JPS5819190Y2 - 伸縮性経編地 - Google Patents
伸縮性経編地Info
- Publication number
- JPS5819190Y2 JPS5819190Y2 JP1978023771U JP2377178U JPS5819190Y2 JP S5819190 Y2 JPS5819190 Y2 JP S5819190Y2 JP 1978023771 U JP1978023771 U JP 1978023771U JP 2377178 U JP2377178 U JP 2377178U JP S5819190 Y2 JPS5819190 Y2 JP S5819190Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- wale
- hygroscopic
- synthetic fiber
- knitted fabric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Knitting Of Fabric (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はファンデーション、スポーツウェア等に好適な
縦横両方向に伸縮可能な経編地に関するものである。
縦横両方向に伸縮可能な経編地に関するものである。
従来、ファンデーション、スポーツウェア等に使用され
ている経編地は通常、伸縮性糸条を引揃えて編成するか
、或いはウエール又はコース方向に挿入するものが多く
、伸縮性を保有するにしても吸湿性に乏しい難点を有し
ていた。
ている経編地は通常、伸縮性糸条を引揃えて編成するか
、或いはウエール又はコース方向に挿入するものが多く
、伸縮性を保有するにしても吸湿性に乏しい難点を有し
ていた。
そのため、近時、一部に綿糸等の吸湿性糸を裏面に出す
編地が提供されているが、綿糸によるざらつきが多く、
平滑性に欠け、外観的に好ましくない状況である。
編地が提供されているが、綿糸によるざらつきが多く、
平滑性に欠け、外観的に好ましくない状況である。
本考案は前記の如き状況に鑑み、本考案者が鋭意検討の
結果工夫するに至ったもので、本考案者が先に提案した
縦横伸縮性編地を更に改良するものであり、合成繊維糸
及び吸湿性糸並びに伸縮性糸を特定の編組織に編威し、
吸湿性糸を表面に現われるが、合成繊維糸のループの足
によってのみ表面から抑え平滑性を保持せしめると共に
、伸縮性糸の糸使いにより伸縮強度を強化せしめたこと
を特徴とする。
結果工夫するに至ったもので、本考案者が先に提案した
縦横伸縮性編地を更に改良するものであり、合成繊維糸
及び吸湿性糸並びに伸縮性糸を特定の編組織に編威し、
吸湿性糸を表面に現われるが、合成繊維糸のループの足
によってのみ表面から抑え平滑性を保持せしめると共に
、伸縮性糸の糸使いにより伸縮強度を強化せしめたこと
を特徴とする。
以下、更にその実施例を添付図面に基づいて説明する。
第１図は本考案経編地の編組織の一例を示す図であり、
図において、１はナイロン、ポリエステル糸等の合成繊
維糸、２は綿糸等の吸湿性糸、３はポリウレタン弾性糸
、ゴム糸等からなる伸縮性糸で、合成繊維糸１はウエー
ル方向において隣接する２ウ工−ル以上、図示例では３
ウエールにわたって各ウエール毎に同方向にジグザグ状
に振って２コースを単位として繰り返しルーピング編成
されて地組織を構成している。
図において、１はナイロン、ポリエステル糸等の合成繊
維糸、２は綿糸等の吸湿性糸、３はポリウレタン弾性糸
、ゴム糸等からなる伸縮性糸で、合成繊維糸１はウエー
ル方向において隣接する２ウ工−ル以上、図示例では３
ウエールにわたって各ウエール毎に同方向にジグザグ状
に振って２コースを単位として繰り返しルーピング編成
されて地組織を構成している。
そして吸湿性糸２は前記合成繊維糸１と後述する伸縮性
糸３との中間に位置する中間糸として前記合成繊維糸１
の地組織のウエール方向及びコース方向に並行する動き
でループ編成されることなく挿入されている。
糸３との中間に位置する中間糸として前記合成繊維糸１
の地組織のウエール方向及びコース方向に並行する動き
でループ編成されることなく挿入されている。
この吸湿性糸２は前記の如く合成繊維糸１と同じ糸振り
挿入に限らずウエール方向において２ウ工−ル以上の間
で１コース又は２コ一ス以上にわたり挿通するようにし
てもよい。
挿入に限らずウエール方向において２ウ工−ル以上の間
で１コース又は２コ一ス以上にわたり挿通するようにし
