JPS5819771A - 再生針の移送制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は再生針の移送制御方式に係り、再生針を記録媒
体の半径方向上強制的に移送せしめるに際し、キックパ
ルスの１個宛トラッキングサーボ極性の切換えを複数回
行なうことにより、再生針を膜数トラック変更せしめ得
る移送制御方式を提供することを目的とする。

本出願人は先に特願昭５２−２５２６０号その他により
、針案内溝を形成することなく主要情報信号並びに第１
乃至ＷＪ３のトラッキング制御用参照信号（以下「トラ
ッキング信号」という）が夫々幾何学的形状の変化とＬ
２て記録さｈた電極機能を有する円盤状情報記録媒体、
及びそｈを電極を有する再生針との相対的摺動走査ｔ（
より手記主要情報信号並びに第１乃至第３のトラッキン
グ信号を静電容量：の変化と［７て読取り再生する再生
装置を提案し、た。

また、上記の本出願人の提案になる円盤状情報記録媒体
は映像信号等が主要情報信号と１〜で螺旋状の主トラツ
クに１回転宛４フィールド記録さｈており、かつ、主要
情報信号の記録周波数帯域よりも低域周波数で、互いに
相異なる周波数の第１及び第２のドラッギング信号ｆ、
１及びｆ、２が夫々記録媒体の１回転周期毎に切換えら
ｈ、かつ、水平帰線消去期間部分に対応してバースト状
に相隣る上記主トラツク間の中間部分に副トラツクを形
成して記録されており、更に、ｆ、（、ｆｐ２の切換接
続部分（垂直ブランキング期間内にある）には、（３） トラッキングサーボ回路のトラッキング極性を切換える
ための第３のトラッキング信号ｆ、３が主要情報信号に
影響を与えないよう所定レベル以下のレベルで記録され
ている。

第１図はこの円盤状情報記録媒体の記録トラッキング信
号の記録配置関係を模式的に示す図で、同図中○印はｆ
ｐｌ（又はｆｐ２）記録位置、　印はｆ、２（又はｔ　
ｐ　１　）記録位置を示し、更に、実線は主トラツクの
トラック中心線を示す。また第３のトラッキング信号ｆ
、３は第１図中、破線で示す位置に記録される。

第２図は、本出願人の提案になるディスク再生装置の一
例のブロック系統図、第３図は第１図示の円盤状情報記
録媒体と再生針との再生状態を示す部分拡大斜視図を示
す。両図中、１は第１図示の記録トラックパターンを有
する円盤状情報記録媒体（以下「ディスク」と略す）で
、第２図に示すターンテーブル２上に載置せしめられて
、モータ３にエリターンテーブル２と共に高速で同期回
転せしめられる。ディスク１の表面上には、第３（４） 図に示す如く平坦面２６とピット２７とが繰り返されて
なる主要情報信号記録主トラツクと、２８で示すピット
と平坦面２６との繰り返しによるトラッキング信号ｆ、
１記録副トラックと、２９で示すピットと平坦面２Ｂと
の繰り返しによるトラッキング信号ｆ、２記録副トラッ
クとが夫々形成されており、矢印方向へ主要情報信号が
ＮＴ８Ｃ方式カラー映像信号のようなフィールド周波数
６０Ｈｚの映像信号の場合は９０Ｏｒｐｍで回転せしめ
られる（なお、ＰＡＩ一方式、ＳＥＣＡＭ方式等のカラ
ー映像信号の場合は７５０　ｒｐｍで回転せしめられる
）。

また、４は再生針で、その後端面に電極４＆が蒸着固定
されており、４ｂで示す底部がディスク１の表面と摺動
せしめられ、電極４ａとディスク１との間に形成される
静電容量が断続するピット列の変化に応じて変化するこ
とを検出し、高周波信号に変換する。この再生針４は、
螺旋状主トラツクに沿ってフィード機構（図示せず）に
よってディスク１の回転軸方向へ移送せしめられる。

