       3部脱    脂    粉  
  乳    12部上記上記側合でケーキミキサーに
入れよく混合し、固形分87チの混合物的100kl?
を得た。
次いでこれを外套付きチューブ形加熱機に圧入し、外套
の蒸気温度4 k!?/cIIL2*チューブ内の平均
滞留時間30秒で加熱し約120℃の温度に達せしめた
。この加熱物は液状を呈し、連続真空乾燥機のノズルよ
り真空度750mmとした真空乾燥機に入れ発泡させて
乾燥した。このときの乾燥物の品温は約38℃、水分約
3%で収量的870に9であった。これを取出して粉砕
し、カッブリ/グシーガー含有食品とした。該食品は常
温で長期保存しても固結することなく、冷水、冷牛乳に
もよくとけ、風味のよい製品であった。
実施例2 実施例1の配合を第2表に示す配合とした。
第   2  表 カップリングシュガー(Bx75)     60部コ
    コ    ア   粉   末     15
部デ  キ   ス   ト   リ   ン    
  10部ぶ    ど    う    糖    
1部部コ、    −ン    油      5部上
上記台物をケーキミキサーの中でよく混合し、固形分8
5%の混合物100kgを得た。これを実施例1と同様
な方法で乾燥し、水分約3%の乾燥製品約850kgを
得た。これを粉砕し、温水に溶解して美味なココア飲料
を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図はカップリングシュガー(BX75)の温一度(
’C)と固結に要する時間(min)の関係を示す図で
ある。 ル1 彪 手続補正書 昭和57年7月2θ日 特許庁長官殿 1事件の表示 昭和57年特許願第91410号 2、発明の名称 カップリングシュガー含有粉末食品の製造法3、補正を
する者 事件との関係  特許出願人 5補正の対象   明細書 6補正の内容 (1)明細書第4頁第10行、「末だ」とあるを「未だ
」と補正する。 (2)明細書第12頁第1行〜第3行、[第]ップリン
グシュガー45%を含有する粉末の各種温度における固
結に要する時間の関係を示す図で、縦軸は温度(’C)
横軸は時間(min)を示す。」と補正する。 (3)特許請求の範囲を別紙の通り補正する。 (1)カップリングシーガーを含む未乾食品を高温加熱
して真空乾燥機に供給し、自己蒸発させ、50℃以下に
急冷して乾燥することを特徴とするカソプリングシーガ
ー含有粉末食品の製造法。 (2)カップリングシュガーを含む未乾食品が10重量
%以上のカップリングシュガーを含み固形物含量が80
96以上であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
のカップリングシュガー含有粉末食品の製造法。 +3)  高温加熱が加圧蒸気による間接加熱であり少
なく共100℃以上に加熱することを特徴とする特許請
求の範囲第1項のカンプリングシエガー含有粉末食品の
製造法。 (4)真空乾燥機が連続式真空乾燥機であることを特徴
とする特許請求の範囲第1項のカップリングシーガー含
有粉末食品の製造法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)  カップリングシーガーを含む末乾食品を高温
    加熱して真空乾燥機に供給し、自己蒸発させ、50℃以
    下に急冷して乾燥することを特徴とするカップリングシ
    ュガー含有粉末食品の製造法−0(2)  カソプリン
    グシーガーを含む末乾食品が10重量%以上のカップリ
    ングシュガーを含み固形物含量が80%以上であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項のカップリングシュ
    ガー含有粉末食品の製造法。 (3)高温加熱が加圧蒸気による間接加熱であり少なく
    共100℃以上に加熱することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項のカップリングシュガー含有粉末食品の製造
    法。 (4)真空乾燥機が連続式真空乾燥機であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項のカッブリ/グシーガー含
    有粉末食品の製造法。 (5)乾燥が水分1チ〜8%迄乾燥するものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項のカップリングシュ
    ガー含有粉末食品の製造法。
JP57091410A 1982-05-31 1982-05-31 カツプリングシユガ−含有粉末食品の製造法 Pending JPS58209955A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017158534A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 焼津水産化学工業株式会社 チップ状食品の製造方法及びチップ状食品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017158534A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 焼津水産化学工業株式会社 チップ状食品の製造方法及びチップ状食品

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