JPS58196235A - オレフイン重合体の臭気低減方法 - Google Patents
オレフイン重合体の臭気低減方法Info
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- JPS58196235A JPS58196235A JP7971282A JP7971282A JPS58196235A JP S58196235 A JPS58196235 A JP S58196235A JP 7971282 A JP7971282 A JP 7971282A JP 7971282 A JP7971282 A JP 7971282A JP S58196235 A JPS58196235 A JP S58196235A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、オレフィン重合体の臭気低減方法に関する。
オレフィン重合体は、一般に、重合工程で使用された未
反応モノマー、各種重合溶媒、各種重合機器の潤滑油及
び重合反応の剛生酸物である各種低分子オリゴマー等を
含んでいるため、独特メ臭気を有している。
反応モノマー、各種重合溶媒、各種重合機器の潤滑油及
び重合反応の剛生酸物である各種低分子オリゴマー等を
含んでいるため、独特メ臭気を有している。
また、これらオレフィン重合体は、各種成形機にて最終
用途に供されるフィルムやボトル等の賦形物に成形され
るが、一般に行われる高温での成形では熱可塑化成形時
に溶融・流動等の物理的変化のみならず、化学的変化を
も被ゆ、新たな低分子量物が発生する。従って、最終使
用に供される成形品は、成形原料のオレフィン重合体に
含有されていた各種低分子化合物のみならず、成形・加
工時に生じ丸竹たな低分子化合物をも含有しており、原
料オレフィン重合体とは微妙に異った特有のにおいを有
している。
用途に供されるフィルムやボトル等の賦形物に成形され
るが、一般に行われる高温での成形では熱可塑化成形時
に溶融・流動等の物理的変化のみならず、化学的変化を
も被ゆ、新たな低分子量物が発生する。従って、最終使
用に供される成形品は、成形原料のオレフィン重合体に
含有されていた各種低分子化合物のみならず、成形・加
工時に生じ丸竹たな低分子化合物をも含有しており、原
料オレフィン重合体とは微妙に異った特有のにおいを有
している。
そのため、これらのオレフィン重合体が食品包装用のフ
ィルムやボトル等として食品と接した場合、内容物の香
抄や味を変化させることが認められており、食品分野に
於けるその用途は限られていた。
ィルムやボトル等として食品と接した場合、内容物の香
抄や味を変化させることが認められており、食品分野に
於けるその用途は限られていた。
本発明は、オレフィン重合体の臭気を低減し、Kおいの
改良された成形品を擾供することにあ抄、オレフィン重
合体の食品包装分野での用途を拡大するものである。
改良された成形品を擾供することにあ抄、オレフィン重
合体の食品包装分野での用途を拡大するものである。
オレフィン重合体に含有される低分子量化合物を減少さ
せることにより重合体のにおいを改良する方法は知られ
ている。そのような方法の一つ社、特開昭54−521
62に開示されている。
せることにより重合体のにおいを改良する方法は知られ
ている。そのような方法の一つ社、特開昭54−521
62に開示されている。
この場合、エチレン重合体ベレットは、当該重合体の軟
化R度以下の温度に調節された空気等の熱気流中に滞留
させる方法にて処理される。この方法に於ては、当該公
開特許公報の実施例に示されている通ね、処理されるべ
き重合体の1200〜10000倍もの大量の空気が使
用され、6〜100時間の処理時間を必要とする。この
方法は、重合体ベレットに含有される揮発性低分子量化
合物が重合体表面へ向かって拡散移動することを利用す
るものであるが、揮発性低分子量化合物の拡散速度は、
温度が高くなる程大きくなる。従って、気流温度を高く
することにより、処理時間の短縮、使用熱媒量の削減が
