JPS5820027Y2 - 大型山形屋根の取付装置 - Google Patents

大型山形屋根の取付装置

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JPS5820027Y2
JPS5820027Y2 JP11884978U JP11884978U JPS5820027Y2 JP S5820027 Y2 JPS5820027 Y2 JP S5820027Y2 JP 11884978 U JP11884978 U JP 11884978U JP 11884978 U JP11884978 U JP 11884978U JP S5820027 Y2 JPS5820027 Y2 JP S5820027Y2
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JP
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JP11884978U
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English (en)
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JPS5535157U (ja
Inventor
良雄 遠藤
正 駒沢
忠士 矢田部
昌行 鈴木
Original Assignee
三晃金属工業株式会社
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Publication date
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、大型山形屋根材を梁材に簡単に取付けること
ができ、その取付位置を正確にでき、その大型山形屋根
材の長手方向の伸縮を吸収できる大型山形屋根の取付装
置に関する。
従来より、長大スパン(長さ略15m乃至略50m)で
、大型(高さ略1m乃至1.5 m)の山形屋根材が工
場生産され、これを現場に運搬して、そこの構造物上に
大型クレーン等で一つ一つ順次吊り上げ、その構造物上
部の対向する梁材間に亙って載置固着し、隣接する大型
山形屋根材を並列に揃えて相互に緊結して屋根葺成して
いた。
その構造物上部に設けられた対向する梁材は、長尺で、
その複数個所が柱材で支持されているが(両端も支持さ
れている)、溶接による熱歪、骨組構造に構築したとき
に梁材に生ずる応力歪等によって、その梁材の中心(平
面的にみた中立線)が直線的でなく、蛇行(長さによっ
て異なるが、約1cm乃至10 cm中心よりずれるこ
とがある。
)して取付施工されている場合が極めて多い現状である
このように梁材が少し蛇行しても構造力学上は問題視さ
れていない。
ところが、工場生産された大型山形屋根材の長さ、及び
諸寸法は一定に仕上げである。
その大型山形屋根材の取付部であるL形金具位置も正確
に取付けられている。
また、その大型山形屋根材は長大スパンのため、夏季、
冬季による外気の温度変化によって、熱膨張、熱収縮し
て伸縮している。
このため、大型山形屋根材を対向する梁材に載置して取
付けようとしても、梁材の蛇行で取付孔位置がずれて取
付が極めて困難であったり、その屋根材の伸縮を考慮し
た取付ができない等の欠点があった。
そこで、本考案は、下部プレートと上部プレートとを連
結杆にて固着し、下部プレートに長孔を穿設した固定台
座の上部プレート上に、スライド下部プレートとスライ
ド上部プレートとを連結杆で固着したスライド台座のス
ライド下部プレートを滑動可能に固着し、そのスライド
台座、固定台座を構造物上部の梁材上に所定間隔をおい
て載置し、その長孔より梁材にボルトを挿通して固着し
、その隣接するスライド台座のスライド上部プレート上
に、大型山形屋根材の長手方向の端部下面に固着した大
型山形屋根材の断面と略同形の力骨の両端に取付けたL
形金具を載置固着したことにより、その蛇行することも
ある梁材上の正確な位置に固定台座を固着で゛き、その
台座上のスライド台座上に簡単に大型山形屋根材を取付
けると共に、その取付部で大型山形屋根材の伸縮を吸収
することができ前記の欠点を解消したものである。
その構造を図面について説明する。
1は梁材であって、構造物2の上部に、平行に対向して
設けられている。
その梁材1自体の平面的にみた中立軸(中心線)は蛇行
していることが多いことから、構造物2上に梁材1を取
付施工後に、梁材1上に直線の中心線gが描かれている
3は固定台座であって、四辺形状の下部プレート4と上
部プレート5とが連結杆6にて固着されて構成されてい
