JPS58192204A - 光複合架橋ポリエチレン絶縁電線 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 係わるものである。

架橋ポリエチレン絶縁電線に光フアイバユニットを組み
込んだ光複合配電線の製造にあたっての大きな問題は、
架橋工程における熱に耐える光フアイバユニットの良否
にある。

光ファイバユニソトを組み込む場所としてすでに、中空
導体の中空部内が最適であることが提案され、これに組
み込む光フアイバユニ・ノトとして、第１図、第２図そ
れぞれ断面で示す光ファイ・（ユニットが試作され、架
橋を含む試験を行ったので、その結果について説明する
。

第１図の光ファイバユニントは、ＦＲＰ　　よりなるテ
ンションメンバｌを甲Ｊシ・とじて４本の弗素樹脂被覆
３を施した光ファイバ２を撚り合わせ、各光ファイバ２
の間にできる凹部に介在物４、例えばケブラー〔商品名
〕を添え、その上に弗素樹脂外装５を施したものである
。

この試作において、光フアイバユニットを構成する４本
の光ファイバ２のそれぞれについて、光ファイバユニソ
ト形成後の段階、導体上のポリエチレン架橋を終り、複
合を線化後の段階で、伝送ロスの変化を測定した。

この結果は表１に示される。なお測定波長は０．８５１
１７ｎである。

表　　　　　１ この結果より明らかなことは光フアイバユニットの弗素
樹脂外装５を施す際、ある種のマイクロベンテングを起
していることが推定され、更に架橋の段階で熱履歴によ
り光ファイバの撚りぐせが増長し、マイクロペンデング
が発生することである。

また第２図の光フアイバユニットは外周面に溝を有する
溝付スペーサ６の４つの溝７にすでに説明した弗素樹脂
被覆３を施した光ファイバ２を嵌め込み、その外周に弗
素樹脂外装５を施したものである。本光フアイバユニッ
トを試作し、第１図について説明したのと同様な試験を
行った。この結果は表２に示される。

表　　　　　２ この結果より明らかなことは、架橋工程での熱履歴が光
フアイバユニットの弗素樹脂外装５を第３図に示す部分
図のように熱収縮させ、これが光ファイバ２を抑え付け
るため、光ファイバにマイクロベンデングを発生するこ
とである。

以上説明したように、たとえ第２図に示す光フアイバユ
ニットによってもなお問題が生じるため、本発明はこれ
らの試作、試験を通じ、テン７ヨンメンバ上に耐熱老化
耐熱変形に優れた架橋ポリエチレンまたは高密度ポリエ
チレンを押出し成形し、その際同時にその外周に複数の
長さ方向の溝を形成して溝付プラスチックスペーサとな
し、これらの溝に耐熱性に優れた、例えば前述のような
弗素樹脂系被覆を施した光ファイバを嵌め込んだ光フア
イバユニットを用いることにより、優れた光複合架橋ポ
リエチレン絶縁電線を提供しようとするものである。

以下本発明の実施例について説明する。

第４図は本発明に用いられる光フアイバユニットの一例
の断面を示す。

図において、１１はテンションメンバである。テン７ヨ
ンメンバ１１はＦＲＰまたはケプラーよりなる。

このテン７ヨンメンバ１１の周に未架橋ポリエチレンを
連続的に押出して架橋するか、高密度ポリエチレンを押
出してプラスチックスペーサを作るが、この押出時、そ
の外周に長さ方向の複数條の溝１３が形成され、従って
溝付プラスチックスペーサ１２として形成される。

ここで溝１３の形状は、すくなくともスペーサの半径方
向に対する深さが光ファイバの外径の１．５倍以５− 上となるようにした方が光フアイバ損失増を防き得ると
いう実験結果がでており、充分な裕度をもって光ファイ
バを嵌め込むことのできる空間をもつ溝として形成され
る。溝１３に光ファイバ２を嵌め込んで光フアイバユニ
ットが形成されるが、本発明の場合、すて例説明した第
１図、第２図のものと相違して外装は施されない。

第５図は本発明の一実施例の断面図である。

図において、＋４は予め成形された導体セグメントであ
り、６條の導体セグメント１４を撚り合わせて中空導体
１５を形成するが、撚合せの際、前述の光ファイバユニ
ツ）＋７が中空部１６に入れられる。撚合わせた中空導
体】５上に架橋ポリエチレンの絶縁液４５ｉ１８が形成
される。この場合導体の被覆の間にポリニステープ等の
セパレータを縦添えまたはラッピングして施してもヨイ
。

なお光ノアイバユニットは、すでに説明したように、外
装は原則として施さないものが用いられるが、光ファイ
バ２が溝１３より飛出すことを防止するため、耐熱性の
糸、またはテープを粗に巻きっ６一 けることは差支えない。　　　　　　　　　　　　　　
こまだテンジョンメンバ１１．溝付スペーサ１２として
　　　ト非金属製のものを選んでいるが、これに限るも
の　　失ではない。　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　もここに第４図について説明した架橋ポリエ
チレ／　　時の溝付スペーサ１２の４つの溝１３に、そ
れぞれ第１Ｋ図、第２図において使用した同一の光ファ
イバを　　　り嵌め込み、更にこの光フアイバユニット
を中空部　　力・体１４の中空部１６に入れて撚り合わ
せ、その後架橋　　をポリエチレン被覆の工程を経て、
光複合架橋ポリ　　しエチレン絶縁電線を試作した。　
　　　　　　　　　　６表１、表２と同様にその結果を
表３に示す。なお　　き測定波長は０８５μｍである。

　　　　　　　　　　　　４表　　　　　３ の結果より明らかなように、光ファイバユニッより複合
電線化の終った段階において、その横皺の増加は極めて
小さい。これは充分な裕度をつ溝に光ファイバを嵌め込
んでいるため、架橋の熱履歴による熱膨張を吸収でき、
スペーサ上外装を施していないので、架橋時の熱履歴に
よ押えつけるものがなく、光ファイバの被覆に熱加わっ
ても耐熱老化、ｒ＃熱変形性に優れたもの使って置けば
、影響はない。

上説明したように、本発明によれば優れた光複架橋ポリ
エチレン絶縁電線を提供することかでる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は既提案の光ファイバユニソの断面をそ
れぞれ示す。 ３図は第２図の光フアイバユニット使用の際、橋のとき
生ずる外被の熱収縮の説明図である。　　　　　　１４
図は本発明に用いられる光ファイバユニット−例の断面
図である。 ５図は本発明の一実施例の断面図である。 ｌ・・テンショノメンバ、２・・・光ファイバ、４・・
介在物、５・・・弗素樹脂外装、６・・・溝付スペーサ
、７　溝、１】・・・テンプ３ンメンバ、】２・・・溝
付プラスチックスペーサ、１３　　溝、１４・・・導体
セグメント、１５・中空導体、１６・中空部、１７・光
フアイバユニット、１８　　架橋ポリエチレン絶縁被覆
。 ９− 芳１図 賃４図 ７５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　光ファイバを充分な裕度をもって嵌め込むこ
   とができる空間を長さ方向に有する溝付スペーサに光フ
   ァイバを嵌め込んで形成された光フアイバユニットを中
   空導体の中空部に配置し、前記中空導体に架橋ポリエチ
   レン絶縁被覆を施すことを特徴とする光複合架橋ポリエ
   チレン絶縁型＃ｉｌ。
2. （２）　　溝付スペーサとして中心にテンショアメンバ
   を有し、架橋ポリエチレンまたは高密度ポリエチレンよ
   りなる溝付スペーサが使用されることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の光複合架橋ポリエチレン絶縁電
   線。