JPS5819191B2 - テレビジョン受像機の選局装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテレビジョン受像機の選局装置に係り、特に２
つのチャンネルのテレビジョン画像を同時に映出できる
テレビジョン受像機の選局装置に関するものである。

従来から複数個のチューナ及び受像機を用いて複数のチ
ャンネルのテレビジョン画像を同時に映出するテレビジ
ョン受像機は周知である。

また一つのテレビジョン画面に主と副の２つのチャンネ
ルの画像を同時に映出するテレビジョン受像機について
も特願昭４７−３９２７３号（特開昭４９−２４１９号
）等で既に提案されている。

ところがこのようなテレビジョン受像機では通常主チヤ
ンネル選局用及び副チヤンネル選局用にそれぞれ個別に
選局スイッチを必要とする。

本発明は特にこのような点に鑑みなされたものであり、
２つのチャンネルのテレビジョン信号を同時受信し２つ
の画像を同時に映出できるテレビジョン受像機において
、選局スイッチを兼用して選局操作できる選局装置を捺
供するものである。

以下図面に示す実施例に従って本発明を説明する。

図面は本発明の選局装置の１実施例の構成図を示し、こ
こで１１は９個の選局スイッチ１〜９と１個の動作反転
スイッチ１０を有する選局操作部、１２は４ビツトの記
憶素子からなる主チヤンネル記憶装置、１３は同様に４
ビツトの記憶素子からなる副チヤンネル記憶装置、１４
はオアゲート、１５は遅延回路、１６はフリップフロッ
プ、１７．１８はデコーダ、１９は主チヤンネル受信用
チューナ、２０は副チヤンネル受信用チューナであり、
ここでは各チューナ１９ 、２０において上記選局スイ
ッチ１〜９に対応してそれぞれ、９局の所望のチャンネ
ルが任意に受信できるようにプリセットボリウム■Ｒ１
〜ＶＲ０７ＪびｖＲ１′〜ＶＲ０′が設けられ、該各ボ
リウムによってそれぞれのチャンネルに対応する同調電
圧がプリセットされている。

また両チューナ１９．２０による受信チャンネルはチャ
ンネル表示ランプＬ１〜Ｌ、及びＬ１′〜Ｌ９′によっ
て表示される。

いまここで上記選局操作部１１の選局スイッチ１〜９の
１つをオンすれば、該スイッチに応じてコード変換され
た選局情報が記憶装置１２．１３に同時に供給される。

なおこの選局情報としては例えばスイッチ１のオンのと
き「０００１」、スイッチ２のオンのとき「００１０」
、同様にスイッチ９のオンのときｌ−１００１Ｊなる情
報が供給される。

このときフリップフロップ１６はリセット状態にあり、
該フリップフロップ１６のＱ出力は”Ｌ”、Ｑ出力は”
Ｈ′′状態にあるため、主チヤンネル記憶装置１２のみ
に上記選局情報が入力され記憶されるが、副チヤンネル
記憶装置１３には、該選局情報は入力されず以前から記
憶されている情報がそのまま維持されている。

このとき主チヤンネル記憶装置１２に記憶された情報は
デコーダ１７によって変換され出力端■〜■の中選局ス
イッチ１〜９のオンに対応した特定の１出力のみがＨ″
となる。

従ってこのとき主チヤンネル受信用チューナ１９では上
記特定出力に対応するスイッチングトランジスタＱ、〜
Ｑ９がオン状態となり、これに伴い対応するプリセット
ボリウムＶＲ１〜■Ｒ９によって設定された同調電圧が
主チヤンネル同調用ダイオードＣｖに印加され、この。