期待できるが、この方法では、ベレット融着の問題が未
解決であり、気流温度を重合体の軟化点を越えては上昇
させる仁とができず実質60℃の気流温度がほぼ上限と
なる。従って、処理時間の短縮、使用熱媒量の削減には
限界があったつ 融着を生じることなく、オレフィン重合体をその軟化点
以上の温度で加熱処理する方法としては、特開昭49−
106580がある。この方法は、熱可塑性結晶重合体
に含まれている重合溶媒による出火・爆発の危険等を軽
減するために、該重合体と熱水とを接触させるものであ
る。この方法では、重合体を加熱する媒体が水であるた
め、100〜125℃の高温においてもベレットの融着
を生じさせることなく処理することができる。しかし、
臭気の低減については不充分であることが判明したO この手法では、重合過程に使用された溶媒等特定の低分
子量成分の低減におい又は効果が与られるが、重合体の
においに関しては、第1図の線Aに示される通り殆ど低
減効果がなく、熱水処理時間を長くすると逆ににおいが
強くなる傾向にある・また、第2図線Aで示すように、
加熱処理によって重合体の物性が変、化するという欠点
を有する。
化R度以下の温度に調節された空気等の熱気流中に滞留
させる方法にて処理される。この方法に於ては、当該公
開特許公報の実施例に示されている通ね、処理されるべ
き重合体の1200〜10000倍もの大量の空気が使
用され、6〜100時間の処理時間を必要とする。この
方法は、重合体ベレットに含有される揮発性低分子量化
合物が重合体表面へ向かって拡散移動することを利用す
るものであるが、揮発性低分子量化合物の拡散速度は、
温度が高くなる程大きくなる。従って、気流温度を高く
することにより、処理時間の短縮、使用熱媒量の削減が
期待できるが、この方法では、ベレット融着の問題が未
解決であり、気流温度を重合体の軟化点を越えては上昇
させる仁とができず実質60℃の気流温度がほぼ上限と
なる。従って、処理時間の短縮、使用熱媒量の削減には
限界があったつ 融着を生じることなく、オレフィン重合体をその軟化点
以上の温度で加熱処理する方法としては、特開昭49−
106580がある。この方法は、熱可塑性結晶重合体
に含まれている重合溶媒による出火・爆発の危険等を軽
減するために、該重合体と熱水とを接触させるものであ
る。この方法では、重合体を加熱する媒体が水であるた
め、100〜125℃の高温においてもベレットの融着
を生じさせることなく処理することができる。しかし、
臭気の低減については不充分であることが判明したO この手法では、重合過程に使用された溶媒等特定の低分
子量成分の低減におい又は効果が与られるが、重合体の
においに関しては、第1図の線Aに示される通り殆ど低
減効果がなく、熱水処理時間を長くすると逆ににおいが
強くなる傾向にある・また、第2図線Aで示すように、
加熱処理によって重合体の物性が変、化するという欠点
を有する。
そこで本発明者らは、揮発性低分子量化合物の減量とに
おいの強弱が単離する過程を追求した結果、オレフィン
重合体を60℃を越える高温水で処理した場合、重合体
内に存在する各種低分子量物の重合体表面への拡散移動
が助長され、脱低分子量成分の過程が昂進されるが、水
中に溶存または混入する酸素とオレフィン重合体の化学
反応が同時に進行している仁とをつきとめ、徒者の反応
かにおい及び品質に悪影響を及ぼしていることを発見し
た。
おいの強弱が単離する過程を追求した結果、オレフィン
重合体を60℃を越える高温水で処理した場合、重合体
内に存在する各種低分子量物の重合体表面への拡散移動
が助長され、脱低分子量成分の過程が昂進されるが、水
中に溶存または混入する酸素とオレフィン重合体の化学
反応が同時に進行している仁とをつきとめ、徒者の反応
かにおい及び品質に悪影響を及ぼしていることを発見し
た。
この知見に基づいて検討を行った結果、熱水中の溶存酸
素量をo、swq/を以下とすることKよって、重合体
の軟化点以上の高温熱水処理を可能とすると共に、重合
体の品質を低下することなく効率よく臭気を低減し得る
