JPS5819445B2 - 複合パネルの製造方法 - Google Patents
複合パネルの製造方法Info
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- JPS5819445B2 JPS5819445B2 JP51130845A JP13084576A JPS5819445B2 JP S5819445 B2 JPS5819445 B2 JP S5819445B2 JP 51130845 A JP51130845 A JP 51130845A JP 13084576 A JP13084576 A JP 13084576A JP S5819445 B2 JPS5819445 B2 JP S5819445B2
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Landscapes
- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
- Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、繊維入り強化セメント製の表裏両層間に断熱
材層を形成しである複合パネルの製造方法に関する。
材層を形成しである複合パネルの製造方法に関する。
例えば、セメントを耐アルカリガラス繊維で補強したガ
ラス繊維入り強化セメント(以下GRCと記載する。
ラス繊維入り強化セメント(以下GRCと記載する。
)は、機械的強度が大きいだめ、肉薄に成形して使用で
きるが、建築物の外壁(カーテンウオール)等、用途に
よっては、GRC単板では断熱性能が不足するだめ、こ
のような場合には、断熱材料を芯材とした積層構造の複
合パネルに構成したものが用いられる。
きるが、建築物の外壁(カーテンウオール)等、用途に
よっては、GRC単板では断熱性能が不足するだめ、こ
のような場合には、断熱材料を芯材とした積層構造の複
合パネルに構成したものが用いられる。
従来では、この複合パネルを概ね次の如き方法によって
作製していた。
作製していた。
即ち、先ず、上面の開放したパネル作製用型枠内に、セ
メントモルタルとガラス繊維とを同時に吹き付け、脱泡
、均平化を行なって第一層を形成し、その上面に、断熱
材料製の芯材を押え付ける。
メントモルタルとガラス繊維とを同時に吹き付け、脱泡
、均平化を行なって第一層を形成し、その上面に、断熱
材料製の芯材を押え付ける。
しかる後、その上面に、第一層の場合と同様に;セメン
トモルタルとガラス繊維の吹付け、脱泡、均平化を行な
って第二層を形成する。
トモルタルとガラス繊維の吹付け、脱泡、均平化を行な
って第二層を形成する。
この状態で、約24時間、養生して脱型し、さらに、約
7日間湿潤養生した後、数日間気乾養生を行なって製品
とする。
7日間湿潤養生した後、数日間気乾養生を行なって製品
とする。
従って、上記の従来方法によ汎ば、第一層の外面は、型
枠内面によって平滑に成形されるが、第二層の外面は、
別途、コテ仕上げなどによシ平滑に仕上げる必要があり
、殊に、パネルの厚み精度を出すためには、モルタル・
ガラス繊維の吹付け□量で調整することが必要であり、
実際上、厚み精度を出すことは非常に困難である。
枠内面によって平滑に成形されるが、第二層の外面は、
別途、コテ仕上げなどによシ平滑に仕上げる必要があり
、殊に、パネルの厚み精度を出すためには、モルタル・
ガラス繊維の吹付け□量で調整することが必要であり、
実際上、厚み精度を出すことは非常に困難である。
このような従来欠点の解決策としては、先ず、第二層の
上面を別の型枠で加圧することにより、第二層の外面を
平滑にすると同時に、厚み精度を出すことが考えられる
が、このような方法による場合は、断熱材層として塑性
変形しやすい断熱材料を選定しない限り、大きな加圧設
備、型枠強度や養生期間を通じて加圧状態を保つ機構な
どが要求されることになり、設備的経済的に不利であり
、現実的な解決策とは言い難い。
上面を別の型枠で加圧することにより、第二層の外面を
平滑にすると同時に、厚み精度を出すことが考えられる
が、このような方法による場合は、断熱材層として塑性
変形しやすい断熱材料を選定しない限り、大きな加圧設
備、型枠強度や養生期間を通じて加圧状態を保つ機構な
どが要求されることになり、設備的経済的に不利であり
、現実的な解決策とは言い難い。
そとで、本発明は、大型の加圧設備などを用いることな
く、表裏両面が平滑で、かつ、厚み精度のよい複合パネ
ルを容易に製造することができる方法を提案するもので
ある。
く、表裏両面が平滑で、かつ、厚み精度のよい複合パネ
ルを容易に製造することができる方法を提案するもので
ある。
本発明方法の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はガラス繊維入り強化セメント製の表裏両層IA
、IB間に、断熱材層2Aを形成した複合パネルを例示
し、次の如き方法によって作製されたものである。
、IB間に、断熱材層2Aを形成した複合パネルを例示
し、次の如き方法によって作製されたものである。
第2図イに示す如く、上面の開放したパネル作製用の下
型枠3A内に、セメントモルタルと耐アルカリガラス繊
維とを同時に吹き付けるか、あるいは、予め耐アルカリ
ガラス繊維を混入しであるセメントモルタルを塗り付け
るかして、周囲四辺。
