JPS5820651A - 密封包装体用ガラス容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、液状内容物に対しても長期にわ九〕優れ九密
封性を発揮し得る密封包装体用のｆｉ５ス賽器に関する
。

従来、酒、ジュース、ドレッシング、マヨネーズ、ジャ
ム等の液体乃至流動体内容物は、ガラス容器に収害され
、金属又はプラスチックのスクリュー中ヤップによシ密
封されているが、これは、非常Ｋｌｌ封し難く、且つコ
ストへ高いという欠点がある。叉、２Ｉ５ス春器開ロ部
にアシ！板をかしめ成浄し、密封する方法もあるが、こ
れも開封が困難て、中は）コストも高−。インスタシト
コー七−１勅末クリーム等の験体を収春するガラス容器
において社、予め七−計シール剤をコートし九アル＝箔
、紙噂のラミネート材によ〕七−トシールし、密封する
形式のものも存在するが、仁の形式の＊ａを液体又は流
動体用の密封へ装体として使用する場合には、シートシ
ール部の接着力が内容物との接触によ〕短時間内に著る
しく低下し、剥離してしまうという欠点−１ＩＸある。

特公昭５５−８２７！５号会報は、ガラス容器の開口端
面にシ５シをシール材としてコートする技術を開示して
いるが、この方法に亀問題がある。即ち、シール材の塗
布厚が十分でない場合には、ガラス客器開口部の凹凸、
平行度のバラッ牛等によって均一なし一トシールが困難
であル、塗布厚を十分大きくすればコストが著るしく高
くなる。

本発明者は、以上の如き現況に鑑みて種々研売を行なう
うちに、従来技術の問題点解決の出発点となシ得るもの
と思われる以下の如き事項を見い出し丸。

ω　ガラス容器製造工程に訃いては、成形ステーション
を出た直談のガラス容器、即ち高温端（ｈａｔ　ＩＭｄ
　）　ＫあるＭラス容器に、！ｌ　Ｏ０−６００℃程度
で例えに四塩化スズの如き金属化合物をスプレーしてい
る。かくして、カラス表面には、カラスの網目構造に喰
い込んだ酸化スズ等の金属酸化物Ｏ極めて薄い被膜が形
成され、これが大きな機械的装炭及び化学的安定性を発
揮する。そして、上記高温端にお妙る処理により、ガラ
ス表面を覆っていえ極めて薄い水被覆層が除去されるの
で、前述の５！ネート材によ〉その開口端をヒートシー
ルする場合には、接着力の若干の改曽が認められた。し
かしながら、密封体内の収春物が液体である場合には、
常温下６ケ月間程度で剥離するので、中はシ寮用には供
し難い。更に、この場合、し−トシールは、２５０〜５
００℃程度の高温で２０〜３０秒程度の長時間を要し、
しかもガラス客器開口部の凹凸、平行度のバラッ中等に
よって均一なし一トシールが困難であることも判明した
。

（ロ）ガラス容器製造工程においては、高温端でのスプ
レー処理を終えて温度の低下し九ガラス審器、即ち低温
端のガラス容器にシリコンオイル、ポリエチレシワック
ス、クリ上リド、ステアリン酸、オレイン酸、水溶性ポ
リオ中シスデアレート等の希薄樹脂溶液又はエマルジョ
ンをスプレーし、運搬、貯蔵時等の客器相互の衝突によ
る疵の発生防止をはかつている。しかしながら、このい
わゆるすペシ剤は、シートシール性に悪影響を及ばずの
で、シートシール面、即ちガラス容器開口端面には、す
ベシ剤をコートしてはならないことも見出され九。

本発明者は、上記頓及び（ロ）に示す事項を新丸な出発
点として更に研究を進めえ結果、ガラス容器の開口端面
に設砂られ九金属酸化物の被覆層上に更に熱可塑性樹脂
層を形成する場合には、う！ネート材によるし一トシー
ルによシ、接着性に優れ且つ液状内春物に対する耐久性
に優れた密封包装体が得られることを見出し、遂に本発
明を完成するに到つ九ものである。即ち、本発明鵜、■
金属酸化物の被覆層を有するカラス容器の開口端面に熱
可塑性樹脂層を形成した密封包装体用ガラス容器、及び
■金属酸化物の被覆層を有するガラス容器の開口端面に
シラン系カプリシｊ剤層及び熱可塑性樹脂層を順次形成
した密封包装体用ガラス容器に係るものである。

