JPS5820905B2 - 単一相セラミツク化合物の製造法 - Google Patents

単一相セラミツク化合物の製造法

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JPS5820905B2
JPS5820905B2 JP56056415A JP5641581A JPS5820905B2 JP S5820905 B2 JPS5820905 B2 JP S5820905B2 JP 56056415 A JP56056415 A JP 56056415A JP 5641581 A JP5641581 A JP 5641581A JP S5820905 B2 JPS5820905 B2 JP S5820905B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はマイクロ波誘電材料として使用する近似公称組
成りa2Tig02oを有する単−相セラミック化合物
の製造方法lこ関する。
Ba0−TiO□系の特定の組成を持つ誘電体材料は共
振素子用としてマイクロ波装置たとえば帯域通過フィル
ターや、帯域消去フィルターに使用される。
種々の電気装置は、種々の目的に対して種々の特性を持
つ誘電体材料を使用している。
たとえば、適度の高誘電率を持つ材料が、位相シックの
みならず誘電共振器フィルター・マイクロ波ス) IJ
ツブ線回路、種々の発振器等の装置に使用されている。
誘電率は、そのような装置の設計上重要な変数である。
また、低損失および温度安定性も等しく重要である。
ある種の装置に対して、低損失であることは電気信号の
散逸を防ぐために必要であり、高いQと狭い帯域幅を持
つ回路設計にも必要である。
温度安定性はこれらの装置の周波数変動を防止するため
に必要とされる。
外部からの温度安定化が使用されるときの良好な温度安
定性により、周波数特性のより緻密な制御が与えられる
しかし、ある物に対してはそのような安定化は不要であ
る。
さらに、外部からの温度安定化は誘電体材料のマイクロ
波加熱による温度変化を補正できない。
今日まで、高い誘電定数と低損失の材料を得ることは比
較的容易であった。
しかし、そのような材料は誘電定数の比較的大きい温度
変化を伴なう欠点があった。
この温度変化はpp[117℃で誘電定数の変化を表わ
す温度係数によって表わされる。
たとえば周波数等の装置特性は、誘電率のわずかな変動
にも特に敏感である。
この問題は、低損失の問題と同様マイクロ波領域(0,
5G(zから200GHz)等の高周波においてより重
大である。
この理由から(約100mc以下の)これより低い周波
領域の用途に適する誘電体材料は、マイクロ波領域では
完全に適用できなかった。
ここで関係する温度係数は、誘電共振器の共振周波数の
変化によって決定されるものである。
この実効温度係数は誘電効果と同様に熱膨張効果を含ん
でいる。
その実効温度係数は次式によって決定される。
ここで、fは共振周波数である。
現在知られている誘電体材料は、マイクロ波領域におけ
る誘電体共振装置に広い用途を持っていない。
たとえば(式BaTi40gにより表わされる)20モ
ル%BaOと80モル%T t 02を有する良材料の
1つは、38.0の誘電率、2500に等しく、)Qを
持ち、2−11 GHzで一49ppm/℃の(誘電率
の)温度係数を持つ(D、J 、マツセ他、IE部全会
報1971年11月第1628頁)。
誘電率およびQは、マイクロ波に対しても満足できるが
、温度係数は非常に高く、装置特性を安定化させるため
には非常に緻密な温度制御が必要とされる。
14.0モル%BaOと86.0モル係Tie2を有す
る第2の材料でも類似した結果が得られた。
その材料は、50.3の誘電率、1600のQおよびX
バンド周波数で−368ppm/’Cの(誘電率の)温
度係数を持つ(8−12GHz 、、D、W−リーディ
他、゛マイクロ波高誘電率材料″コントラクト番号DA
ABO7−69−0455、レポート制御記号08DO
1366に関する最終レポート)。
本発明は誘電材料として特定の組成の材料を用いたマイ
クロ波装置に関するものである。
材料組成は王にBaO−TiO2系である。
しかしながら、BaOやTiO□に代っである酸化物を
限定して置換することは、材料の誘電特性を損うことな
く作製されうる。
これらの置換された酸化物は、しばしばBaOとTiO
