JPS58203002A - 製材品 - Google Patents

製材品

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JPS58203002A
JPS58203002A JP8682082A JP8682082A JPS58203002A JP S58203002 A JPS58203002 A JP S58203002A JP 8682082 A JP8682082 A JP 8682082A JP 8682082 A JP8682082 A JP 8682082A JP S58203002 A JPS58203002 A JP S58203002A
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JP
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log
osf
sawn
logs
drying
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JP8682082A
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種田 健造
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  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 北海道には51万haのカラマツ森林があり、とくに一
般民有林の人工林面積は約60%がカラマツであるため
、今後、その間伐、主伐などでカラマツ素材の供給は著
増する状勢である。しかも、造林地立木の育林のため必
要な間伐面積は18万haにも及ぶのに対し、毎年その
1/1o程庸しか間伐されていない実情で、これは間伐
材が間伐経費に見合う価値ある需要を見出せないことが
第1の理、由とされている。
他方、ビートは北海道の主要農産物で、全農業粗出荷額
(米を除く)の約20% を占める極めて重要な地域農
業を形成している。道内にはビート工場が8あるが、そ
のうち半数の4工場はステフェン法を採用している。ス
テフェン法では精密から糖分回収ののちの廃液が副生ず
るが、その過半は活性汚泥法で処理し、自然界に排出し
ている。
しかし、残りの50%未満の廃液は多重効用罐で真空濃
縮され、固形分濃度(EX)50〜60%の濃縮ステフ
ェン廃液(OS F =  Concentrated
 5teffenFiltrate     >として
巨大なホルダーを備えた工場で貯蔵され、飼料、肥料、
各種安定剤、分散剤などの用途に使われているものの、
生産可能量に見合う需要量にはほど遠い現状である。こ
の極めて安価なOSFを用いて、カラマツ小径材を価値
高い素′資源とすることが本発明の目的である。
さて、カラマツ間伐材は、狂い、割れ、曲がり等の損傷
が著しいため、パルプチップ、抗水、足場丸太等の低価
格の用途にむけられており、また、最近は製材としても
用いられるようになったが、その用途はダンネージ、押
角、梱包用枠材、パレットけた材、製函用仕組板など低
級なものにしか当てられていない。
本発明は、このようなカラマツ小径材(主に間伐材、小
径材ならカラマツ以外の樹種でもほぼ同様のことが言え
る)をOSFで処理して得られる一般製材品□すなわち
、特に最も需要量が多く、付加価値も現在の間伐材用途
より著しく高い建築用構造材となり得る製材品−に関す
るものである。建築材、特に一般木造住宅の構造材は本
州以南にあってはスギ、ヒノキ、北海道にあってはニジ
マツ、トドマツが多く用いられている。これらの材は、
建築材として使用後の狂”いが比較的小さい点で優れて
おり、丸太の含水率は問題とされないで、主として生丸
太を挽材して製材品をとり、そのまま建築材として用い
られているが、国産の優良な木材資源は次第に少くなっ
ており、また、海外における丸太輸出制限の動きも次第
に高くなってきているので、コストの安い国産建築材の
原料素材の出現が期待されて□・ρる。
カラマツは過去、大量に植林されている関係から、今後
供給量が著増するのは明らかであるが、そこに至る前に
、カラマツ大森林の成育のためにも、所定の間伐を進め
ていかたければならない。
この間伐小径材は、木理の旅回が大きいので、乾燥が進
むに従って起こる収縮のため、狂い、曲が   1、す
、ねじれ、そりなどの損傷が生じ、遂には大きな割れと
なって、その欠点を材面K11t出するために、土台の
スギ、ヒノキ、ニジマツ、トドマツなどの大径材から挽
材した製材品と同じような取扱いで建築材として使い得
るものではない。木材の狂いは、樹種側に比較して、ヒ
ノキ→スギ→トドマツ→エゾマツ→カラマツの順に大き
くなるが、生丸太の挽材から製材品を得て、直ちに建築
用材として使用できる限界はニジマツまでで、しかも、
大径拐に限られるものであり、カラマツは挽材後の乾燥
による狂いにより直接実用に供し得す、小径材ならば、
旅回する大きな割れの発生で全く使用不可能としても過
言ではない6 カラマツ小径材からの製材品に狂いや割れを抑制する方
法の1つとしては、ポリエチレングリコール(PEG)
水溶液の含浸が公知であり、これは木材中の水分がPE
Gと置き換わるため、木材の乾燥による収縮が減少し、
そのために狂いの発生が軽減されることによるが、PE
Gの価格はその薬剤処理による工業的な実施を不可能に
している。
以上の実情にかんがみ、本発明者は、カラマツ、特にそ
の小径材から建築用の製材品を得る方法を種々検討し、
カラマツ丸太のO8F処理と処理丸太の乾燥を挽材前に
実施することを組合わせ、乾燥による内部応力をOSF
の木材中における湿潤性のなかに消去させることによ・
)、この目的を達し得ることを見出し、本発明を完成し
