JPS58193347A - 極低温特性にすぐれたオ−ステナイト系ステンレス鋼 - Google Patents

極低温特性にすぐれたオ−ステナイト系ステンレス鋼

Info

Publication number
JPS58193347A
JPS58193347A JP7569782A JP7569782A JPS58193347A JP S58193347 A JPS58193347 A JP S58193347A JP 7569782 A JP7569782 A JP 7569782A JP 7569782 A JP7569782 A JP 7569782A JP S58193347 A JPS58193347 A JP S58193347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stainless steel
steel
heat treatment
austenitic stainless
cryogenic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7569782A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61416B2 (ja
Inventor
Kiyohiko Nohara
清彦 野原
Shigeharu Suzuki
重治 鈴木
Tsunehiko Kato
加藤 恒彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP7569782A priority Critical patent/JPS58193347A/ja
Publication of JPS58193347A publication Critical patent/JPS58193347A/ja
Publication of JPS61416B2 publication Critical patent/JPS61416B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は極低温特性にすぐれたオーステナイト系ステン
レス鋼に係り、特!1c500〜800℃のNb、Sn
超電導体のワインドアンドリアクト析出熱処理後の液化
ヘリウム温度(4,2K)Kおける極低温特性にすぐれ
たオーステナイト系ステンレス鋼!/C@する。
超電導利用技術はいずれも世界各国において国家的規模
で開発研究が進められている大きな可能性をもった将来
技術であって、その中心は高性能の超電導磁石の開発に
あるといえる。
すなわち、線材の超電導体゛としては主としてNbTi
合金の使用が考えられるが、これは液化ヘリウム′温度
(4,2K)以下において高磁場における臨界電流密度
が低下するため高々5テスラ級磁石への使用が想定され
る。それ以上の大容量超電導磁石の製作には次の2つが
考えられる。
(イ)液化Heの超流動を利用する。
―)超電導体としてNb、8n金属間化合物を使用する
しかし0)は技術的には可能であるがエネルギー収支上
問題がある。(ロ)はNb、S!1が金属間化合物であ
るためNbTi  化合物に比べ可塑性がきわめて悪い
という問題がある。これに対処する方法としてワイアド
ア7ドリアクト(Wind and React ) 
 法が考えられており、金属陽およびanのフィラメン
トをコイル状に配置し、極低温構造材とともに組立加工
し、その後熱処理tJIiしてNb、Snを反応析出さ
せる。この場合、極低温構造材として用いられるオース
テナイト系ステンレス鋼が、このワインドアンドリアク
ト熱処理によって組織変化を起こしJ磁石使用時の極低
温性能が熱処理を行わないときに比べて大幅に劣化する
という大問題がある。
本発明の目的は、この従来技術の問題点を解決し、ワイ
ンドアンドリアクト熱処理の実施後においても極低温特
性にすぐれたオーステナイト系ステンレス鋼を提供する
Kある。
本発明のこの目的は次の2発明によって達成される。
第1発明の要旨とするところは次のとおりである。すな
わち1重量比にてC:o、o1〜0,10%。
Si:0.3〜1.0%、 Mn : 0.5〜2.0
%、 Ni :6.0〜20.0%、Cr : 14.
0〜26.0%、N+0.05〜0.30%を含み残部
が実質的にFeより成る鋼にお埴て、更K O,2%以
上でありかつ下記(1)式を満足する■を含有すること
を特徴とする極低温特性にすぐれたオーステナイト系ス
テンレス鋼である。
(A−1,5)%くV<(A+0.5)% ・(1)但
し A= 0.05 Cr (x)+ 4.0 (C十
N ) (X)第2発明の要旨とするところは第1発明
と同一成分の他に更KMo1TiおよびNbのいずれか
1種を含む極低温特性にすぐれたオーステナイト系  
−。
ステンレス鋼である。
従来のオーステナイト系ステンレス鋼を溶体化処理後、
500〜800℃ONb、Sn析出熱処理温度で熱処理
を行い、4.2にで極低温性質を調査したところ例外な
く延性と靭性が大幅に低下し、また超電導磁石構造材料
として要求される耐力も30kf/−程度であって不十
分であることが分った。
この延性および靭性の極端な低下は主として析出熱処理
中に生ずるCr縦化物およびセメンタイトの粒界析出に
よるものでありhiた耐力不足は固溶強化不足によるも
のであることを知見したので種々実験的検討を重ねぇ結
果、前者についてはCr、C,N含有量から計算される
パラメータA−0,0s Cr K) +4.0 (c
’+N )  (%)に対応して■を (A  1.!5 ) %<、 V≦(A+0.5 )
% ・・・α)の範囲添加することにより、tた後者に
ついてはCよりもむしろNを大量に添加することによp
問題を解決できることを見い出しえ。本発明はこの知見
に基づいてなされ喪ものである。
