JPS5819318Y2 - 空燃比制御装置 - Google Patents

空燃比制御装置

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JPS5819318Y2
JPS5819318Y2 JP1976026463U JP2646376U JPS5819318Y2 JP S5819318 Y2 JPS5819318 Y2 JP S5819318Y2 JP 1976026463 U JP1976026463 U JP 1976026463U JP 2646376 U JP2646376 U JP 2646376U JP S5819318 Y2 JPS5819318 Y2 JP S5819318Y2
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JP
Japan
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signal
air
control
fuel ratio
circuit
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JP1976026463U
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JPS52118825U (ja
Inventor
秀士 小関
高明 上野
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日産自動車株式会社
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関の空燃比制御装置に関するものである
最近、自動車の有害排気ガスを減少させるための一方法
として、エンジンの排気ガス成分に関する情報によって
空燃比を制御するフィードバック方式の空燃比制御装置
が提案されている。
この方式は、例えば第1図に示すごとく、エンジン1の
排気ガス成分(例えば02.CO5CO2,HC9NO
x等)の濃度を排気管2に設けた排気センサ3で検出し
、該排気センサ3の出力と設定値(設定空燃比に対応し
た値)との偏差を偏差検出回路4(差動増幅器、比較器
等)で検出し、制御回路5によって上記偏差に応じた制
御信号(例えば偏差に比例する比例分信号、又は偏差を
積分した積分分信号、もしくはこれら両信号を加算した
信号等)を作り、その制御信号に基づいて燃料調量装置
6(気化器、燃料噴射装置等)の燃料供給量や空気供給
量を付加的に制御(燃料調量装置は運転者がスロットル
弁を操作する事等の他の要素によっても当然制御される
)することにより、エンジン1に供給する混合気の空燃
比を設定空燃比に維持するように構成されている。
そしてこの設定空燃比を、例えば排気浄化装置7(触媒
装置、リアクタ装置等)の最適動作点に設定すれば、各
種の運転状態において排気ガス中の有害成分を効率よく
減少させることが出来る。
例えば、排気浄化装置としてCO及びHCの酸化とNO
xの還元とを同時に行なう三元触媒装置を用いる場合に
は、設定空燃比を理論空燃比近傍の値に設定する。
上記のごとき空燃比制御装置においては、空燃比の変化
を排気系で検出しているため、制御信号によって燃料調
量装置が制御されて空燃比が変化した時点から、その空
燃比の変化がエンジンを通って排気系に設けた排気セン
サに到達するまでに遅れが生じ、この制御系の遅れ時間
によって制御信号にハンチングが生ずる。
そのため空燃比も設定空燃比を中心として過濃側と希薄
側とに脈動し、この脈動の平均値が設定空燃比と一致す
るように制御される。
しかし上記の脈動の幅があまり大きいとエンジン回転が
不安定になり、また排気浄化装置に与える排気ガスは、
出来るだけ排気浄化装置の最適動作点に一致させること
が望ましいので、脈動の幅を出来るだけ小さくすること
が必要である。
従来の装置においては、制御可能な範囲を広くするため
、制御信号による空燃比(空気量と燃料量との比A/F
)の変化幅を2〜3と比較的大きくしてあり、そのため
空燃比の脈動幅がA/Fで0゜7〜1.0程度と大きく
なる。
本考案は上記の欠点を解消するため、制御信号の変化範
囲すなわち該制御信号による全制御範囲(A/Fで2〜
3)内に比較的狭い制御帯域(A/Fで0.3〜0.5
)を設定し、その制御帯域内に制御信号を制限し、制御
信号の値が該制御帯域の上限又は下限の値を所定時間以
上継続した場合に、上記制御帯域を全制御範囲内で移動
させることにより、制御可能範囲は従来と同様に広く、
シかも空燃比の脈動幅を狭くすることのできる制御性の
良い空燃比制御装置を提供することを目的とする。
以下図面に基づいて本考案を詳細に説明する。
第2図は本考案の一実施例のブロック図であり、第1図
の制御回路5の部分を示す。
第2図において、8は偏差信号の入力端子、9は制御信
号の出力端子である。
また10は偏差信号の変化に比例した比例分信号を出力
する比例回路、11は偏差信号を積分した積分分信号を
出力する積分回路であり、上記比例分信号と積分分信号
とを加算回路12で加算した信号が従来の制御信号とな
る。
また13は上記加算回路12の出力の変化幅を制限する
ため上記出力の上限と下限を限定する限定回路である。
なお積分回路11の飽和値を適当な値に設定すれば、限
定回路13を省略することが出来る。