たものである。それは、まず、丸太が生の状態にあり、
乾燥による丸太の割れが生ずる前に、丸太を剥皮してか
らOSFに浸漬し、丸太の表面にasIIを浸透させ、
その後、丸太の乾燥を行う。丸太剥皮の際、製材品の収
得に支障を来たさない程度に丸太周囲も若干削るように
すれば、OSFの丸太への浸透が円滑に進み、浸漬1日
で、乾燥による割れは、まず、数が減少し、大きさもヒ
ビ割れ程度に極端に小さくなり、2〜10日の浸漬で、
丸太の乾燥中に起こる割れは皆無となることが分かった
。OSFがこのように割れ止め効果を示す原因は、詳細
には不明であるが、OSFには或程度の湿潤性があるた
め、OSFを含浸した丸太の外周部分が丸太の乾燥の進
行の際に遅れ勝ちとなり、適度に調湿された状態を維持
することにその原因があると思われる。生の丸太は、辺
材部が樹液によって満たされているが、丸太がこのC3
F中に浸漬されると、C3Fは樹液と適度に置換され浸
透が進むようで、そのためC3FのBXは或程度低下す
ることが認められる。剥皮の際、丸太の外側を薄く適度
に削り取ると、その削り面からaspの材内への浸透拡
散はより円滑に進むようである。また、円柱製造機で丸
太を完全に円形に切削して作った円柱では、全面がすべ
て削り面なので浸透が速く、18の浸漬でその後の乾燥
による割れが発生しないようになる。
以上のように、常湿のままの浸漬だけで丸太の割れ防止
の目的は十分達し得るが、短時間に浸透を行なわせるた
めに、必要により、加熱、煮沸することや、いわゆる温
冷1法、加圧注入など丸太への浸透を与えるすべての方
法が本発明製材品を製造するために使用可能である。
かくして、C3Fの適当な含浸をなした丸太は、通常は
天然乾燥により、気乾に近い状態にまで乾燥されるが、
この際、通風、雨よけなどによく気を配り、乾燥が円滑
に進行するように留意することが必要である。また、必
要により、人工乾燥も実施できる。しかし、これは天然
乾燥よりも、通常コスト増の要因になる。乾燥が進行し
、はぼ、天然乾燥の終了した含水率に近くなった丸太は
、挽材され製材品とする。この丸太乾燥後に引続いて挽
材するという工程の順序が極めて重要なことで、丸太の
O3?処理により、挽材前の丸太には割れが発生してい
ないのはもちろん、挽材後の製材品に於ても、若干の乾
燥の進行はさけられないものの゛、構造材としての実用
に支障を来たすようh損傷は全く発生しない。以上、本
発明の骨子を要約すると、剥皮丸太のC8Fへの浸漬、
C8F含浸丸大の乾燥、乾燥丸太の挽材という工程で得
た製材品ということとなる。
本発明の実施によって得られる工業的な成果は、1、 
カラマツ中小径素材の需要拡大 2 カラマツ中小径素材の付加価値の向上3 国産材の
有効利用 屯 建築材中の国産付占有率の向上 & ステフェン法廃液の活性汚泥処理経費の節減 fi  C3F利用量の拡大 などで、木材及びビート糖の両業界に与える経済的効果
が極めて大きい。
製糖工場におけるC3Fの貯蔵は通常Bx50〜60程
度で保管されるが、丸太への含浸は樹液による希釈作用
も起こるので、通常は原液のままで行い、必要により防
腐剤を加えることもある。原液に水を加えて希釈すると
、損傷防止効果はその濃度とともに弱まる。
実施例1 浸漬槽(高さ50、幅60.長さ3oocrn)内に剥
皮した丸太(末口13〜17crn1長さ280 cm
 )を入れ、浮上しないように重りをのせて固定してか
ら、C3Fを注ぎ、完全に浸漬し1所定時間ののち、丸
太を取出し、桟積みして天然乾燥した。天然乾燥がほぼ
終了したと思われるところで挽材し製材を得、その後の
製材品の損傷の状態を観察した結果は次の通りである。
すなわち、C3F原液に浸漬した丸太は、1Bの浸漬で
は微小のヒビ割れが( コ〕 残るものの、2日以上の浸漬では殆んど損傷を詔めない
。温冷浴法も効果がある。C3Fを希釈すると、濃度と
ともに割れ防止効果も低下する。製材品は、挽材後、含
水率が若干低下するが、実用上支障を来たすような曲げ
、ねじれ、割れ等の損傷は全く発生しない。
実施例3 実施例1の天然乾燥丸太を製材前に人工乾燥(乾燥温度
65〜75°C1関係湿度75−50−85%、90時
間)により含水率を約14%としてから、挽材したとこ
ろ、天然乾燥中に割れの発生をみなかった丸太からの製
材品はすべてに損傷が認められなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)  丸太を必要により剥皮し、ビート糖製造時に
    副生ずる濃縮ステフェン廃PfI(OSF)で処理し、
    その後、丸太を乾燥してから挽材して得られる製材品 (2)  第1項の剥皮時に、バー力により皮むきと同
    時に丸太の周囲を若干削り取り、OSFを浸透しやす<
    L、その後の乾燥を促した第1項記載の製材品 (3)OSFでの処理を丸太をOSF中で浸漬したのち
    、取出すこととする第1項記載の製材品(4)OSFで
    の処理を丸太のOSF中への浸漬と必要により加熱処理
    したのち、取出すこととする第1項記載の製材品 (5)O3F処理後の丸太の乾燥を天然乾燥とする第1
    項記載の製材品 (6)O3F処理後の丸太の乾燥を人工乾燥とする第1
    瑣記載の製材品 (’7)O8F処理後の丸太の乾燥を天然乾燥ののち人
    工乾燥することとする第1項記載の製材品
JP8682082A 1982-05-24 1982-05-24 製材品 Pending JPS58203002A (ja)

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JPS58203002A true JPS58203002A (ja) 1983-11-26

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