型枠3A内に、セメントモルタルと耐アルカリガラス繊
維とを同時に吹き付けるか、あるいは、予め耐アルカリ
ガラス繊維を混入しであるセメントモルタルを塗り付け
るかして、周囲四辺。
が下型枠3A内側面に沿って屈曲した形状のスラリ一層
1aを形成する。
1aを形成する。
次いで、第2図口に示す如く、層1aの上面に、断熱材
料2aを載せて軽く押し付けだ後、その上面に、養生乾
燥により固結する接着機能をもった流動層4を形成する
。
料2aを載せて軽く押し付けだ後、その上面に、養生乾
燥により固結する接着機能をもった流動層4を形成する
。
尚、図示のように、断熱材料2aが複数個にブロック化
されている場合には、断熱材料2a相互の間隙にセメン
トモルタルまたはガラス繊維入りセメントモルタルを充
填した後、流動層4を形成シする。
されている場合には、断熱材料2a相互の間隙にセメン
トモルタルまたはガラス繊維入りセメントモルタルを充
填した後、流動層4を形成シする。
一方、第2図へに示すように、下型枠3Bには、前記層
1aと同様な手段により別途、スラリ一層1bを形成し
ておき、この上型枠3Bを、層1bが流動層4と対接す
る状態に下型枠3Aに重ね合。
1aと同様な手段により別途、スラリ一層1bを形成し
ておき、この上型枠3Bを、層1bが流動層4と対接す
る状態に下型枠3Aに重ね合。
わせ、上型枠3Bを0.01〜1kg/−程度に加圧し
、両型%3A、3Bに予め形成しておいだ当り部が相互
に接当する位置まで下降させる。
、両型%3A、3Bに予め形成しておいだ当り部が相互
に接当する位置まで下降させる。
これにより、流動層4の余剰分は、下型枠3Aに形成し
ておいた排出路5を通って、型枠外に押し出さnl。
ておいた排出路5を通って、型枠外に押し出さnl。
全体が所要板厚になる。
この状態で、養生、硬化、脱型などを行なうことにより
、第1図の接合パネルが得られる。
、第1図の接合パネルが得られる。
これら、養生等の工程については、冒記した従来方法と
同様の工程で足るため、図示、説明を省く。
同様の工程で足るため、図示、説明を省く。
。前記耐アルカリガラス繊維としては、例えば直径
5〜30μのフィラメントを数十〜数百本集束したスト
ランド状のものを、10〜50mmに切断して使用する
。
5〜30μのフィラメントを数十〜数百本集束したスト
ランド状のものを、10〜50mmに切断して使用する
。
セメントモルタルは、例えば、砂/セメントが0.1〜
0.8、水/セメントが0.3〜0.5・に調整したも
のを使用し、耐アルカリガラス繊維の分量は、重量比で
1〜8係程度とする。
0.8、水/セメントが0.3〜0.5・に調整したも
のを使用し、耐アルカリガラス繊維の分量は、重量比で
1〜8係程度とする。
前記流動層4は、セメントモルタルにメチルセルローズ
、ゼラチン、デンプン等や酢酸ビニールやアクリル酸エ
ステルのエマルジョン等、いわゆる粘着剤まだは粘稠剤
を0.01〜1係の範囲で混入して使用することができ
る。
、ゼラチン、デンプン等や酢酸ビニールやアクリル酸エ
ステルのエマルジョン等、いわゆる粘着剤まだは粘稠剤
を0.01〜1係の範囲で混入して使用することができ
る。
これらの粘着剤または粘稠剤を添加することによシセメ
ントモルタルは、その静的な粘性が増加するけれども、
外部応力を加えつづけると粘性が極度に低下して揺変性
(シキノトロピー)を示し、従って、流動し易い流動層
を形成するのである。
ントモルタルは、その静的な粘性が増加するけれども、
外部応力を加えつづけると粘性が極度に低下して揺変性
(シキノトロピー)を示し、従って、流動し易い流動層
を形成するのである。
前記断熱材料2aとしては、ALC(軽量発泡コンクリ
ート)、パーライトモルタル板、発泡ポリスチローノへ
発泡ポリウレタン等の無機質又は有機質の軽量断熱材料
製の成形品などを使用してもよく、成型時にはスラリー
状であっても後の養生乾燥段階で固結するものを使用し
てもよい。
ート)、パーライトモルタル板、発泡ポリスチローノへ
発泡ポリウレタン等の無機質又は有機質の軽量断熱材料
製の成形品などを使用してもよく、成型時にはスラリー
状であっても後の養生乾燥段階で固結するものを使用し
てもよい。
このスラリー状で、かつ、養生乾燥により固結する断熱
材料2aの一例を示すと下記の通りである。
材料2aの一例を示すと下記の通りである。
(例1) 直径約3mmの発泡ポリスチロール粒とモル
タルとを混合したスラリー状の 断熱材料 この場合、スチロール1001二モルタル60kgの配
合にすることにより、比重が約0.6となる。
タルとを混合したスラリー状の 断熱材料 この場合、スチロール1001二モルタル60kgの配
合にすることにより、比重が約0.6となる。
(例2) フヨーライト粒(黒曜石を粉砕し、高温で焼
成して発泡させた無機質粒状 の断熱材)とモルタルとを混合したス ラリー状の断熱材料 この場合、直径511IIn以下のフヨーライト100
1:モルタル37kgの配合にすることにより、比重が
約0.6となる。
成して発泡させた無機質粒状 の断熱材)とモルタルとを混合したス ラリー状の断熱材料 この場合、直径511IIn以下のフヨーライト100
1:モルタル37kgの配合にすることにより、比重が
約0.6となる。
尚、排出路5は、下型枠3Aに孔や溝などを加工してお
くことによシ、適宜の形状に形成さ扛る。
くことによシ、適宜の形状に形成さ扛る。
下型枠3Bの加圧は、ウェスト、自重など適宜の手段に