再生針４により読取られた上記高周波信号（既記針信号
）は、第２図に示す前置増幅器５を経て復調回路６、ｆ
、３検出器７、帯域フィルタ８及び９に夫々供給される
。復調回路６は主トラツクから再生さｈた主要情報信号
を復調する。また、ｆｐ３検出器７は前記第３のトラッ
キング信号ｆ、３を再生信号中より周波数選択して取り
出し、また第３のトラッキング信号ｆｐ３がドロップア
ウト等により得られないときには、ｆｐ３に相当する信
号を出力し、スイッチングパルス発生器１１に供給する
。

帯域フィルタ８は、再生信号中から第１のトラッキング
信号ｆｐ１を周波数選択してスイッチング回路１０の第
１の入力端子に印加し、帯域フィルタ９は再生信号中か
ら第２トラツキング信号ｆ、２を周波数選択して、スイ
ッチング回路１０の第２の入力端子に印加する。スイッ
チング回路１０はスイッチングパルス発生器１１のスイ
ッチングパルスが、例えばノ・イレベルの期間は帯域フ
ィルタ８．９の出力端を検波回路１３．１４の入力端に
各別に接続し、他方、ローレベルの期間は帯域フイルタ
８，９の出力端を検波回路１４．１３の入力端に接続さ
ノ］、るように切換接続される。このスイッチングパル
スのレベルはディスク１の１回転周期毎に再生トラッキ
ング信号ｆｐ５によって変化せしめられ、オだ、キック
パルス発生器１２よりのキックパルスが発生した際にも
変化せしめら引る（ただ１〜、ｆ、３再生期間中に発生
し７たキックパルスを除く）。これは、上記の各場合に
は第１図からもわかるように、主トラツクに対する内周
側の副トラツクと外周側の副トラツクの記録トラッキン
グ信号ｆ、１　、　ｆ、２が逆になるからである。

検波回路１３．１４で包絡線検波さｒた信号は夫々差動
増幅器１５に供給され、ことで両信号のレベル差に応じ
たトラッキング誤差信号が生成される。このトラッキン
グ誤差信号はトラックずｈ方向に応じた極性で、かつ、
トラックずわ、量に応じたレベルを有しており、駆動回
路１６で所望の駆動電力に変換された後トラッキングコ
イル１Ｔに印加さｈｌこれにより再生針４をディスク１
の半径方向上トラックずれを補正する方向及び変位（７
） 量で変位させる。

ノーマル再生時は以上の動作を・１行なう本出願人の提
案になる再生装置によれば、前記したようにディスク１
には針案内溝が形成されていないから、ステイルモーシ
ョン再生、スローモーション再生、ファーストモーショ
ン再生、高速位置検索等の種々の所謂トリックプレイを
行ない得るものであるが、このトリックプレイ時にはト
ラック変更のために再生針４を相隣る主トラツクへ１ト
ラックピッチ分強制的に移送せしめる、例えば第４図（
Ａ）に示す如き強制移速パルス（以下「キツクノ＜ルス
」という）がキックパルス発生器１２よりトラッキング
コイル１Ｔに印加される。このキツクノくルスは、正極
性パルス及び負極性パルスを時系列的に連続して組合わ
されたもので、各ノくルス幅の比は１：１である。又、
正極性ノくルス及び負極性ノ（ルスの順序は再生針４の
キック方向（ディスク１の内側及び外側）に応じて異な
る。

また、上記のキックパルスがｆｐ３記録部分再生時以外
で発生された場合には、スイッチングノくル（８） ス発生器１１の出力スイッチングパルスは、第４図（Ｂ
）に示す如くに時刻ｔ４でレベルが変化し、スイッチン
グ回路１０をスイッチングしてトラッキング極性を切換
える。

このものは、例えば１７倍速のファーストモーション再
生を行なう場合、第５図に示す如く、ディスク１の１周
宛等間隔に１６個所で再生針４を隣接トラックヘキツク
させるため、１フイ一ルド宛３本のノイズを生じる。こ
れと同様の原理にて、６４倍速の場合は、ディスク１周
宛６３個所でキックを行なうため、１フイ一ルド宛画面
には１６本のノイズを生じる。このように、特に高倍速
のファーストモーション再生になるに従って画面に現わ
れるノイズの本数が多くなり、高品質の画像が得られな
い。