また14は偏差信号が所定時間以上高レベルを継続した
とき増加トリガ信号を出力する高レベル時間判別回路、
15は偏差信号か゛所定時間以上低レベルを継続したと
き減少トリガ信号を出力する低レベル時間判別回路、1
6は上記増加トリガ信号又は減少トリガ信号に応じて所
定の値だけ出力信号レベルを増加又は減少させる増減演
算回路、17は加算回路である。
第2図の回路において、通常、比例分信号と積分分信号
を加算した信号は、限定回路13で限定された変化幅内
で変動(上限又は下限に達すると飽和する)シ、該信号
と所定の基準信号(増減演算回路16の基準出力)とを
加算した信号が出力端子9から制御信号として出力され
る。
上記の状態において、例えば混合気が過濃側に片寄り、
偏差信号が高レベル(極大側)を所定時間継続すると、
加算回路12の出力が例えば限定回路13の上限に達し
、この状態が所定時間継続すると高レベル時間判別回路
14が増加トリガ信号を出力し、それによって増減演算
回路16の出力が所定レベルだけ増加する。
この増減演算回路16の出力と限定回路13の出力とを
加算した信号が制御信号となる。
すなわち増減演算回路16の出力が増加した分だけ制御
信号のレベルが全体的に高くなる。
一方、混合気が希薄側に片寄り、偏差信号が低レベル(
極小側)を所定時間継続した場合には、上記と逆に加算
回路12の出力が下限に達し、低レベル時間判別回路1
5が減少トリガ信号を出力し、それによって増減演算回
路16の出力が所定レベルだけ減少し、制御信号のレベ
ルがその分だけ全体的に低下する。
したがって第2図の回路においては、制御信号の脈動幅
は限定回路13で限定される変化幅すなわち制御帯域に
制限され、混合気が過濃側又は希薄側に大きく片寄るこ
とによって制御信号の値が制御帯域の上限又は下限の値
を所定時間以上継続すると、制御帯域を全制御範囲内で
移動させるように構成している。
そのため空燃比が短時間だけ一方向に偏って制御信号が
短時間だけ制御帯域からはずれるような場合には制御帯
域を移動させないので、過剰制御によるハンチングが生
じることがなく、制御の安定性が向上する。
また、空燃比が大巾に偏って制御信号の値が制御帯域の
上限又は下限の値を所定時間以上継続した場合には、制
御信号のレベルを全体的に増加又は減少させるので、全
体の制御範囲は大きくすることが出来、制御性が向上す
る。
なお上記の回路においては、偏差信号の片寄り時間を検
出することによって制御信号が制御帯域の上限又は下限
に所定時間継続していることを検出している。
また偏差信号の代りに排気センサ出力又は該出力を増幅
した信号を用いてもよい。
次に第3図は本発明の一実施例図であり、増加、減少の
判別部分をディジタル回路で構成した回路を示す。
また第4図は第3図の回路の信号波形図であり、A−H
は第3図の同符号を付した個所の信号波形を示す。
また第3図において第2図と同符号は同一物を示す。
第3図の回路において、カウンタ19及び20は発振器
18から与えられるクロックパルスAをカウントし、リ
セット端子Rに与えられる信号によってリセットされる
そしてカウンタ19のリセット端子Rには偏差信号Bが
、カウンタ20のリセット端子Rには偏差信号Bをイン
バータ21で反転した信号が与えられる。
したがってカウンタ19は偏差信号が高レベルのときカ
ウントし、カウンタ20は偏差信号が低レベルのときカ
ウントする。
第4図C,DにおいてC及びRはカウント及びリセット
の区間を示す。
次に混合気が片寄って偏差信号が高レベルを所定時間継
続すると、カウンタ19が飽和し、パルスP1を出力す
る。
このパルスP1はオア回路22を介してアツブタ゛ウン
カウンタ23に与えられる。
アップダウンカウンタ23のカウントアツプとカウント
ダウンの制御端子UDには偏差信号Bが与えられており
、アップダウンカウンタ23は偏差信号Bが高レベルの
ときにはカウントアツプし、低レベルのときにはカウン
トダウンする。
この場合偏差信号は高レベルになっているからパルスP
1が与えられた時はアップダウンカウンタ23はカウン
トアツプし、その出力をD−A変換器24でアナログ信
号に変換した信号は、第4図Gに示すごとく、レベル■
1からレベル■2に上昇する。
上記のレベルV2と限定回路13の出力とが加算回路1
7で加算されるので、制御信号は第4図Hに示すごとく
、レベルV1と■2の差だけ上方に移動する。
なお第4図E(7)U及びDは、アップダウンカウンタ
23のカランI・アップ区間及びカウントダウン区間を
示す。
次に上記の状態において偏差信号Bが所定時間低レベル
を継続すると、カウンタ20が飽和し、パルスP2を出
力する。
この場合偏差信号Bは低レベルになっているから、アッ
プダウンカウンタ23はカウントダウンし、D−A変換
器24の出力はレベルv2からレベルv1に低下する。
その後、更に偏差信号Bが所定時間低レベルを継続する
と、カウンタ20が再び飽和し、パルスP3を出力する
そしてD−A変換器24の出力はレベルV1からレベル
■3に低下する。
すなわち第3図の回路においては、制御信号が限定回路
13の上限又は下限に達すると飽和するので、制御信号
の脈動幅は第4図HのW2で示す制御帯域に制限され、
かつ制御信号の全体の変化幅すなわち制御範囲はWlに
なる。
従来の装置の場合には、制御信号が第4図Hの破線で示
すように変化するので、脈動幅はW2′になる。
