JPS5819296Y2 - 冷却水連絡管のシ−ル装置 - Google Patents
冷却水連絡管のシ−ル装置Info
- Publication number
- JPS5819296Y2 JPS5819296Y2 JP1976178641U JP17864176U JPS5819296Y2 JP S5819296 Y2 JPS5819296 Y2 JP S5819296Y2 JP 1976178641 U JP1976178641 U JP 1976178641U JP 17864176 U JP17864176 U JP 17864176U JP S5819296 Y2 JPS5819296 Y2 JP S5819296Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- communication pipe
- cooling water
- communication
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は水冷式内燃機関のシリンダブロック側の水套と
、シリンダヘッド側の水套をつなぐ冷却水連絡管のシー
ル装置に関するもので、シリンダヘッド、シリンダブロ
ックの同軸度が出ていなくとも、又ヘッドパツキンの厚
さを変えて圧縮比を変更する時にも、装着が容易でかつ
ヘッドパツキンが均一に締ます、シかも冷却水連絡管の
部分からの水漏れを無くすることを目的としている。
、シリンダヘッド側の水套をつなぐ冷却水連絡管のシー
ル装置に関するもので、シリンダヘッド、シリンダブロ
ックの同軸度が出ていなくとも、又ヘッドパツキンの厚
さを変えて圧縮比を変更する時にも、装着が容易でかつ
ヘッドパツキンが均一に締ます、シかも冷却水連絡管の
部分からの水漏れを無くすることを目的としている。
従来は例えば第1図の如く、シリンダブロック1からシ
リンダヘッド2への冷却水連絡のために、途中に外向き
フランジ3aを有する1又は複数個(1〜4個)の冷却
水連絡管3を使用している。
リンダヘッド2への冷却水連絡のために、途中に外向き
フランジ3aを有する1又は複数個(1〜4個)の冷却
水連絡管3を使用している。
冷却水連絡管3のシリンダブロック側連絡孔9への挿入
部には、Oリング溝を設け、そこにOリング4を嵌めた
状態で連絡管3を孔9内にかち込み、所定の水圧でも水
漏れがないようにOリング4でシールしている。
部には、Oリング溝を設け、そこにOリング4を嵌めた
状態で連絡管3を孔9内にかち込み、所定の水圧でも水
漏れがないようにOリング4でシールしている。
ライナ6はシリンダブロック1の孔10に嵌合し、ライ
ナ6の外向きフランジ6aとシリンダブロック1の間は
ヘッドパツキン11でシールされている。
ナ6の外向きフランジ6aとシリンダブロック1の間は
ヘッドパツキン11でシールされている。
又ライナ6のインロ一部7とシリンダヘッド2のインロ
一部12によりシリンダヘッド2がライナ6にガイドさ
れ、シリンダヘッド2とライナ6の間はヘッドパツキン
8によりシールされている。
一部12によりシリンダヘッド2がライナ6にガイドさ
れ、シリンダヘッド2とライナ6の間はヘッドパツキン
8によりシールされている。
シリンダヘッド2には連絡管3に対応する数の冷却水連
絡孔13が設けられ、冷却水連絡孔9,13の同軸度に
は精度上のばらつきがあるため、シリンダヘッド下面1
4又は孔13の下縁の面取り部とフランジ3aの間にO
リング5を取付け、加工誤差を吸収し、孔13と連絡管
3をシールしている。
絡孔13が設けられ、冷却水連絡孔9,13の同軸度に
は精度上のばらつきがあるため、シリンダヘッド下面1
4又は孔13の下縁の面取り部とフランジ3aの間にO
リング5を取付け、加工誤差を吸収し、孔13と連絡管
3をシールしている。
しかし機関の最高爆発圧力は規定されており、圧力のば
らつきはヘッドパツキン8,11の厚さで調整されるの
で、フランジ3aとヘッド2との間隙が変わり、Oリン
グ5の圧縮代が小さくなった時には水漏れの原因になる
。
らつきはヘッドパツキン8,11の厚さで調整されるの
で、フランジ3aとヘッド2との間隙が変わり、Oリン