ことを見出し、本発明を達成したものである。
素量をo、swq/を以下とすることKよって、重合体
の軟化点以上の高温熱水処理を可能とすると共に、重合
体の品質を低下することなく効率よく臭気を低減し得る
ことを見出し、本発明を達成したものである。
本発明は、オレフィン重合体を、溶存酸素が0.511
117を以下で温度が60℃以上重合体の融点以下の熱
水に、オレフィン重合体が熱水中に浸漬した状態で接触
せしめZことを特徴とするオレフィン重合体の臭気低減
方法を提供するものである。
117を以下で温度が60℃以上重合体の融点以下の熱
水に、オレフィン重合体が熱水中に浸漬した状態で接触
せしめZことを特徴とするオレフィン重合体の臭気低減
方法を提供するものである。
本発明の方法で処理されるオレフィン重合体は、ラジカ
ル反応重合体、イオン反応重合体のいずれでもよく、そ
の形状屯ペレット状、顆籾状等任意の形状でよい。具体
例としては、ポリエチレン重合体ベレット、エチレン−
酢酸ビニル共重合体ベレット、エチレン−アクリル酸共
重合体ベレット、ポリプロピレン重合体ベレット、プロ
ピレン−エチレン共重合体ベレット等を挙げることがで
きる。
ル反応重合体、イオン反応重合体のいずれでもよく、そ
の形状屯ペレット状、顆籾状等任意の形状でよい。具体
例としては、ポリエチレン重合体ベレット、エチレン−
酢酸ビニル共重合体ベレット、エチレン−アクリル酸共
重合体ベレット、ポリプロピレン重合体ベレット、プロ
ピレン−エチレン共重合体ベレット等を挙げることがで
きる。
好ましい具体例においては、水を保持することができ、
重合体を水中に均一に分散することができるような機構
を有し、熱水中に溶は出した重合体含有低分子量物の放
出を許す開口部を上部に有する容器、例えば、屋根に開
口部のある攪拌翼付きタンク中でオレフィン重合体は熱
水に接触処理される。また、におい低減処理の完了した
オレフィン重合体は、処理水とともにタンクより排出さ
れ、常法により、例えば脱水スクリーン、遠心乾燥装置
等を通すことにより乾燥され、食品容器包装の成形原料
として供せられる。
重合体を水中に均一に分散することができるような機構
を有し、熱水中に溶は出した重合体含有低分子量物の放
出を許す開口部を上部に有する容器、例えば、屋根に開
口部のある攪拌翼付きタンク中でオレフィン重合体は熱
水に接触処理される。また、におい低減処理の完了した
オレフィン重合体は、処理水とともにタンクより排出さ
れ、常法により、例えば脱水スクリーン、遠心乾燥装置
等を通すことにより乾燥され、食品容器包装の成形原料
として供せられる。
本発明に1使用される水は、溶存酸素濃度をo、5w1
q7を以下に低下させたものが用いられる。
q7を以下に低下させたものが用いられる。
以下溶存酸素濃度をo、swg/を以下に低下させた水
を脱酸素水と呼ぶ。オレフィン重合体中に含まれる低芥
子量物は、重合体中を表面へ向って拡散移動することに
より重合体から除去されるが、当過程の拡散係数の温度
依存性はアーレニウス型であることが知られてお抄、温
度が高ければ高い程、重合体中の低分子量物の除去速度
は速くなる。
を脱酸素水と呼ぶ。オレフィン重合体中に含まれる低芥
子量物は、重合体中を表面へ向って拡散移動することに
より重合体から除去されるが、当過程の拡散係数の温度
依存性はアーレニウス型であることが知られてお抄、温
度が高ければ高い程、重合体中の低分子量物の除去速度
は速くなる。
従って、オレフィン重合体中の低分子量物の効率的な除
去には、処理温度の高いことが必要である。ところが、
・、水は、一般には空気を含有してお抄、酸素は高温下
で有機高分子化合物に対して反応性を有している。
去には、処理温度の高いことが必要である。ところが、
・、水は、一般には空気を含有してお抄、酸素は高温下
で有機高分子化合物に対して反応性を有している。
このため、溶存酸素量の多い通常の水を用いるときは、
酸素がオレフィン重合体あるいは重合体に含有される成
分と反応し1重合体の品質を低下すると共に臭気性物−
