JPS58188619A - 防湿性包装容器本体の製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は防湿性包装容器本体の製造方法およびその製
造装置に係り、特に１合成樹脂フィルム（シートも含む
。以下同様）Ｊこ接着層を介して金属箔を貼合わせた積
層シート（フィルムも含む。

以下同様）を用いて防湿性に優れた包装用絞り容器を成
形する製造方法および装置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

高度の防湿性を有する包装容器は、医薬錠剤。

食料品、精密機械部品およびその他の湿気を忌避する内
容物を包装するために利用される。これらの包装容器は
１個ずつ個別に成形されるのではなく、多数個を同時に
成形し、そのまま使用に供されるのが一般的である。

従来、この種の防湿性包装容器の本体は、防湿性を有す
る熱可塑性樹脂フィルム単体あるいはこの樹脂フィルム
に防湿性を高めるために例えば塩化ビニリデンをコーテ
ィングしたものを用い、加熱軟化した後、圧空成形また
は真空成形方式により、多数個を同時に成形している。

これらの方式は、一種の張出し成形であるので熱可塑性
樹脂フィルムのような加熱屹よる軟化によって１００チ
〜２００５６以上も延び得る材料については十分に成形
可能であるが、熱可塑性樹脂フィルム単体あるいはこの
樹脂フィルムに他の防湿樹脂をコーティングしたもので
包装容器を成形した場合、防湿機能の劣化の問題があり
、高度の防湿性を長期間にわたって充分に維持するのが
困離であった。

一方、防湿性を高めるため、熱可塑性樹脂フィルムに金
属箔を積層した積層シートを用いて包装容器を製造する
ことが考慮されたが、この場合には成形時における成形
材料の延び率が１００ｓ以上であることが要求されるに
も拘らず金属箔の延び率は、加熱時でさえも、最大加〜
３０−程度であるため番こ金属箔を破断することなく成
形することが不可能であった。

この欠点を除くために、特公昭５２−２６５３７号公報
には、熱可塑性樹脂フィルムと金属箔との間にホットメ
ルト接着剤層を介装した積層シートを形成した後、積層
シートの金属箔をブランク形状番こ切断し、この切断後
に積層シートを型成形して防湿性包装容器本体を製造す
る方法が提案されている。この方法により成形される包
装容器は、熱可塑性樹脂フィル、ムが張出し成形される
と同時にブランク形状の切断線で囲まれた金属箔が絞り
加工されるので金属箔は破断されることがない。このた
め、内容物収納用凹部内の金属箔に破断部が存在せず、
包装容器は非常に高度の防湿性を有するものである。

しかしながら、上記製造方法は、積層シートの金属箔に
切断線を入れた後、積層シートを次のステーションに移
送させて絞り成形を行なうものである。゛この方法では
、搬送装置の送り精度が悪いと、切断線中心と絞り成形
中心とがずれ、包装容器本体の良好な成形ができないと
いう問題があった。

また、装置的には、積層シート位置決め用Ａ＃ａマーク
付加装置や、積層シートを高精度に送るため、積層シー
トの両側にパーフォレーションを穿設するパーフォレー
ション形成装置、成形装置とは別個番こ設置された半抜
き装置、積層シートのパーフォレーション部をトリミン
グする切断装置などが必要となり、製造装置の構造が複
雑となり、コンパクト化することができなかった。また
、パーフォレーション部をトリミングするため積層シー
トの素材にロス部分が多く、積層シートを効率的に利用
することができなかった。

〔発明の目的〕

この発明は上述した点を考慮し、積層シートの金属箔に
切断線を入れる半抜き成形と積層シートのブランク部分
の絞り成形を同じステーションで行ない得るようにした
防湿性包装容器本体の製造方法および製造装置を提供す
ることを第１の目的とする。

この発明は、さらに金属箔に切断線を入れる半抜き成形
機能を備えた絞り成形装置を提供すること番こより、積
層シートζこ移送用パーフォレーションの穿設を不要と
して索材の有効利用を図ることができ、かつ装置全体の
簡素化、コンパクト化を′図り得る防湿性包装容器本体
め製造装置を提供することを第２の目的とする。

〔発明の４ａ賛〕 この発明は上述した第１の目的を達成子るために、金ｍ
箔と熱可塑性樹脂フィルムとをホットメルト接７ｉｉｔ
剤で′接着された積層シートを挾持して。

金属箔に所要のブランク形状の切断線を入れた後間−ス
チージョンで積層フィルムのブランク部分を絞り成形す
ることを特徴とする防湿性包装容器本体の製造方法を提
供することである。

ま起、この発明は主述した第１および第２の目的を達成
するため、金属箔と熱可塑性樹脂フィルムとをホットメ
ルト接着剤で積層された積層シートを給送する装置−と
、この給送装置から供給される積層シートを加熱するヒ
ータと、加熱された積層シートの金属箔“を所要のブラ
ンク形状に切断線を入れる一方、切断線が入られた積層
シートのブランク部分を絞り成形する成形装置と、成形
された積層シートを移送する搬送装置とを壱することを
％微とする防湿性包装容器本体の製造装置を提供するこ
とである。

