JPS58199723A - ランタニド鉄複酸化物の製造方法 - Google Patents

ランタニド鉄複酸化物の製造方法

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JPS58199723A
JPS58199723A JP8275782A JP8275782A JPS58199723A JP S58199723 A JPS58199723 A JP S58199723A JP 8275782 A JP8275782 A JP 8275782A JP 8275782 A JP8275782 A JP 8275782A JP S58199723 A JPS58199723 A JP S58199723A
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lanthanide
iron
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alkoxide
solvent
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Yoshiharu Ozaki
尾崎 義治
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SENTAN KAKO KIKAI GIJUTSU SHINKO KYOKAI
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SENTAN KAKO KIKAI GIJUTSU SHINKO KYOKAI
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はランタニド鉄複酸化物の製造方法に関する。
ランタニドとは、原子番号57のランタンから原子番号
71のルテチウムに至る15個の希土類元素LaXCe
XPrXNd、Pm、Sm、GuXGd。
TbXDVXHoXEr、Tm、Yb、Lu  及び原
子番号39のイツトリウム(Y)を、或いはさらに原子
番号90のトリウム(Th、)  を総称するものであ
る。
ランタニド系金属と鉄とからなる複酸化物は磁気記憶材
料、レーザ用材料、センサ材料等に広く使用されている
。これらの材料はその機能を十分に発揮させるには、n
mオーダでの組成の均一性が要求される。これまで、ラ
ンタニド系金属と鉄からなる複酸化物(ランタニド鉄複
酸化搬は、ランタニド系金属−の酸化物と酸化鉄を固体
状態で混合したのち、1300〜1500℃の高温で反
応させることによって作られてきた。しかし、このよう
な方法では固体粒子の混合物を反応させることによる本
質的な組成の不均一性と、高温反応を必要とするため、
得られるランタニド鉄複酸化物の粒子径が大きく、粒度
分布も大きいために高性能、高信頼性の材料を製造する
ことができなかった。
また、従来方法によると、ランタニド系金属酸化物と酸
化鉄とを混合して高温で反応させた時に、粒子どうしが
接触している表面間の反応、拡散でしか複酸化物層が形
成されず、粒子の深部はランタニド系金属酸化物や酸化
鉄のままであるので、均−性の高い酸化物を得るには、
加熱反応と粉砕の作業を繰り返さなければならない。こ
のため、製造に長時間を要する上、犬がかりな粉砕装置
が必要であり、かつ、高温を保持するために大型の炉が
必要となる。さらに、粉砕と加熱を繰り返すだめ、異物
混入が避けられず、高純度のものが得にくいという欠点
があった。
本発明はこのような問題点に鑑み、液相に於ける低温(
約100 ’c前後以下)反応にょシ製造するようにし
たもので、反応に犬がかりな装置を要セス、分子サイズ
の微粒子で高純度のランタニド鉄複酸化物を製造する方
法を提供することを目的としてなされたものである。
本発明は、アルコールやベンゼン等の溶媒に溶かしたラ
ンタニド系金属のアルコキシドと、同様に溶媒に溶かし
た鉄アルコキシドとの混合物を環流させた後、加水分解
により沈澱物としてランタニド鉄複酸化物を生成させ、
該沈澱物を溶媒から分離してランタニド鉄複酸化物を得
ることを特徴とする方法である。
本発明の方法によれば、沈澱物として生成される加水分
解生成物は非晶質であるが、600℃〜800℃の酸性
雰囲気の温度で処理することによって結晶質とすること
ができる。
次に本発明の方法を、本発明で用いるランタニド系金属
のアルコシトと、鉄のアルコシトとをそれぞれ得る過程
からまず説明する。
適宜の無水化処理によって無水化したハロゲン−化ラン
タニドと、アルカリ金属あるいはアルカリ金属アルコキ
シドをアルコール中で反応させる。
反応後、溶媒をベンゼンで置換し、反応で生成したアル
カリ金属ハライドを濾過によって取り除き、ランタニド
金属のアルコキシドのベンゼン溶液を得る。
一方、無水塩化鉄(III ) をアルコールに溶解さ
せた溶液に乾燥アンモニアガスを吹込みながら反応させ
、反応後、溶媒アルコールをベンゼンに置換し、沈澱の
塩化アンモニウムを一過により取り除キ、鉄アルコキシ
ドのベンゼン溶液ヲ得る。
ランタニド金属のアルコキシドと鉄アルコキシドの各ベ
ンゼン溶液を混合して、目的の組成に調整したのち、例
えば4時間前後の所定時間還流反応させたのち、水を加
えて加水分解するとランタニド鉄複酸化物が沈澱物とし
て生成し、これを溶媒から分離する。室温で乾燥した生
成物は非晶質であるが、600〜800℃の加熱により
、結晶性のランタニド鉄、複酸化物が得られる。