IIr年成される・その結果、オレフィン重合体中に最
初から含有されていた揮発成分は低減するが、含酸素有
機門分子量物等のにおいの悪い成分が新しく生成するた
め、Kおいは改良されないか、改良されたとしてもその
程度は著しく低い。
酸素がオレフィン重合体あるいは重合体に含有される成
分と反応し1重合体の品質を低下すると共に臭気性物−
IIr年成される・その結果、オレフィン重合体中に最
初から含有されていた揮発成分は低減するが、含酸素有
機門分子量物等のにおいの悪い成分が新しく生成するた
め、Kおいは改良されないか、改良されたとしてもその
程度は著しく低い。
脱酸素水は、水中への窒素バブリング、沸点での煮沸脱
気等、公知の方法で製造できる。
気等、公知の方法で製造できる。
また、熱水−オレフィン重合体接触系への外部からの空
気の混入防止は、処理系の開口部を窒素等の不活性ガス
雰囲気下に保つことによね達成される。
気の混入防止は、処理系の開口部を窒素等の不活性ガス
雰囲気下に保つことによね達成される。
加熱処理は、熱水の一部が蒸発して容器開口部から放出
される状態で行なうのが好ましい。ζうすることによっ
て、オレフィン重合体から抜は出た揮発性低分子が水蒸
気と共に外へ排出される。
される状態で行なうのが好ましい。ζうすることによっ
て、オレフィン重合体から抜は出た揮発性低分子が水蒸
気と共に外へ排出される。
水面が低下した場合に補充する水は、勿論、脱酸素水で
なければならない。
なければならない。
本発明の方法は、広範囲の温度で操作することができる
が、その上限は、その圧力における水の沸点とオレフィ
ン重合体の融点の低い方によ初決定される。オレフィン
重合体は、脱酸素水中に浮遊分散するため、水と重合体
の量比を適当にとれば、重合体の融点近辺の温度におい
ても融着、凝集を生起することはない。融点が100℃
以上のオレフィン重合体のKおい低減処理に関しては、
一般に120℃以下、常圧においては100℃以下60
℃以上の温度範囲で処理される。
が、その上限は、その圧力における水の沸点とオレフィ
ン重合体の融点の低い方によ初決定される。オレフィン
重合体は、脱酸素水中に浮遊分散するため、水と重合体
の量比を適当にとれば、重合体の融点近辺の温度におい
ても融着、凝集を生起することはない。融点が100℃
以上のオレフィン重合体のKおい低減処理に関しては、
一般に120℃以下、常圧においては100℃以下60
℃以上の温度範囲で処理される。
本発明は、水の加熱においても系外からの酸素混入防止
に対する配慮が必要である。また、高温−気を圧入する
場合には、蒸気原水中の溶存酸素に起因する酸素の混入
を防止する配慮が必要である。好ましい加熱形絆の−は
、水及びオレフィン重合体を収容する容器そのものを外
部から加熱することである。
に対する配慮が必要である。また、高温−気を圧入する
場合には、蒸気原水中の溶存酸素に起因する酸素の混入
を防止する配慮が必要である。好ましい加熱形絆の−は
、水及びオレフィン重合体を収容する容器そのものを外
部から加熱することである。
熱水処理時間tは、
但し、Tは温度(℃)である。
を満足するように設定される。通常は、30分〜15時
間、好ましくは1〜10時間、更に好ましくは2〜6時
間処理される。
間、好ましくは1〜10時間、更に好ましくは2〜6時
間処理される。
上記の方法により、においの改良されたオレフィン重合
体が製造されるが、食品容器包装として使用されるため
には、押出機等にて賦形される必要がある。賦形後の製
品に、におい改良効果が無い場合、原料オレフィン重合
体のKおh低減祉、実質的に意味がない。
体が製造されるが、食品容器包装として使用されるため
には、押出機等にて賦形される必要がある。賦形後の製
品に、におい改良効果が無い場合、原料オレフィン重合
体のKおh低減祉、実質的に意味がない。
オレフィン重合体等、熱可塑性高分子物質の賦形は、熱
と圧力を適当に働かせることにょ抄、溶融し、流れる挙
動を利用して行われる。オレフィン重合体の賦形のため
の溶融の仕方は、成形方法、成形速度、オレフィン重合