る。
7はスライド台座であって、四辺形状のスライド下部プ
レート8とスライド上部プレート9とが連結杆10にて
固着されて構成されている。
この固定台座3の上にスライド台座7が載置される。
この下部プレート4はスライド上部プレート9と、上部
プレート5はスライド下部プレート8と夫々間等の大き
さを有し、上部プレート5は下部プレート4より大きく
形成されている。
この下部プレート4の周縁近くには複数(図面では4ケ
所)の長孔11が穿設されている。
上部プレート5の上面及びスライド下部プレート8の下
面の夫々両側にテフロン等の合成樹脂製の板状片12.
13が貼着されている。
またその上部プレート5、スライド下部プレート8の周
縁の板状片12.13が貼着されている個所に複数(図
面では4ケ所)長孔14,15が対応して穿設されてい
る。
その長孔14,15の長手の方向は前記長孔11と同方
向である。
この固定台座3の上部プレート5の板状片12の上に、
スライド台座7のスライド下部プレート8下面の板状片
13が載置され、ボルト16が長孔14,15に挿通さ
れてナツト17にて螺着されている。
このボルト16の軸の長さは、上部プレート5、スライ
ド下部プレート8、板状片12.13を加えた板厚より
も少しく長く形成され、その軸端の螺子部にナツト17
を締付けても、微少間隙(△t)が生じ、スライド下部
プレート8は上部プレート5に対し滑動可能に設けられ
ている。
またスライド上部プレート9の周縁近くにも複数(図面
では4ケ所)の取付孔19が穿設されている。
この固定台座3、スライド台座7は、梁材1上に、所定
間隔をおいて(後述の大型山形屋根材20の幅)載置さ
れ、その下部プレート4の定点が、その梁材1上の中心
線g上に位置するように、その長孔11を中心線gに直
交する方向に適宜ずらして、その長孔11より梁材1に
ボルト19を挿通しナツト締めして固着されている。
この梁材1のボルト19の取付孔は中心線gを設ける前
に穿設されている。
20は長大スパン(対向する梁材1,1間の長さに略相
当する)の大型山形屋根材であって、その大型の断面山
形部の両底部より外側上方に向う傾斜縁が形成され、そ
の傾斜縁上端より内側上方に傾斜する端縁が一体的に形
成されている。
21は力骨であって、この大型山形屋根材20の断面と
略同形状であり、二〇力骨21は、その大型山形屋根材
20の下面に長手方向に所定間隔を有して複数固設され
、その両端にも設けられている。
この力骨21の両端にL形金具22.22が左右対称的
に固着されている。
このL形金具22の底部にはスライド台座7のスライド
上部プレート9の取付孔19に対応して貫孔が穿設され
ている。
この大型山形屋根材20の長手方向の端部の力骨21に
固設したL形金具22.22が、隣接するスライド台座
7,7のスライド上部プレート9,9上に載置され、そ
の取付孔19とL形金具22の貫孔とが合わせられ、ボ
ルト・ナツト23にて固着されている。
そのスライド台座7上には、隣接する大型山形屋根材2
0.20の対向するL形金具22.22の双方が載され
(第2図参照)、この対向するL形金具22.22相互
もボルト・ナツトにて緊定されている。
24は断熱材、25は内装板、26はその内装板25の
下端を支持する見切材で、大型山形屋根材20のL形金
具22の下部に固着されている。
次に作用効果について説明する。
本考案においては、下部プレート4と上部プレート5と
を連結杆6にて固着した固定台座3の上部プレート5上
に、スライド下部プレート8とスライド上部プレート9
とを連結杆10で固着したスライド台座7のスライド下
部プレート8を滑動可能に固着し、その固定台座3を梁
材1に固設し、そのスライド上部プレート9,9上に大
型山形屋根材20の長手方向の端部下面に固着した力骨
21の両端のL形金具22.22を載置固着したことに
より、その大型山形屋根材20が夏季等の温度上昇によ
り熱膨張して、長手方向に伸張しても、そのスライド台
座7の滑動によって、これを吸収できるし、また、冬季
の冷気により、長手方向に収縮しても、同様にスライド
台座7により、その収縮変形を吸収できる。
従って、大型山形屋根材20に生ずる熱膨張、熱収縮で
、取付部のボルトを切断する等の破損を与えたり、その
大型山形屋根材及び梁材1等に熱応力による歪等を生じ
させることなく、整然として大型山形屋根材20を取付
けることができる。
また、本考案では、スライド台座7を設けたので、固定
台座3の位置は正確さを要求しないと考えられるが、そ
の固定台座3に対してスライド台座7を初めからずれる
ようにして設けると、熱膨張、熱収縮の一方向には滑動
不能になったり、そのスライド上部プレート9と大型山
