JPS582079Y2 - 電気機器のシ−ル構造 - Google Patents
電気機器のシ−ル構造Info
- Publication number
- JPS582079Y2 JPS582079Y2 JP1979048787U JP4878779U JPS582079Y2 JP S582079 Y2 JPS582079 Y2 JP S582079Y2 JP 1979048787 U JP1979048787 U JP 1979048787U JP 4878779 U JP4878779 U JP 4878779U JP S582079 Y2 JPS582079 Y2 JP S582079Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- bushing
- winding
- mounting hole
- periphery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電動機等の電気機器のシール構造に関し、コイ
ル部の過熱等による発火時にも、ケース外部に火炎等が
漏れないようにしたものである。
ル部の過熱等による発火時にも、ケース外部に火炎等が
漏れないようにしたものである。
電動機では、コイルエンド部の引出線をケース外部に取
出す場合、ケースに形成した取出孔にブッシングを嵌着
し、そのブッシングに引出線を挿入して、引出線とケー
スとの直接の接触を避けるようにしている。
出す場合、ケースに形成した取出孔にブッシングを嵌着
し、そのブッシングに引出線を挿入して、引出線とケー
スとの直接の接触を避けるようにしている。
しかし、従来のこの種ブッシングは引出線を保護する目
的のものであるため、コイルエンド部の焼損等によって
ケース内部で発火した際には、その火炎をケース内部に
完全に封じることはできなかった。
的のものであるため、コイルエンド部の焼損等によって
ケース内部で発火した際には、その火炎をケース内部に
完全に封じることはできなかった。
本考案は、このような従来の問題点を解消したものであ
って、その特徴とするところは、コイル部の引出線を、
ケースの取出孔に嵌着された弾性を有するブッシングを
介して外部に取出すようにした電気機器において、前記
ブッシングは引出線の外方突出部をひとまとめに束ねる
束ね部と、ケースの取付孔に内接する緩テーパ一部と、
束ね部と緩テーパ一部とを結ぶ急テーパ一部と、緩テー
パ一部の内端部から外周側に巻込まれた巻込部とを備え
る略ラッパ状に構成され、束ね、部は取付孔の孔径に対
して十分小さくかつ軸心方向に長く形成され、巻込部は
ケース内面とコイルエンド部との間隔りよりも十分大き
な高さHを有し、その外端周縁は取付孔の外周でケース
内面に圧接され、巻込部の内端周縁16bは引出線の引
出位置周辺を抱込むようにコイルエンド部に圧接されて
いる点にある。
って、その特徴とするところは、コイル部の引出線を、
ケースの取出孔に嵌着された弾性を有するブッシングを
介して外部に取出すようにした電気機器において、前記
ブッシングは引出線の外方突出部をひとまとめに束ねる
束ね部と、ケースの取付孔に内接する緩テーパ一部と、
束ね部と緩テーパ一部とを結ぶ急テーパ一部と、緩テー
パ一部の内端部から外周側に巻込まれた巻込部とを備え
る略ラッパ状に構成され、束ね、部は取付孔の孔径に対
して十分小さくかつ軸心方向に長く形成され、巻込部は
ケース内面とコイルエンド部との間隔りよりも十分大き
な高さHを有し、その外端周縁は取付孔の外周でケース
内面に圧接され、巻込部の内端周縁16bは引出線の引
出位置周辺を抱込むようにコイルエンド部に圧接されて
いる点にある。
以下、図示する実施例について本考案を詳述すると、第
1図は電動機を例示し、ケース1で、一対の分割ケース
2,3を結合して構成される。
1図は電動機を例示し、ケース1で、一対の分割ケース
2,3を結合して構成される。
4は回転軸で、軸受5,6を介してケース1に回転自在
に支持される。
に支持される。
7は回転軸4に固設された回転子、8は回転子7に対応
してケース1に嵌着された固定子、9はそのコイルエン
ド部である。
してケース1に嵌着された固定子、9はそのコイルエン
ド部である。
コイルエンド部9には電源線その他の引出線10が複数