2について自然に生じる酸化物である。
したがって、意図しないこれら不純物の存在は、鈍物で
ない材料(それゆえ低価格である)が使用される大量生
産に対して、特に経済的に有利である。
また、その材料から作られるセラミックスの機械的特性
もしくは結晶の単位構造の大きさは、これらの置換によ
って改善できる。
組成を定義する便利方法は、2価の金属酸化物のモル%
と、4価の金属酸化物のモル係によっている。
誘電材料は18−19%の2価の金属酸化物XOと、残
りが4価の金属酸化物を生じる材料から本質的に作られ
る組成よりなる。
XOの総量のうち、XOの0.4モル係までがBaO以
ノ外D2価の金属酸化物(たとえばMgO,CaQ、5
rOe)であって残りがBaOである。
YO2の総量のうち、YO2の7モル係までがT I0
2以外の4価の金属酸化物(たとえばZrO2、HfO
2、SnO3、SiO2等)であって残りがTiO2で
ある。
これらの制限をこえる場合には温度係数は著しく増大す
る。
2価および4価の金属酸化物以外の酸化物はしりぞけら
れるべきであるし、また少なくとも0.5重量%以下に
保つべきである。
何となれば、これらの酸化物が材料の誘電特性、特に低
温に於ける誘電率を変化させるからである。
当然の事ながら、18.0−19.0モル%BaO1残
りがT t 02は上記に説明した成分lこ含まれ、厳
密な品質管理が望まれる場合により好ましい。
18.0−19.0モル係のBaへ残りがTlO2の材
料組成物はBa2Ti020化合物に密接に対応してい
る。
特許請求の範囲で請求された組成物の有益な特性は、こ
の化合物の形成から始まる。
本発明の要件とする作製方法はその特定の手順が良好な
る結果を導く。
その手順については、後で詳述する。
なお、この誘電材料を使用したマイクロ波装置は高誘電
率と低損失(高いQ)および温度係数が特に低いといっ
た優れた性能を示す。
たとえば、マイクロ波装置の電気的特性の非常に緻密な
制御が、外部温度安定化で得らへある物に対しては、外
部温度安定化を必要としない。
これらの材料の代表的誘電特性は、39.3の誘電率、
6000以上のQおよび一5ppm/°Cの温度係数で
ある。
(1)組成の関数としての電気的特性 本発明は、組成の関数として誘電体材料の電気的特性を
学ぶことによって最も良く理解される。
その電気的特性はマイクロ波領域で測定される。
というのは適切な特性を得ることの困難性はこの周波数
領域にあるからである。
電気的装置への適用で重要な3つの性質は、誘電率、誘
電損失(すなわち高いQ)および誘電率の温度係数であ
る。
これらの量は、通常の手段によって測定される。
誘電率は、特定の幾何学機構Jこおける誘電体材料lこ
関する’rHaI□モードの合成周波数を測定すること
によって得られる。
誘電損失はTEo□8誘電共振器モードのQを決定する
ことによって測定される。
そして誘電率の実効温度係数は、温度の関数としての誘
電共振器モードの周波数変化を決定することによって測
定される。
第1図には、誘電率、誘電損失(Qの見地から)および
実効温度係数が誘電体材料の組成の関数としてプロット
されている。
特に、実効温度係数の絶対値がBa2Ti020に対応
する組成に近い位置で最小になることに注目すべきであ
る。
装置という観点から、満足いく結果はさきlこ述べたX
OおよびYO2の組成に限って18.0−19.0モル
係の2価の金属酸化物XOと残りが4価の金属酸化物Y
02組成から作られた誘電体材料により得られる。
誘電率の最小温度係数に対しては、18.0−18.3
モル係の2価の金属酸化物と残りが4価の金属酸化物が
好ましく、これも広い成分範囲に対して前述したような
2価の金属酸化物と4価の金属酸化物の組成に限定され
る。
また、18.1−18.3モル係のBaOと残りがTi
O2の化合物はこの組成範囲に含まれ、高度の質制御が
望まれる場合にしばしば有用である。
この組成は、公称組成りa2Tig020に密接に対応
し、その組成から所望の誘電特性の多くが与えられる。
たとえば、X線研究等の他の研究により適切な誘電体特
性の特殊の組合せに対する確実な相(形態)は近似式B
a 2 T i09020を有する化合物であること
がわかっている。
たとえば、18.1から18.3モル%のBaOで残り
がT io 2の(B a2 T 1O0020の構成
に密接に対応している)組成では、1つの相のみが検出