体の融点、分子量等によ抄さまざまであるが、一般には
110’−330℃の範囲で行われてお抄、オレフィン
重合体のにおいは、成形により悪化し、成形温度が高い
和急激に悪化する。従って、Kおい低減オレフィン重合
体を成形原料に用いても、過度の高温で成形するとその
効果は喪失される。
と圧力を適当に働かせることにょ抄、溶融し、流れる挙
動を利用して行われる。オレフィン重合体の賦形のため
の溶融の仕方は、成形方法、成形速度、オレフィン重合
体の融点、分子量等によ抄さまざまであるが、一般には
110’−330℃の範囲で行われてお抄、オレフィン
重合体のにおいは、成形により悪化し、成形温度が高い
和急激に悪化する。従って、Kおい低減オレフィン重合
体を成形原料に用いても、過度の高温で成形するとその
効果は喪失される。
本発明者らは、最終用途に供されるオレフィン重合体吠
形物のにおい改良を目的に1才レフイン重合体の成形温
度とにおいの悪化の程度について詳細な研究を実施した
結果、第3図に示すように232℃を境にして、賦形物
に急激に臭気が発生することが判明した。
形物のにおい改良を目的に1才レフイン重合体の成形温
度とにおいの悪化の程度について詳細な研究を実施した
結果、第3図に示すように232℃を境にして、賦形物
に急激に臭気が発生することが判明した。
従って、本発明によって得られた無臭性重合体は、23
2℃以下の温度において使用するのが好ましい。
2℃以下の温度において使用するのが好ましい。
本発明によって得られたオレフィン重合体には、それ自
体においのないものであれば、におい低減処理以前、若
しくは最終製品への賦形以前の段階において、滑剤、核
剤、ブロッキング防止剤、中和剤、酸化防止剤等各種の
添加剤を配合しても良い。
体においのないものであれば、におい低減処理以前、若
しくは最終製品への賦形以前の段階において、滑剤、核
剤、ブロッキング防止剤、中和剤、酸化防止剤等各種の
添加剤を配合しても良い。
以下、本発明を実施例により説明する。
実施例−1
上蓋の一部に開口部を有する攪拌機付の300tの容器
中に、室温の水1oot及び低密度ポリエチレンペレッ
ト100Ctを投入した。そして、容器の底部に取ね付
けた窒素配管を通じ、600t/分の割合で窒素を導入
し、攪拌機を廻しながら20分間バブリングすることk
よ抄、処理水を脱酸素水とした。
中に、室温の水1oot及び低密度ポリエチレンペレッ
ト100Ctを投入した。そして、容器の底部に取ね付
けた窒素配管を通じ、600t/分の割合で窒素を導入
し、攪拌機を廻しながら20分間バブリングすることk
よ抄、処理水を脱酸素水とした。
その後、容器の周囲Klj?つけたヒーターで、水を9
5℃まで加熱昇温し、水温を95℃に保ちながら0.5
時間攪拌処理した。なお、上蓋開口部よ抄の空気の混入
を防止するため、処理中、突器底部より窒素バブリング
を’It1分の割合で続行し、水面上部を窒素雰囲気に
保った。処理中の熱水の溶存酸素濃度は、常時0.51
+9/ L以下であった。処理が完了した後、容器下部
に設置しである排出口を開き、水とともにベレットを排
出し九〇ベレットは金網に受ゆ、風乾した。
5℃まで加熱昇温し、水温を95℃に保ちながら0.5
時間攪拌処理した。なお、上蓋開口部よ抄の空気の混入
を防止するため、処理中、突器底部より窒素バブリング
を’It1分の割合で続行し、水面上部を窒素雰囲気に
保った。処理中の熱水の溶存酸素濃度は、常時0.51
+9/ L以下であった。処理が完了した後、容器下部
に設置しである排出口を開き、水とともにベレットを排
出し九〇ベレットは金網に受ゆ、風乾した。
実施例−2
実施例−1の要領で、実施例−1と同一の低密度ポリエ
チレンの未処理サンプルを95℃で1時間処理した。こ
の時も実施例−1と同様、処理中の熱水の溶存酸素濃度
は、常時0.5η/を以下であった。
チレンの未処理サンプルを95℃で1時間処理した。こ
の時も実施例−1と同様、処理中の熱水の溶存酸素濃度
は、常時0.5η/を以下であった。
実施例−3