本発明は、第６図（Ａ）　、　（Ｃ）に示す如き正極性
パルスの幅が負極性パルスの幅より大なるキックパルス
を用い、正極性パルス期間に少なくとも３回トラッキン
グ極性を切換え、キックパルス１個宛再生針を３トラッ
ク以上キックさせるものであり、以下図面と共にその一
実施例について説明する。

第７図（Ａ）〜（Ｅ）は再生針のトラッキング安定点、
トラッキング極性（再生針への外力）とトラックとの関
係を模式的に示す。第７図（Ａ）〜（Ｅ）中、横軸はデ
ィスク１の半径方向に切ったトラック配置を示し、ｆ　
ｐ　１　＋　ｆ　ｐ　２は第１、第２のトラッキング信
号記録位置を示し、またそれらの間は主トラツクを示し
ている。また、第７図（Ａ）〜（Ｅ）の縦軸は再生針４
をキックさせるために必要な外力の大きさを示し、更に
実線は前記スイッチングパルスがローレベルである時の
外力の大きさを、また破線は前記スイッチングパルスが
７１イレベルである時の外力の大きさを夫々示す。なお
、外力０以下では、外力を加えなくともトラッキングサ
ーボ回路により○印で示す安定点（トラック中心線上）
に再生針４は引込まれる。

い１、再生針４が第７図（Ａ）に示す安定点Ａにあって
トラッキング制御されている場合において同図（Ｃ）に
示す安定点ｃ　−ｃ’を介して、同図（Ｅ）に示す安定
点Ｅ方向ヘギツクさせる時の動作につき説明するに、時
刻ｔ１において第４図（Ａ）に示すキックパルスが発生
され、その直後の時刻ｔ２に、第６図（Ｂ）に示す如く
スイッチングパルスがローレベルよりハイレベルに変化
し、再生針４をキックさせるに必要な外力は第７図（Ｂ
）に破線で示す如くになる。すなわち、再生針４は上記
スイッチングパルスの切換えによりＡのトラックとは非
安定のトラッキング状態（即ち、隣接のトラックＣでト
ラッキング制御されるドラッギング極性）に切換わり、
外力を加えなくとも相隣るトラックのいずれか一方にト
ラッキングせしめられ、る状態となり、かつ、上記キッ
クパルスの発生により、再生針４は安定点Ｃのある隣り
のトラック方向へ加速せしめられてキックの開始が行な
われる。このキックにより、再生針４は時刻ｔ６におい
て、第７図（Ｃ）に示す安定点Ｃに至る。

安定点Ｃでは、再生針４がトラッキング制御される点で
あるため、更に隣りのトラックにキックさせるためにＶ
ｌ、との状態から再生針４を再び非（１１） 安定のトラッキング状態にする必要がある。そこで、安
定点Ｃに到った時刻ｔ３と略同側にスイッチングパルス
がハイレベルよりローレベルにｆｆｉ化Ｌ、これにより
、再生針４はＣのトラックとは非安定のトラッキング状
態（即ち、隣接のトラックＣでトラッキング制御される
トラッキング極性）に切換わり、第７図（Ｄ）に示す如
くとなる。この切換わりにより、トラックＣでは正規の
トラッキング状態とならず、かつ、この時、再生針４に
は慣性があるため、この切換わりにより再生針４は安定
点Ｃを通過して、隣りのトラックＣ′の安定点Ｃ′に向
ってそのまま変位され、時刻ｔ４において第１図（Ｄ）
に示す安定点Ｃ′に至る。

安定点ｄに至った時刻ｔ４で再びスイッチングパルスが
ローレベルよりハイレベルに変化シ、コレにより、安定
点大におけるトラッキング極性の切換えと同様に切換え
が行なわれ、更に隣接のトラックＣ＃でトラッキング制
御される極性とされる。