され、この範囲外では他の相が現われ始める。
さらに、すでに概説した制限と矛盾しない置換は、検出
しうるいかなる別の相も発生しない。
次に本発明に係わる誘電体材料を用いた装置の例を説明
する。
(2)誘電体材料を用いてた装置 この誘電体材料を用いて多種類の装置が作られる。
マイクロ波領域で従来使用されている導波装置よりも安
価で小型の装置が作られるストリップ線技術を採用でき
ることは特に有益である。
また、これらの装置に使用される誘電体材料の特性およ
び装置設計に大きい適応性があり、性能的に慶れている
ある種の装置は、誘電体材料を誘電共振器として使用す
る。
誘電共振器は、マイクロ波エネルギーの周波数に対して
、そのマイクロ波エネルギーが共振器の内側で共振(高
エネルギー蓄積を持つ)するような大きさおよび形状を
有する。
代表的装置が第2図と第3図に示されている。
この装置は帯域フィルターであり、ある帯域の周波数は
伝搬させ、その帯域の外側の周波数は消去する。
第2図は示された装置は、円筒形共振器21、ストリッ
プ線導体22セラミツク25から作製されている。
第3図は、円筒形共振器21およびストリップ線導体2
2を持つ同一装置を示す平面図である。
この装置の周波数および帯域特性は、これらの円筒形共
振器の直径および高さ、それとこれら共振器間の間隔に
ほぼ関連している。
第2図と第3図に示された帯域フィルター?こおいで、
ストリップ線は構造的に遮断されている、したがって、
その構造は(誘電共振器がない場合)マイクロ波エネル
ギーを伝搬しない。
エネルギーを一方のストリップ線から他方に結合させる
ために、1個あるいはそれ以上の誘電共振器が遮断され
たストリップ線間に挿入される。
誘電共振器を互いに接近させておくことにより、直接結
合がなされる。
また、共振器間にストリップ線が使用される場合は誘電
共振器を4分の1波長の奇数倍だけ離して設けても結合
しうる。
ここでいう波長とはマイクロ波フィルターの内側のマイ
クロ波波長である。
4GHzの中心帯域周波数に対する誘電共振器の大きさ
は、直径0.6インチ、高さ0.175インチである。
第4図は、(ある帯域周波数を伝搬しない)帯域消去フ
ィルター40の側面図を示している。
ストリップ線導体42およびセラミック基板43だけで
なく円筒共振器41も示されている。
ここでは、ストリップ線は連続しており、誘電共振器が
なくとも伝搬する構造になっている。
誘電共振器は、4分の1波長の奇数倍だけ離れておかれ
ており、誘電共振器の共振周波数付近の周波数を伝搬さ
せない構造をなしている。
第5図は、伝搬導波管52内に誘電共振器51を、非伝
搬導波管55内に幾つかの誘電共振器を含む誘電共振器
コンプリメンタリ・フィルター50を示している。
伝搬および非伝搬導波管における誘電共振器の間隔は異
っている。
その誘電共振器は、通常マイクロ波回路内を伝搬する周
波数範囲の狭い帯域の周波数が帯域消去部53で消去さ
れるが帯域通過部54で通過せしめられるように配列さ
れている。
これは、通信システムにおいである狭い帯域の周波数あ
るいは大きい帯域の周波数からチャネル、もしくは多く
のチャネルを取り除く効果を持つ。
最後に本発明に係わる単−相セラミック化合物よりなる
誘電体材料製造の例を説明する。
(3)誘電体材料の作製 誘電体材料の作製には多種類の方法がある。
たとえば、単結晶は電気装置で作製さね、かつ使用する
ことができた。
しかし、この方法では大量の単結晶を作製することは困
難であり、かつ特殊の形あるいは大きさの電気装置を必
要とするため、しばしば経済的不利益を有する。
このような理由で、セラミック状の誘電体材料の作製に
は多結晶技術が有益である。
2価の金属酸化物がBaO14価の金属酸価物がT i
02の場合の作製方法について説明する。
初期材料は、作製された状態でBaOとT 102を与
えるものであれば、どのような試薬であってもよい。
試薬用として、たとえばBaCO2とTlO2が好都合
である。
試薬の分量を測定し、この試薬をボール・ミル、フリー
ズ・ドライ、スプレー・ドライ等の慣用手段により混合
する。
混合された試薬は、酸素を含む雰囲気中で1〜48時間
にわたり1000℃から1200℃の間の一定温度で乾
燥され、選別され、そして反応を生起せしめられる。
良好な生産物を得るためには、2〜6時間にわたって1
125°C〜1175℃の温度で反応させるのが好まし
く、また、酸素に富んだ雰囲気、たとえば少なくとも9
