JPS5819149B2 - ホ−ル効果装置 - Google Patents
ホ−ル効果装置Info
- Publication number
- JPS5819149B2 JPS5819149B2 JP51132877A JP13287776A JPS5819149B2 JP S5819149 B2 JPS5819149 B2 JP S5819149B2 JP 51132877 A JP51132877 A JP 51132877A JP 13287776 A JP13287776 A JP 13287776A JP S5819149 B2 JPS5819149 B2 JP S5819149B2
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- Japan
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- hall
- voltage
- effect device
- unbalanced
- terminal
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明はホール効実装置に係り、特に4端子ホール素
子の不平衡電圧の補償手段に関する。
子の不平衡電圧の補償手段に関する。
ホール素子はよく知られているように、磁場内において
この磁場に直交する方向の制御電流を流すことにより、
いわゆるホール電圧を生ずるものである。
この磁場に直交する方向の制御電流を流すことにより、
いわゆるホール電圧を生ずるものである。
この場合、理想的には磁場が零であれば制御電流を流し
てもホール電圧を生じないはずであるが、現実にはいく
らかの電圧が発生する。
てもホール電圧を生じないはずであるが、現実にはいく
らかの電圧が発生する。
この電圧は不平衡電圧と呼ばれ、ホール素子を各種の検
出あるいは測定用機器に利用した場合の誤差の原因とな
る。
出あるいは測定用機器に利用した場合の誤差の原因とな
る。
従来のホール素子は4端子のものが多いが、上述した不
平衡電圧を小さくするために一対のホール出力端子を可
能な限り対称性よく作るのが一般的である。
平衡電圧を小さくするために一対のホール出力端子を可
能な限り対称性よく作るのが一般的である。
このため、不平衡電圧は固定した極性を示さず、正から
負までランダムにばらついて、むしろ不平衡電圧の補償
を難しいものとしている。
負までランダムにばらついて、むしろ不平衡電圧の補償
を難しいものとしている。
この発明は上記した点に鑑み、2個の4端子ホール素子
を用いて確実に不平衡電圧の補償を行ったホール効実装
置を提供するものである。
を用いて確実に不平衡電圧の補償を行ったホール効実装
置を提供するものである。
この発明では、一対のホール出力端子を意識的に非対称
とすることにより、不平衡電圧の極性を固定した4端子
ホール素子を用いることが基本である。
とすることにより、不平衡電圧の極性を固定した4端子
ホール素子を用いることが基本である。
即ちJ不平衡電圧が正または負に予め定められた2個の
4端子ホール素子を、1枚の半導体基板上に互いのホー
ル出力端を1個ずつ共有するように、かつそれぞれの不
平衡電圧の極性が逆方向となるように直列に結合して配
設し、不平衡電圧を打消して和のホール電圧を得るよう
に各ホール素子に通電する電流値を設定したことを特徴
としている。
4端子ホール素子を、1枚の半導体基板上に互いのホー
ル出力端を1個ずつ共有するように、かつそれぞれの不
平衡電圧の極性が逆方向となるように直列に結合して配
設し、不平衡電圧を打消して和のホール電圧を得るよう
に各ホール素子に通電する電流値を設定したことを特徴
としている。
以下、図面を参照してこの発明の詳細な説明する。
第1゛図は一実施例の装置を模式的に示すものである。
歯において1は半絶縁性G a A s基板であって、
この上にエピタキシャル成長させたn型GaAs層をホ
トエツチングして2個の4端子ホール素子2,3を形成
している。
この上にエピタキシャル成長させたn型GaAs層をホ
トエツチングして2個の4端子ホール素子2,3を形成
している。
21,22および31,32はホール素子2および3の
制御電流端電極、23および33は同じくホール出力端
電極であり、40は共通ホール出力端電極である。
制御電流端電極、23および33は同じくホール出力端
電極であり、40は共通ホール出力端電極である。
図から明らかなように、各ホール素子2,3はそれぞれ
の一対のホール出力端子が制御電流路に対して非対称に
段差をつけられており、これによりホール素子2,3の
不平衡電圧が必ず異符号となるようにしている。
の一対のホール出力端子が制御電流路に対して非対称に
段差をつけられており、これによりホール素子2,3の
不平衡電圧が必ず異符号となるようにしている。
2個のホール素子は、互いに1個ずつホール出力端子を
共有することで直列に結合され、残りのホール出力端電
極23と33の間に所望の出力を得るようになっている