結果主チヤンネル受信用チューナ１９ではこの特定チャ
ンネルが受信状態となる。

こうして拳に選局スイッチ１〜９を操作した場合には、
その選局情報は常に主チヤンネル記憶装置１２に入力且
つ記憶され、該記憶装置１２に記。

憶された選局情報に基づくチャンネル受信用チューナ１
９で受信状態となる。

一方このとき副チヤンネル受信用チューナ２０では、以
前から記憶装置１３に記憶されている選局情報のチャン
ネルが常時受信状態となっている。

ところでいまこの副チヤンネル受信用チューナ２０にお
いて受信されているチャンネルを切換えたい場合には、
まず選局操作部１１の動作反転スイッチ１０をオンした
後に続いて所望の選局スイッチ１〜９をオンすれば、こ
のときまずフリップフロップ１６が動作反転され、該フ
リップフロップ１６のＱ出力が”Ｈ”に、Ｑ出力が“Ｌ
ｔ＋に反転されるため、選局スイッチ１〜９のオンに
対応してコード変換された選局情報は副チヤンネル記憶
装置１３に入力され記憶される。

従って主チャ・ンネル記憶装置１２には入力されず該装
置１２ではそれまでの情報がそのまま記憶され続けてい
る。

こうして副チヤンネル記憶装置１３に記憶された選局情
報はデコーダ１８により変換され、該デコーダ１８の出
力端■〜■の中特定の１出力が′Ｈ′”となる。

これに伴い副チヤンネル受信用チューナ２０では、この
出力に対応するスイッチングトランジスタＱ １／〜Ｑ
ｇ’がオン状態となり、プリセットボリウム■Ｒ１′〜
ＶＲ／に設定された同調電圧が副チヤンネル同調用ダイ
オードＣＶ′に印加され、この結果所望とするチャンネ
ルが受信される。

上記のようして副チヤンネル選局時に選局操作部１１の
動作反転スイッチ１０と所望の選局スイッチ１〜９を順
次オ、ンすることによってその選局情報が副チヤンネル
記憶装置１３に入力記憶され、副チヤンネル受信用チュ
ーナ２０でこの所望チャンネルが受信されるのであるが
、上記選局スイッチ１〜９のオン時にオアゲート１４が
開かれ、このゲート出力が遅延回路１５を介し、若干の
時間遅れの後にフリップフロップ１６のリセット端子に
供給されるため、その都度フリップフロップ１６はリセ
ット状態となる。

従ってその後単に選局スイッチ１〜９をオンすれば、こ
の選局情報は主チヤンネル記憶装置１２に入力記憶され
、このとき主チャンネルが選局操作されることになる。

本発明によれば、上記のようにして主と副の２つチャン
ネルのテレビジョン信号を受信し、２つの画像を同時に
映出できるテレビジョン受像機において、特に選局スイ
ッチ１〜９による選局情報を記憶する２つの記憶装置１
２．１３と、該記憶装置の入力動作状態を切換える動作
反転スイッチ１０Ｅ１．びフリップフロップ１６を有し
ているため、単に選局操作を変えるだけで選局スイッチ
１〜９は同一のスイッチを用いて主と副の２つのチャン
ネル叫像をそれぞれ個別に選局できる。

それ数本発明によれば従来のように主チヤンネル選局用
及び副チヤンネル選局用として個別にそれぞれ選局スイ
ッチを設ける必要もなくなり、コスト及びスペース面で
極めて有利となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の選局装置の１実施例の構成図を示す。 １〜９・・・・・・選局スイッチ、１０・・・・・・動
作反転スイッチ、１１・・・・・・選局操作部、１２・
・・・・・主チヤンネル記憶装置、１３・・・・・・副
チヤンネル記憶装置、１６・・・・・・フリップフロッ
プ、１７，１８・・・・・・デコーダ、１９・・・・・
・主チヤンネル受信用チューナ、２０・・・・・・副チ
ヤンネル受信用チューナ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １２つのチャンネルのテレビジョン信号を受信し、これ
   ら２つのテレビジン画像を同時に映出できるテレビジョ
   ン受像機において、複数個の選局スイッチと、該スイッ
   チによる選局情報を記憶する第１（主）及び第２（副）
   の記憶手段と、該両記憶手段の入力動作状態を切換える
   動作反転手段と、 前記各記憶手段に記憶された選局情報をそれぞれ個別に
   第１及び第２のチューナに供給する手段とを備え、２つ
   のチューナによる受信チャンネルを同一の選局スイッチ
   を使用して選局操作できるようにしたことを特徴とする
   テレビジョン受像機の選局装置。