0%の酸素を含んでいる雰囲気が好ましい。
X線解析は分解してBaOとTiO2を与える試薬の分
解および反応生産物の形成状態をモニターするために使
用されうる。
反応で生じた粉末をさらに混合することもまた有益であ
る。
上記に関する混合を行う1つの方法は、たとえばポリエ
チレン等からできている容器中にアセトン等の有機液体
あるいは水等を入れて、その中でボール・ミル(たとえ
ばL−H−Vcn Vlack 。
Add 1son−Wes ley 1著” Phys
ical CeVram−ics for Engin
eers”参照)する方法がある。
この場合のボールはアルミニウム、ケイ酸塩および酸化
アルミニウム等のごとき種々の材料からでさている。
単にわずかな一定量の誘電体材料が作られる場合のごと
く、価格を問題としない場合には有機液体を用いる方が
好ましい。
有機液体はその中で反応体が溶解しえないから反応体の
化学量論を変えない。
水は価格が問題となる場合には好ましい。
この場合、一部の反応体が水に溶け、反応体の初期量に
対して幾分かの調整を行い、ボール・ミルした後の組成
物を化学量論的組成に対応させる必要がある。
この問題を避けるために、ボール・ミルに使用される前
に水を反応体で飽和させておくようにする(あるいは連
続的にその水を再使用する)ことができる。
焼結したり高温圧縮したりすることによって誘電体に変
換する前に、反応済出発物質を酸で浸出することが好ま
しい。
この方法は、最終生成物(誘電体)のQを改良し、かつ
製造面においてQの均等性をよくする。
また、この方法によれは最終生成物のエージング品質(
特に温度サイクルに対するQの安定性)を改良する。
io’以上の解離定数を有する酸であるならば、どんな
ものでも浸出に使用することができるが、最適なものと
してはHNO3、H2SO4およびHCl等の強酸(解
離定数が10−2以上)があげられる。
酸による濾過は10秒間乃至6時間にわたって行われる
特に2時間乃至4時間程度の時間が好ましい。
温度は酸の凍結温度から約50℃までの範囲で行われて
もよいが、便宜上室内温度でもよい。
50°C以上の酸による浸出は不都合で50℃以下の酸
による浸出以上の効果を持たない。
酸濃度は0.1モルから通常の酸濃度(普通10−18
モル)の範囲内のものを使用することができ、通常の酸
濃1(10−18モル)のものが便宜上好ましい。
典型的な方法としては酸と粉末とを200m1対100
グの割合で濃硝酸(14−17モル)を使用し、室内温
度で3時間酸浸出を行うことである。
この浸出方法では、出発物言よりもバリウム(Ba)に
富んでいる物質を除去してしまうから、最終生成物は最
少絶対値τeffに相当する所望する組成物とならない
酸浸出が使用される場合には、初期組成物はこのバリウ
ム(Ba)損失を補償するように与えられなければなら
ない。
典型的には、上記のごとき条件のもとでは、18.4−
18.6モル%の酸化バリウム(Bad)と残りが2酸
化チタン(TiO2)から初期組成物が絶対値τeff
の最少値を生ずる。
第6図は初期組成物を変えることによるτeffの最小
化方法を説明しており、(ppm/℃)の単位のτef
f対TiO2のモルチで示す誘電体の初期組成との関係
のグラフを示す。
初期濃度を変えて夫々のτeff ’2測定することに
よって、図に示す最小τeffに対する初期濃度の関係
が特定の酸溶解法について得られる。
この実施例では、濃硝酸を浸出酸として使用し上の章に
記載した方法で行った。
同様な結果が濃塩酸でも得られる。
同じ程度に良好な結果が硫酸でも得られるが、最適の初
期濃度は、浸出処理しない方法の最適濃度の2酸チタン
がリッチな側に現われる。
浸出せぬ物質に比べてのQの典型的改良は次のとおりで
ある。
浸出せぬ物質のQが4900に対し硝酸 (HNO3)浸出;9400.塩酸(HC,/、)浸出
;9200、硫酸(H2S 04 )浸出; 9600
とQが改良される。
酸浸出はBaO−TiO2系の他の組成の誘電特性をも
改良する。
たとえば、19−21モル係の酸化バリウム(Bad)
残りが2酸化チタン(TiO2)の組成分を本質的に上
述のごときセラミックに与えて酸による浸出を行わない
場合、4GHzの周波数では6400のQが生じ、ここ
で酸浸出を行った場合には、Qは9400になった。
この組成範囲内で、有効的化合物はチタン酸バリウム(
B a T i0409)であると考えられる。