てもよい。
又、一方、前記中間の吸湿性糸２に対し合成繊維糸１と
他面に編み込まれる伸縮性糸３は各ウエール毎に前記合
成繊維糸１及び吸湿性糸２に交わる方向に、即ち対向す
る如く１コースに対してウエール方向へ挿入の形で隣り
のウエールにわたりルーピングされ、次のコースでは更
に隣りのウエールに斜めに振ってわたり先のコースのウ
エール方向とは反対のウエール方向へ挿入の形で隣りの
ウエールにわたり、ルーピングされ、以後、その繰り返
しにより編み込まれている。
他面に編み込まれる伸縮性糸３は各ウエール毎に前記合
成繊維糸１及び吸湿性糸２に交わる方向に、即ち対向す
る如く１コースに対してウエール方向へ挿入の形で隣り
のウエールにわたりルーピングされ、次のコースでは更
に隣りのウエールに斜めに振ってわたり先のコースのウ
エール方向とは反対のウエール方向へ挿入の形で隣りの
ウエールにわたり、ルーピングされ、以後、その繰り返
しにより編み込まれている。
この場合、ウエール方向へ挿入の形で隣りのウエールに
わたっている伸縮性糸３は隣りのウエールに編み込まれ
る伸縮性糸３と互いに編み込まれることになり、横方向
の伸縮強度を強化すると共に、縦方向には各ループが各
コースを互いに編み込んでいるので縦方向の伸縮をも保
持することになる。
わたっている伸縮性糸３は隣りのウエールに編み込まれ
る伸縮性糸３と互いに編み込まれることになり、横方向
の伸縮強度を強化すると共に、縦方向には各ループが各
コースを互いに編み込んでいるので縦方向の伸縮をも保
持することになる。
なお、前記吸湿性糸２はその組織の関係で表面に現われ
るけれども合成繊維糸１のループの足によってのみ表面
から抑止されているので抜けにくいと共に、ざらつきも
なく、又、平滑性にも富んでいる。
るけれども合成繊維糸１のループの足によってのみ表面
から抑止されているので抜けにくいと共に、ざらつきも
なく、又、平滑性にも富んでいる。
前記説明は図示例に基づくものであり、合成繊維糸１及
び吸湿性糸２は３ウ工−ル間にわたり、かつ２コースを
単位としてジグザグに編成されているが、これらはウエ
ール、コース共に多少の増減は勿論容易であり、かつ実
施可能である。
び吸湿性糸２は３ウ工−ル間にわたり、かつ２コースを
単位としてジグザグに編成されているが、これらはウエ
ール、コース共に多少の増減は勿論容易であり、かつ実
施可能である。
又、伸縮性糸３もその場合には合成繊維糸１及び吸湿性
糸２の編成組織に合せて適宜変更されることは云う迄も
なく、殊にウエール方向への移行は隣接ウエールに限ら
ず更に離れた隣りのウエールにわたらせることも可能で
ある。
糸２の編成組織に合せて適宜変更されることは云う迄も
なく、殊にウエール方向への移行は隣接ウエールに限ら
ず更に離れた隣りのウエールにわたらせることも可能で
ある。
叙上の如き編成組織からなる経編地は通常の状態、即ち
収縮した状態においては図示組織例の如く吸湿性糸２及
び合成繊維糸１は屈曲状態に保持されており、特に吸湿
性糸２は伸縮性が少なく、編組織においてもルーピング
されていないために収縮された長さ及び巾の分量が表面
に押し出された状態を呈し、一方、伸張された時は、先
ず縦方向への伸張においては合成繊維糸１及び吸湿性糸
２が伸張方向に真直な状態となり、又、横方向への伸張
においては各コース間の間隙を縮めて合成繊維糸１及び
吸湿性糸２の屈曲度が増大して縦方向、横方向への伸張
を可能ならしめ、着用時におけるフィツト性を良好なら
しめることができる。
収縮した状態においては図示組織例の如く吸湿性糸２及
び合成繊維糸１は屈曲状態に保持されており、特に吸湿
性糸２は伸縮性が少なく、編組織においてもルーピング
されていないために収縮された長さ及び巾の分量が表面
に押し出された状態を呈し、一方、伸張された時は、先
ず縦方向への伸張においては合成繊維糸１及び吸湿性糸
２が伸張方向に真直な状態となり、又、横方向への伸張
においては各コース間の間隙を縮めて合成繊維糸１及び
吸湿性糸２の屈曲度が増大して縦方向、横方向への伸張
を可能ならしめ、着用時におけるフィツト性を良好なら
しめることができる。
従って、本考案経編地を用いて肌着やファンデーション
等の如く肌に直接触れる製品を作成する時は、吸湿性糸
の現われる面を裏側にすることによって吸湿効果を良好
ならしめると共に、合成繊維糸面を表面とすることによ
り外観を美麗ならしめることができる。
等の如く肌に直接触れる製品を作成する時は、吸湿性糸
の現われる面を裏側にすることによって吸湿効果を良好
