JPH0248571Y2 - - Google Patents

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JPH0248571Y2
JPH0248571Y2 JP1983083831U JP8383183U JPH0248571Y2 JP H0248571 Y2 JPH0248571 Y2 JP H0248571Y2 JP 1983083831 U JP1983083831 U JP 1983083831U JP 8383183 U JP8383183 U JP 8383183U JP H0248571 Y2 JPH0248571 Y2 JP H0248571Y2
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plate
chevron
roofing material
shaped
pin roller
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JP1983083831U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、大型山形屋根材の長手方向の傾斜角
度が適宜変化しても対応できると共に、その大型
山形屋根材の長手方向の伸縮を適宜吸収できる大
型山形屋根取付装置に関する。
この明細書中においてピンロ−ラシユ−とはピ
ンシユ−とロ−ラシユ−とが複合された概念のも
のを指称する。
〔課題を解決するための手段〕
従来より、長大スパン(長さ略十数m乃至略数
十m)で、大型(高さ略1m乃至略1.5m)の山形
屋根材が工場生産され、これを現場に運搬して、
そこの構造物上に大型クレ−ン等で一つ一つ吊り
上げ、その構造物上部の対向する梁材間に亘つて
載置固着し、隣接する大型山形屋根材を並列に揃
えて相互に緊結して屋根葺成していた。その大型
山形屋根材は長大スパンゆえに、夏季、冬季によ
る外気の温度変化によつて、熱膨張、熱収縮して
伸縮しており、その大型山形屋根材の支持手段と
しては、第6図乃至第8図に示すように一端をピ
ンシユ−aで、他端をロ−ラシユ−bで支持して
いるのが一般であつた。ところで、その大型山形
屋根材は長大スパンであるがゆえに、許容荷重は
強度計算上表れる応力的制限値よりは撓みの制限
で決定している現状である。このため撓みをより
少なくするために予め第8図に示すように、その
中間が上側に反るように工場生産しており、その
端部のロ−ラシユ−bの取付位置では僅かの傾斜
角度θ1にあつているのが一般であつた。このよう
に僅かの傾斜角度θ1になつていても、平坦状と同
様にしてロ−ラシユ−bを取付けていたので、大
型ゆえに大きな力による熱伸縮が生じ、そのロ−
ラシユ−bが動いたり、摺動する際に大きなきし
み音が発生したりして往々にして良好に作動しな
い欠点があつた。さらに、第6図に示すような片
流れ屋根の場合の側面からみた大型山形屋根材の
傾斜角度θ2や、第7図に示すような合掌形状の屋
根の場合での傾斜角度θ3のように適宜変化する
と、これに対応するようにそのロ−ラシユ−bを
取付けなければならず、大型山形屋根材の長さ
や、現場の状況等によつて対応してその都度設置
するのは極めて面倒であり施工費を割高にさせる
欠点があつた。
〔課題を解決するための手段〕
そこで考案者は、前記の欠点を解決すべく鋭
意,研究を重た結果、本考案を、上部板の下面に
垂下板を設け、下部板の上面に軸受板を垂設し、
前記垂下板と軸受板とを軸支し、前記下部板を、
両側にコ字状溝を有する台座板内で摺動可能に設
けたピンロ−ラシユ−の台座板を、構造物の壁等
の上部の梁材上に固着し、前記ピンロ−ラシユ−
の上部板上に、長大スパンの大型山形屋根材の長
手方向の端部の下面を固着した大型山形屋根取付
装置としたことにより、大型山形屋根材の長手方
向の傾斜角度が適宜変化しても対応できると共
に、その大型山形屋根材の長手方向の伸縮を適宜
吸収でき、前記の課題を解決し、その目的を達成
したものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第5図に基
づいて説明する。
1は方形状の上部板で、この下面に垂下板2の
上辺が溶接等にて固着されている。該上部板1の
周縁適所にはボルト取付孔1a,1aが穿設され
ている。3は方形状の下部板で、この上面に両軸
受板4,4が垂設されている。該両軸受板4,4
の間隔は前記垂下板2の厚さに略相当しており、
この間隔内に、該垂下板2が遊挿され、その垂下
板2と両軸受板4,4とが、回動可能に軸支5さ
れている。具体的には、ボルト5aとナツト5b
を介して回動可能に設けられている。
6は両側にコ字状溝6a,6aを対向するよう
に形成した台座板であつて、該コ字状溝溝6a,
6a内に、前記下部板3の両側が係合され、台座
板6内に、下部板3が摺動可能に設けられてい
る。
前記上部板1,垂下板2,下部板3,軸受板
4,4と台座板6とでピンロ−ラシユ−Aが構成
されている。
第5図に示したものは摺動を、よりスム−ズに
するもので、そのピンロ−ラシユ−Aの下部板3
の下面と両側面とに、滑動面を有する合成樹脂製
等の滑板材7aと同材質の滑板材7b,7bとが
貼着され、さらにこれに対応する台座板6の主板
上に同材質の滑板材8aが、両側のコ字状溝6
a,6aの内面垂直状部に同材質の滑板材8bと
がそれぞれ貼着されている。その滑板材7a,7
b,8a,8bは大型山形屋根材9の大きさ、長
さ等によつて必要に応じて取付られる。又、前記
軸受板4は一枚で構成して、これに垂下板2を軸
支5することもある。又、前記コ字状溝6aは蟻
形状に形成することもある。
その大型山形屋根材9は長大スパン(長さ略十
数m乃至略数十m)で、その長手方向の適宜の間
隔で下面に力骨材10が設けられ、その長手方向
の両端の力骨材10の両側下端にL形金具11,
11が固着されている。
図中12は壁等の上部に設けた梁材、13は前
記大型山形屋根材9内部の断熱材、14は内装
材、15は見切材である。
前記ピンロ−ラシユ−Aの台座板6が梁材12
上に溶接又は第2図点線に示す取付金具16にて
ボルト・ナツト等で固着され、対向する梁材12
上にピンシユ−aが固着され、これらの上に大型
山形屋根材9を載置してボルト・ナツト等で固着
され施工されている。
〔考案の効果〕
本考案においては、上部板1の下面に垂下板2
を設け、下部板3の上面に軸受板4を垂設し、前
記垂下板2と軸受板4とを軸支5し、前記下部板
