JPS5819705Y2 - 自動アジマス調整装置 - Google Patents

自動アジマス調整装置

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JPS5819705Y2
JPS5819705Y2 JP114578U JP114578U JPS5819705Y2 JP S5819705 Y2 JPS5819705 Y2 JP S5819705Y2 JP 114578 U JP114578 U JP 114578U JP 114578 U JP114578 U JP 114578U JP S5819705 Y2 JPS5819705 Y2 JP S5819705Y2
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rotation
magnetic head
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rotating base
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戸塚惣次
織原孝
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國洋電機工業株式会社
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動的にアジマスをとることのできる装置、即
ち、磁気テープの走行方向に対して磁気ヘッドのギャッ
プを自動的に直角に設定することのできるような装置に
関するものである。
磁気テープの走行方向に対して録音ヘッドと再生ヘッド
のギャップは直角でなげればならず、もし録音側のギャ
ップと再生側のギャップに角度ずれがあると、損失とな
って現われる。
例えば、テープの走行方向に対して録音ヘッドのギャッ
プは直角であるが、再生ヘッドのギャップが直角方向か
ら角度θだけずれていたとすると、再生ヘッドに現われ
る再生出力レベルの損失りは、 となる。
但し、Wはトラック幅、λは録音波長信号である。
即ち、録音ヘッドのギャップ方向と再生ヘッドのギャッ
プ方向が平行のとき損失は零となるが、角度ずれが大き
くなるほど損失も増大する。
従って磁気ヘッド固有の再生感度や再生周波数特性等の
各種試験、すなわち、磁気テープの走行方向に対して録
音ヘッドのギャップが正確に直角となっている状態で録
音された標準テープを用いて試料である磁気ヘッドで再
生する再生特性試験を行うには、角度ずれθを零にして
再生出力レベルを最大にした状態、即ちアジマスをとっ
た状態で測定しなければ、測定の意味がなく、その磁気
ヘッド固有のデータとは言えなくなる。
この場合、各磁気ヘッドのギャップがケース上面あるい
は下面に対して全て完全に直角であればさほど問題は生
じないが、ヘッド組立ての精度上、1度程度以内の角度
ずれが生じることは避けられない。
それ故、何らかのアジマス調整機構が必要となるのであ
る。
従来のアジマス調整装置は極めて素朴な器具であって、
全て手動で操作されていた。
その−例を挙げれば、ベース基板に立設した支持体に軸
受を設け、該軸受にアジマス回転基板を回動自在に取付
け、また、先端部に磁気ヘッドが取付くコンタクト部を
アジマス回転基板上に設け、しかも該アジマス回転基板
の回転軸方向に摺動自在となっており、更に、ベース基
板に立設した固定部材と螺合しているアジマス調整ネジ
の先端が前記アジマス回転基板の一側縁に係止されてい
るような構造であり、アジマス調整ネジを回動すること
によりネジのピッチ分だけ前記アジマス回転基板が回転
して、アジマス回転基板の角度が変えられる。
かかる装置でアジマス調整を行うには、試料であ、る磁
気ヘッドをコンタクト部に取付けて該ヘッドのリードと
電気的に接触させ、磁気テープ面まで前進させ、テープ
を走行させて測定を開始する。
アジマス調整ネジを左右に手で回わして再生出力が最大
となる位置を求め、所望の測定を続け、測定終了後、コ
ンタクト部を後退させ、試料を取出すようにする。
それ故、このような装置の場合、コンタクト部への磁気
ヘッドの装着が面倒であり、測定時間が長くかかり、処
理能力が低く、全て手動で行われているから測定結果の
信頼性にも乏しがった。
本考案は、上記のような従来技術の実情に鑑みなされた