これを次の基礎実験によって説明する。第1嵌に示す2
つのオーステナイト系ステンレス鋼をそれぞれ700℃
X 50 hrの析出熱処理を実施し、熱処理前後の4
.2KKおける引張試験を行いその応カー伸びの関係を
調査し友。
第  1  表 なお供試鋼AIは従来の通常のオーステナイト系ステン
レス鋼で6.り、A2は&1の成分にNおよびvt−適
量添加した本発明の成分を有するオーステナイト系ステ
ンレス鋼である。
その調査結果の引張層性曲線を、供試鋼A1については
1111図に、雇2については第2図にそれぞれ示し友
、第1図において従来鋼は熱処理後。
耐力と伸びが大幅に低下しているが、嬉2図の本発明鋼
においては、N、Vの添加により熱処理後においても耐
力、延性がすぐれていることが分る。
なシこの場合、オーステナイト系ステンレス鋼と・して
は単1csUs304系のみKとどまらず。
Mo、TI、Nbなどの1種を含有する系についても所
期の目的が達成しうることを確認し九。
次に本発明のオーステナイト系ステンレス鋼の成分限定
理由について説明する。
C+ Cは鋼の強度を増すため必要であるが、o、i。
%を越すと極低温靭性llC悪影響があり、0.01%
未満では強度と磁気特性が劣化するので0.01〜0.
10%の範囲に限定した。
Si: Siは脱酸に必要であり0.3′%未満では脱酸が十分
できないので下限を0.3%、また1、0%を越すと極
低温靭性が劣化するので上限ft1.0%に限定し九。
Rdn+ MnもStと同様に脱酸に6b1!で6J、脱酸のため
0.5%以上必要であるが、2.0%を越すと極低温靭
性が劣化するので0.5〜LOXの範囲に限定し喪。
Niはオーステナイト系ステンレス鋼を特徴づける元素
であり、6.0%未満ではオーステナイトが維持できな
くなると同時に靭性や耐食性が損なわれ、20.0%を
越すとコストの上昇管まねくので6.0〜20.0%の
範囲に限定し友。
Cr: Crもオーステナイト系ステンレス鋼を%微ツける元素
であり、14.0%未満では耐食性が劣化し%26.0
%を越すと析出熱処理による材質劣化に対するV添加改
善作用の効果が望めなくなるので14.0〜26.0%
の範囲に限定し九。
N: Nは強度上必要であるが、0.05%未満では極低温に
おける・耐力増加の効果がなく、1九〇、30%を越す
と靭性が劣化すると共に熱間加工性が害されるので0.
05〜0.30%の範囲に限定した。
V: ■は析出熱処理による極低温特性劣化を抑制すb本発明
における最も特徴的な元素であシ、その効果は機構的K
Cr%C%Nとの相互作用を受けるためにパラメーfi
  A−0,05Cr(X)+4.0((’−cN)(
x)を用いてその範囲を限定する必要が69゜(A−1
,!S)%および0.2 X未満では所要の改善効果が
発揮できず、  (A+0.5 ) Xを越して含有す
ると改善効果は飽和してそれ寝増加しないにかかわらず
被剛性の低下とコストアップを生ずるので。
■の下限を0.2%および(A−1,5)%以上、上限
を(A+0.5 ) X以下に限定した。
上記限定量をもって析出熱旭理後にすぐれ九極低温特性
を示すオーステナイト系ステンレス鋼を得ることができ
る。
実施例 第2表に化学成分を示す本発明例、従来例ならびに本発
明の限定条件かられずかに逸脱し九参考例について2通
常の電気炉で溶製した後、炉外真空精錬炉において精錬
し九〇ち分塊、熱延、冷延を注意深く行い仕上連!!焼
鈍を経て1.5−の最終製品とし喪。
これらの冷延鋼板を700℃X 50 hrの析出処理
を行い、析出処理前後の液化He@t(4,2K)Kお
ける極低温特性シよび析出処理前の熱間加工性および機
械加工性の調査結果を嬉31IK示した。
なお熱間加工性はくさび型試片忙よる熱延実験九より調
査し5機械加工性は打抜および被削性試験によシ評価し
た。なお極低温特性は4.2に、熱間加工性は熱延温度
、および機械加工性は室温においてそれぞれ調査した。
第3表において明らかなとおり、従来例ム3〜6の析出
熱処理前の耐力は30〜40ke/−であり、少くとも
60 kp/mJ以上という要求を満足させるのは離し
い、更に析出熱処理後の伸び、衝撃値が極端に低下して
いる。これに対し本発明例は析出熱処理前後の耐力がい
ずれも70輪輪縁−上あり、熱処理後も伸びおよび衝撃
値の劣化が殆んど見られず、しかも透磁率も熱II&理
前後で変化せず比較的低値で僚友れている。また熱間加
工性や機械加工性も良好でなんら問題がない。
しかるに本発明の限定条件をわずかに満足していない参
考例においては、113がNが過少のため耐力が不足し
、414はVが下限より低い九め析出熱処理後の延性お
よび靭性の劣化が著しい。
また蔦15はNが過剰のため熱間加工性が不良となり、
A16は■が上限より多く機械加工性が不良となってい
る。
本発明は上記実施例からも明らかな如く、オーステナイ
ト系ステンレス鋼の成分を限定し5%にCr、C,Nと
の関連においてVを限定添加することにより、500〜
800℃の超電導体の析出熱処理後の液化He温度にお
ける極低温特性にすぐれたオーステナイト系ステンレス
鋼を得ることができた。
また本発明は超電導利用技術の将来から考えて次の如き
広い応用が期待できる。
(イ)粒子加速器や超電導発電機用超電導磁石構造材料
のみならず、 Nb、8m析出熱処理を要する種々の超
電導磁石用構造材料として適用できる。
(ロ) Nb、S!!超電導体以外の例えばV、Gaや
Nb、Geなどの将来製の超電導体にも応用できる。
(う 超電導利用技術一般のほか、IIL化水素利用技
術、液化天然ガスなどの構造材として溶接後低温で使用
される場合にも適用で書る。
【図面の簡単な説明】
添付図面は700℃X 50 hrの析出熱処理前後の
4.2Kにおける引張塑性曲線を比較して示したもので
、第1図は従来鋼、第2図は本発明鋼の場合である。 代理人 中 路 武 雄