グ5の圧縮代が小さくなった時には水漏れの原因になる
。
又Oリング5の圧縮代が大きい時には、ヘッドボルトを
締付けても、ヘッド2がOリング5から押し上げ゛る力
を受け、ヘッドパツキン8,11を円周全体に亙り均一
に押えることができず、燃焼圧が外部に漏れる原因にな
る。
締付けても、ヘッド2がOリング5から押し上げ゛る力
を受け、ヘッドパツキン8,11を円周全体に亙り均一
に押えることができず、燃焼圧が外部に漏れる原因にな
る。
ヘッドパツキン8,11の厚さを変えて圧縮比を変更す
る時にも水漏れ、圧縮漏れの発生する可能性がある。
る時にも水漏れ、圧縮漏れの発生する可能性がある。
又連絡管3にはフランジ3aがあるため、連絡孔9,1
3の位置がシリンダ中心より遠ざかり、シリンダブロッ
ク1、シリンダヘッド2の重量が増し、水流れも不円滑
になる。
3の位置がシリンダ中心より遠ざかり、シリンダブロッ
ク1、シリンダヘッド2の重量が増し、水流れも不円滑
になる。
本考案は上記従来の問題を解決しようとするもので、第
2図に実施例を示す。
2図に実施例を示す。
第2図に於て第1図中の符号と同一符号は対応部分であ
る。
る。
第2図中93.9 bはシリンダブロック側の冷却水連
絡孔9を形成する同心の大径部と小径部、9Cは段部で
ある。
絡孔9を形成する同心の大径部と小径部、9Cは段部で
ある。
冷却水連絡管15はストレートな円筒状で、環状溝にO
リング4を嵌めた状態で大径部9aに圧入され、その下
端が段部9Cに圧接している。
リング4を嵌めた状態で大径部9aに圧入され、その下
端が段部9Cに圧接している。
冷却水連絡管15の外径は連絡孔9,13の同軸度のば
らつきを許容する大きさとしてあり、従って孔9゜13
の同軸度に狂いがある場合は、連絡管15は連絡孔13
内で偏心した位置を占める。
らつきを許容する大きさとしてあり、従って孔9゜13
の同軸度に狂いがある場合は、連絡管15は連絡孔13
内で偏心した位置を占める。
17はや・梁い環状溝で、内側には樹脂被覆を施したコ
イルばね18が、又その外側にはOリング5が嵌めであ
る。
イルばね18が、又その外側にはOリング5が嵌めであ
る。
19は孔13の下縁に設けた滑らかな円弧状断面の面取
り部である。
り部である。
コイルばね18はその素線が密着しないように螺旋状に
成形され、環状体を形威し、外周にパイプ状の樹脂被覆
20(第3図)を有する。
成形され、環状体を形威し、外周にパイプ状の樹脂被覆
20(第3図)を有する。
樹脂被覆20はOリング5が連絡孔13の内壁から荷重
Pを受けた時、Oリング5の素材がばね18の素線と素
線の間に食込むことを阻止する壁の働きをする。
Pを受けた時、Oリング5の素材がばね18の素線と素
線の間に食込むことを阻止する壁の働きをする。
ばね18は、製造時には第4図Aの如く、その長手方向
と直角な断面の輪郭は直径りの円形であったものが、O
リング5と共に環状溝17に装着した状態で連絡孔13
の内壁から荷重を受けた時は、第4図Bの如くlだけ圧
縮し、Oリング5に対して反発力を及は′シ、拡張ばね
(バックアップスプリング)の機能を果す。
と直角な断面の輪郭は直径りの円形であったものが、O
リング5と共に環状溝17に装着した状態で連絡孔13
の内壁から荷重を受けた時は、第4図Bの如くlだけ圧
縮し、Oリング5に対して反発力を及は′シ、拡張ばね
(バックアップスプリング)の機能を果す。
0 ’Jング5、ばね18及び環状溝17は、連絡孔9
,13の同軸度の狂いを吸収するように予め設計されて
おり、自由状態に於ては、Oリング5が環状溝17から
、例えば直径のキル÷張り出している。
,13の同軸度の狂いを吸収するように予め設計されて
おり、自由状態に於ては、Oリング5が環状溝17から
、例えば直径のキル÷張り出している。
シリンダヘッド2側の連絡孔13には、Oリング5が傷
つかないように面取り部19が設けであるので、ヘッド
2とブロック1の連絡孔の同軸度が出ていなくとも、連
絡管15にヘッド側連絡孔13を円滑に嵌めることがで
き、しかもOリング5は背後にばね18を備えているた
め、Oリング5によりばね18が圧縮され、その反力と
してOリング5は変形しながら環状溝17の上下壁面と
