JPS58190552A - 可変ベンチユリ気化器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 開示技術は自動車等に搭載するエンジンに装備する可変
ベンチュリ型気化器の円滑動作保証技術の分野に属する
。

而して、この発明は可変ベンチュリ気化本体全ナスバレ
ルの下流側スロットルバルブと上流側エアホーンとの間
に形成されるベンチュリ部の１側にサクションホールを
介して該ベンチュリ部に連通ずるサクションチャンバを
、他側にフロート室接続ウェルを設け、而して、該サク
ションチャンバには吸入空気量に応じてベンチュリ部を
進退するサクションピストンをスライド可能に設け、ベ
ンチュリ部を拡縮可変させてその形成負圧を可変にし、
該サクションピストンのヘッドから固定延設したメータ
リングニードルが上記ウェル内メインジェットと協働し
て燃料を計量する様にした可変ベンチュリ気化器に関す
る発明であり、特に、上記サクションチャンバ内面と上
記サクションピストンの該サクションチャンバ対向フラ
ンジ部の少なくとも一方にテフロン樹脂部材等の低摩擦
性樹脂製部材を表装付設させ、アイドル時から急開にし
た際等の該７ランク部とサクションチャンバ内面との漏
れコントロールクリアランスがゼロになり摺動発生した
場合の摺動摩擦抵抗を極小にしてスティック防止が図れ
る様にした可変ペンチュリ気化器に係る発明である。

周知の如く、自動車搭載エンジン付設気化器には過渡応
答特性が良（、機高も低くスロー系不要等により構造が
コンパクトである等の種々の利点から可変ベンチュリ気
化器が用いられ、１部のスポーツタイプ車から一般乗用
車へも装備される様になって米ている。

而して、特願昭５３〒９４５３４号（特開昭５５−２３
３２４号公報）の発明に示される第１図の様に可変ベン
チュリ気化器ｌのスロットルボア２に直交して進退する
サクションピストン３のスライド支持はその一体彼処ロ
ツド４をして該ボア２併設サクションチャンバ５に一体
前処ロッドガイド６に支承させ、そのフランジ部７は該
サクションチャンバ５の内面に対し、第２図に示す様に
、例えば、５０ミクロン程度の微小クリアランスを弁在
させて漏れコントロールクリアランスとして非摺動構造
としている。

ところで、エンジンがアイドル状態にあり、サクション
ピストン３のヘッド８のリフト量が、例えば、７＋ｕ程
度開いている場合、これから中速に移行するべ（スロッ
トルバルブ９が急開される場合等に於てインテークマニ
ホルド負圧がミキシングチャンバ１（ＥＣ及び、ベンチ
ュリ部１１からサクションピストン３のヘッド８のサク
ションホール１２を介してサクションチャンバ５の負王
室１３内に導出する時間遅れが生じ、したがって、サク
ションピストン３には上記インテークマニホルド負圧が
印加され、−瞬全閉するのみならず、エアホーン１４か
もの大気圧印カロと相俟ってプッシュプル作用が働き、
前記ロントガイド６に対するロッド４のカンチレバー支
持のため、サクションピストン３［１４下向の曲げ応力
が強（かかり、前記フランジ部７の下側ボア２寄りの縁
部の前記漏れコントロールクリアランスがゼロになり、
上記サクションホール１２を弁してインテークマニホル
ド負圧がサクションチャンバ５の負圧室１３内に波及シ
てサクションピストン３が開き、リフトが大きくなる過
程で該ゼロ漏れコントロールクリアランスによりサクシ
ョンピストン３のフランジ部７の下側ボア２寄り縁部が
サクションチャンバ５内面に対し摺動することになり、
これが反復されるとかじりや焼付き等のスティックを生
ずるおそれがある難点があり、ひどい場合はサクション
ピストンスライド停止となる欠点も潜在していた。

