JPS5819427B2 - ロ−ラ製作法 - Google Patents
ロ−ラ製作法Info
- Publication number
- JPS5819427B2 JPS5819427B2 JP10515077A JP10515077A JPS5819427B2 JP S5819427 B2 JPS5819427 B2 JP S5819427B2 JP 10515077 A JP10515077 A JP 10515077A JP 10515077 A JP10515077 A JP 10515077A JP S5819427 B2 JPS5819427 B2 JP S5819427B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- hardness
- rollers
- depth
- load
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は車輪やローラの接触面下を硬化するローラ製作
法に関する。
法に関する。
一般に車輪やローラが、相手ローラやレールに接触して
回転すると、負荷が変ったり、相手ローラの踏面の曲率
が変るところから接触に伴なうせん断応力の最大値と同
最大値の生じる深さが変ることが知られている。
回転すると、負荷が変ったり、相手ローラの踏面の曲率
が変るところから接触に伴なうせん断応力の最大値と同
最大値の生じる深さが変ることが知られている。
従って、車輪やローラの接触面から内部へ向って一定深
さに高硬度が要求されることになる。
さに高硬度が要求されることになる。
しかしながらこの様な変則的な硬さを得るには従来の熱
処理技術では実現困難であった。
処理技術では実現困難であった。
つまりこの熱処理技術には「ずぷ焼入法」 「浸炭焼入
法−1等があるが、熱処理変形、製作コストの面で問題
があった。
法−1等があるが、熱処理変形、製作コストの面で問題
があった。
また、車輪やローラの径を大きくして面圧を下げる方法
もあるが、やはりコスト高になる欠点があった。
もあるが、やはりコスト高になる欠点があった。
そこで本発明は従来法に代り、複数個(または複数条件
)のローラまたは平板と被加工ローラを負荷転動させる
ことにより、各条件で得られる加工硬化の最大値を包絡
する内部の硬度分布が得られる点に着眼し、これを利用
したローラ製作法を提供することを目的としたものであ
る。
)のローラまたは平板と被加工ローラを負荷転動させる
ことにより、各条件で得られる加工硬化の最大値を包絡
する内部の硬度分布が得られる点に着眼し、これを利用
したローラ製作法を提供することを目的としたものであ
る。
・ 本発明は水門扉用車輪レールその他ころがり接触部
分を含む機械要素全般(カム、歯車等)に適用できるも
のである。
分を含む機械要素全般(カム、歯車等)に適用できるも
のである。
本発明を図面に従いながら以下詳細に説明する。
2円筒または円筒と平板を互いに接触させて負荷転動さ
せると、接触面の弾性変形により第1図に示すようなヘ
ルツ応力(だ円分布)が発生することが知られている。
せると、接触面の弾性変形により第1図に示すようなヘ
ルツ応力(だ円分布)が発生することが知られている。
ヘルツ応力の最大値Pm axとヘルツの接触幅2bは
、接触する材料のポアソン比を0.3とすると次式で表
わせる。
、接触する材料のポアソン比を0.3とすると次式で表
わせる。
1 ここでP:荷重、l:ローラ有効幅、E:等価1
1 1 弾性係数−一−+ −(El、E2:夫々のローラE1
E2 1 1 1 の弾性係数)、R:相対曲率半径−一−十−R1R2 1(R,、R,2:各ローラの曲率半径)更に転勤時に
生じるせん断応力は内部で最大振幅となり、その値は、
両振りせん断応力τxy=0、25 Pmax (深さ
0.5b)片振りせん断応力τ45°=0.30Pma
x(深さ0.786b)である。
1 1 弾性係数−一−+ −(El、E2:夫々のローラE1
E2 1 1 1 の弾性係数)、R:相対曲率半径−一−十−R1R2 1(R,、R,2:各ローラの曲率半径)更に転勤時に
生じるせん断応力は内部で最大振幅となり、その値は、
両振りせん断応力τxy=0、25 Pmax (深さ
0.5b)片振りせん断応力τ45°=0.30Pma
x(深さ0.786b)である。
; なお、この値は接触面に接線力が作用しない場合で
ある。
ある。
接線力が作用する場合はややこの値が異って来るが、摩
擦係数0.1程度迄は数%しか変わらず、一般の純ころ
がり接触面に対しては上記の式を適用して実用上、問題
は無い。
擦係数0.1程度迄は数%しか変わらず、一般の純ころ
がり接触面に対しては上記の式を適用して実用上、問題
は無い。
次に材料のせん断降伏点をτにとする。
内部が加工硬化するのけて45°(またはτxy)≧τ
にとなる領域で、負荷転勤後の典型的な硬度分布パター
ンは第2図のようになる。
にとなる領域で、負荷転勤後の典型的な硬度分布パター
ンは第2図のようになる。
Hvlは初期硬度、Hv2は負荷転勤後(加工硬化後)
の最大硬度である。
の最大硬度である。
α−Hv2/Hvlは実働時のβ−τ45°/τk、転
勤繰返し数nに依存し、βやnが増す程αは大きくなる
。
勤繰返し数nに依存し、βやnが増す程αは大きくなる
。
βの限界はτ45°が材料のせん断強さ迄、nは5×1
06回迄がαの増加に寄与できる。
06回迄がαの増加に寄与できる。
第2図の硬度分布で、最大値が生じる深さはτXy1
τ45°が最大となる深さに対応しており、深さy−(
o、5〜0.786)bである。
τ45°が最大となる深さに対応しており、深さy−(
o、5〜0.786)bである。
すなわち、最大硬度Hv2や深さyは0式の各値及び繰
返し数nによって一義的に決まる性質をもつ。
返し数nによって一義的に決まる性質をもつ。
なお、加工ローラは、被加工硬化ローラよりも硬度をは
るかに高くする必要がある。
るかに高くする必要がある。