連絡孔13の内壁面及びばね18の外周に圧接し、シー
ル機能を発揮し、水漏れを防止することができる。
つかないように面取り部19が設けであるので、ヘッド
2とブロック1の連絡孔の同軸度が出ていなくとも、連
絡管15にヘッド側連絡孔13を円滑に嵌めることがで
き、しかもOリング5は背後にばね18を備えているた
め、Oリング5によりばね18が圧縮され、その反力と
してOリング5は変形しながら環状溝17の上下壁面と
連絡孔13の内壁面及びばね18の外周に圧接し、シー
ル機能を発揮し、水漏れを防止することができる。
又ヘッドパツキン8,11の厚さに変更があっても、O
リング5の部分のシール性を確保した状態でヘッドパツ
キン8,11部分のシーリングも確実にすることができ
る。
リング5の部分のシール性を確保した状態でヘッドパツ
キン8,11部分のシーリングも確実にすることができ
る。
第5図に於て21は割りを有する樹脂板で、Oリング5
とばね18の間に配置されている。
とばね18の間に配置されている。
この構造によるとOリング5の圧縮時に於ける変形(ば
ね18への食込み)を一層確実に防止することができ、
シール性か゛向上する。
ね18への食込み)を一層確実に防止することができ、
シール性か゛向上する。
なお第2図中、22,23は水套である。
以上説明したように本考案によると、
(1)ヘッドボルトによるシリンダヘッド2の締付力が
ヘッドパツキン8,11に完全に、しかも均一に作用す
るようになり、ガス漏れの恐れはなくなる。
ヘッドパツキン8,11に完全に、しかも均一に作用す
るようになり、ガス漏れの恐れはなくなる。
(2)Oリング5がばね18により背後から支持されて
いるためOリング5の連絡管半径方向への許容変位置を
大巾に増すことができ、ブロック側連絡孔9とヘッド側
連絡孔13の間に位置ずれがあっても、水漏れを防止す
ることができる。
いるためOリング5の連絡管半径方向への許容変位置を
大巾に増すことができ、ブロック側連絡孔9とヘッド側
連絡孔13の間に位置ずれがあっても、水漏れを防止す
ることができる。
(3)圧縮比変更時ヘッドパツキン8,11の厚さを変
更しても、連絡管の機能を維持することができる。
更しても、連絡管の機能を維持することができる。
(4)連絡管15の構造が簡単になる。
(5)連絡管15の位置がシリンダ中心(第2図の右方
)に寄り、ヘッド2、ブロック1の重量が軽減し、剛性
が向上する。
)に寄り、ヘッド2、ブロック1の重量が軽減し、剛性
が向上する。
(6)面取部19を設けたことにより連絡管15を連絡
孔13に嵌挿する際にヘッド2とブロック1の連絡孔の
同軸度が出ていなくとも、Oリングを傷つけることなく
円滑に嵌挿できる。
孔13に嵌挿する際にヘッド2とブロック1の連絡孔の
同軸度が出ていなくとも、Oリングを傷つけることなく
円滑に嵌挿できる。
(7)Oリング5の他にOリングを拡張ばね18でバッ
クアップする構成になっているため、特に高温になるシ
リンダヘッド2に嵌挿されている連絡管15の上手部で
も十分なシールが得られると共に、シリンダヘッド2よ
りも低温のシリンダブロック1側下半部では従来通りO
リング4のみでシールするようにしたのでコストダウン
につながる。
クアップする構成になっているため、特に高温になるシ
リンダヘッド2に嵌挿されている連絡管15の上手部で
も十分なシールが得られると共に、シリンダヘッド2よ
りも低温のシリンダブロック1側下半部では従来通りO
リング4のみでシールするようにしたのでコストダウン
につながる。
(8)樹脂のような硬度のないOリング5を連絡管15
の円筒面外側へ張出すように内側から十分な耐久性を持
ってバックアップする構成になっておリ、このことは、
拡張ばね18を環状の樹脂被覆20で覆うことによって
可能となっている。
の円筒面外側へ張出すように内側から十分な耐久性を持
ってバックアップする構成になっておリ、このことは、
拡張ばね18を環状の樹脂被覆20で覆うことによって
可能となっている。
第1図は従来の構造を示す縦断面部分図、第2図は本考
案による装置の縦断面図、第3図は第2図の部分拡大図
、第4図はは゛ねの作用説明図、第5図は別の実施例を