更に、サクションピストン３のフランジ部７と該フラン
ジ部７に対向するサクションチャンバ５とが、例えば、
アルミニウム等の同材質で形成されているものが殆ど全
てであるため、上述のフランジ部７の下側ボア２寄り縁
部がサクションチャンバ５内面に対し摺動する状態ＶＣ
，なった場合に焼付き現象を助長し易い不具合があった
。

この発明の目的は上述在米技術に基づく可変ベンチュリ
気化器のサクションピストンのスティック現象の問題点
を解決すべき技術的課題とし、上述サクションピストン
急開時の過渡全閉が生じて曲げ撓みが生じてもかみつき
が起こらず、少なくともスムーズにサクションピストン
のリフトが行われ得る様にして自動車産業に於ける気化
器利用分野に益する様にした優れた可変ベンチュリ気化
器を提供せんとするものである。

上述目的に沿のこの発明の構成は可変ベンチュリ気化器
が一定空気量吸入状態でサクションピストンが実質的に
静止状態にあり、そこからスロットルバルブが急開され
てインテークマニホルド負圧がミキシングチャンバに変
化波及し、サクションチャンバへの負圧導出がサクショ
ンホールを介しての遅延からボア内サクションピストン
に負圧がｆ’ｌ［ｌＬ、該サクションピストンは一瞬全
閉すると共に下流側に曲げ力が印加され撓み現象が発生
し、サクションピストンのフランジ部とサクションチャ
ンバの漏れコントロールクリアランスがゼロになりサク
ションピストンは摺動を生じてリフトアップしようとす
るが、この場合、該サクションチャンバ内面と該サクシ
ョンピストンのサクションチャンバ対向面の少な（とも
一方に低摩擦性樹脂製部材が表装付設されであることに
より、ひっかかりなくスムーズにスライドが生じてリフ
トすることが出来、したがって、焼付き等のスティック
トラブルが生じない様にした技術的手段を講じたことを
要旨とするものである。

次にこの発明の実施例を第３図以下の図面に基づいて説
明すれば以下の通りである。尚、第１．２図態様と同一
態様部分については同一符号を付しテ説明するものとす
る。

第３．４図に示す実施例に於て、１′はエアダンパ式可
変ベンチュリ気化器であり、下流からミキシングチャン
バＩＱ、ベンチュリ部１１、エアホーン１４を形成する
ボア２を有するバレル１５はその下流側にスロットルバ
ルブ９が設けられると共に、該ベンチュリ部１１の１側
にサクションチャフ　ハ５　カ設ケられ、該サクション
チャンバ５の後端内側からその負圧室１３にボールベア
リング１６．１６・・・全内側に有するロッドガイド６
が前処付設されている。

又、ベンチュリ部１１の他側には燃料１７を貯留しフロ
ート１８を浮設するフロート室１９を一体的に有すると
共に該フロート室１９に連通パイプ２０で連通するウェ
ル２１が付設されており、該ウェル２１はベンチュリ部
１１に対シテメインノズル２２を有すると共に内部にメ
インジェットとしてのメータリングジェット２３を有し
ていも而して、上記サクションチャンバ５に前後進退す
るサクションピストン３′はそのヘッド８′の所定位置
にサクションホール１２が設けられると共に下流部に傾
斜面が形成されており、該ヘッド８′の中央から一体固
定のメータリングニードル２４が前処されて上記メイン
ノズル２２を挿通されてウェル２１内メータリングジエ
ツト２３に進退して協働計量される様にされている。

父、該ヘッド８′の中央後方に一体的にロッド４が延出
されて前記サクションチャンバ５かう前処するロッドガ
イド６のベアリング１６に挿通されてサクションピスト
ン３′ヲ支承すると共に前後スライド可能にしている。

