JPS5820304B2 - 排ガス中の窒素酸化物除去用触媒 - Google Patents

排ガス中の窒素酸化物除去用触媒

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Publication number
JPS5820304B2
JPS5820304B2 JP52157436A JP15743677A JPS5820304B2 JP S5820304 B2 JPS5820304 B2 JP S5820304B2 JP 52157436 A JP52157436 A JP 52157436A JP 15743677 A JP15743677 A JP 15743677A JP S5820304 B2 JPS5820304 B2 JP S5820304B2
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JP
Japan
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catalyst
exhaust gas
carrier
crushing strength
titania
Prior art date
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Expired
Application number
JP52157436A
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English (en)
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JPS5490091A (en
Inventor
藤田恭
副島繁雄
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は圧壊強度、脱硝率および排ガス中のSOxに対
する耐SOx性に優れたチタニアを主成分とする窒素酸
化物除去用触媒に関するものである。
燃焼排ガス中の窒素酸化物の除去用触媒としてチタニア
を主成分とする担体を用いた触媒が、従来から知られて
いる活性アルミナを主成分とする担体を用いた触媒に比
べて優れた諸特性を有することが最近提案され注目され
ている。
しかしながらチタニアを主成分とする担体を用いた触媒
は、一般的に圧壊強度が小さいという欠点がある。
すなわちチタニアを主成分とする担体を用いた触媒は脱
硝触媒に最適の細孔径、細孔容積および比表面積を有す
る状態での焼結力が非常に弱く、従って圧壊強度が小さ
い。
この欠点を補うものとして各種焼結助剤を添加して低温
度で焼結させた担体を用いた触媒も提案されている。
しかしながら各種焼結助剤を添加して圧壊強度を向上さ
せた担体を用いた触媒は焼結助剤の影響によって触媒の
特性が低下する場合が多い。
これは焼結助剤の添加によってこの担体を用いた触媒の
最適の細孔径、細孔容積および比表面積が変化して脱硝
率が低下したり、またSOXを含む排ガスの脱硝に用い
ると圧壊強度に経時変化があり徐々に圧壊強度が低下し
たり、脱硝率の低下が見られる場合がある。
これは焼結助剤、例えばBaOの添加により製造時には
触媒に大きな圧壊強度が得られても排ガス中のSOxと
BaOとが反応し徐々にBaSO4を生成し、これが極
めて強度小であるために触媒の圧壊強度が低下するもの
と考えられる。
したがって、圧壊強度の低下の原因となるアルカリ元素
化合物、アルカリ土類元素化合物、フリット等の焼結助
剤の添加によらず、圧壊強度の大なるチタニアおよび脱
硝反応に必須の重金属化合物からなる担体を用いた触媒
の出現が強く要望されていた。
本発明の排ガス中の窒素酸化物除去用触媒は、従来のこ
れらの欠点を解決するためになされたもので、脱硝率お
よび圧壊強度の経時劣化を起す焼結助剤等は含有せず脱
硝率、圧壊強度、耐80)d生に優れた触媒であって、
500 kg/crtY以上の圧力[で加圧後粉砕した
チタニア粉末と脂肪族アミンおよびタングステン化合物
、モリブデン化合物の1種又は2種よりなる混合物を担
体形状に成形後500℃〜800℃で焼成した担体を用
いた触媒である。
本発明の更に詳しい構成を説明すれば、好ましくはメタ
チタン酸あるいはチタニウム塩等の熱分解により生成し
たチクニアを、500 kg/i以上、好ましくはl
OOOkg/i以上の圧力で加圧粉砕したチタニア粉末
と、メチルアミンまたはモノエタノールアミン等のよう