本(例えば6〜7本程度)接続されており、その引出線
10はケース1の取出孔11に嵌着したブッシング12
を経て外部へと取出されている。
本(例えば6〜7本程度)接続されており、その引出線
10はケース1の取出孔11に嵌着したブッシング12
を経て外部へと取出されている。
ブッシング12は難燃性でかつ弾性を持った材料(例え
ばシリコンゴム等)により第2図及び第3図に示す如く
構成されている。
ばシリコンゴム等)により第2図及び第3図に示す如く
構成されている。
即ち、このブッシング12は引出線10をひとまとめに
束ねる束ね部13と、分割ケース2の取付孔11に内接
する緩テーパ一部14と、束ね部13と緩テーパ一部1
4とを結ぶ急テーパ一部15と、緩テーパ一部14の内
端部から外周側に巻込む巻込部16とを備え、全体とし
て略ラッパ状に構成されている。
束ねる束ね部13と、分割ケース2の取付孔11に内接
する緩テーパ一部14と、束ね部13と緩テーパ一部1
4とを結ぶ急テーパ一部15と、緩テーパ一部14の内
端部から外周側に巻込む巻込部16とを備え、全体とし
て略ラッパ状に構成されている。
束ね部13は取付孔11の孔径に対して十分小さくかつ
軸心方向に長く形成されている。
軸心方向に長く形成されている。
巻込部16は緩テーパ一部14の内端を外周側に巻込む
ように形成されたものであって、分割ケース2内面とコ
イルエンド部9との間の間隔りよりも十分大なる高さH
を有し、その外端周縁16aは取付孔11の外周でケー
ス2内面に圧接せしめられ、また内端周縁16bは引出
線10の引出位置周辺を抱込むようにしてコイルエンド
部9に圧接せしめられている。
ように形成されたものであって、分割ケース2内面とコ
イルエンド部9との間の間隔りよりも十分大なる高さH
を有し、その外端周縁16aは取付孔11の外周でケー
ス2内面に圧接せしめられ、また内端周縁16bは引出
線10の引出位置周辺を抱込むようにしてコイルエンド
部9に圧接せしめられている。
上記構成において、組立作業時には、分割ケース3側に
固定子8を嵌着した状態で引出線10にブッシング12
を套嵌し、次に引出線10を分割ケース2の内側から取
出孔11に挿入し、その引出線10の外端側を引張って
分割ケース2を固定子8に外嵌させながらブッシング1
2を取付孔11に内嵌させるのであるが、この場合、ブ
ッシング12の束ね部13は取出孔11に対して十分小
径であるめで、ブッシング12を速やかに取出孔11に
挿入でき、作業性が著しく向上する。
固定子8を嵌着した状態で引出線10にブッシング12
を套嵌し、次に引出線10を分割ケース2の内側から取
出孔11に挿入し、その引出線10の外端側を引張って
分割ケース2を固定子8に外嵌させながらブッシング1
2を取付孔11に内嵌させるのであるが、この場合、ブ
ッシング12の束ね部13は取出孔11に対して十分小
径であるめで、ブッシング12を速やかに取出孔11に
挿入でき、作業性が著しく向上する。
組立状態では、ブッシング12、分割ケース2、コイル
エンド部9は第2図に示すような関係となり、緩テーパ
一部14が取付孔11に内接すると共に、巻込部16の
外端周縁16aが取付孔11の外周で分割ケース2内面
に圧接しているので、分割ケース2とブッシング12と
の間は二段シールとなる。
エンド部9は第2図に示すような関係となり、緩テーパ
一部14が取付孔11に内接すると共に、巻込部16の
外端周縁16aが取付孔11の外周で分割ケース2内面
に圧接しているので、分割ケース2とブッシング12と
の間は二段シールとなる。
また巻込部16の内端周縁16bがコイルエンド部9に
圧接しており、しかもこの巻込部16はブッシング12
全体の形状としてはラッパ状の開放端側にあるので、引
出線10の引出位置が多小広がっていても、それらを外
側から抱込むようになり、従って引出線10との干渉に
よって巻込部16が歪に変形することがなく、内端周縁
16bをコイルエンド部9に確実に圧接させることがで
きる。
圧接しており、しかもこの巻込部16はブッシング12
全体の形状としてはラッパ状の開放端側にあるので、引
出線10の引出位置が多小広がっていても、それらを外
側から抱込むようになり、従って引出線10との干渉に