ものであって、その目的とするところは、磁気ヘッドを
載置し操作レバーを回動するだけで自動的にアジマス調
整を行うことができ、しかも測定時間が短縮され、測定
の信頼性が向上し、他の様々な機能をもつ磁気ヘッド自
動測定システムへの発展が可能となるような装置を提供
することにある。
即ち本考案は、枠体に対し回動自在に軸支されたアジマ
ス回転基体と、該アジマス回転基体上に設けられその回
転軸方向に前進後退可能であって先端部に磁気ヘッドが
装着されるコンタクト部と、前記アジマス回転基体を回
動する回動機構を備え、標準テープ走行時に前記磁気ヘ
ッドの再生出力が最大となるよう回動機構によりアジマ
ス回転基体を回転させてアジマスを調整する装置におい
て、コンタクト部は磁気ヘッドの各リード端子に通電し
磁気ヘッドが着脱可能の複数のコンタクト片を有し、か
つアジマス回転基体に固定されており、アジマス回転基
体は枠体に対qでその回転軸方向に移動自在に支持され
ると共に支点を枠体に枢支した操作レバーの基端が係止
され、該操作レバーの回動により前記回転軸方向に前進
後退可能となっており、他方、アジマス回動機構は、モ
ータと、該モータの回転を伝える伝動装置と、該伝動装
置からの出力により揺動する揺動ドラムと、一端が該揺
動ドラムに圧接し他端がアジマス回転基体の基端部に固
定されて揺動ドラムの揺動をアジマス回転基体の回転運
動にする連結アームとを備えており、また、磁気ヘッド
からの再生出力のピークを検知し、ピーク信号を発する
ピーク検出装置と、該ピーク信号によりモータの回転を
停止するスイッチ回路と、操作レバーの回動によるアジ
マス回転基体の前進、後退動作に連動してモータを正、
逆転させるスイッチ機構と、アジマス回転基体の回転角
度範囲を規定するスイッチ機構とを備えてなる自動アジ
マス調整装置である。
以下図面に基づき本考案の一実施例について詳述する。
第1図は装置全体のブロック図であって、モータ制御回
路を含むアジマス調整機構1とピ−り検出装置2とから
なる。
アジマス調整機構1には、試料である磁気ヘッド3が装
着され、該磁気ヘッド3は標準テープ4の走行方向に対
しそのギャップの向きが変化するようになっており、ま
た磁気ヘッド3からの再生出力は前記ピーク検出装置2
に送られ、再生出力が最大となる点を検出して停止信号
を発し、磁気ヘッド30回転を停止させるのである。
ここで、測定に用いる標準テープとは、テープ走行方向
に対し磁気ヘッドのギャップ方向が直角となっている状
態で、予め一定バイアス電流値で録音した磁気テープを
指す。
次に、アジマス調整機構の詳細は、第2図、第3図、第
4図A、B、C,第5図に示す通りである。
第3図から明らかなように、アジマス回転基体10は枠
体11に対し軸受部12a、12bによって回動自在で
且つその回動軸方向に摺動自在に軸支されている。
該アジマス回転基体10は、後方に位置する円柱状部1
0aとやや大径の円筒状中間部10bと前方の板状部1
0cが連続一体化され、更に該板状部10cの前方にそ
れと溝嵌合して回動軸方向に相対移動可能であってスプ
リング13の弾撥力により連結されている同じく平板状
の試料載置板10dを有する。
前記前方板状部IQc上にはコンタクト部14が取付け
られ、また、試料載置板10dには試料である磁気ヘッ
ド3が載置され、そのリード端子3aと前記コンタクト
部14が電気的に接触するようになっている。
第2図から判るように、コンタクト部14からの多数の
リード線15はアジマス回転基体10の中間部10bの
中空部を通ってコネクタ16へと結線され、外部との結
線が容易なようになっている。
アジマス回転基体100円柱状部10aと円筒中間部1
0bの境界に位置する肩部10eと、円柱状部10aに
固着された固定環17との間には、スライド環18が嵌
合し、該スライド環18には支点21を枠体11に枢支
した操作レバー220基端が連結されていて、該操作レ
バー22の回動に伴ってアジマス回転基体10の全体が
前進後退運動する。
第2図、第3図はアジマス回転基体10が最も前進して
磁気ヘッド3が標準テープ4に接触している状態、即ち
測定中の状態を示している。
次にコンタクト部について説明する。
コンタクト部は磁気ヘッドが脱着可能であり、磁気ヘッ
ド装着時にそのリード端子に通電できる構造であれば任
意の構造のものを採用しうるが、以下に説明する実施例
のものは接触不良等の故障も少なく特に好ましい。