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  重量比にてC:0.01〜0.10%、Sl
    :0、3〜1.0%、 Mn : 0.5〜2.0%、
    Ni:6.0〜20.0%、Cr r 14.0〜26
    .0%、N:0.05〜0.30%を含み残部が実質的
    WCFeより成る鋼において、更K O,2%以上であ
    りかつ下記a)式を満足する■を含有することを特徴と
    する極低温特性にすぐれたオーステナイト系ステンレス
    鋼。 (A−1,5)%≦V<(A+0.5)%  ・・・(
    1)但し A= 0.05 Cr (%) +4.0 
    (C+N ) (X’:Q)重量比忙てC:0.01〜
    0.10%、Si :0、3〜1.0%、Mn : 0
    .5〜2.0%、 Ni : 6.0〜20.0%、 
    Cr + 14.0〜26.0%、N:0.05〜0.
    30%の他に更にMo、TiおよびNbのいずれか1種
    を含み残部が実質的にFeより成る鋼において、更に0
    .2%以上であpかつ下記(1)式を満足するVを含有
    することを特徴とする極低温特性にすぐれ九オーステナ
    イトステンレス鋼、(A−1,s)XくVく(A+o、
    s)X   −(1)但し A= 0.05 Cr (
    91;)+4.0 (C+N ) (%)
JP7569782A 1982-05-06 1982-05-06 極低温特性にすぐれたオ−ステナイト系ステンレス鋼 Granted JPS58193347A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7569782A JPS58193347A (ja) 1982-05-06 1982-05-06 極低温特性にすぐれたオ−ステナイト系ステンレス鋼