実施例−1の要領で、実施例−1と同一の低密度ポリエ
チレンの未処理サンプルを95℃で2時間処理した。な
おJ処理中の熱水の溶存酸素濃度は、常時0.5q/A
以下であった。
チレンの未処理サンプルを95℃で2時間処理した。な
おJ処理中の熱水の溶存酸素濃度は、常時0.5q/A
以下であった。
実施例−4
実施例−1の要領で、実施例−1と同一の低密度ポリエ
チレンの未処理サンプルを95℃で4時間処理した。な
シ、処理中の熱水の溶存酸素濃度は、常時0.5 Wl
l/ L以下であつ九。
チレンの未処理サンプルを95℃で4時間処理した。な
シ、処理中の熱水の溶存酸素濃度は、常時0.5 Wl
l/ L以下であつ九。
比較例−1
実施例−1と同じ装置を用い、容器中に100tの水及
び実施例−1と同一の低密度ポリエチレンの未処理サン
プルを投入し、窒素バブリングは行わずK、攪拌機を廻
しながら、水を95℃まで加熱昇温し、水温を95℃に
保ちながら30分間攪拌処理した。なお、処理中の熱水
の溶存酸素濃度は、1.8〜3.419/ tの範囲で
上下した。処理完了後、実施例−1と同様の方法でベレ
ットを容器から抜出し、乾燥した。
び実施例−1と同一の低密度ポリエチレンの未処理サン
プルを投入し、窒素バブリングは行わずK、攪拌機を廻
しながら、水を95℃まで加熱昇温し、水温を95℃に
保ちながら30分間攪拌処理した。なお、処理中の熱水
の溶存酸素濃度は、1.8〜3.419/ tの範囲で
上下した。処理完了後、実施例−1と同様の方法でベレ
ットを容器から抜出し、乾燥した。
比較例−2
比較例−1の要領で、実施例−1と同一の低密度ポリエ
チレンの未処理サンプルを95℃にて1時間処理した。
チレンの未処理サンプルを95℃にて1時間処理した。
なお、処理中の熱水の溶存酸素濃度は、1.4〜3,7
岬/lの範囲で上下した。
岬/lの範囲で上下した。
比較例−3
比較例−1の要領で、実施例−1と同一の低密度ポリエ
チレンの未処理サンプルを95℃で2時間処理した。な
お、処理中の熱水の溶存酸素濃度は、0.8〜3.5岬
/lの範囲で上下した。
チレンの未処理サンプルを95℃で2時間処理した。な
お、処理中の熱水の溶存酸素濃度は、0.8〜3.5岬
/lの範囲で上下した。
比較例−4
比較例−1の要領で、実施例−1と同一の低密度ポリエ
チレンの未処理サンプルを95℃で4時間処理した。な
お、処理中の熱水の溶存酸素濃度は、0.6〜3.7■
酸素/を水の範囲で上下した。
チレンの未処理サンプルを95℃で4時間処理した。な
お、処理中の熱水の溶存酸素濃度は、0.6〜3.7■
酸素/を水の範囲で上下した。
成形−1
直径20■のスクリュー押出機を用い、実施例−1,実
施例−4によりKおい低減処理をした低密度ポリエチレ
ンペレット及び実施例−1,4で用いた未処理低密度ポ
リエチレンペレットを、160℃でひも状のストランド
に押出成形し、更にペレタイザーによレベレットとした
。
施例−4によりKおい低減処理をした低密度ポリエチレ
ンペレット及び実施例−1,4で用いた未処理低密度ポ
リエチレンペレットを、160℃でひも状のストランド
に押出成形し、更にペレタイザーによレベレットとした
。
成形−2〜5
押出し温度を200℃、225℃、235℃、240℃
とした他は成形−1と同一の操作を行ってベレットを得
た。
とした他は成形−1と同一の操作を行ってベレットを得
た。
成形−6
直径40−のスクリュー押出機を装備したインフレーシ
ョンフィルム成形機を用い、実施N−4によ抄処理した
低密度ポリエチレンベレット及ヒ実施例−4で用いた未
処理低密度ポリエチレンペレツ)を160℃でインフレ
ーションフィルムに成形した。
ョンフィルム成形機を用い、実施N−4によ抄処理した
低密度ポリエチレンベレット及ヒ実施例−4で用いた未
処理低密度ポリエチレンペレツ)を160℃でインフレ
ーションフィルムに成形した。
成形−7
実施例−1の要領で、エチレーー酢酸ビニルコポリマー
ペレット(酢酸ビニル含量s wt%)ヲs。
ペレット(酢酸ビニル含量s wt%)ヲs。