以下図面に示す本発明の実施態様により、本発明の詳細
な説明する。

第１図に誉いて、開口上端面を含むガラス容器本体（１
）の表面には、予め金属酸化物の薄い被膜（１００〜２
０００ｊ程度）が形成されている（図示せず）。この金
属酸化物被膜は、先述の如く、高温端において′３００
〜６００℃程度で金属化合物の蒸気をスプレーすること
によ多形成される。金属化合物としては、四塩化スズ、
二塩化ジメチルスズ等のスズ化合物、四塩化チタン等の
チタン化合物、四塩化ジルコニウム等のジルコニウム化
合物等が使用される。

ガラス賽器本体（１）の開口上端面の金属酸化物被膜上
には、熱可塑性樹脂層（３）が設けられている。

該熱部ｊ１性樹脂層（３）の厚さは、開口上端面の凹凸
、平行度のバ５ツ中等をも考慮して決定されるが、最適
条件においても２μ譚以上°が必要であシ、好ましくは
３〜ｌθμ鱒程度とす為。但し、開口上端面の凹凸が大
なる場合には、４００μ−程度の厚さとしても良い。こ
れ以上の厚さとしても差支光ないが、特に幼果上の改警
が認められることもない。熱可塑性樹脂としては、ポリ
ビニルブチラール、アイオノマー、Ｉチレシー酢酸ビニ
ル共重合体（ｆｆＦｊ）、けん化Ｅ１’Ａ、カルボ中シ
ル化Ｅｒノ、けん化カルボ中シル化ｘｙｉ、：［：チレ
シーアクリル酸貧重合体（ｊｊｊ）、ｚチレシーエチレ
ンアクリレート共重合体（ＥＥＡ）、ポリアクリレート
、ボリア！Ｆ、ポリエステル、塩化ビニルー酢酸ビニル
共重合体等が例示される。これ等の懸回を佳樹脂、特に
ポリビニルブチラール以外の樹脂には、力５ス審器との
接着性を改曽する為にシ５′：Ｉ系カプリンタ剤を０．
１−２０重量％程度添加することが出来る。この様なシ
ラシ糸カブリンク剤としては、ｒ−り００プＯｅルトリ
メト雫ジシラン、ビニルトリク００シラシ、ビニルトリ
エト辛シシラシ、じニル−トリス−ｐ−メト牛シェド十
ジシラン、γ−メタクリ０中シプロｅルトリメト中ジシ
ラン、β−３，４−エボ牛ジシクロへ十シルＩチルトリ
メト十ジシラン、ｒ−クリシト中シプロじシトリメト中
ジシラン、とニルトリア七ト牛ジシラン、γ−メルカプ
ドブ０じルトリメト十シシラ）、ｒ−ア工ノプ０じルト
リエト牛シシラシ、Ｎ−β−ア！ノエト牛シーｒ−ア！
ノブ０じシトリメト中ジシラン等が例示される。

第１図に示す形式の本発明カラス容器は、成形後高温端
での金属化合物による被覆処理を終えたカラス１１！器
の徐冷過程において、夫々の熱可塑性樹脂に適した温度
、例えば約８０〜２５０℃、好ましくは約１００〜２０
０℃で５秒〜ｌＯ分程度、好ましくは１０秒〜５分程度
焼付けすることによ〉、製造される。

第２図には、ｆＪ５ス審器本体（１）の開口上端面の金
属酸化物被膜（図示せず）上にプライ５マ一層としてシ
ラシ系カプリシタ剤層（Ｓ）を設叶、その上に熱可塑性
樹脂層（３）を形成し九本発明ガラス容器を示す。かく
して、熱可塑性樹脂層ｅ）とガラスＩＩ器本体り１）と
の密着性がより一層強化される。熱可塑性樹脂及びシ５
：Ｉ系カブリンク剤としては、第１図に関連して述べ丸
缶種のものが使用し得る。シラシ糸カプリンタ剤層（５
）の厚さは、通常０．１〜１μ解程度であ夛、熱可塑性
樹脂層の厚さ紘、第１図に示す力５ス賽器の場合と同様
である。