各ランタニド系金属について加熱分解生成物の加−熱変
化をX線回析、示差熱分析によって調べた結果を下記の
表に示す。
以上の合成において用いられるハライドのハロゲンとし
ては、フッ素、塩素、臭素、およびヨウ素を使うことが
できるが、反応の容易さ、安定性の点から塩素が好まし
い。またアルコールは、メチルアルコール、エチルアル
コール、フロビルアルコール、イソプロピルアルコール
、メチルアルコール、イソブチルアルコール、S−7’
チルアルコール、アミルアルコールなどを使用できるが
、反応の安定性からはイソプロピルアルコール、エチル
アルコールが好ましい。
このように、本発明の方法は、アルコキシドを利用する
ことにより、これまでよりずっと低い温度でランタニド
鉄複酸化物を得ることができ、エネルギコストを著しく
低減させることができるとともに、反応には特別の装置
を必要とせず安い価格装置費用で製造できる。まだ本発
明によれば、)、 白ないし数百オンゲストロー ム程度の分子サイズの微
粒子が得られる上、粉砕等を行わずに液相にて反応を進
行させることから高純度なランタニド鉄複酸化物の合成
を行うことができる。
以下本発明を実施する場合の実験例を記しておく。以下
の説明ではランタニド金属をLn  と記す。
(1)  LnCjj+の合成 まず、0.01モルのLn203と過剰のNH4Cl 
 とを混合して300℃で1時間加熱し、LnCe3 
 とN)LIC4との混合物を得、この混合物にエタノ
ール(E t o H)を加えてLn(J!3を抽出し
、沈澱物であるNI(4C4@デ過によシ除去してLn
C13がEtoHに溶解した溶液を得、次にEt oH
を減圧下で蒸発させて固体のI、nCJ3を得た0 (2)  ランタニド金属の アルコキシドLn(OPi)3の合成 前記LnCN3(無水の状態とすることが、必要で従っ
て必要ならば前記LnC63を、数100℃で数時間加
熱、焼くことになる。)にイソプロパツール(i−Pr
OH)約150mj? とベンゼン約100mn加えて
約70℃で還流(溶液を加熱して蒸発させ、蒸気は冷却
して液化させることにより元の液中に流〒させる処理)
を1時間行った。次にLnC/3の4.5倍のモル量の
Li金属を加えて約70でで1時間還流し、アルコキシ
ドを合成した後、溶媒を減圧下で除去し、再びベンゼン
を加えてLn(oPi)3とLi  のアルコキシドと
をベンゼン中に溶解抽出し、一方、ベンゼンに不溶の生
成LiCJを濾過により除去した。上記の場合、Li 
等アルカリ金属の過剰のアルコキシド溶液を予め造って
、このアルコキシドのアルカリ金属と、塩化物として加
わえた希土類塩化物RC13のRとの置換反応によシ希
土類金属のアルコキシドを製造するようにしてもよい。
しかし、倒れにしてもランタニド金属のアルコキシド、
例えばLn(OP’)3は、常温でそれ単独では、各種
のアルコールやベンゼン等の有機溶媒等に一般的に不溶
であるから、前述の如く過剰のLi(アルカリ金属)の
添加によ、i)、Li  のアルコキシドを同時に溶解
存在させて、還流温度に於て前記ランタニド金属のアル
コキシドをプロパツール等のアルコール、又は之にベン
ゼン等の有機溶媒を混合した溶媒に可溶として反応処理
を進行させるものである。
(3)  F e (OE t) 3の合成無水のF 
e Cj’ 3をエタノールに溶解させ、乾燥アンモニ
アガスを吹込みながら反応させ、その後、エタノールを
ベンゼンに置換し、沈澱物として生じたNH4C4を濾
過により取り除き、鉄アルコキシ)”(73ベンゼン溶
液を得だ。
(4)  L n F e OsまたはLnFe501
2の合成前記(3L (4)で得たLn(OPi)、の
ベンゼン溶液とFe(OEt)3のベンゼン溶液とをL
n:Fe が1:1まだは3:5のモル比となるように
混合して1時間還流した後、H2Oまたは5 % NH
4OH程度の希アンモニア水を加え、還流を1時間行い
ながら加水分解を行った。これによシ生成した沈澱物を
沖過により溶媒から分離し、沈澱物を蒸留水で洗い、7
0′c程度で乾燥させた後、前記の表で示した各温度で
3時間仮焼し、前記表の各ランタニド鉄複合酸化物を得
た。この仮焼には、吸着水、例えばLaFeO3,4H
20の除去の意味もある。
なお、前記複酸化物を得る場合、ランタニド系金属とし
ては1種のみならず2種の金属を適宜の組成比で含むも
のを得るととも可能である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 溶媒に溶かしたランタニド系金属のアルコキシドと、同
    様に溶媒に溶かした鉄アルコキシドとを混合し、この混
    合物を還流させた後、加水分解により沈澱物としてラン
    タニド鉄複酸化物を生成さ物の製造方法。
JP8275782A 1982-05-17 1982-05-17 ランタニド鉄複酸化物の製造方法 Granted JPS58199723A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55140721A (en) * 1979-04-18 1980-11-04 Hitachi Metals Ltd Manufacture of ferrite fine grain powder
JPS55140703A (en) * 1979-04-20 1980-11-04 Seiko Epson Corp Thin film element

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