上記の場合と同様に、再生針４は慣性により安定点ｄを
通過して、時刻ｔ５において安定点Ｃ″に至り、（１２
） 時刻ｔ５で再びスイッチングパルスがノ・イレベルに変
化して、再生針４は更に隣りのトラックＥの安定点Ｅに
向って変位される。

次に、再生針４が安定点Ｅのあるトラックの中心線付近
に移送せしめられてきた時刻ｔ６において再生針４が慣
性によりそのトラックＥ中心線を行き過ぎないよう、ブ
レーキ力として再生針４に逆方向の外力を与えるために
、逆極性のキックパルスがキックパルス発生器１２より
出力される。これにより、安定点Ｅのあるトラックの中
心線に近付くほど、再生針４は第１図（Ｅ）に実線で示
す如く再生針４に対して犬なる外力が加わり、再生針４
は慣性によって行き過ぎることなく、安定点Ｅのトラッ
クに時刻ｔ７で急停止される。

このように本実施例によれば、キックパルスの１個宛再
生針４を４トラック分キックさせ得るので、例えば１７
倍速のファーストモーション再生を得るには、第８図に
示す如く、ディスク１０１周宛４個所（垂直プランキン
ゲル」間）キックさせるだけでよく、第５図示の本出願
人が先に提案したものの１７倍速再生に比してキックの
回数を少なくし得る。これと同様の原理にて、本実施例
では、例えば６４倍速の場合、１周宛のキックは本出願
人が先に提案したものの７の１６回で済み、従って、１
フイ一ルド宛画面に生じるノイズは４本で済−Ｉ−に、
特に高倍速のファーストモーション再生において、高品
質の画像を得ることができる。

第６図（Ｂ）に示すトラッキング極性の切換えタイミン
グは、再生針４の隣接トラックへのキック動作に要する
時間を考慮して設定されており、このスイッチングパル
スのパルス幅は、上記時間に応じて必然的に決定さノす
る。

従って、キックパルスの正極性パルス期間はトラッキン
グ極性の切換回数に応じて決定され、例えばトラッキン
グ極性の切換えが２回までは、正極性パルス幅及び負極
性パルス幅共に等しいキックパルスを用いればよいが、
トラッキング極性の切換えを３回以上必要とする場合は
、第６図（Ａ）に示す如き正極性パルスの幅が負極性パ
ルスの幅よりも犬なるキックパルスを用いる必要がある
。

例えば再生針４を１個のキックパルス宛５トラックキッ
クさせ／？）賜金には、第６図（Ｃ）に示す如きキック
パルス及び同図（Ｄ）に示す如きスイッチングパルスを
用いわばよい。

なお、第６　ｒ　（Ａ）　、　（Ｃ）に示すキックパル
スの正極性パルス及びｊ′」極性パルスをこれと逆の順
序にして用いれｔ、−ｒ　、再生針を」二記説明とは逆
方向ｆキック４上し、め得る。

又、　上記キックパルス及びスイッチングパルスの発生
は、マイクロコンピユータを用いるととにより、簡単な
構成で、かつ、正確に行なうどとができる。

上述の如く、本発明になる再生針の移送制御方式は、キ
ックパルスをその正極性パルスと負極性パルスとのパル
ス幅が異なるように構成し、一方の極性のパルス期間内
に再生針があるトラックから隣接のトラックへトラック
変更が開始される付近の時点から、この隣接のトラック
の略中心線位置に到る迄の期間は再生針がこの隣接のト
ラックでトラッキング制御さｈるトラッキング極性とし
、（１５） 再生針がこの隣接のトラックの略中心線位置に到った時
点で再生針がこの隣接のトラックの更に隣接のトラック
でトラッキング制御されるトラッキング極性に切換制御
するようにしたため、キックパルスの１個宛トラッキン
グサーボ極性の切換えを複数回行なって再生針を複数ト
ラック移送せしめ得、これにより、同じ倍速のファース
トモーション再生を得るのに、ディスクの１周宛のキッ
クの回数は、本出願人が先に提案したものの半分以下で
済み、従って、画面に現われるノイズの本数を少なくし
得、特に高倍速のファーストモーション再生において、
高品質の画像を得ることができ、又、トラッキング極性
を切換えてトラッキング制御を非安定にして再生針をキ
ックさせているため、大きな波高値のキックパルスを用
いて、数トラツクキックさせるよりもキックパルスの波
高値は比較的小さくてよく、しかも、トラック変更時の
再生針の移送制御の安定性を増すことができる等の特長
を有する。