即ち第6図に示すように、コンタクト部14は磁気ヘッ
ド3の各リード端子3aに通電する複数のコンタクト片
23(磁気ヘッドの端子構造に対応、この実施例では上
下2段各4本)を有し、その中央部の支点23aで枠部
に枢支され、基端抑圧部23bはスプリング24で弾撥
されて外方、即ち上段コンタクト片は上方へ下段コンタ
クト片は下方へ突出する如くし、逆に先端爪部23cは
内方に陥入する如くなっており、該先端爪部23cと中
間板27とによって前記リード端子3aを噛圧するよう
になっている。
このため、磁気ヘッド3の各リード端子3aの表面に汚
れや酸化被膜があっても、爪部23cが喰い込むから接
触不良が生ずる虞れは全くなく、測定の信頼性も向上す
る。
また、該コンタクト部140枠部背面には導電性の板バ
ネ状部材25の後半部が露出する如く設けられ、該板バ
ネ状部材25は前記スプリング24を介してコンタクト
片23と電気的に接続されている。
更に、コンタクト部14の背後にはその導電性板バネ状
部材25が圧接する接点を備えた接続部材26が位置し
、該接続部材26はアジマス回転基体10の板状部10
cに固定されており、また接点はリード線15と接続さ
れている。
即ち、コンタクト部14はソケット方式であって、その
コンタクト片23の配列が異なるものとすると、任意の
形式の磁気ヘッドに対処可能である。
さて、第3図、第7図から判るように、コンタクト部1
4による磁気ヘッド3の着脱は操作レバー220回動動
作と連動して実行される。
操作レバー22を回動してアジマス回転基体10を後退
させると(第7図参照)、コンタクト部14は枠体11
0入ロ開ロ部11aに収納される。
該入口開口部11aの上下壁面はテーパー状となってお
り、コンタクト部14の後退に伴ってコンタクト片23
の基端押圧部23bはスプリング240弾撥力に抗して
内方に押込められ、この結果、先端爪部23cは外方に
拡げられ磁気ヘッド3のIJ−ド端子3aから離れる。
また、後退動作の途中において、アジマス回転基体10
の試料載置板10dの後端が前記入口開口部11aの先
端に当接するから、該試料載置板10dはスプリング1
3が伸長した状態でとり残され、試料の取出し、装填が
極めて容易である。
測定に際しては、第7図に示すように試料載置板10d
上に試料を置き、操作レバー22を逆に回動すればよい
コンタクト部14は磁気ヘッド3に接近し、入口開口部
11aから出るに従ってスプリング24の弾撥力で基端
押圧部23bが外方に押拡げられ、逆に先端爪部23c
が内方に嵌入し、磁気ヘッド3のリード端子3aをくわ
え、更に所定の位置まで前進するのである。
次に、アジマス回転基体100回動機構について述べる
第2図及び、第4図Aに示す構造を更に明瞭にした第4
図Bより明らかな如く、アジマス回転基体10は、枠体
11の背面に取付けられたモータ30で駆動される。
モータ30の回転力はギヤ装置31を介して(更に詳し
くは、モータ軸30aに固定されたギヤ31a1それと
噛合するギヤ31b1それと一体となっているギヤ31
c1それと噛合するギヤ31dを介して)後段の軸34
に伝達され、二連のカム32a 、32bを回転させる
と共に、揺動ドラム33を駆動する。
揺動ドラム33は軸34に固定された偏心ドラム35と
、該偏心ドラム35の外周に球軸受36を介して嵌装さ
れた円筒体37からなり、軸340回動に伴い偏心ドラ
ム35は回転するが、円筒体37は回転することなく単
に上下方向に多少の弧を描く如く運動する。
二連のカム32a 、32bには所定の位置に切欠き3
8が形成され、二連のマイクロスイッチ39a 、39
bをオン・オフする。
これらのカム32a 、32bはアジマス回転基体10
0回転角度範囲の下限及び上限を規定する。
第4図Aの構造を明瞭にした第4図Cから明らかなよう
に、前記アジマス回転基体の後端の円柱状部10aには
L字型の連結アーム45が固着され、また該連結アーム
45には固定アーム46が枢支されている。
即ち連結アーム45と固定アーム46は枢軸により開閉
自在であるが、スプリング47の張力により閉方向に力
が働く。
連結アーム45および固定アーム46の先端にはそれぞ
れローラ48,49が取付げられ、ローラ48は揺動ド
ラム33の下面に当接し、ローラ49は軸50の上面に
当接しており、揺動ドラム33の上下方向への揺動に伴