なチタニア粉末およびタングステン化合物又はモリブデ
ン化合物の一部を溶解する性質を有する脂肪アミンおよ
び耐80)4を付与するために必要なタングステン化合
物又はモリブデン化合物、例えば酸化タングステン、リ
ンタングステン酸アンモニウム、酸化モリブデン、リン
モリブデン酸アンモニウム等を混合し、その混合物を担
体形状に成形し、乾燥後500℃〜800°Cの温度で
焼成した窒素酸化物除去用触媒担体に脱硝性能を付与す
る触媒物質、例えが五酸化バナジウム、硫酸バナジル、
蓚酸バナジウム、メタバナジン酸アンモニウム等のバナ
ジウム化合物を担持した窒素酸化物除去用触媒である。
なお500kg/cfIL以上の圧力で加圧粉砕したチ
タニア粉末と脂肪族アミンおよびタングステン化合物、
モリブデン化合物の1種又は2種を用いた触媒の圧壊強
度が飛躍的に向上し、SOXを含む排ガス中でも強度の
低下が見られない理由は、加圧によりチタニアの一次粒
子相互間が非常に緻密になるのと、脂肪族アミンにより
チタニア粒子の表面の一部およびタングステン化合物又
はモリブデン化合物の一部が溶解しチタニア粒子相互間
の結合力が向上する相乗的効果により焼成後の担体およ
びそれを用いた触媒の圧壊強度が飛躍的に向上する。
なお脂肪族アミンは500℃〜800℃の焼成により完
全に酸化されて製品担体中には残存せず、かつチタニア
粉末の有する細孔径、細孔容積および比表面積等の物理
的特性に何らの悪影響を及ぼさないものである。
さらに、加圧処理したチタニア粉末と脂肪族アミンおよ
びタングステン化合物又はモリブデン化合物とを用いる
相乗的効果は、触媒の形状には全く関係なく認められる
ものであり、例えば形状がビーズ状、ペレット状、パイ
プ状、リング状、ハニカム状、棒状、板状等のいずれの
形状であってもよく、また混合物で直接担体形状に形成
するかあるいは他の触媒担体の表面に所定膜厚に担持し
て担体形状を形成してもよい。
いずれの場合も従来の触媒と比較して格段に大きな圧壊
強度の向上が認められる利点がある。
なお、脂肪族アミンの使用量はチタニア粉末に対し2重
量%〜20重量%が好ましい。
また加圧後のチタニア粉末の粉砕粒度は平均粒径10μ
以下、好ましくは0.5μ〜3μがよい。
さらに焼成時間は30分以上、好ましくは1時間〜3時
間程度がよい。
次に本発明の限定理由を述べると、5001y/i以上
の圧力でチタニア粉末を加圧する理由は500kg/c
yyt未満の圧力で加圧処理した場合には後述の実施例
に記載するとおり、触媒の圧壊強度の向上があまり認め
られず実用上好ましい触媒が得られないためである。
また500°C〜800℃で焼成する理由は、500℃
未満の温度での焼成では触媒の圧壊強度の向上が少なく
、かつ脂肪族アミンの熱分解が完了しないためであり、
800℃を越える温度で焼成すると触媒の比表面積が減
少し、実用上好ましくないためである。
以下本発明を実施例に基づいて説明する。
メタチタン酸を600℃で2時間、空気中で焼成してB
ET吸着法による比表面積60 m”/ g、水銀圧入
法ポロシメーターによる平均細孔径0.5μ、平均細孔
容積1cc15’の第1表に記載するアナターゼ型チタ
ニア粉末(5)を用意した。
このチタニア粉末Aを、ラバープレス法により300k
g/d、500 kg/crit、1000 kg/i
、1500ky/d、2000 kg/iでそれぞれ加
圧処理した後、平均粒径1μに粉砕し第1表に記載する
チタニア粉末を得た。
そして第1表に記載したチタニア粉末A−Fを出発原料
とし、モノエタノールアミンをチタニア粉末に対して1
0重量%添加し、さらに酸化タングステン、酸化モリブ
デン等を第1表に記載する重量%で加え、混練機にて充
分に混練し、押出し機にて孔形状六角形で、孔相当直径
7mm、壁厚1龍のハニカム形状に押出した。
乾燥後、空気中でそれぞれ600℃、2時間焼成して脱
硝用触媒担体を得た。
そしてこの触媒担体を蓚酸バナジウム5重量%水溶液に
3時間浸漬し、乾燥後600℃で2時間焼成して五酸化
バナジウム3重量%を担持した本発明の触媒/I6.1
〜//67および本発明の範囲外の触媒/168〜/4
610を得た。
さらに従来品例として、チクニア粉末Aに焼結助剤とし
て硝酸バリウムをBaO換算にてチタニア粉末に対して
3重量%添加し、さらに酸化タングステンを5重量%加
え、バインダーとしてポリビニールアルコール3重量%
水溶液を10重量%添加し、混練機にて充分に混練し、
押出し機にて前記と同様なハニカム形状に押出した。
そして乾燥後、空気中600℃で2時間焼成して第1表