形屋根材20との取付が面倒となることが多いものであ
るため固定台座3を正確な位置に固着することが望まし
い。
そこで、本考案では、固定台座3を構造物2上部の梁材
1上に所定間隔をおいて載置し、その長孔11よりボル
トを梁材に挿通して固着したので、梁材1の中心線g上
の正確な位置に固着できる。
このような正確な位置に設けた固定台座3上に、スライ
ド台座7を揃えて載置しておき、そのスライド台座7,
7のスライド上部プレート9,9上に、大型山形屋根材
20の長手方向の端部下面に固着した力骨21の両端の
L形金具22.22を載置固着したので、一定寸法に工
場生産された大型山形屋根材20を、大型クレーンで吊
り下げ、そのスライド上部プレート9上に載せれば、そ
のスライド上部プレート9とL形金具22のボルト取付
孔位置は一度に合わせることができるし、スライド台座
7・と・固定台座3との滑動の中立位置に設けることが
でき、大型山形屋根材20の伸縮に対して良好に対応で
きる。
このような取付は極めて簡易且つ迅速に行なうことがで
きる。
また、梁材1と大型山形屋根材20間に固定台座3、ス
ライド台座7を設けて、大型山形屋根材20を少し持ち
上げるようにしたので、その取付個所のスペースが広く
なり、そのスライド台座7とL形金具22を著しく取付
けやすいものにできる。
さらに大型山形屋根材20内部に断熱材24、内装板2
5を取付け、これを支持する見切材26がL形金具22
底部より下がるようにして設けても、その固定台座3、
スライド台座7の介在により、梁材1に接触せず、何等
不都合が生じないものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであって、その第1
図は本考案の斜視図、第2図は一部縦断した本考案の正
面図、第3図はスライド台座、固定台座を組み合せた斜
視図、第4図は固定台座の斜視図、第5図はスライド台
座の斜視図、第6図はスライド台座、固定台座の取付個
所の要部断面図である。 1・・・・・・梁材、2・・・・・・構造物、3・・・
・・・固定台座、4・・・・・・下部プレート、5・・
・・・・上部プレート、6,10・・・・・・連結杆、
7・・・・・・スライド台座、8・・・・・・スライド
下部プレート、9・・・・・・スライド上部プレート、
11・・・・・・長孔、19・・・・・・ボルト、20
・・・・・・大型山形屋根材、21・・・・・・力骨、
22・・・・・・L形金具である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下部プレート4と上部プレート5とを連結杆6にて固着
    し、下部プレート4に長孔11を穿設した固定台座3の
    上部プレート5上に、スライド下部プレート8とスライ
    ド上部プレート9とを連結杆10で固着したスライド台
    座7のスライド下部プレート8を滑動可能に固着し、そ
    のスライド台座7、固定台座3を構造物2上部の梁材1
    上に所定間隔をおいて載置し、その長孔11より梁材1
    にボルト19を挿通して固着し、その隣接するスライド
    台座7,7のスライド上部プレート9,9上に、大型山
    形屋根材20の長手方向の端部下面に固着した大型山形
    屋根材20の断面と略同形の力骨21の両端に取付けた
    L形金具22.22を載置固着したことを特徴とした大
    型山形屋根の取付装置。
JP11884978U 1978-08-30 1978-08-30 大型山形屋根の取付装置 Expired JPS5820027Y2 (ja)

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JP11884978U JPS5820027Y2 (ja) 1978-08-30 1978-08-30 大型山形屋根の取付装置

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Publication Number Publication Date
JPS5535157U JPS5535157U (ja) 1980-03-06
JPS5820027Y2 true JPS5820027Y2 (ja) 1983-04-25

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JP11884978U Expired JPS5820027Y2 (ja) 1978-08-30 1978-08-30 大型山形屋根の取付装置

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