い連結アーム45がその角度を変え、アジマス回転基体
10を回転させる。
また、アジマス回転基体10の後端側部にはマイクロス
イッチ投入板51および遮光板52が設けられ、それら
に対応して枠体11内には2連のマイクロスイッチ53
a 、53b、および発光素子と受光素子が上下に対向
する如く位置している光スイツチユニット54が設けら
れ、テープ4の走行やモータ30の回転方向を制御する
即ち、操作レバー22を回動してアジマス回転基体10
を前進させたとき、遮光板52は光スイツチユニット5
4内に入り、マイクロスイッチ投入板51はマイクロス
イッチ53a 、53bの可動片を押圧する。
操作レバー22を戻せば、遮光板52は光スイツチユニ
ット54から出、マイクロスイッチ53a 、53bの
可動片は元に戻る。
モータ回路は第8図のように構成されている。
第8図はアジマス回転基体10を後退させた測定開始前
の状態を示している。
ピーク検出装置2からの回転停止信号で開くスイッチ5
5とマイクロスイッチ53aの並列回路に、トランスフ
ァ接点を有するマイクロスイッチ53bを接続し、それ
ぞれ角度制限用のマイクロスイッチ39a 、39bを
介して正逆転モータ30に結線されるようになっている
マイクロスイッチ53a 、53bは連動し、マイクロ
スイッチ39aはカム32aが回動すれば直ちにその可
動片のローラが切欠き38から出るから閉路する。
最後に、ピーク検出装置2について述べる。
第1図のブロック図から判るように、磁気ヘッド3から
の再生出力は再生アンプ60、整流回路・対数アンプ6
1に送られて増幅され、ピークホールド回路62に送ら
れると共に、ピークオーバー加算回路63に送られる。
該ピークオーバー加算回路63では一定の電圧を発生す
る加算電圧発生回路64からの出力との加算が行われる
この一定の電圧は太きすぎず小さすぎない適当な値が選
ばれる。
太きすぎると測定誤差が大きくなり、小さすぎると動作
の安定性に欠ける虞れがあるからである。
ピークホールド回路62の出力とピークオーバー加算回
路63の出力は共にピークオーバー検出回路65に送ら
れ、ピークオーバー加算回路63の出力の方がピークホ
ールド回路62の出力よりも小さくなったとき検出パル
ス即ち回転停止信号を発し、前記モータ30のスイッチ
55を開く。
以上詳述してきた装置の動作ならびにかかる装置を用い
ての測定手順について説明すると次の通りである。
まず、第7図に示すように、アジマス回転基体10が後
退した状態が測定動作の開始直前の状態である。
このとき、アジマス回転基体10は、第9図Aに示すよ
うに、その試料載置板10dの上面とテープ走行方向と
が所望の一定角度θ1だげ(例えばθ1はマイナス1度
30分に設定しておく)傾いた状態にあり、下限角度を
規定するカム32aの切欠き38に対向するマイクロス
イッチ39aの可動部ローラが嵌入し、該マイクロスイ
ッチ39aが開の状態にある。
かかる状態において、試料である磁気ヘッド3をアジマ
ス回転基体10の試料載置板10d上に乗せ、操作レバ
ー22を回動しさえすればよい。
すると、アジマス回転基体10はテープ走行面まで前進
し、その過程において、前述したように、磁気ヘッド3
のリード端子3aはコンタクト部14のコンタクト片先
端爪部23cによって電圧され、電気的接続が完了する
アジマス回転基体10が完全に前進すると、その後端に
設けられている遮光板52が光スイツチユニット540
発光素子から受光素子への光線を遮断し、その信号によ
って自動的に標準テープ40走行がスタートすると共に
、マイクロスイッチ投入板51が2連のマイクロスイッ
チ53a 、53bの可動片を押圧して切換える。
すると、第8図から判るように、モータ回路はef 1
klh を通る閉路を形成し、モータ30は正方向に回
動しはじめ、測定が始まる。
測定当初、テープ走行方向に対し直角方向と磁気ヘッド
3のギャップ方向とは平行でなく、かなり角度ずれがあ
るから前記の数式から判るように、かなりの損失があり
再生出力は小さいが、アジマス回転基体10が徐々に回
転するにつれて角度ずれは少なくなり、再生出力は増大
してL・く。
再生出力は、第1図に示すように、再生アンプ60、整
流回路・対数アンプ61で増幅され、ピークホルト回路
62に送られる。
前記角度ずれが零となったとき、再生出力はピークとな
り、ピークホールド回路62でピークホールドされる。