に示す従来品担体を得た。
この担体を前記と同様に蓚酸バナジウム5重量%水溶液
に3時間浸漬し、乾燥後600℃で2時間焼成して、五
酸化バナジウム3重量%を担持した従来品触媒/161
1〜痛12を得た。
そして、それぞれの触媒/16.1〜/1612を0重
油焚排ガス(NO250p障 CO212容量%、H2
O10容量%、024容量%、8021000pl)I
ll、5O330I)INII、煤塵100 my/
Nmi N2残部)が通過する反応器に充填し、NH3
250ppI11を導入し、反応温度350℃、空間速
度10000Hr’の条件で初期(0時間)および50
00時間後の反応器入口および出口のNO濃度を測定し
た。
そして触媒については次式で脱硝率を算出し、第1表に
初期および5000時間耐久試験結果として記載した。
脱硝率−(入ロNO濃度−出口NO濃度)X100/入
口NO濃度% また触媒/161〜/%12のC重油焚排ガス5000
時間耐久試験前後の圧壊強度を測定した結果は第1表に
示す通りであった。
第1表の結果より明らかなように本発明の触媒/16.
1〜A67はチタニア粉末の加圧圧力が500kg/a
nt未満であるか、脂肪族アミンを用いないか、タング
ステン化合物、モリブデン化合物のいずれか1種を添加
しない参考品/168〜A610および従来品A611
〜AI2に比べて圧壊強度2〜6倍と極めて優れている
ものであり、さらに5000時間耐試験後では圧壊強度
が2〜100倍と飛躍的に大きいものである。
また脱硝率は初期において本発明の触媒/161〜/1
67と従来品触媒扁11とは同じ値を示すが、5000
時間耐久試験後では本発明の触媒/16.1〜/16.
7が初期脱硝率とあまり変らないのに比べて、従来品触
媒Allは大幅に低下が認められ、触媒の耐久性におい
ても著しい向上が認められる。
なお、従来品触媒A6.11からは5000時間耐久試
験後の化学分析およびX線回折結果からBa S04が
それぞれ3重量%、3.2重量%検出されたが、これは
焼結助剤として用いたバリウムが使用中に排ガス中のS
OXと反応しBaSO4が生成したものと推測される。
以上述べた通り本発明の排ガス中の窒素酸化物除去用触
媒は、500kg/d以上の圧力でチタニア粉末を加圧
することと脂肪族アミンおよびタングステン化合物、モ
リブデン化合物の1種又は2種を用いることの相乗的効
果により圧壊強度、脱硝率、耐SOx性を飛躍的に向上
させたものであり、SOXを含むいわゆるダーティ排ガ
ス中の窒素酸化物除去用触媒として利用でき、公害防止
上極めて有用なものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1500kg/d以上の圧力で加圧後粉砕したチタニア
    粉末と脂肪族アミンおよびタングステン化合物、モリブ
    デン化合物の1種又は2種とよりなる混合物を担体形状
    に成形後、 500℃〜800℃で焼成した触媒担体に触媒物質を担
    持したことを特徴とする排ガス中の窒素酸化物除去用触
    媒。
JP52157436A 1977-12-28 1977-12-28 排ガス中の窒素酸化物除去用触媒 Expired JPS5820304B2 (ja)

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JP52157436A JPS5820304B2 (ja) 1977-12-28 1977-12-28 排ガス中の窒素酸化物除去用触媒

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JPS5490091A JPS5490091A (en) 1979-07-17
JPS5820304B2 true JPS5820304B2 (ja) 1983-04-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0515362Y2 (ja) * 1988-07-18 1993-04-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0515362Y2 (ja) * 1988-07-18 1993-04-22

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JPS5490091A (en) 1979-07-17

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