JPS5820868Y2 - 排水用ごみ受け - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は冷凍あるいは冷蔵用ショーケース等の排水部に
適したパケット型ごみ受けの構造に関する。

従来より、冷凍あるいは冷蔵用ショーケースにおける排
水部はケース底部内壁の最も低い位置に設けられ、ケー
ス内の排水が自然に排水管に落込むようにされているが
、試食用の楊子や値札等の流入の恐れがあるため通常、
排水入口にはごみ受けが置かれている。

このごみ受けの種類は第１図に示すように板状の織金網
で形成したごみ受け１をねじ等で排水人口２を覆うよう
に取付けるようなものから、第２図に示すようにパケッ
ト型のごみ受け３（二点鎖線の部分は図示省略）に常時
パケット口縁へ倒れているようにした取手４を組合わせ
たものを排水人口２から排水管内へぶら下がるよう口縁
部で支えるようにしたもの等があるが、前者のものでは
目づまりの掃除をする時の取外し及び取付けが不便であ
り、後者のごみ受けでも排水人口へ比較的大きなごみ、
例えば野菜の葉やショーケース内に値段や商品の種類を
表示するための紙片が流れてきたりするとこれらのごみ
によって排水入口が塞がれてしまい、これによって排水
が不可能になってしまうという欠点がある。

本考案の目的は取付け、取外しがワンタッチ操作で行な
え、また大きなごみによっても排水入口が塞がれてしま
うようなことのない排水用ごみ受けを提供することにあ
る。

本考案によるごみ受けはパケット型ごみ受けの口縁に上
方に突出した指で容易につまめる大きさの突起を複数個
設けたものであり、この突起が取手としての役目の他排
水入口面の縁部から上方に突出ることにより大きなごみ
が排水入口を覆ってしまうのを防止するものである。

以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。

第３図ａ、ｌ）は本考案によるごみ受けの一実施例を一
部断面側面図及び底面図（二点鎖線の部分は図示省略）
で示しており、塩化ビニル製（材料は特に限定されるも
のではない）のパケット型ごみ受け３の口縁部に指でつ
まめる程度の大きさの突起５を複数個（ここでは４個）
設けている。

突起５の数は任意であるが、実際には数個程度が妥当で
ある。

このごみ受け３は第２図に示したように、その口縁部を
ショーケースの底部パネル６における最も低い位置に設
けられた排水部の開口部７に懸けるようにして取付けら
れる。

このような取付状態によれば、小さなごみはごみ受け３
で受け、万−紙片のような大きなごみが流れてきても突
起５が排水入口上方に突出ているのでこのごみは突起５
の位置で止められ、排水入口が塞がれてしまうようなこ
とはなくなる。

また、突起５は大きなごみをさえぎるだけでなく取手と
しての役目をも果たし、これによってごみ受け３の取付
は取外しがワンタッチ操作で行なえる利点をもつ。

しかもごみは、ごみ受け３内に溜まっているので、取り
外したごみ受け３内のごみは別場所で処理することがで
き、取り外し時に排水管内にごみを落とさずに済む。

以上、説明してきたように本考案によれば、パケット型
ごみ受けに突起を設けたことにより、この突起が大きな
ごみによって排水不能になることを防ぎ、また突起を取
手としても利用できるのでワンタッチ操作で取付け、取
外しができ、低価格で衛生的なごみ受けが提供できる。

なお、本考案におけるパケット型ごみ受け３は第３図に
示したような形状及び構造に限定されるものでないこと
は明らかである。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は従来の排水用ごみ受けをショーケー
スの排水部に取付けた状態を示す側面断面図で、第３図
ａ、ｌ）はそれぞれ本考案による排水用ごみ受けの一実
施例の一部断面側面図及び底面図で、第４図は第３図の
実施例をショーケースの排水部に取付けた状態を示した
一部断面側面図である。 図面の参照符号は次の通り １：織金網によるごみ受け
、３：パケット型ごみ受け、４：取手、５：突起、６：
底部パネル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 冷凍・冷蔵ショーケースの底部パネルにおける排水入口
   に設けられるパケット型のごみ受けにおいて、該ごみ受
   けの口縁部にフランジを設けると共に、上方に突出した
   突起を周方向に間隔をおいて複数個設けて威す、上記排
   水入口から上記突起が突出するように上記フランジを上
   記排水入口にかけるようにした排水用ごみ受け。