第２図に示す形式の本発明カラス客器は、成形後高温端
での金属化合物による被覆処理を終えたカラス容器の徐
冷過程において、シラシカプリンり剤の約５〜１０５Ｍ
溶液を塗布し、必要ならば１００〜２００℃程度で５〜
６０秒程度乾燥後、更に前述の熱可塑性樹脂を塗布し一
夫々の熱可塑性樹脂に適し九温度、例えば約８０〜２５
０℃、好ましくは約１００〜２００℃で′５秒〜１０分
公租、好ましくは１０秒−５公租度焼付けることによ）
、製造される。

本発明カラス客器を密封して所定の密封包装体とする為
の蓋材自体は、従来粉体用密封包装体の蓋材として使用
されているものと同様のものを使用し得るので、詳述し
ないが、その−例は以下の通シである。第３図に示す如
く、該蓋材社、アル！ニウム箔、ポリエステルフィルム
、紙及びこれ１１ 等の５工ネート品、更には“アル！箔−ポリエチレシ等
のポリオレフィンフィルムの５！ネ一ト品、ポリニスデ
ルフィルム−ポリエチレン等のポリオレフィンフィルム
のラミネート品等の基材（７）Ｋｊ＄５λ春器の熱可塑
性樹脂層（３）と同様の樹脂の層（９）を設けである。

熱可塑性樹脂層（９）の厚さは、均一なシールを得る為
に社４声−以上とすることが望ましく、又経済的な理由
から６０ｐｗｇ程度を上限とすることが好ましい。熱可
塑性樹脂としては、更にｘｒｉ７＠＠性付与剤／ワック
スのブレンドを使用することも可能である。尚、蓋材に
は、常法遥シ、印刷層（ロ）、オーバーコート斡等を必
要に応じ設けることが出来る。

尚、力５ス客器儒Ｏ懸回塑性樹脂層（３）と蓋材側の熱
可塑性樹脂層〜）は、同一材質であっても或いは異なる
材質であっても良いが、ポリビニルブチ５−シ及びボリ
ア五Ｆを便用すゐ場合には、双方を同系の材質とするこ
とがよ）好ましい。

本発明カラス客器と蓋材とのし一トシールは、熱板によ
る加熱、高周波誘導加熱等の公知の加熱方法によ〕行な
うことが出来る。

本発明によれば、以下の如き効果が得られる。

（曇）低温度で短時間内にシールが行なわれる。

（■）シール部の耐水性が良好なので、液状及び流動状
物を観客する密封包装体として長期にわたシ使用可能で
ある。ガラス容器の凹凸等にかかわらず、均一なシール
が可能である。

（１）本発明で得られる熱可塑性樹脂とｆＪ５スとの接
着は、し−トシールのような短時間の熱圧着では到底得
られない高強度のものであ）、耐水性に優れている。し
かも、これ紘、ガラス客器製造工程の一部たる徐冷工程
で行なわれるので、コストも極めて低い。

尚、本発明ガラス春１ｉにおいても、必要に応じすぺ）
剤を塗布することは当然であるが、この場合、前述の如
く、少なくとも七−トシール面には塗布し１に％／％様
に留意するヒとを要する。

寮施例　１ 四塩化スズで高温端処理し九カラス客器の開口部の七−
トシール面にポリビニルブチラールを５μ繭塗布し、１
５０℃で３０秒焼付ける。

一方、−面に印刷層及びオーへ−コート層を設は九５０
＃鱈厚のアルミニウム箔の他のｉｌＫポリとニルブチ５
−１９０重量部及び二）ＯｌｌＯ−１１０重量部からな
るプレシト樹脂を７μ鯛の厚さでコートし、蓋材とする
。

上記ガラス容１１に水を入れ、熱可塑性樹脂同志が接触
する様に蓋材をカラス春器上端に置き、１７０℃×１秒
Ｘ　’Ｓ　＃／ｄの条件でヒートシールして、密封包装
体とする。

得られた密封包装体を倒立状態で常温下６ケ月間放置し
九が、接着力の低下及びこれによる水もれは全く認めら
れなかった。

比較例　ｌ ガラスｌａ器側にポリビニルブチラールを塗布しない以
外は、実施例１と同様にして密封包装体を得る。

常温下での倒立開始７日後には、すてに水もれが生じた
。

実施例　２ 四塩化ススで高温端処理したガラス容器の開口部のし一
トシール面に、アイオノマーエマルタヨ：ＪＫγ−ア二
ノプ０ピルトリＩ！−中シシラ：Ｊｌ優を添加した溶液
を塗布し、１８０℃で３０秒焼付けて、厚さ１０μ簡の
樹脂層を形成する。