次にその実施例を説明する。
第3図は、曲率半径の異る加工ローラABCを用い、荷
重Pを変化して、被加工硬化ローラDと、夫々のローラ
ABCと組合わせた場合のヘルツ応力Pmaxを同じに
した場合である。
重Pを変化して、被加工硬化ローラDと、夫々のローラ
ABCと組合わせた場合のヘルツ応力Pmaxを同じに
した場合である。
この夫々のローラABCと組合わせた場合は、3本の硬
度分布が生じるが、最終的には第4図4の実線の分布に
なる。
度分布が生じるが、最終的には第4図4の実線の分布に
なる。
この実線の形は、加工ローラABCの順序に依らない。
これは一旦加工硬化すれば降伏点が上昇し、次に初期降
伏点を超えた応力が作用しても、その値が加工硬化後の
降伏点以下であれば、伺の加工硬化も付与されないこと
に依る。
伏点を超えた応力が作用しても、その値が加工硬化後の
降伏点以下であれば、伺の加工硬化も付与されないこと
に依る。
次に第3図と同様の加工ローラABCを用い、荷重Pを
一定とした場合には、第5図に実線で示されるような硬
度分布となる。
一定とした場合には、第5図に実線で示されるような硬
度分布となる。
このように、荷重P、相対曲率半径R1等価弾性係数E
、ローラ有効幅l、転動(り返し数nを適当に変えて行
; き、それらを組合わせれば、はぼ任意の内部硬さを
もつローラを製作することができる。
、ローラ有効幅l、転動(り返し数nを適当に変えて行
; き、それらを組合わせれば、はぼ任意の内部硬さを
もつローラを製作することができる。
このようにして製作したローラの使用面圧は、面圧と直
線的な関係にあるせん断応力が、加工硬化後の材料のね
じり疲労限を超えなげれば実用上9問題ない。
線的な関係にあるせん断応力が、加工硬化後の材料のね
じり疲労限を超えなげれば実用上9問題ない。
なお、ねじり疲労限を超える場合は繰返し数を規定する
必要がある。
必要がある。
内部が加工硬化することは、その硬度上昇分だけ降伏点
が上昇し、事実上材料が強化されたことになる。
が上昇し、事実上材料が強化されたことになる。
したがって本発明によれば直径が異なる複数個の加工ロ
ーラ5を被加工ローラの表面に異なる押圧力で接触させ
ながら転勤をくり返し、被加工ローラの内部を一定性さ
にわたって硬化することによりローラを製作するので、
熱処理変形や製作コストの問題を解決でき、またローラ
径(寸法)を大きくして面圧9を下げる必要もなく、コ
ンパクトな高強度ローラが安価に得られる。
ーラ5を被加工ローラの表面に異なる押圧力で接触させ
ながら転勤をくり返し、被加工ローラの内部を一定性さ
にわたって硬化することによりローラを製作するので、
熱処理変形や製作コストの問題を解決でき、またローラ
径(寸法)を大きくして面圧9を下げる必要もなく、コ
ンパクトな高強度ローラが安価に得られる。
特に機械加工を行なわず内部のみの加工硬化ができるの
で、製作時、使用中のものいずれに対しても容易に転り
強度の上昇を実施できる。
で、製作時、使用中のものいずれに対しても容易に転り
強度の上昇を実施できる。
5図面の簡単な説明
第1図は2円高を負荷転動した場合のヘルツ応力を示す
要部斜視図、第2図は負荷転勤後の硬度分布を示す表面
からの深さ一内部かたさ関係図、第3図は本発明の実施
例を示す模式図、第4図はフ荷重変化した場合の表面か
らの深さ一内部かたさ関係図、第5図は荷重一定にした
場合の表面からの深さ一内部かたさ関係図である。
要部斜視図、第2図は負荷転勤後の硬度分布を示す表面
からの深さ一内部かたさ関係図、第3図は本発明の実施
例を示す模式図、第4図はフ荷重変化した場合の表面か
らの深さ一内部かたさ関係図、第5図は荷重一定にした
場合の表面からの深さ一内部かたさ関係図である。
Claims (1)
- 1 直径が互に異なる複数個の加工ローラを、被加工ロ
ーラの表面に異なる押圧力で接触させながら転勤をくり
返し、前記被加工ローラの内部を一定深さにわたって硬
化させるようにしたことを特徴とするローラ製作法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10515077A JPS5819427B2 (ja) | 1977-09-01 | 1977-09-01 | ロ−ラ製作法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10515077A JPS5819427B2 (ja) | 1977-09-01 | 1977-09-01 | ロ−ラ製作法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5438248A JPS5438248A (en) | 1979-03-22 |
JPS5819427B2 true JPS5819427B2 (ja) | 1983-04-18 |
Family
ID=14399684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10515077A Expired JPS5819427B2 (ja) | 1977-09-01 | 1977-09-01 | ロ−ラ製作法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5819427B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0511377Y2 (ja) * | 1985-03-08 | 1993-03-22 |
-
1977
- 1977-09-01 JP JP10515077A patent/JPS5819427B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5438248A (en) | 1979-03-22 |
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