そして、該ヘッド８′の裏面とサクションチャンバ５の
内部後面との間にはダンパスプリング２５が介装されて
いる。

而して、サクションピストン３′のフランジ部７′はＬ
記すクションチャンバ５の内面に対して、例えば、５０
ミクロンのリング状間隙め漏れコントロールクリアラン
スを形成しており、更に、該７ランジ部７′には先述サ
クションピストン３′の急開過程の瞬間的全閉時の曲げ
撓みによる該フランジ部７′のサクションチャンバ５内
１■に対する摺動かしり発生の起らない様に低摩擦性闇
脂製部材としての摺動摩擦抵抗の小さい四沸化エチレン
樹脂製ラビリンス部２６が所定成形環装されている。

尚、２７は大気室であり、前記エアホール１４に通路２
８で連通している。

上述構成に於て、クランキング後エンジンがアイドル状
態に在り、したがって、サクションピストン３′は吸入
空気量に応じてベンチュリ部１１を開閉しており、サク
ションホール１２を介して負圧室１３に形成される吸引
負圧及び大気室２７の大気圧とダンパスプリング２５の
バランスした状態で実質的に静上状態にある。

そこで、例えば、アイドル状態から急レーシングの如き
急加速に移行され、スロットルノくルブ９が急開される
とインテークマニホルド負圧がミキシングチャンバ１０
に及ぶが、上記サクションホール１２からサクションチ
ャンバ５内負圧室１３内への負圧導出は該サクションホ
ール１２の隘路抵抗のため時間遅れを生じ、そのためサ
クションピストン３′のヘッド８′には吸引負圧が一時
的に瞬間作用し、サクションピストン３′のバ５ンスカ
’ｆｔ１−れ、該サクションピストン３′ハ全閉する〇
それと同時に該サクションピストン３′のヘッド８′ニ
ハエアホーン１４からの大気圧とミキシングチャンバｌ
Ｏの負圧がプッシュプル的に作用し又先述の如く、サク
ションピストン３′にはボア２内で下流側に曲げモーメ
ントが印加され、その結果、ロッド４がカンチレバ一式
にロントガイド６に支承されているためフランジ部７′
の下側ボア２寄り縁部はサクションチャンパラ内面に対
する漏れコントロールクリアランスを失うことになり接
触、或は、接触しようとする。

而して、次の瞬間、ミキシングチャンバ１０のインチチ
クマニホルド負圧はサクションホール１２より負王室１
３に導出されるため、そのバランス状態に移行してサク
ションピストン３′はリフトしてベンチュリ部１１は開
く。

この過程に於て、フランジ部７′のサクションチャンバ
５対向面に四沸化エチレン樹脂製ラビリンス部２６が環
装されていることにより該四沸化エチレン樹脂製ラビリ
ンス部２６の低摩擦抵抗によりサクションチャンバ５の
内面との間にかじり等が生ぜず、スライドの円滑動作が
保証され、反復されてもスティックは生じない。

この場合、ボア２と反対側フランジ部７′の縁部も四沸
化エチレン樹脂製ラビリンス部２６により曲げ撓み状態
によっては該スライドのスムーズさを保証し、スティッ
クを防止する。

又、四沸化エチレン樹脂製ラビリンス部２６が耐熱性を
有しているので高負荷における四沸化エチレン樹脂自体
の耐熱性が良く熱変成しない。

シタ力って、サクションピストン３′の焼付き等は発生
せず、可変ベンチュリ気化器１′の機能は常に保証され
る。

又、第５図に示す実施例はフランジ部７のラビリンス部
に対向するサクションチャンバ５′内面に四沸化エチレ
ン樹脂製部材２６′ヲ張設した態゛様であり、実質的に
上述実施例と作用効果に差はない。

そして、第６図に示す実施例はフランジ部７′に四沸化
エチレン樹脂製ラビリンス部２６金環装させると共に、
該ラビリンス部２６に対向−ｆるサクションチャンバ５
′内面にも四沸化エチレン樹脂製部材２６′ヲ張設した
態様である。

尚、この発明の実施態様は上述各実施例に限るものでな
いことは勿論であり、例えば、サクションピストンのフ
ランジ部全体を四沸化エチレン樹脂製部材で形成する等
積々の態様が採用可能であり、又、対象もエアダンパ式
可変ベンチュリ気化器に限らないことも勿論である。