℃で7 hr、処理し、成形−6の要領で、処理ベレッ
トと、未処理ペレットをインフレーションフィルムに成
形した。
トと、未処理ペレットをインフレーションフィルムに成
形した。
においの官能試験
実施例1〜4及び比較例1〜40条件で処理を行ったベ
レットKIIL、未処理ペレットをも含め、下記に示す
方法でKおいの官能試験を実施した。結果を表−1及び
第1図に示す。(線Bは実施例、線Aは比較例) また、成形−1−5のそれぞれの成形前後のサンプルに
ついて、においの官能試験を実施した。結果を表−2に
示す。
レットKIIL、未処理ペレットをも含め、下記に示す
方法でKおいの官能試験を実施した。結果を表−1及び
第1図に示す。(線Bは実施例、線Aは比較例) また、成形−1−5のそれぞれの成形前後のサンプルに
ついて、においの官能試験を実施した。結果を表−2に
示す。
成形−6,7によ転成形したにおい低減処理ベレットよ
りなるフィルムサンプル及ヒ同一のにおい低減未処理ペ
レットよりなるフィルムサンプルにつき、下記の方法に
よ抄においの官能試験を実施した。結果を表−3に示す
。
りなるフィルムサンプル及ヒ同一のにおい低減未処理ペ
レットよりなるフィルムサンプルにつき、下記の方法に
よ抄においの官能試験を実施した。結果を表−3に示す
。
ベレットサンプルの官能試験法
ペレット40fを5001117の橙付きフラスコに採
取し、栓をした後、40℃にて1時間加熱する。室温ま
で冷却した後、パネルを用いて4ランクに評価。ランク
付けは、下記に示す如く、東京都公害研究所提案のラン
クによった。
取し、栓をした後、40℃にて1時間加熱する。室温ま
で冷却した後、パネルを用いて4ランクに評価。ランク
付けは、下記に示す如く、東京都公害研究所提案のラン
クによった。
3:強くにおう
2:はっきりにおう
1 :弱くにおう
0:無臭
当ランクの点数を用い、15名のパネラ−の平均点数を
もってデーターとした。
もってデーターとした。
フィルムサンプルの官能試験法
フィルムを1cns平方にはさみで切抄、切抄出された
サンプル20fを500−の役付きフラスコに採取した
。その後、ペレットサンプルと全く同様の手法で評価し
た。
サンプル20fを500−の役付きフラスコに採取した
。その後、ペレットサンプルと全く同様の手法で評価し
た。
表−1の結果よ抄、脱酸素水を用いることによ抄、重合
体の融着を生ずることなく、高温下、短時間にて、オレ
フィン重合体のKおいを低減することが可能であること
がわかる。
体の融着を生ずることなく、高温下、短時間にて、オレ
フィン重合体のKおいを低減することが可能であること
がわかる。
また、表−2,3の結果より、Kおい低減処理を施した
オレフイ”ン重合体を232℃以下の温度で成形した場
合、特に優れた賦形物が得られることがわかる。
オレフイ”ン重合体を232℃以下の温度で成形した場
合、特に優れた賦形物が得られることがわかる。
ダイスウェリング試験
実施例1〜4、比較例1〜4で処理され九ベレットにつ
いて次の方法でダイスウェリングを測定した。
いて次の方法でダイスウェリングを測定した。
その結果を第2図に示す。
ダイスウェリング試験法
JIS K7210のMFR測定装置を用い、240
℃における、押出速度317分の時の、ノズルの径に対
する溶融押出物の径の比を表わす。当数値の上昇は、分
子量、分子分布等、品質の変化を意味する。
℃における、押出速度317分の時の、ノズルの径に対
する溶融押出物の径の比を表わす。当数値の上昇は、分
子量、分子分布等、品質の変化を意味する。
成形−8
実施例−4で処理されたペレットを成形−1の方法を用
いて130℃、160℃、200℃、225℃、235
℃、240℃、250℃、及び280℃で夫々押出成形
した。
いて130℃、160℃、200℃、225℃、235
℃、240℃、250℃、及び280℃で夫々押出成形
した。
得うれたベレットについIKおいの官能試験を行った。
その結果を第3図に示す。
(以下余白)
第1図は、熱水処理時間と重合体のにおいの関係を示す