【図面の簡単な説明】

（１６） 第１図は本出願人が先に提案したディスクの信号記録位
置を模式的に示す図、第２図は本発明方式を適用し得る
本出願人が先に提案したディスク再生装置の一例のブロ
ック系統図、第３図は第１図示のディスクと再生針との
再生摺動状態を示す部分拡大斜視図、第４図（Ａ）は本
出願人の先の提案装置におけるキックパルスの一例の波
形図、同図（Ｂ）は本出願人の先に提案の方式における
スイッチングパルスの一例の波形図、第５図は本出願人
の先に提案の方式における９倍速再生時の、＋ｔＪ生針
生付レース状態を示す図、第６図（Ａ）は本発明方式に
おけるキックパルスの一実施例の波形図、同図（Ｂ）は
本発明方式におけるスイッチングパルスの一実施例の波
形図、同図（Ｃ）　、　（Ｄ）は夫々本発明方式におけ
るキックパルス及びスイッチングパルスの他の実施例の
波形図、第７図（Ａ）〜（Ｅ）は本発明方式における再
生針のトラッキング安定点、トラッキング極性とトラッ
クとの関係を模式的に示す図、第８図は本発明方式にお
ける１７７倍速再生の再生針のトレース状態を示す図で
ある。 １・・・円盤状情報記録媒体（ディスク）、４・・・再
生針、７・・・ｆｐ６検出器、８，９・・・トラッキン
グ信号分離用帯域フィルタ、１０・・・スイッチング回
路、１１・・・スイッチングフッ１２発生器、１２・・
・キックパルス発生器、１５・・・差動増幅器、’ｐ１
　’　　ｐ２トラッキング制制御用参照量。 特許出願人　　日本ビクター株式会社 代　理　人　　弁理士　伊　東　忠　彦−吹ｐ １３３−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 針案内溝を形成することなく主トラツクに主要情報信号
   が螺旋状に記録され、該主トラツクの相隣る各トラック
   中心線間の略中間部分に２種のトラッキング制御用＃朋
   信号が該主トラツクの記録単位毎に交互に切換えられて
   、記録されている円盤状情報記録媒体を該記録媒体と相
   対的に摺動して、既記針信号を読取る再生針を用いてピ
   ックアップ再生し、該２種のトラッキング制御用参照信
   号の相対的レベル差に基いて、該再生針をトラッキング
   制御するためのトラッキングサーボ回路のトラッキング
   極性切換用スイッチングパルスの極性を、該ゼ］生付を
   該記録媒体の半径方向に強制的に移送させて目的のトラ
   ックへトラック変更を行なわせる正極性パルス及び負極
   性パルスを時系列的に連続して組合わせてなるキックパ
   ルスのレベル変化に対応させて切換制御する再生針の移
   送制御方式において、該キックパルスをその正極性パル
   スと負極性パルスとのパルス幅が異なるように構成し、
   一方の極性のパルス期間内に該再生針があるトラックか
   ら隣接のトラックへトラック変更が開始される付近の時
   点から該隣接のトラックの略中心線位置に到る迄の期間
   は、該再生針が該隣接のトラックでトラッキング制御さ
   り、るｌ・ラッキング極性とし、該再生針が該隣接のト
   ラックの略中心線位置に到った時点で該再生針が該隣接
   のトラックの更に隣接のトラックでトラッキング制御さ
   れるトラッキング極性とする極性切換えを繰返し、複数
   回行なうことを特徴とする再生針の移送制御方式。