この理由として、チタン酸バリウム(B aT 140
9 )〔20モル%のBaOと残りがTi02)の組成
に近い組成は、たとえは19.5−20.5モ/l/%
のBaO残りがT i02であるものであるからである
これらの物質の特性および参考資料は以下の刊行物に与
えられている。
1、 ” Prooeedings of the
IEBE”Vol、 59.Nov−1971−PP
−1628−1929D−J−Masse他著 2、゛′マイクロウェーブ高誘電電定数材料パ(Mic
rowave High DielectrieCon
stant Materials )レイソン社(t
he Raytheon Co−)のD−W−Read
y他によるファイナル レポート(契約番号DAABO
7−69−0455テクニカルレポート BCOM−0455F ・レポート整理シンボル080
−1366.1971年6月 装置!に適用する特定の形状をもつ誘電体は、熱プレス
あるいは焼結かの2つの方法のうちいずれか一方によっ
て作られる。
好ましくは、これらの工程は酸素に富んだ雰囲気中で行
うのが良い。
これらの方法はセラミック体を密にする過程(以下テン
スフイーケーションという)を含むので、この誘電性の
密度は、たとえば単結晶の誘電材料によって表わされる
理論密度に近づく。
熱プレス方法では、密な物を得るためにセラミックを高
圧高温にさらせる。
代表的圧力は1000−6000psiすなわち70.
3−422kg/cit、あるいは6.894.800
−4136880ON/m2である。
この下限圧力は理にかなったデンスフイケーションを保
証するためである。
上限は、より高い圧力がそれ以上の利益をもたらさない
ことから便宜上設けたものであり、さらに加圧ダイスの
破砕を防止するためでもある。
温度は1150°C−1400℃である。
この下限はデンスフイケーションを保証するためである
上限は、より高温にすることが付加的利益をもたらさな
いことから便宜上定めである。
完全な反応を保証するための最小時間は30分で、反応
が完全である最大時間は10時間である。
到達した密度は理論値の99チである。
必要な場合、再酸化処理がなされる。
この処理は、10−100時間にわたり酸素に富んだ雰
囲気中で900−1400℃間の一定温度で実行される
この下限は反応を保証するために設けられる。
上限は、より高い温度あるいはより長い反応時間を与え
て付加利益がないために便宜上設けられている。
焼結作業においては、誘電体材料は最初に2000−1
0000psiすなわち140.6−703、 l k
gi=あるいはl 3.’789,6(10−68、9
48,00ON/m”の圧力で鋼鉄ダイス内で加圧され
る。
その後、1300°C−1420°C間の一定温度で加
熱され、■−24時間保持され、その後冷却される。
上述の圧力、温度および時間範囲において、下限は、誘
電体材料から作られた物質の適当なテンスフイケーショ
ンを保証するために課せられており、上限はその限度を
越えても得る利益がないため便宜上設けられている。
毎時300℃よりも高い加熱および冷却速度は生産物に
損傷を与えるが、下限は便宜上だけの意味しかない。
また、これらの生産物は前述したような後燃焼(Pos
t−fir−ing)再酸化処理を施される。
以下に本発明の実施態様について述べる。
(1)マイクロ波誘電材料として使用する近似公称組成
り a 2 T t g 020を有する単−相セラミ
ック化合物の製造方法に於て、18.0−19.0モ)
L/チのBaOと残りがTiO□からなる化合物を生ず
る出発物質を1125乃至1175℃の温度で、少くと
も90係の酸素を含む酸素リッチの雰囲気で反応せしめ
;引続き反応生成物を酸で浸出し;次に6,894,8
00乃至41,368,80ON/m”(1000−6
000psi )の圧力下、1150乃至1400℃の
温度で0.5乃至10時間熱圧するか、あるいは先づ1
3,789,600と68.948,00 ON/m”
の間の圧力(2000−10000psi)で圧縮した
後、1300から1420℃の範囲の温度に1から24
時間維持することにより成形および高密化し、その後冷
却することを特徴とする単−相セラミック化合物の製造
方法。
(2)上記第(1)項記載のプロセスにおいて、酸浸出
には強酸が使用されることを特徴とする。
(3)上記第(2)項記載のプロセスにおいて、酸の濃