〔発明の実施例〕

この発明の実施例について添付図面を参照して説明する
。

第１図はこの発明に係る防湿性包装容器本体の製造装置
を示すもので１図中符号ｌＯは積層シートＳを給送する
給送装置を示す。給送装置１０は積層シートＳを巻装し
たシートリール１２を有し、上記積層シートＳはこのシ
ートリール１２から送り口〒う１３により送り出される
。

上記積層シートＳは、＃！２図に示すように、例えば厚
さ１００〜５００μの熱町履性樹盾フィルム１５をこ軟
化点８０℃〜１００°Ｃのホットメルト接着剤１６を３
〜３０μの厚さに塗布し、例えば厚さ田〜θμの軟質ア
ルミニウム製の金属箔１７を貼着したものである。熱可
塑性フィルム１５として、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカードネート
などがある。また、金属箔１７としてアルミニウムの他
に錫、鋼、鉄等を挙げることができ、厚さは３０〜１５
０μ、好ましくは３０−６０μである。さらに、ホット
メルト接着剤としては、エチレン酢酸ビニル共重合体、
酢酸ビニル、ポリビニールブチラール、ポリエチレン談
たはポリアミドを主成分とし、ロジン、エステルガムま
たはパラフィンを助剤として添加したものが挙げること
ができる。

送りローラ１３から繰り出された積層シートＳは張力調
節装置加のダンサローラ２１により所定の張力に保持さ
れる。ダンサローラ２１は、例えば昇降自在に支持され
、その昇降状態は近接スイッチＡ、Ｂにより検知される
。なお、ダンサローラは支持アームの自由端に揺動自在
に支持される構造としてもよい。ダンサローラが上限位
置ζこくると、近接スイッチＡからの信号により送りロ
ーラ１３を回転させ、下限位置に達すると近接スイッチ
Ｂが信号を発して送りローラ１３の回転を停止させる。

張力調節装置加によりテンションが調節された積層シー
トＳは続いてガイドローラムを経てプレヒータδで予熱
され徐々ｌこ軟化される。予熱された積層シートＳは続
いてヒータかに案内され、ここで所望温度に加熱される
。ヒータ瀝で充分に加熱が可能な場合、プレヒータを必
要としない。

ヒータ謳を通り加熱された積層シートＳは、金属箔１７
＃こ切断線りを入れる半抜き成形機能を備えた成形装置
諺に案内される。成形装置冨は、第３図に示すように、
金属箔１７の切断・しわ押え兼用固定金型おと、ダイス
あと成形ポンチおと１を有する。ダイス調および成形ポ
ンチあは固定金型（の上方および下方に、例えば積層シ
ー）Ｓの幅方向に２列をなすように対向して設置され、
ダイス菖および成形ポンチあはエアシリンダ等のシリン
ダ装置ア、３７により固定金５１３３に進退可能に設け
られている。固定金型部には成形ポンチあを案内するガ
イド孔間が穿設され、成形ポンチ友は各ガイド孔あを介
してダイスあのダイス大島に挿入されるＯ また、固定金型おは固定フレーム切にボルト締め等によ
り固定される。固定金型おは互いに一体的に結合された
２枚のプレー）４１．４２からなり。

このうち上部プレート４１にしわ押え用ブツシュ４３が
嵌装されている。しわ押え用ブツシュ４３は第４図に示
すように円筒状構造をなすとともに、しわ押え機能を高
めるため、しわ押え用ブツシュ４３のブツシュ面は上部
プレート４１のプレート面よりわずかに例えばδだけ上
方に位置される（第５図参照）。しわ押え用ブツシュ４
３の下端部には取付フランジ嘱が一体成形され、この取
付フランジ４４により両プレー）４１．４２間にブツシ
ュ４３が固定される。ブツシュ葛の外周部にはカッタ４
５が嵌装される。カッタ４５はブツシュ４３を覆うよう
に周方向に形成され、その刃先はブツシュのブツシュ面
より適宜上方に突出している。突出量は積層シートＳの
金属箔１７の厚さに応じて適宜定められる。

しかして、積層シートＳは金属箔１７が下方に位置され
る状態で移送され、成形装置諺に後述する搬送装置４７
により間欠的化案内される。積層シートＳが成形装置諺
に案内されると、初めにダイスあのシリンダ装置１３６
が作動してダイス詞を押し下げ、固定金型おとダイスあ
との間に積層シー）８が挾持される。この挟持状態から
ダイスＵをさらに押下げるとカッタ６が積ｌ−シート８
の金属箔１７内にくい込み、金属箔１７にブランク形状
、例えば円形の切断ＭＬが入れられる％（第６図および
第７図参照）。切断線が入れられた積層シート８のブラ
ンク部分はしわ押えブツシュ葛のブツシュ面とダイスあ
との間に強く挾持される。