ならしめると共に、合成繊維糸面を表面とすることによ
り外観を美麗ならしめることができる。
以上のように本考案経編地によれば縦横両方向に伸縮性
を良好ならしめ、しかも吸湿性糸が収縮されて表面に押
し出され吸湿効果を有しているので肌着やファンデーシ
ョンに使用するときはフィツト性の向上は勿論、合成繊
維糸による外観の美麗さと共に、吸湿性が向上し、合成
繊維特有のぬめり感を無くすることができるばかりでな
く、吸湿性糸は地編糸のループによって抑えられている
ので抜けに＜＜、滑らかで肌触りを快適ならしめること
ができる効果を奏する。
を良好ならしめ、しかも吸湿性糸が収縮されて表面に押
し出され吸湿効果を有しているので肌着やファンデーシ
ョンに使用するときはフィツト性の向上は勿論、合成繊
維糸による外観の美麗さと共に、吸湿性が向上し、合成
繊維特有のぬめり感を無くすることができるばかりでな
く、吸湿性糸は地編糸のループによって抑えられている
ので抜けに＜＜、滑らかで肌触りを快適ならしめること
ができる効果を奏する。
殊に、本考案編地においては更に伸縮性糸が互いに編み
込まれているため横方向の伸縮力は勿論、縦方向の伸縮
力も保持され、伸縮強度の強化が図られ、肌着やファン
テ゛−ジョンの素材の外、スポーツウェア等にも使用し
て好適である。
込まれているため横方向の伸縮力は勿論、縦方向の伸縮
力も保持され、伸縮強度の強化が図られ、肌着やファン
テ゛−ジョンの素材の外、スポーツウェア等にも使用し
て好適である。
第１図は本考案編地の編成組織図、第２図は同編地の外
観斜視概要図である。 １・・・・・・合成繊維糸、２・・・・・・吸湿性糸、
３・・・・・・伸縮性糸。
観斜視概要図である。 １・・・・・・合成繊維糸、２・・・・・・吸湿性糸、
３・・・・・・伸縮性糸。
Claims (1)
- 合成繊維糸１がウエール方向において２ウ工−ル以上の
間にわたり同方向にジグザグ状に２コース毎に繰り返し
ルーピング編成されて地組織となり、該地組織のウエー
ル方向及びコース方向に並行する動きで吸湿性糸２が中
間糸として挿入され、かつ伸縮性糸３が各ウエール毎に
前記合成繊維糸１及び吸湿性糸２に交叉する方向に１コ
ースに対してウエール方向へ挿入の形で隣りのウエール
にわたりルーピングされ、次のコースでは更に隣りのウ
エールにわたり先のウエール方向とは反対のウエール方
向へ挿入の形で隣りのウエールにわたりルーピングされ
る繰り返しにより編成されてなることを特徴とする伸縮
性経編地。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978023771U JPS5819190Y2 (ja) | 1978-02-24 | 1978-02-24 | 伸縮性経編地 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978023771U JPS5819190Y2 (ja) | 1978-02-24 | 1978-02-24 | 伸縮性経編地 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54139778U JPS54139778U (ja) | 1979-09-28 |
| JPS5819190Y2 true JPS5819190Y2 (ja) | 1983-04-19 |
Family
ID=28860999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1978023771U Expired JPS5819190Y2 (ja) | 1978-02-24 | 1978-02-24 | 伸縮性経編地 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5819190Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5314780Y2 (ja) * | 1975-02-19 | 1978-04-19 |
-
1978
- 1978-02-24 JP JP1978023771U patent/JPS5819190Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54139778U (ja) | 1979-09-28 |
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