。
共有することで直列に結合され、残りのホール出力端電
極23と33の間に所望の出力を得るようになっている
。
各ホール素子2,3にはそれぞれ独立に制御電流を流す
電源25,35が可変抵抗24,34を介して接続され
るが、これらの電源25.35はホール素子2,3の不
平衡電圧を打消すような極性に選ぶ。
電源25,35が可変抵抗24,34を介して接続され
るが、これらの電源25.35はホール素子2,3の不
平衡電圧を打消すような極性に選ぶ。
いま、磁場が零の状態で電源25.35を図示の極性と
してそれぞれのホール素子2,3に制御電流を流すと、
各ホール素子2,3にはそのホール出力端子の非対称ゆ
えに互いに打消すような極性の不平衡電圧VHo2.V
Ho3が生じる。
してそれぞれのホール素子2,3に制御電流を流すと、
各ホール素子2,3にはそのホール出力端子の非対称ゆ
えに互いに打消すような極性の不平衡電圧VHo2.V
Ho3が生じる。
共通ホール出力端電極40を零電位に設定し、可変抵抗
24.34により制御電流の大きさを制御することによ
り、不平衡電圧VHo2.■Ho3は完全に相殺されて
、全体としての出力端即ち電極23゜33間には出力電
圧が現われない。
24.34により制御電流の大きさを制御することによ
り、不平衡電圧VHo2.■Ho3は完全に相殺されて
、全体としての出力端即ち電極23゜33間には出力電
圧が現われない。
次に、この装置に磁界を印加した状態の動作を説明する
。
。
いま、第1図に示したような極性の磁界Hを印加すると
、各ホール素子2,3に得られるホール出力電圧VH2
、VH3は、磁界方向と制御電流方向が同一であるため
同極性となる。
、各ホール素子2,3に得られるホール出力電圧VH2
、VH3は、磁界方向と制御電流方向が同一であるため
同極性となる。
従って、全体としてのホール出力電圧vHはこれらの和
vH2+ V H3となり、1個のホール素子の場合に
比べて約2倍の大きさとなる。
vH2+ V H3となり、1個のホール素子の場合に
比べて約2倍の大きさとなる。
第2図は上記の如きホール効実装置を電力量計に適用し
た例である。
た例である。
即ち、負荷電圧vLを変圧器43に入れ、独立した2個
の2次巻線431゜43□に所定の低圧出力を得る。
の2次巻線431゜43□に所定の低圧出力を得る。
これらは第1図における電源25,35に対応するもの
で、2個のホール素子2,3の制御電流源とする。
で、2個のホール素子2,3の制御電流源とする。
一方、負荷電流ILを電磁石のコイル44に流して磁界
を発生し、これを各ホール素子2,3に等しく印加する
。
を発生し、これを各ホール素子2,3に等しく印加する
。
このようにして得られたホール出力を例えば3個の演算
増幅器で構成した差動増幅回路45に入れ、同相成分を
除去し消費電力VLX I Lに対応した出力電圧を得
る。
増幅器で構成した差動増幅回路45に入れ、同相成分を
除去し消費電力VLX I Lに対応した出力電圧を得
る。
差動増幅回路45の出力は例えば電圧−周波数変換器に
よりパルス信号に変換し、これをカウントするという構
成にすれば、電子式電力量計として自動検針に好適なも
のとなる。
よりパルス信号に変換し、これをカウントするという構
成にすれば、電子式電力量計として自動検針に好適なも
のとなる。
このような電力量計では、先に第1図で説明したように
ホール素子干不平衡電圧の影響が除去されるため、特に
軽負荷電流領域での測定精度が非常に高いという特徴を
有する。
ホール素子干不平衡電圧の影響が除去されるため、特に
軽負荷電流領域での測定精度が非常に高いという特徴を
有する。
以上説明したように、この発明に係るホール効実装置は
、従来の4端子ホ一ル素子単体に比べてほぼ2倍のホー
ル電圧が得られると共に、不平衡電圧が確実に補償され
、電力量計等に適用してすぐれた測定精度が得られる。
、従来の4端子ホ一ル素子単体に比べてほぼ2倍のホー
ル電圧が得られると共に、不平衡電圧が確実に補償され
、電力量計等に適用してすぐれた測定精度が得られる。
しかも、この発明では4端子ホ一ル素子2個を単に並べ
るのではなく、1枚の半導体基板上に互いのホール出力
端を1個ずつ共有するように形成して7端子としている
。
るのではなく、1枚の半導体基板上に互いのホール出力
端を1個ずつ共有するように形成して7端子としている
。
従って、2個のホール素子は例えばモールド済みのホー
ル素子を2個用いる場合に比べて感磁部分が接近してい
て同一磁場強度に近い状態におくことが容易であり、画
素子の温度差も小さくすることができ、各種検出、測定
機器に適用して高い精度が得られる。
ル素子を2個用いる場合に比べて感磁部分が接近してい
て同一磁場強度に近い状態におくことが容易であり、画
素子の温度差も小さくすることができ、各種検出、測定
機器に適用して高い精度が得られる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施す