続いて、第８図に示すように、成形ポンチお用のシリン
ダ装置ｎを作動させる。この作動により成形ポンチあは
固定金型おのガイド孔間を通って上動し、積層シートＳ
のブランク部分を押上げ、絞り成形する。この絞り成形
により、切断線りが入れられ、切断された金属箔１７は
成形ポンチあの上動につれ中心方向に流れる。この流れ
はホットメルト接着剤１６の溶融によりスムーズに行な
われるが、この場合、金属箔１７は切断線１ｍより切断
されているので、ブランク部分が絞り成形の進行によっ
ても破断することがない。しかも、ブランク部分のフラ
ンジはブツシュ４３のブツシュ面およびダイス調により
強く挟圧されるので、しわの発生が有効的かつ未然に防
止される。

このようにして、積層シートＳに内容物収納用室間が列
状に同時に複数個絞り成形され、成形された家父は金属
箔１７により高度の防湿性を有する。

なお、この絞り成形を加熱しながら行なうよう番こ。

成形装置羽のダイス調または固定金型お内にヒータを埋
め込み、加熱しながら行なうようにしてもよい。さらに
、内容物収納用室（資）は下方に開口しているので、室
（資）内にゴミ等が入ることがない。

絞り加工により、内容物収納用室間が形成されると、ポ
ンチあおよびダイス調は各シリンダ装置Ｉ、３７により
互いに離れる方向に後退せしめられる。ダイス調および
ポンチあが後退した後、積層シートＳは搬送装置４７に
より間欠送りされる。この場合、搬送装置４７の搬送ロ
ーラ５１に凹部を形成し、この凹部が内容物収納用室（
資）と係合されることにより、成形された積層シートＳ
が送られるようにすればよい。これにより、積層シート
Ｓの両側に搬送用パーフォレーションを穿設する必要が
なく、素材の無駄を有効的に防止できる。

搬送装＠４７から搬送される積層シートＳは１例えば反
転され°Ｃ次工程である内容物充填装置（図示を省略）
に送られ、ここで内容物Ｇが充填される。内容物Ｇが充
填された積層シートＳは続いて金属箔５３からなる蓋シ
ートが覆せられる。金属箔５３＃こはヒートシール性接
着剤舅が塗布されている。

これにより、覆せられた金属箔８はヒートシールにより
積層シートＳに第１０図に示すように接着され、高度の
防湿性包装容器が製造される。

〔発明の効果〕

以上述べたようにこの発明においては、積層シートの金
属箔に切断線を入れる半抜き成形と切断線が入れられた
積層シートのブランク部分の絞り成形とを同じステーシ
ョンで行なうようにしたから、成形装置から独立した半
抜き装置を独立して設ける必要がなく、また、同じステ
ーションで切断線の形成と絞り成形を行なうようにした
ので。

切断線中心と絞り成形中心とがずれることがない。

したがって、高祠変の搬送装置を必要としない。

このため、製造装置全体の簡素化、コンパクト化を図る
ことができる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る防湿性包装容器本体の製造装置
の一実施例を示す図、第２図は、包装容器本体を成形す
る前の積層シートを示す図、１ｇ３図は、上記製造装置
に組み込まれる半抜き機能を備えた成形装置を示す図、
第４図は、上記成形装置に使用されるしわ押えブツシュ
を示す斜視図。 第５図はしわ押えブツシュと固定金型のプレート間との
関係を示す図、第６図は、積層シートに入れられる切断
線を示す図、第７図および第８図は上記成形装置による
各成形工程を示す図、第９図は成形装置により成形され
る包装容器本体を示す断面図、第１０図は包装容器本体
に蓋シートを覆せた包装容器を示す断面図である。 １〔）・・・給送装置、Ｓ・・・積層シート、１５・・
・熱可塑性側脂フィルム、１６・・・ホットメルト接着
剤、１７・・・金属箔、加・・・張力調節装置、２５・
・・プレヒータ、２６・・・ヒータ、３２・・・成形装
置、（・・・固定金型、３４・・・ダイス、あ・・・成
形ポンチ、ア、３７・・・シリンダ装置、３９・・・ダ
イス穴、４１　、４２・・・プレート、０・・・しわ押
えブツシュ、４５・・・カッタ、５０・・・内容物収納
用室、Ｇ・・・内容物。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、金属箔と熱可塑性樹脂フィルムとをホットメルト接
   着剤で接着された積層シートを挾持して金属箔に所要の
   ブランク形状の切断線を入れた後、同一スチージョンで
   積層フィルムのブランク部分を絞り成形する仁とを特徴
   とする防湿性包装容器本体の製造方法。 ２、金属箔と熱可塑性樹脂フィルムとをホットメルト接
   着剤で積層された積層シートを給送する装置と、この給
   送装置から供給される積層シートを加熱するヒータと、
   加１熱された積層シートの金属箔を所要のブランク形状
   に切断線を入れる一方、切断線が入れられた積層シート
   のブランク部分を絞り成形する成ＮＩ装置と、成形され
   た積層シートを移送する搬送装置とを有するξとを特徴
   とする防湿性包装容器本体の製造装置。