また、整流回路・対数アンプ61の出力は、加算電圧発
生回路64で発生させた所定の小電圧と共にピークオー
バー加算回路63に送られ、そこで両者の加算が実行さ
れる。
アジマス回転基体10が更に回転してθ2(第9図B参
照)となったとき、再生出力はやや低下するから、加算
出力の方がピークホールド出力よりも小となり、それは
、ピークオーバー検出回路65で検出され、回転停止信
号を発し、モータ回路のスイッチ55を開いて、モータ
30の回転を停止させる。
角度αは磁気ヘッド30ケース中心線とギャップとの組
立工程上生じる角度ずれである。
ピークを検出する都合上、再生出力最大位置(すなわち
、磁気ヘッド3のギャップ方向がテープ走行方向に対し
て完全に直角となる位置)よりもややオーバーした位置
に停止するが、実際に製作した装置ではその角度誤差は
5分程度とすることができ、何ら支障ない。
かかる状態で所定の再生特性試験が行われる。
しかる後、操作レバー22を回動してアジマス回転基体
10を後退させれば、遮光板52が出るから光スイツナ
ユニット54が動作し、テープの走行力停止し、また2
連マイクロスイツチ53a53bが切換わって、第8図
で言えば、egijlhなる閉路が形成され、モータ3
0は逆回転し、アジマス回転基体10も逆に回転する。
やがて、第9図Aに示すように、θ1だげマイナス側に
戻ると、マイクロスイッチ39aの可動片ローラがカム
32aの切欠き38に嵌入し、該マイクロスイッチ39
aは開き、モータ30の回転は停止する。
アジマス回転基体10が後退する際、枠体110入ロ開
ロ部11aでコンタクト部14のコンタクト片基端抑圧
部23bを内方に押下げ、先端爪部23cが外方に開い
て、電気的機械的接続が解除される。
それ故、磁気ヘッド3は容易に取出しうる。
このようにして、測定の1サイクルが完了する。
もし、測定中、アジマス回転基体10が正側の所定角度
まで回転しても再生出力のピークを検知しえない場合に
は、モータ30は自動的に停止する。
即ち、その角度において、マイクロスイッチ39bの可
動片ローラがカム32bの切欠きに嵌入し、該マイクロ
スイッチ39bが開となるからである。
この場合であっても、操作レバー22を戻せばアジマス
回転基体10は初期状態に復帰する。
また、この実施例では、枠体11からやや突出する如く
手動アジマスつまみ70が回転軸71に固定され、更に
歯車72が固定され、該歯車72は前述したギヤ装置3
1のギヤと噛合している。
それ故、手動アジマスつまみ70を回転させることによ
って、手動でアジマス回転基体10を正逆回転させるこ
とができ、装置の調整等に便利なようになっている。
更に、この実施例では、枠体11の上面から突出する如
く0点設定つまみ73が設けられ、バネ74で引張られ
たアーム75を係止、解放自在となっており、該アーム
75の先端部は、切欠きを有するカム760周上に位置
している。
該切欠きは丁度、アジマス回転基体10の試料載置板1
0d上面がテープ走行方向と平行となる位置に設けられ
ており、アーム75を解放してアジマス回転基体10を
回転させれば、やがてカム76の切欠きにアーム75の
先端部が嵌入し、0点設定が?jされる。
録音再生特性試験の如き場合には、このような角度で行
えばよい。
本考案は上記のように構成されたアジマス調整装置であ
るから、磁気ヘッドを載置し、操作レバーを回動するだ
けで、後は自動的にアジマス調整が行われるから、−人
で複数の装置を並行して取扱うことができ、しかも測定
時間が短縮され、処理量が増大し、測定の信頼性も向上
するものであって、磁気ヘッドの着脱も極めて容易であ
り、他の様々な機能をもつ磁気ヘッド自動測定システム
への発展が可能となる等のすぐれた効果を奏しうるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る装置のブロック図、第2図はアジ
マス回転機構部のカバーを取除いた一部破断乎面図、第
3図は側断面図、第4図Aは構造図、第4図Bはモータ
から揺動ドラムへの回転力の伝達説明図、第4図Cは揺
動ドラムからアジマス回転基体への力の伝達説明図、第
5図は正面図、第6図はコンタクト部の構造説明図、第
7図はアジマス回転基体が後退した状態での側断面図、
第8図はモータ回路図、第9図A、Bは磁気テープとア
ジマス回転基体、磁気ヘッドとの角度関係を示す説明図