3、両側にコ字状溝6a,6aを有する台座板6
内で摺動可能に設けたピンロ−ラシユ−Aの台座
板6を、構造物の壁等の上部の梁材12上に固着
し、前記ピンロ−ラシユ−Aの上部板1上に、長
大スパンの大型山形屋根材9の長手方向の端部の
下面を固着した大型山形屋根取付装置としたこと
により、これを使用することで、第1に大型山形
屋根材9の長手方向の傾斜角度が適宜変化しても
常に同一のもので対応できるし、第2に大型山形
屋根材9の長手方向の伸縮を適宜吸収できる等の
効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、先ず、大型
山形屋根材9の長手方向の傾斜角度が適宜変化し
ても、垂下板2と軸受板4とを軸支5したので、
その大型山形屋根材9に取付けた垂下板2の上端
の上部板1は回動可能であり、大型山形屋根材9
の傾斜角度に極めて良好に対応でき、従来のよう
なロ−ラシユ−bではその取付面(梁材12の上
面)の角度に制限されていてロ−ラシユ−bが動
いたり、摺動する際に大きなきしみ音が発生した
りして往々にして良好に作動しない欠点があつた
が、本考案では、取付面(梁材12の上面)の角
度に全く制限されることなく設置でき、その大型
ゆえに大きな力による熱伸縮が生じても、ピンロ
−ラシユ−Aでは摺動する際等の大きなきしみ音
の発生等を確実に防止できる。このため、第8図
に示すように予めその中間が上側に反るようにし
て端部が僅かの傾斜角度θ1になつていても、第6
図に示すような片流れ屋根の場合の側面からみた
大型山形屋根材9が適宜の傾斜角度θ2になつた
り、或いは第7図に示すような合掌形状の屋根の
場合での傾斜角度θ3のように適宜変化していても
同一のピンロ−ラシユ−Aにて総て対応でき、取
付施工も簡易且つ迅速にでき、大型山形屋根全体
の施工費をも軽減できる。
また、本考案では、下部板3を、両側にコ字状
溝6a,6aを有する台座板6内に摺動可能に設
けたことで、外気の温度変化によつて、大型山形
屋根材9が熱膨張,熱収縮して伸縮しても、前記
下部板3及びこれに軸支5した垂下板2付の上部
板1が、適宜摺動してその伸縮を確実に吸収で
き、大型山形屋根材9に発生する熱歪や板鳴現象
等を一切防止できる。
特に、台座板6と下部板3とがセツト状態とな
つているため、支持強度及び摺動性を好適なもの
にできる。
なお、前記下部板3の下面と両側面とに、滑動
面を有する合成樹脂製等の滑板材7aと同材質の
滑板材7b,7bとを貼着し、さらにこれに対応
する台座板6の主板上に同材質の滑板材8aを、
両側のコ字状溝6a,6aの内面垂直状部に同材
質の滑板材8bをそれぞれ貼着すれば、その下部
板3が、より一層スム−ズに摺動でき、大型山形
屋根材9の僅かな熱伸縮でもこれを極めて良好に
吸収できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の斜視図、第2図は第1図の一
部断面とした要部正面図、第3図はピンロ−ラシ
ユ−の斜視図、第4図はピンロ−ラシユ−の側面
図、第5図はピンロ−ラシユ−の別の実施例の要
部正面図、第6図乃至第8図は従来の大型山形屋
根を構造物に取付けた状態の略示図である。 1……上部板、2……垂下板、3……下部板、
4……軸受板、5……軸支、6……台座板、6a
……コ字状溝、9……大型山形屋根材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部板の下面に垂下板を設け、下部板の上面に
    軸受板を垂設し、前記垂下板と軸受板とを軸支
    し、前記下部板を、両側にコ字状溝を有する台座
    板内で摺動可能に設けたピンロ−ラシユ−の台座
    板を、構造物の壁等の上部の梁材上に固着し、前
    記ピンロ−ラシユ−の上部板上に、長大スパンの
    大型山形屋根材の長手方向の端部の下面を固着し
    たことを特徴とした大型山形屋根取付装置。
JP8383183U 1983-06-03 1983-06-03 大型山形屋根取付装置 Granted JPS59190814U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8383183U JPS59190814U (ja) 1983-06-03 1983-06-03 大型山形屋根取付装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP8383183U JPS59190814U (ja) 1983-06-03 1983-06-03 大型山形屋根取付装置

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Publication Number Publication Date
JPS59190814U JPS59190814U (ja) 1984-12-18
JPH0248571Y2 true JPH0248571Y2 (ja) 1990-12-20

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ID=30213786

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JP8383183U Granted JPS59190814U (ja) 1983-06-03 1983-06-03 大型山形屋根取付装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551849U (ja) * 1978-10-02 1980-04-05
JPS563751A (en) * 1979-06-20 1981-01-16 Sanko Kinzoku Kogyo Kk Heavy enclosure

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551849U (ja) * 1978-10-02 1980-04-05
JPS563751A (en) * 1979-06-20 1981-01-16 Sanko Kinzoku Kogyo Kk Heavy enclosure

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JPS59190814U (ja) 1984-12-18

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