グラフ、第2図は熱水処理時間と物性の変化の関係を示
すグラフであ抄、いずれも線Aは従来技術による処理、
線Bは本発明処理を行っ九本のである@また第3図は、
成形温度と成形品のにおいの強さとの関係を示すグラフ
である。 特許出願人 三菱油化株式会社 代理人 弁理士 古 川 秀 利 (他1名)
グラフ、第2図は熱水処理時間と物性の変化の関係を示
すグラフであ抄、いずれも線Aは従来技術による処理、
線Bは本発明処理を行っ九本のである@また第3図は、
成形温度と成形品のにおいの強さとの関係を示すグラフ
である。 特許出願人 三菱油化株式会社 代理人 弁理士 古 川 秀 利 (他1名)
Claims (1)
- オレフィン重合体を、溶存酸素がo、sw1/を以下で
温度が60℃以上才レフイン重合体の融点以下の熱水に
1才レフイン重合体が熱水中に浸漬した状態で接触せし
めることを特徴とするオレフィンの臭気低減方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7971282A JPS58196235A (ja) | 1982-05-12 | 1982-05-12 | オレフイン重合体の臭気低減方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7971282A JPS58196235A (ja) | 1982-05-12 | 1982-05-12 | オレフイン重合体の臭気低減方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58196235A true JPS58196235A (ja) | 1983-11-15 |
JPH0252645B2 JPH0252645B2 (ja) | 1990-11-14 |
Family
ID=13697814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7971282A Granted JPS58196235A (ja) | 1982-05-12 | 1982-05-12 | オレフイン重合体の臭気低減方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58196235A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002008325A1 (fr) * | 2000-07-24 | 2002-01-31 | Daikin Industries, Ltd. | Procede de fabrication de fluororesine regeneree, et article a base de cette resine |
-
1982
- 1982-05-12 JP JP7971282A patent/JPS58196235A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002008325A1 (fr) * | 2000-07-24 | 2002-01-31 | Daikin Industries, Ltd. | Procede de fabrication de fluororesine regeneree, et article a base de cette resine |
US7223800B2 (en) | 2000-07-24 | 2007-05-29 | Daikin Industries, Ltd. | Method for producing regenerated fluororesin and regenerated fluororesin article |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0252645B2 (ja) | 1990-11-14 |
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