である。 2・・・・・・ピーク検出装置、3・・・・・・磁気ヘ
ッド、4・・・・・・標準テープ、10・・・・・・ア
ジマス回転基体、11・・・・・・枠体、14・・・・
・・コンタクト部、21・・・・・・支点、22・・・
・・・操作レバー、23・・・・・・コンタクト片、2
4・・・・・・スプリング、30・・・・・・モータ、
31・・・・・・ギヤ装置、32a 、32b・・・・
・・カム、33・・・・・・揺動ドラム、35・・・・
・・偏心ドラム、37・・・・・・円筒体、38・・・
・・・切欠き、39a 、39b・・・・・・マイクロ
スイッチ、45・・・・・・連結アーム、46・・・・
・・固定アーム、4T・・・・・・スプリング、51・
・・・・・マイクロスイッチ投入板、52・・・・・・
遮光板、53a 、53b・・・・・・マイクロスイッ
チ、54・・・・・・光スイツチユニット、55・・・
・・・スイッチ、60・・・・・・再生アンプ、61・
・・・・・整流回路・対数アンプ、62−・・・・・ピ
ークホールド回路、63・・・・・・ピークオーバー加
算回路、64・・・・・・加算電圧発生回路、65・・
・・・・ピークオーバー検出回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 枠体に対し回動自在に軸支されたアジマス回転基体
    と、該アジマス回転基体上に設けられその回転軸方向に
    前進後退可能であって先端部に磁気ヘッドが装着される
    コンタクト部と、前記アジマス回転基体を回動する回動
    機構を備え、標準テープ走行時に前記磁気ヘッドの再生
    出力が最大となるよう回動機構によりアジマス回転基体
    を回転させてアジマスを調整する装置において、コンタ
    クト部は磁気ヘッドの各リード端子に通電し磁気ヘッド
    が着脱可能の複数のコンタクト片を有し、かつアジマス
    回転基体に固定されており、アジマス回転基体は枠体に
    対してその回転軸方向に移動自在に支持されると共に支
    点を枠体に枢支した操作レバーの基端が係止され、該操
    作レバーの回動により前記回転軸方向に前進後退可能と
    なっており、他方、アジマス回動機構は、モータと、該
    モータの回転を伝える伝動装置と、該伝動装置からの出
    力により揺動する揺動ドラムと、一端が該揺動ドラムに
    圧接し他端がアジマス回転基体の基端部に固定されて揺
    動ドラムの揺動をアジマス回転基体の回転運動にする連
    結アームとを備えており、また、磁気ヘッドからの再生
    出力のピークを検知し、ピーク信号を発するピーク検出
    装置と、該ピーク信号によりモータの回転を停止するス
    イッチ回路と、操作レバーの回動によるアジマス回転基
    体の前進、後退動作に運動してモータを正、逆転させる
    スイッチ機構と、アジマス回転基体の回転角度範囲を規
    定するスイッチ機構とを備えてなる自動アジマス調整装
    置。 2 コンタクト部のコンタクト片は、その中央部で枢支
    され、その基端が外方に突出する如(スプリングで弾撥
    されており、その先端爪部で前記磁気ヘッドのリード端
    子を噛圧する構造となっている実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の装置。 3 枠体はその先端部が先端にいくほど広くなるテーパ
    状開口部を有し、操作レバーの回動に伴うアジマス回転
    基体の前後運動によりコンタクト部が該テーパ状開口部
    を出入し、該コンタクト部が該テーパ状開口部に引き込
    まれるときコンタクト片基端が内方に押圧され、先端爪
    部が磁気へラドリード端子から離れる構造となっている
    実用新案登録請求の範囲第2項記載の装置。
JP114578U 1978-01-11 1978-01-11 自動アジマス調整装置 Expired JPS5819705Y2 (ja)

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JPS5823027U (ja) * 1981-08-04 1983-02-14 大新トレ−デイング株式会社 磁気記録再生装置のアジマス調整装置

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