なお第4図Hは比例分信号を省略して積分分信号のみを
表示したものである。
なお第4図においては、アップダウンカウンタ23の出
力がVl、■2.V3の3段階に変化する場合を例示し
たが、偏差信号の片寄り具合によっては更に上昇又は下
降する場合がある。
すなわち第4図HのWlは更に広い範囲になり得る。
次に、第5図は本発明の他の実施例図であり、増加、減
少の判別部分をアナログ回路を構成した回路を示す。
また第6図は第5図の回路の信号波形図であり、I−O
は第5図の同符号を付した個所の信号波形を示す。
また第5図において第2図と同符号は同一物を示す。
第5図の回路において、偏差信号Iを抵抗R1とコンデ
ンサC2の平均化回路で平均化した信号Jが比較器25
及び26に与えられる。
比較器25は信号Jが上限値EU組以上なると低レベル
の信号を出力し、比較器26は信号Jが下限値E1−以
下になると高レベルの信号を出力する。
上記の比較器25の出力をコンデンサC2と抵抗R2の
微分回路で微分した信号にと、比較器26の出力をコン
テ゛ンサC3と抵抗R3の微分回路で微分した信号りと
を、それぞれダイオードD1及びD2を介して加算した
信号Mを作る。
そしてその信号Mを演算増幅器27、コンデンサC4及
び抵抗R4で構成される積分回路に与える。
積分回路の出力Nは、信号Mが低下したとき増加し、信
号Mが上昇したとき低下する。
この信号Nと限定回路13の出力とが加算回路17で加
算され、制御信号Oとして出力端子9から出力される。
なお第6図は、偏差信号■が第4図Bと同じ変化をした
場合の動作波形を示す。
以上説明したごとく本発明によれば、制御信号の脈動幅
を狭くすることによって、空燃比の脈動幅を狭くするこ
とが出来、かつ全体の制御範囲は広い範囲に保つことが
出来るので、制御性、安定性が向上し、また空燃比の脈
動幅を狭くすることによって三元触媒を転換効率の良い
範囲で使用出来るので、排気浄化性能も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用する空燃比制御装置の一例図、第
2図及び第3図はそれぞれ本発明の実施例図、第4図は
第3図の回路の信号波形図、第5図は本発明の実施例図
、第6図は第5図の回路の信号波形図である。 符号の説明 1・・・・・・エンジン、2・・・・・・
排気管、3・・・・・・排気センサ、4・・・・・・偏
差検出回路、5・・・・・・制御回路、6・・・・・・
燃料調量装置、7・・・・・・排気浄化装置、8・・・
・・・入力端子、9・・・・・・出力端子、10・・・
・・・比例回路、11・・・・・・積分回路、12・・
・・・・加算回路、13・・・・・・限定回路、14・
・・・・・高レベル時間判別回路、15・・・・・・低
レベル時間判別回路、16・・・・・・増減演算回路、
17・・・・・・加算回路、18・・・・・・発振器、
19.20・・・・・・カウンタ、21・・・・・・イ
ンバータ、22・・・・・・オア回路、23・・・・・
・アップダウンカウンタ、24・・・・・・D−A変換
器、25.26・・・・・・比較器、27・・・・・・
演算増幅器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.エンジンの排気ガス成分濃度を検出する排気センサ
    と、該排気センサの出力と設定値との偏差信号を出力す
    る偏差検出回路とを備え、上記偏差信号に対応した制御
    信号に基づいてエンジンに供給する混合気の空燃比を制
    御する空燃比制御装置において、上記制御信号の変化を
    制限する制御帯域を設け、上記制御信号の値が上記制御
    帯域の上限又は下限の値を所定時間継続したとき上記制
    御帯域を上昇又は低下させるように構成した空燃比制御
    装置。 2、上記偏差信号又は上記排気センサ出力が極大側又は
    極小側に所定時間以上継続して片寄った場合に、上記制
    御信号の値が上記制御帯域の上限又は下限の値を所定時
    間継続したと判定して上記制御帯域を上昇又は下降させ
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の空燃比制御装置。
JP1976026463U 1976-03-08 1976-03-08 空燃比制御装置 Expired JPS5819318Y2 (ja)

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JP1976026463U JPS5819318Y2 (ja) 1976-03-08 1976-03-08 空燃比制御装置

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JPS52118825U JPS52118825U (ja) 1977-09-09
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4993727A (ja) * 1972-09-28 1974-09-06

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4993727A (ja) * 1972-09-28 1974-09-06

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