度は0.1モルから通常の濃厚な酸(1o−、tsモル
)の濃度の間のものであることを特徴とする。
(4)上記第(2)項記載のプロセスにおいて、前記濃
厚な酸として硝酸が使用されることを特徴とする。
(5)上記第(2)項記載のプロセスにおいて、前記濃
厚な酸として塩酸が使用されることを特徴とする。
(6)上記第(4)項記載のプロセスにおいて、濃(1
0−15モル)硝酸が使用され、かつ酸浸出は室内温度
で2−4時間行われることを特徴とする。
(7)上記第(1)項記載のプロセスにおいて、さらに
別のプロセスで酸バリウム(BaO)と2酸化チタン(
T102 )とを生ずる測定された量の材料が本質的に
18.0−19.0モル%の酸化バリウム(Bad)と
残りが2酸化チタン(TlO2)とを有する組成からな
る誘電材料を生ずるようにすることを特徴とする。
(8)上記簾1)項記載のプロセスにおいて、前記誘電
体材料は本質的に近似式B a2T in 020 i
有する化合物からなることを特徴とする。
(9)上記第(1)項記載のプロセスにおいて、さらに
別のプロセスで酸化バリウム(Bad)および2酸化チ
タン(Ti02)とを生ずる測定された量の材料が本質
的に19.0−21.0モル%の酸化バリウム(Bad
)と残りが2酸化チタン(T i02 )とを有する組
成からなる誘電体材料を生ずるようにすることを特徴と
する。
α0)上記策9)項記載のプロセスにおいて、前記誘電
体材料は本質的に近似式B aT 1409を有する化
合物からなることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
第1図は、誘電率に1Q、温度係数Cについてのデータ
を材料組成の関数として示している図、第2図は誘電体
材料を含んでいる帯域フィルターの側面図、第3図は第
2図示フィルターの平面図、第4図はストリップ線導体
および誘電共振器を有する帯域消去フィルターの側面図
、第5図は誘電体材料を有するコンプリメンタリ−・フ
ィルターの平面図、第6図は酸lこ溶解させ、沢過した
場合および酸に溶解濾過させなかった場合に対する温度
係数のデータを初期の材料組成の関数として示している
グラフ図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 マイクロ波誘電材料として使用する近似公称組成り
    a2Tig02gを有する単一セラミック化合物の製造
    方法において、18.0−19.0モル係のBaOと残
    りがTiO2からなる化合物を生ずる出発物質を112
    5乃至1175°Cの温度で、酸素リッチの雰囲気で2
    −6時間反応せしめ;引続き反応生成物を強酸で浸出し
    ;次に6894800ないし4136880ON/m”
    の圧力下、1150乃至1400℃の温度で0.5乃至
    10時間誘電材料を加圧することにより行なう熱圧によ
    って、酸で溶解した材料を成形し、高密度化し;引続き
    900°と1400°Cの間の温度で酸素リッチの雰囲
    気で10−100時間行なう再酸化処理することを特徴
    とする単−相セラミック化合物の製造方法。 2 マイクロ波誘電材料として使用する近似公称組成り
    a 2 T l 9020を有する単一セラミック化
    合物の製造方法において、18.0−19.0モル%B
    aOと残りがTiO2からなる化合物を生ずる出発物質
    を1125乃至1175℃の温度で、酸素リッチの雰囲
    気で2−6時間反応せしめ;反応生成物を強酸で浸出し
    ;酸で溶解した材料を所望の形に成形し;次に酸素リッ
    チの雰囲気で焼成した後、引続き酸素リッチの雰囲気で
    900°と1400°Cの間の温度で、10−100時
    間行なう再酸化処理することを特徴とし、該焼成が先づ
    13789600と68948000 N / m”の
    間の圧力で誘電材料を圧縮した後、1300から142
    0℃の範囲の温度に1から24時間維持することにより
    行なわれる単−相セラミック化合物の製造方法。
JP56056415A 1973-09-04 1981-04-16 単一相セラミツク化合物の製造法 Expired JPS5820905B2 (ja)

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