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7569782A JPS58193347A (ja) 1982-05-06 1982-05-06 極低温特性にすぐれたオ−ステナイト系ステンレス鋼

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58193347A true JPS58193347A (ja) 1983-11-11
JPS61416B2 JPS61416B2 (ja) 1986-01-08

Family

ID=13583659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7569782A Granted JPS58193347A (ja) 1982-05-06 1982-05-06 極低温特性にすぐれたオ−ステナイト系ステンレス鋼

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58193347A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4675156A (en) * 1984-08-20 1987-06-23 Nippon Steel Corporation Structural austenitic stainless steel with superior proof stress and toughness at cryogenic temperatures
JP2008045177A (ja) * 2006-08-18 2008-02-28 Daido Steel Co Ltd 高強度高弾性型ステンレス鋼及びステンレス鋼線
WO2014203302A1 (ja) * 2013-06-17 2014-12-24 株式会社Ihi 析出硬化型ステンレス鋼及びステンレス鋼部品

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4675156A (en) * 1984-08-20 1987-06-23 Nippon Steel Corporation Structural austenitic stainless steel with superior proof stress and toughness at cryogenic temperatures
JP2008045177A (ja) * 2006-08-18 2008-02-28 Daido Steel Co Ltd 高強度高弾性型ステンレス鋼及びステンレス鋼線
WO2014203302A1 (ja) * 2013-06-17 2014-12-24 株式会社Ihi 析出硬化型ステンレス鋼及びステンレス鋼部品
JP5974380B2 (ja) * 2013-06-17 2016-08-23 株式会社Ihi 析出硬化型ステンレス鋼及びステンレス鋼部品、並びに析出硬化型ステンレス鋼の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61416B2 (ja) 1986-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2914457B2 (ja) Zirlo型材料
US4675156A (en) Structural austenitic stainless steel with superior proof stress and toughness at cryogenic temperatures
Niikura et al. Thermal processing of ferritic 5Mn steel for toughness at cryogenic temperatures
CN1091162C (zh) 铁钴合金
GB1595707A (en) Ferrous alloys
JPS61270356A (ja) 極低温で高強度高靭性を有するオ−ステナイト系ステンレス鋼板
JP2978427B2 (ja) 極低温用高Mn非磁性鋼及び製造方法
JPH0536481B2 (ja)
JPS62270721A (ja) 極低温用高Mnオ−ステナイトステンレス鋼の製造方法
JPS58193347A (ja) 極低温特性にすぐれたオ−ステナイト系ステンレス鋼
JP2909089B2 (ja) マルエージング鋼およびその製造方法
JPH0472013A (ja) 耐濃硫酸腐食性に優れた二相ステンレス鋼の製造方法
Lee Relationship between austenite dislocation density introduced during thermal cycling and M s temperature in an Fe-17 wt pct Mn alloy
JP2007262582A (ja) 超伝導磁石構成部材
JPS63216946A (ja) 形状記憶合金
JPS61170545A (ja) 耐錆性の優れた極低温用高マンガン鋼
JPS6070166A (ja) 耐クリ−プ耐酸化性低合金鋼
JPH04272130A (ja) ドリル加工性に優れた高Mn非磁性鋼の製造方法
JPH04154938A (ja) 応力腐食割れ感受性の小さい高Mn非磁性鋼
RU2105369C1 (ru) Титан для кабелепровода в сверхпроводящей катушке
JP3864600B2 (ja) 極低温用高Mn非磁性鋼板の製造方法
JPS59211552A (ja) 靭性の良好なマルテンサイト系高Cr鋼
JPH1171655A (ja) 溶接部の極低温特性の優れた金属間化合物超伝導材支持用ステンレス鋼板とその製造方法
JPH02205631A (ja) Nb↓3Sn生成熱処理後の極低温特性に優れた高Mn非磁性鋼の製造方法
JPS61143563A (ja) 耐錆性極低温用高マンガン強靭鋼