ることができる。
く、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施す
ることができる。
第1図はこの発明に係るホール効実装置の一例を模式的
に示す図、第2図はそのホール効実装置を電力量計に適
用した例を示す図である。 1・・・・・半絶縁性GaAs基板、2,3・・・・・
・ホール素子、21,22,31,32・・・・・・制
御電流端電極、23,33・・・・・・ホール出力端電
極、40・・・・・・共通ホール出力端電極、25,3
5・・・・・・制御電流電源、24,34・・・・・・
可変抵抗、43・・・・・・変圧器、44・・・・・・
電磁石のコイル、45・・・・・・差動増幅回路。
に示す図、第2図はそのホール効実装置を電力量計に適
用した例を示す図である。 1・・・・・半絶縁性GaAs基板、2,3・・・・・
・ホール素子、21,22,31,32・・・・・・制
御電流端電極、23,33・・・・・・ホール出力端電
極、40・・・・・・共通ホール出力端電極、25,3
5・・・・・・制御電流電源、24,34・・・・・・
可変抵抗、43・・・・・・変圧器、44・・・・・・
電磁石のコイル、45・・・・・・差動増幅回路。
Claims (1)
- 1 一対のホール出力端子を非対称に配置することによ
って不平衡電圧の極性を固定した2個の4端子ホール素
子を、1枚の半導体基板上に互いのホール出力端を1個
ずつ共有するように、かつそれぞれの不平衡電圧の極性
が逆方向となるように直列に接続して配設し、不平衡電
圧を打ち消して和のホール電圧を得るように前記各ホー
ル賽子に通電する電流値を設定したことを特徴とするホ
ール効実装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51132877A JPS5819149B2 (ja) | 1976-11-05 | 1976-11-05 | ホ−ル効果装置 |
DE19772749763 DE2749763A1 (de) | 1976-11-05 | 1977-11-07 | Multiplizierschaltung |
US05/849,416 US4200814A (en) | 1976-11-05 | 1977-11-07 | Multiplier with hall element |
GB46203/77A GB1592908A (en) | 1976-11-05 | 1977-11-07 | Multiplier with hall element |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51132877A JPS5819149B2 (ja) | 1976-11-05 | 1976-11-05 | ホ−ル効果装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5357983A JPS5357983A (en) | 1978-05-25 |
JPS5819149B2 true JPS5819149B2 (ja) | 1983-04-16 |
Family
ID=15091636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51132877A Expired JPS5819149B2 (ja) | 1976-11-05 | 1976-11-05 | ホ−ル効果装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5819149B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62208682A (ja) * | 1986-03-07 | 1987-09-12 | Seiko Instr & Electronics Ltd | 磁気センサ |
JP6139879B2 (ja) * | 2012-12-26 | 2017-05-31 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | センサ回路 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS444377Y1 (ja) * | 1968-05-30 | 1969-02-18 |
-
1976
- 1976-11-05 JP JP51132877A patent/JPS5819149B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS444377Y1 (ja) * | 1968-05-30 | 1969-02-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5357983A (en) | 1978-05-25 |
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