示すための第3図に対応した図面である。 1・・・・・・シリンダブロック、2・・・・・・シリ
ンダヘッド、4.5・・・・・・Oリング、9・・・・
・・連絡孔(段付孔)、9a・・・・・・大径部、9b
・・・・・・小径部、9C・・・・・・段部、13・・
・・・・連絡孔、15・・・・・・連絡管、17・・・
・・・環状溝、18・・・・・・ばね、19・・・・・
・面取り部、22.23・・・・・・水套。
案による装置の縦断面図、第3図は第2図の部分拡大図
、第4図はは゛ねの作用説明図、第5図は別の実施例を
示すための第3図に対応した図面である。 1・・・・・・シリンダブロック、2・・・・・・シリ
ンダヘッド、4.5・・・・・・Oリング、9・・・・
・・連絡孔(段付孔)、9a・・・・・・大径部、9b
・・・・・・小径部、9C・・・・・・段部、13・・
・・・・連絡孔、15・・・・・・連絡管、17・・・
・・・環状溝、18・・・・・・ばね、19・・・・・
・面取り部、22.23・・・・・・水套。
Claims (1)
- シリンダブロック1の水@22の土壁に上部が大径、下
部が小径の段付孔9を設け、上記段付孔9の大径部9a
に01Jング4を介し冷却水連絡管15を嵌合して連絡
管15の下端を段部9Cに当て、シリンダヘッド2の水
@23の底壁に下縁に面取部19を有する連絡孔13を
設け、一方、連絡管15上半部外周にはやや深い環状溝
17を設け、上記環状溝17の内側に環状の樹脂被覆2
0で覆われた環状の拡張ばね18を、又外側にOリング
5を順次嵌めた状態で、連絡管上半部に上記01Jング
5を介してシリンダヘッド2側の連絡孔13を嵌合し、
上記樹脂環20の強さを拡張ばね18がOリング5に食
い込まない程度に定めたことを特徴とする冷却水連絡管
のシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976178641U JPS5819296Y2 (ja) | 1976-12-27 | 1976-12-27 | 冷却水連絡管のシ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976178641U JPS5819296Y2 (ja) | 1976-12-27 | 1976-12-27 | 冷却水連絡管のシ−ル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5392524U JPS5392524U (ja) | 1978-07-28 |
JPS5819296Y2 true JPS5819296Y2 (ja) | 1983-04-20 |
Family
ID=28785848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976178641U Expired JPS5819296Y2 (ja) | 1976-12-27 | 1976-12-27 | 冷却水連絡管のシ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5819296Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS502926U (ja) * | 1973-05-12 | 1975-01-13 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5351956Y2 (ja) * | 1973-08-14 | 1978-12-12 |
-
1976
- 1976-12-27 JP JP1976178641U patent/JPS5819296Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS502926U (ja) * | 1973-05-12 | 1975-01-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5392524U (ja) | 1978-07-28 |
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