JPS58199788A - 化粧用耐火ボ−ドの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は９石綿スレート、石膏ボード、素焼陶板などの
耐熱ボードの表面にガラス質の着色被覆層を設けて、素
材の耐熱性を損なうことなく１表面の美粧と耐水性をも
たせるようにし。

とくに建築用壁材として有効な耐火ボードを提供するた
めの製造法１こ係るものである。

従来、耐火あるいは耐水性を必要とする壁面などの建築
用材として、タイルやカラー鉄板が用いられているが、
鉄板は熱吸収が大きいため。

厨房などの防火用壁材としては難点があり、主としてタ
イルが用いられている。しかるに、タイルのような窯業
製品は１着色や模様を施すことができ９表面も平明４平
滑で清潔感が得られるが、衝撃ｔこよって割れやすく、
施工時の下地塗りや張シつけに手数を要し９作業が面倒
で高価になる欠点がある。また１石綿スレートのような
耐熱ボード材は施工が簡単であるが１表面の装飾性がな
く、化粧板としては不向きであった。

本発明は、上述の点にかんがみ、既製の耐熱ボードの表
面にガラス質の着色被覆層を設けることをこより、施工
が簡単で耐火・耐水性をもつた化粧板を得るとともに、
配色や模様づけが容易で被覆加工を短時間で行ない得る
ようにしたものである。

図に示す実施例において、１は素材板たとえば石綿スレ
ートなどの耐熱ボード、２は前記耐熱ボードの表面をこ
塗布乾燥させた陶器爪軸薬層である。この釉薬層２の面
に、レーザ光源８かからのレーザ光４を反射板５．レン
ズ６を介して適当なスポット径で照射し、レーザの熱で
農薬層２を局部的に溶融させながら所要の速度でスキャ
ンさせる。このため、素材板１上の農薬層２は順次に部
分的に加熱溶融されて素材板１の面ｔこガラス質の着色
被覆層を連続して形成させる。

レーザによる加熱温度は、使用する農薬に適応する温度
をこなるよ２に、レーザ光源の強さ、照射スポットの大
きさ、およびスキャン速度１こよって調整する。

釉薬層２は、同質あるいは異質の色軸で色分けし、各色
区分にまたがってスキャンさせることもでき、この場合
、溶融温度の異なる嚢薬層に移るとき、あるいはレーザ
光吸収率の異なる倉薬層に移るときは、スキャン速度を
その都度調整する必要がある。また成形された被覆層の
上に、さらに烏薬を塗布して加熱処理することができ、
被覆層の修正を要する部分や１部分的に異なる色を重ね
る必要がある場合は、その部分に必要な盪薬を施して再
度レーザ照射を行なうことにより、修正や模様づけをす
ることができる。

実施例１ 石綿スレートをこ溶融温度７５０〜８５０℃の無鉛らく
焼き用色鳥を厚さ０．１〜０．２５１Ｅｍに塗布乾燥さ
せ、１００Ｗレーザ光をし４ンズによりスポット径１０
Ｍに調整して照射し、毎分１００１ＥＩＩでスキャンさ
せた結果、スレート面に良好な発色で溶融をこより光沢
のある粒状の粗面をもった被覆層が得られる。

実施例２ 石綿スレートに溶融温度５５０℃の上絵用緑色紬薬を塗
布し、２００Ｗレーザ光をスポット径１８Ｍで照射し、
毎分９００１Ｅｍでスキャンさせた結果、スレート面に
スキャンによるしま模様をもった平坦で光沢の少ない緑
色被覆層が形成された。

実施例８ 石綿スレートに溶融温度８００℃の上絵用青色々薬を塗
布し、２００Ｗレーザ光をスポット径１８１１１で照射
し、毎分５００１ｍでスキャンさせた結果、キラキラす
る光沢粒のある被覆層が形成された。さらにこの被覆層
の一部に同種の黄色置薬を塗布し同様に処理した結果、
油絵風の黄色模様が得゛られた。

上記の実験結果から、溶融温度の低い慟薬を用いてスキ
ャン速度を大きくした場合は、光沢が少ない平坦な被覆
層が形成され、溶融温度の高い釉薬を用いた場合は、被
覆層の面に光沢をもった粒状面を生じる傾向がある。ま
た、スキャン幅の中央部と両縁部１こ色の濃淡を生じし
ま模様となる傾向があり、これは、レーザ光のスポット
が円形であるため、中央部の加熱温度が高いためと考え
られ、照射レーザの光路にマスクを設けて、たとえばス
キャン幅の矩形スポットとして照射し、スキャン幅方向
の加熱量を均一化し、加熱差をなくすようにすれば濃度
が平均化し、また、マスク形状をこよシスキャン幅内に
複数のしまをつけることもできる。

このように１本発明は耐熱ボードからなる素材板の表面
をこ塗布した拳薬層をレーザ光のスキャンによって順次
に部分的をこ加熱溶融させ、必要な面にガラス質の着色
被覆層を形成させるようにしであるので、聯薬の溶融が
小さな部分で行なわれ、素材板全体を加熱する必要がな
い。

したがって、大きな加熱炉のような装置が不要になるだ
けでなく、熱効率が高く、レーザ装置の容量も比較的小
さなものでよく、加熱操作も簡単で、短時間で被覆成形
ができるとともに、　　′瘤薬の溶融状態を観察しなが
ら作業ができ製品の歩留りを向上させることができる。

また、溶融が小さな部分で順次をこスキャンして行なわ
れるため、溶融された釉薬の流れが少なく１部分的な被
覆や８種々の配色および模様や図形をつくることができ
、また、スキャンをこより加熱部分が移動するので、形
成された被覆層は順次冷却され素材全体の温度が低く、
製品の取り扱いが簡単１こなシ、スキャンが可能な範囲
内でボードの大きさや形体を任意に選択でき、広いボー
ドをつくることによって壁面への張りつけ施工も簡単な
耐火ボードを生産性よく製造することができる。

々お１本発明によって形成される着色被覆層ハ、カラス
質で耐火性および耐水性に優れており、焔などによって
有害なガスを発生することがなく、かつ表面が鏡面にな
らず絵画的な美感を有するから、とくに厨房の壁や天井
の化粧板として有効なだけでなく１口：〈−９部屋の装
飾用壁材あるいは装飾額用のボードとしても利用しうる
化粧用耐火ボードを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示す説明図である。 １は耐熱ボード、２は匈薬層、８はレーザ光源、４はレ
ーザ光、５は反射板、６はレンズである。 特許出願人　八幡電機精工株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、耐熱ボードの表面ｔこ塗布乾燥した釉薬層を設け、
   この釉薬層に−４を照射して・キ・ンさせ、前記ス穴し
   ヤンに応じて順次部分的に庸薬層を加熱溶融させること
   により、耐熱ボード表面をこガラス質の着色被覆層を形
   成させることを特徴とす−る化粧用耐火ボードの製造法
   。 ２　前記耐熱ボ゛−ドが無機質ボードである特許請求の
   範囲第１項記載の化粧用耐火ボードの製造法。 ３、前記・肇ニーが＝・り門通した適宜の形状で角薬層
   に照射されるようをこした特許請求の範囲第１項記載の
   化粧用耐火ボードの製造法。