よって巻込部16が歪に変形することがなく、内端周縁
16bをコイルエンド部9に確実に圧接させることがで
きる。
また束ね部13は軸心方向に十分長くなっているので、
この部分でもシール機能を確保でき、従ってブッシング
12とコイルエンド部9との間においても、内端周縁1
6bと束ね部13との二段シールが可能となり、これに
よってケース1内部で発火した際にも、その火炎の漏れ
を完全に防止すると共に、自己消火作用を得ることがで
きる。
この部分でもシール機能を確保でき、従ってブッシング
12とコイルエンド部9との間においても、内端周縁1
6bと束ね部13との二段シールが可能となり、これに
よってケース1内部で発火した際にも、その火炎の漏れ
を完全に防止すると共に、自己消火作用を得ることがで
きる。
なおこのシール構造は、電動機以外のものにおいても同
様に採用することができる。
様に採用することができる。
以上実施例に詳述したように本考案では、ブッシング1
2は引出線10の外方突出部をひとまとめに束ねる束ね
部13と、ケース1の取付孔11に内接する緩テーパ一
部14と、束ね部13と緩テーパ一部14とを結ぶ急テ
ーパ一部15と、緩テーパ一部14の内端部から外周側
に巻込まれた巻込部16とを備える略ラッパ状に構成さ
れているので、組立作業時には、引出線10にブッシン
グ12を套嵌した後にブッシング12をケース1の内側
から取出孔11に内嵌させればよく、シかもこの場合、
ブッシング12の束ね部13は取付孔11の孔径に対し
て十分小さく形成されているので、ブッシング12を速
やかに取出孔11に挿入でき、作業性が著しく向上する
。
2は引出線10の外方突出部をひとまとめに束ねる束ね
部13と、ケース1の取付孔11に内接する緩テーパ一
部14と、束ね部13と緩テーパ一部14とを結ぶ急テ
ーパ一部15と、緩テーパ一部14の内端部から外周側
に巻込まれた巻込部16とを備える略ラッパ状に構成さ
れているので、組立作業時には、引出線10にブッシン
グ12を套嵌した後にブッシング12をケース1の内側
から取出孔11に内嵌させればよく、シかもこの場合、
ブッシング12の束ね部13は取付孔11の孔径に対し
て十分小さく形成されているので、ブッシング12を速
やかに取出孔11に挿入でき、作業性が著しく向上する
。
そして組立状態では、緩テーパー14はケース1の取付
孔11に内接され、巻込部16の外端周縁16 aは取
付孔11の外周でケニ、ス1内面に圧接されているので
、ケース1とブッシング12との間は二段シールとなる
。
孔11に内接され、巻込部16の外端周縁16 aは取
付孔11の外周でケニ、ス1内面に圧接されているので
、ケース1とブッシング12との間は二段シールとなる
。
また巻込部16の内端周縁16 bは引出線の引出位置
周辺を抱込むようにコイルエンド部9に圧接されている
ので゛、引出線10の引出位置が多少広がっていても、
引出線10との干渉によって巻込部16が歪に変形する
ことがなく、内端周縁16bをコイルエンド部9に確実
に圧接させることができ、しかも束ね部13は軸心方向
に長く形成されているので、この部分でもシール機能を
確保でき、従ってブッシング12とコイルエンド部9と
の間においても、内端周縁16bと束ね部13との二段
シールが可能となる。
周辺を抱込むようにコイルエンド部9に圧接されている
ので゛、引出線10の引出位置が多少広がっていても、
引出線10との干渉によって巻込部16が歪に変形する
ことがなく、内端周縁16bをコイルエンド部9に確実
に圧接させることができ、しかも束ね部13は軸心方向
に長く形成されているので、この部分でもシール機能を
確保でき、従ってブッシング12とコイルエンド部9と
の間においても、内端周縁16bと束ね部13との二段
シールが可能となる。
さらに巻込部16はケース1の内面とコイルエンド部9
との間隔りよりも十分大きな高さHを有しているので、
巻込部16の外端周縁16 a及び内端周縁16bを巻
込部16の弾性力によりケース1内面、コイルエンド部
9に夫々強く圧接でき、この点からもブッシング12の
シール機能をより一層増大できる。
との間隔りよりも十分大きな高さHを有しているので、
巻込部16の外端周縁16 a及び内端周縁16bを巻
込部16の弾性力によりケース1内面、コイルエンド部