より行なうことができ、土、下型枠3A、3Bを複数組
、積み重ねた状態で加圧してもよい。
より行なうことができ、土、下型枠3A、3Bを複数組
、積み重ねた状態で加圧してもよい。
図示の実施例では、流動層4が一層であるが、下型枠3
Aの排出路5如何によっては、断熱材料2aの下側にも
同様な流動層を形成して実施することもできる。
Aの排出路5如何によっては、断熱材料2aの下側にも
同様な流動層を形成して実施することもできる。
以上、実施例に基づいて詳述したように、本発明の複合
パネルの製造方法によれば、繊維入シ強化セメント製の
表裏両層IA、IBが、いずれも上、下型枠3 A 、
3 Bで押圧されるだめ、別途、表面仕上げを行なわな
くても、型面に対応する平滑面をもった複合パネルが得
らnることはもとより、断熱材料2aの土面に流動層4
を形成しておき、加圧時に流動層40余剰分を押し出す
だめ、大きな加圧設備などを用いなくても容易に所要の
パネル厚に修正でき、繊維入り強化セメントの量を調整
する場合に比べて非常に簡単に厚み精度を出すことがで
きる。
パネルの製造方法によれば、繊維入シ強化セメント製の
表裏両層IA、IBが、いずれも上、下型枠3 A 、
3 Bで押圧されるだめ、別途、表面仕上げを行なわな
くても、型面に対応する平滑面をもった複合パネルが得
らnることはもとより、断熱材料2aの土面に流動層4
を形成しておき、加圧時に流動層40余剰分を押し出す
だめ、大きな加圧設備などを用いなくても容易に所要の
パネル厚に修正でき、繊維入り強化セメントの量を調整
する場合に比べて非常に簡単に厚み精度を出すことがで
きる。
従って、表面が平滑で、かつ、厚み精度のよい複合パネ
ルを、容易かつ、経済的に製造し得るに至ったのである
。
ルを、容易かつ、経済的に製造し得るに至ったのである
。
図面は本発明に係る複合パネルの製造方法の実施例を示
し、第1図は複合パネルの断面図、第2図イ2口、ハは
製造工程を示す断面図である。 IA、IB・・・・・・繊維入り強化セメント層、2・
・・・・・芯材、3A・・・・・・下型枠、3B・・・
・・・上型枠、4・・・・・・流動層。
し、第1図は複合パネルの断面図、第2図イ2口、ハは
製造工程を示す断面図である。 IA、IB・・・・・・繊維入り強化セメント層、2・
・・・・・芯材、3A・・・・・・下型枠、3B・・・
・・・上型枠、4・・・・・・流動層。
Claims (1)
- 1 繊維入り強化セメント製の表裏両層IA、IB間に
、断熱材層2Aを形成しである複合パネルを製造するに
、パネル作製用の下型枠3A内に、繊維入り強化セメン
トのスラリ一層1aを形成し、その上面に断熱材料2a
の層を形成し、この断熱材料2a上面に養生乾燥により
固結する流動層4を形成し、別途、上型枠3Bに形成し
た繊維入り強化セメントのスラリ一層1bを、この上型
枠3Bを介して、前記流動層4に押し付けることにより
流動層40余剰分を排出させたのち、養生硬化すること
を特徴とする複合パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51130845A JPS5819445B2 (ja) | 1976-10-30 | 1976-10-30 | 複合パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51130845A JPS5819445B2 (ja) | 1976-10-30 | 1976-10-30 | 複合パネルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5355330A JPS5355330A (en) | 1978-05-19 |
JPS5819445B2 true JPS5819445B2 (ja) | 1983-04-18 |
Family
ID=15044031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51130845A Expired JPS5819445B2 (ja) | 1976-10-30 | 1976-10-30 | 複合パネルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5819445B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55121051A (en) * | 1979-03-13 | 1980-09-17 | Kato Jiyunichi | Preparation of compound panel |
JPS59164101A (ja) * | 1983-03-09 | 1984-09-17 | 小林 信和 | 断熱材入りタイルパネルの成形加工法 |
JPS6090712A (ja) * | 1983-10-25 | 1985-05-21 | 日本植生株式会社 | 軽量気泡コンクリ−ト板の製造方法 |
-
1976
- 1976-10-30 JP JP51130845A patent/JPS5819445B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5355330A (en) | 1978-05-19 |
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