前述の如く、この発明によれば、対サクションチャンバ
内面漏れコントロールクリアランと弾設サクションピス
トンのヘッドからのメータリングニードルが対向ウェル
のメインノズルを進退する可変ベンチュリ気化器に於て
、上記サクションチャンバ内面と該サクションピストン
の該サクションチャンバ対向部の少なくとも一方に低摩
擦性樹脂製部材を表装付設することにより、アイドル状
態からのスロットルバルブ急開等によってインテークマ
ニホルド負圧がサクションピストンのヘッドにかかり、
サクションホールを介してサクションチャンバの負圧室
内に導出されない遅延状態で該サクションピストンが一
瞬全閉して下流側に曲げ撓みを受け、その状態でリフト
に移行しても、サクションチャンバ内面トサクションピ
ストンの該サクションチャンバ対向部の少な（とも一方
に低摩擦性樹脂製部材が表装付設されているため摺動が
生じてもスムーズにスライドし、かじりを生ぜず、焼付
き等のスティック現象も生ぜず、したがって、サクショ
ンピストンの停止等も発生せず、常に円滑に動作し、設
定機能をフルに発揮することが出来る優れた効果が奏さ
れる。

又、摺動摩擦抵抗の小さい低摩擦性樹脂製部材ヲサクシ
ョンチャンバ内面とサクションピストンの該サクション
チャンバ対向部の少なくとも一方に表装付設するだけで
上記摺動が生じてもその摺動抵抗を最小に押えてスライ
ドさせることが出来、サクションチャンバの耐熱性、耐
久性が著しく向上する利点がある。

この様にして可変ベンチュリ気化器の機能を果し、信頼
性を高めることが出来るメリットがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来態様の可変ベンチュリ気化器の説明断面図
、第２図は第１図Ａ部拡大断面図、第３図以下はこの発
明の詳細な説明図であり、第３図はｌ実施例の全体断面
図、第４図Ｆｉ第３図Ａ部拡大断面図、第５．６図は第
４図相当他の実施例の断面図である。 １５・・・バレル、　　９・・・スロットルバルブ、１
４・・・エアホーン、１１・・・ベンチュリ部、５・・
・サクションチャンバ、 ３′・・・サクションピストン、８′・・・ヘッド、２
４・・・メータリングニードル。 １９・・・フロート室、　　　　２１・・・ウェル、２
３・・・メインジェット、　　　２２・・・メインノズ
ル、１′・・・可変ベンチュリ気化器、 ７′・・・サクションチャンバ対向部、２６．２６′・
・・低摩擦性樹脂製部材出願人　　トヨタ自動車工業株
式会社 手　　続　　補　　正　　−（自　発　〕　。 〕昭和６７年６月−８ 日許庁長官　島田春樹　殿 １、事件の表示 可変ベンチュリ気化器 ３、補正をする者 事件との関係　　　特許出願人 住　　所　　愛知！Ｉ！！田市トヨタ町１番地名　　称
　　（３２０）　トヨタ自動車工業株式会社代表者　　
森　　１）　俊　　夫　　（他１名）４、代理人〒１０
５ ６、補正により増加する発明の数　　　　　な　し８、
補正の内容 別紙の通り。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. バレル下流スロットルバルブと上流エアポーン間ベンチ
   ュリ部１側に設けたサクションチャンバにスライドして
   進退可能なサクションピストンのヘッドから延設したメ
   ータリングニードルがフロート室に連通ずるウェル内の
   メインジェットに対してメインノズルから挿通している
   可変ベンチュリ気化器において、上記サクションチャン
   バ内面と上記サクションピストンの該サクションチャン
   バ対向部の少なくとも一方に低摩擦性樹脂製部材が表装
   付設されていることを特徴とする可変ベンチュリ気化器
   。