9に夫々強く圧接でき、この点からもブッシング12の
シール機能をより一層増大できる。
而してブッシング12によって引出線10の取出部を完
全にシールでき、従ってケース1内部で発火した際にも
、その火炎が外部に漏れるのを防止すると同時に、自己
消化作用を期待することもできる。
全にシールでき、従ってケース1内部で発火した際にも
、その火炎が外部に漏れるのを防止すると同時に、自己
消化作用を期待することもできる。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は電動機の一部
破断側面図、第2図は第1図のA矢視拡大図、第3図は
ブッシングの一部破断正面図である。 1・・・・・・ケース、9・・・・・・コイルエンド部
、10・・・・・・引出線、11・・・・・・取出孔、
12・・・・・・ブッシング、13・・・・・・束ね部
、14・・・・・・緩テーパ一部、15・・・・・・急
テーパ一部、16・・・・・・巻込部、16a・・・・
・・外端周縁、16b・・・・・・内端周縁。
破断側面図、第2図は第1図のA矢視拡大図、第3図は
ブッシングの一部破断正面図である。 1・・・・・・ケース、9・・・・・・コイルエンド部
、10・・・・・・引出線、11・・・・・・取出孔、
12・・・・・・ブッシング、13・・・・・・束ね部
、14・・・・・・緩テーパ一部、15・・・・・・急
テーパ一部、16・・・・・・巻込部、16a・・・・
・・外端周縁、16b・・・・・・内端周縁。
Claims (1)
- コイル部の引出線10を、ケース1の取出孔11に嵌着
された弾性を有するブッシング12を介して外部に取出
すようにした電気機器において、前記ブッシング12は
引出線10の外方突出部をひとまとめに束ねる束ね部1
3と、ケース1の取付孔11に内接する緩テーパ一部1
4と、束ね部13と緩テーパ一部14とを結ぶ急テーパ
一部15と、緩テーパ一部14の内端部から外周側に巻
込まれた巻込部16とを備える略ラッパ状に構成され、
束ね部13は取付孔11の孔径に対して十分小さくがっ
軸心方向に長く形成され、巻込部16はケース1内面と
コイルエンド部9との間隔りよりも十分大きな高さHを
有し、その外端周縁16aは取付孔11の外周でケース
1内面に圧接され、巻込部16の内端周縁16bは引出
線10の引出位置周辺を抱込むようにコイルエンド部9
に圧接されていることを特徴とする電気機器のシール構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979048787U JPS582079Y2 (ja) | 1979-04-11 | 1979-04-11 | 電気機器のシ−ル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979048787U JPS582079Y2 (ja) | 1979-04-11 | 1979-04-11 | 電気機器のシ−ル構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55147783U JPS55147783U (ja) | 1980-10-23 |
JPS582079Y2 true JPS582079Y2 (ja) | 1983-01-13 |
Family
ID=28933165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979048787U Expired JPS582079Y2 (ja) | 1979-04-11 | 1979-04-11 | 電気機器のシ−ル構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS582079Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-04-11 JP JP1979048787U patent/JPS582079Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55147783U (ja) | 1980-10-23 |
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