一方、−面に印刷層及びオーバーコート層を設けた厚さ
５０μ譚のアル！ニウム箔の他の面にアイ才ノマ−エマ
ルジ！１シを厚さ６μ胃にコートし、蓋材とする。

上記力５ス容器に水を入れ、アイオノマ一層同志が接触
する様に蓋材をＩＪ５ス容器開ロ端上に置き、１６０℃
×１秒×５＃／ｄの条件で七−トシールして、密封包装
体とする。

得られ良書封包装体を実施例１と同様にして倒立して放
置し九が、接着力の低下及び水もれは、１１＼ 生じなかった。

又、蓋材側の樹脂層として、ＥＶＡ／粘着付与剤／ワッ
クスのプレシト物を使用した場合にも、上記と全く同様
の優れた効果が得られた。

比較例　２ し−トシール面にもすベシ剤としての水溶性ポリオ十ジ
エチレンステアレートが付与されていることを除けば、
実施例２と同様の密封包装体を得る。

実施例２と同様にして倒立したとζろ、常温での一週間
放置によシし一トシール部が剥離し、水もれを生じた。

実施例　５ 四塩化スズで高温端処理したガラス容器の開口部のし一
トシール面にカプリシフ剤としてγ−アーノプＯｅルト
リエト乎ジシランを塗布し、１５０℃で１５秒間乾燥し
て０．５　ｐ　＋ｗの塗膜を形成する。

次いで、アイオノマーＩマルジョシを塗布し一１５０℃
で３０秒間乾燥して９．５μ岬の樹脂層をｙ＃成する。

一方、−面に印刷層及びオ一式−コート層を設社九厚さ
５０μ鯛のアシミニすム箔の他の面にアイオノマーエマ
ルジ９シを塗布し、１００℃で１５秒間乾愉して、厚さ
７μ霞の熱可塑性樹脂層を有する蓋材とする。

上記ガラス容１１に水を入れ、アイオノマ一層同志が接
する様に蓋材をｆＪ５ス容器開ロ端上に置き、１６０℃
×１秒Ｘ’１ｌｋｌ／ｄＯ条件でヒートシールする。

得られた密封包装体を常温で倒立放置し九が、６ケ月後
にも変化は全く認められなかった。

実施例　４ 四塩化スズで高温端処理したガラス容器の開口部し一ト
シール面Ｋｒ−タリシド中ジプロピルトリメト辛シシ５
ン（１μｍｉ　’）及び・カル卓子シル化ＥＶＡ　（３
Ｑμ輌）を塗布するとともに、厚さ５０μ鐸のアルミニ
ウム箔にけん化カル本生シル化ＥＶＡ（３９μ＃）を押
出しコートして、蓋材とする。

ガラス容器に水を入れ、カラス容器側と蓋材側のＥＶＡ
層同志を合せ、１６０℃×１秒×３＃／ｄの条件でヒー
トシールする。

得られ良書封包装体を倒立させて常温で放置したが、６
ケ月後にもヒートシール部の接着力社低下せず、水もれ
も生じていなかった。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明ガラス容器の１例を示す断面図、第２
図は、本発明ガラス容器の他の例を示す断面図、第３図
は、蓋材の一例を示す断面図である。 （１）・・・・力５ス容器本体、（３）・・・・熱部ｍ
性樹脂層、（５）・・・・力プリンタ剤層、（７）・・
・・蓋材の基材、（９）・・・・蓋材の熱可塑性樹脂層
、（ロ）・・・・蓋材Ｏ印刷層、（２）・・・・蓋材の
オーｔＳ−コート。 （以　上） 第１１図 第２図 第３図 ３

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■　金属酸化物の被覆層を有する力５ス春器の開口端１
   ｉＫ熱可履性樹脂層を形成した密封包装体用ガラス容器
   。 ■　金属酸化物の被覆層を有するｆＪ５ス容器の開口端
   １１ｆにシラシ糸カプリンタ剤層及び熱可璽性樹脂層を
   順次形成し丸密封包装体用ガラス春器。