JPS5818848Y2 - 電気かみそり - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回転式電気かみそりに於ける全体構造の組立を
非常に簡単にしたもので、組立作業を容易にし、組立に
用いる部品を少なくしてコストダウンを遠戚したもので
ある。

以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、
１は合成樹脂よりなるモーターケースにして、該モータ
ーケース１は上面に外刃枠の螺着用周壁２を形成した上
蓋３と、該上蓋３にて上面開口を塞がれる有底の筒状体
４とより構成され、該筒状体４内にモーターの部品であ
る固定子５及び回転子そして整流子、ブラシ等が収納さ
れている。

前記上蓋３と筒状体４とは螺子等によって結合固定され
、又前記回転子の回転軸６は上蓋３の中心より突出し、
先端にて接手７が装着されている。

８は外刃枠で、外刃９をドーム状に装着し、前記螺着用
周壁２に螺着固定される。

１０はこの外刃９と摺接する内刃１１．１１’を数枚取
り付けた内刃台で、前記接手７と結合される。

１２は前記内刃台１０の保持とひげ屑の落下させる役目
をする皿状の板体である。

前記モーターケース１の周面部、詳しくは筒状体４の周
面の一部に横長の係止孔１３が形成されている。

又、これと対向する面には係合凹部１４が形成されてい
る。

更に、上蓋３の周囲には嵌合鍔１５を有し、内部に環状
凹溝１６が形成されている。

１７は電気かみそりの本体ケースの一方を構成する合成
樹脂型の半割ケースにして、スイッチを表面に取り付け
、ケース１７内面には電池或いは充電装置等の電装部品
が装着されていて、上端には前記環状凹溝１６に嵌まる
半円状の嵌合突起１８が形成されている。

更に、該半割ケース１７の内面上方には前記モーターケ
ース１の係止孔１３と係合する係止リブ１９が突設され
ている。

２０は前記半割ケース１７に重合されて本体ケースを構
成する半割のカバーで、上端に前記モーターケース１の
環状凹溝１６に嵌まる半円状の嵌合突起２１を有すると
共に、上方内面には前記係合凹部１４と嵌合する突起２
２が形設されている。

２３はこの半割カバー２０を半割ケース１７に重合後、
完全に固定するための螺子である。

上述の構成に於いて、次にその組み立て方を説明すると
、本体ケースの一方を構成する半割ケース１７の内面に
は図示しないが、蓄電池及びその充電装置等の電装部品
が予しめ装着されている。

よって、この半割ケース１７にモーターケース１を取付
けるには、モーターケース１周面の係止孔１３を前記半
割ケース１７の内面係止リブ１９に係合するように組み
込む。

すると、半割ケース１７上端の半円状嵌合突起１８が前
記モーターケース１の嵌合鍔１５の半円部について、そ
の凹溝１６内に嵌まり、仮止めできる。

よってこの半製品の状態で種々のテストが行える。

テストを終えたら半割のカバー２０をその上端の半円状
嵌合突起２１が前記モーターケース１の嵌合鍔１５内に
第１図のように嵌まるように又、半割カバー２０の内面
突起２２がモーターケース１周面の係合凹部１４に嵌合
するよう半割ケース１７に重合する。

これによって、半割ケース１７と半割カバー２０とはモ
ーターケース１によって結合されるような構造となって
いる。

即ち、半割ケース１７と半割カバー２０の夫々の半円状
嵌合突起１８．２１がモーターケース１周面の嵌合鍔１
５に嵌まることによって威されている。

又、モーターケース１の固定も単に、係止孔１３と係止
リブ１９及び係合凹部１４と内面突起２２との嵌合とい
う組立作業ででき簡単なものとなっている。

そして最後に半割カバー２０から一本の螺子２３を半割
ケース１７側に螺子込めば完全に組立てできる。

上記の如く、本考案の電気かみそりはモーターケースと
、半割ケース及び半割カバーの三部品でこれらは単に順
次組み立てていくだけで完成できその作業は頗る容易と
なっている。

以上、本考案は上部に刃部を装着し得るモーターケース
と、このモーターケースを上方に於いて両側から把持す
るよう、互いに重合される半割のケースと、半割カバー
とより成り、前記半割ケースの内面には電池或いはその
充電装置等の電装部品が装着されるが、この半割ケース
に前記モーターケースを取付けるには、モーターケース
の周面に形成した係止孔を前記半割ケースの係止リブに
係合し、同時にモーターケースの周面には環状鍔が設け
られているので、この鍔の内面凹溝内に前記半割ケース
の上端の半円状嵌合突起を嵌め、この時点でモーターケ
ースを半割ケースに一時固定でき、半製品の状態とされ
るので、この状態で種々の製品テストが行え便利である
。

そして、前記半割ケースに半割カバーを重合すると、こ
れの上方内面には突起が設けられているので、この突起
が前記係止孔とは反対面側に設けられているモーターケ
ース周面の係合凹所に嵌合して、前記係止リブと共に、
モーターケースを固定することができる。

この時、同時に半割カバーの上端半円状突起が残りの前
記嵌合鍔の内面凹溝に嵌まり、結果としてこのモーター
ケースが両半割のケースとカバーを結合させる役目をし
ている。

そして、最後に螺子等で半割カバーを半割ケースに完全
に固定すれば組立完了となる。

以上の様にモーターケースの取付けな半割ケースと半割
カバーの夫々内面の係止リブと突起とを利用して容易に
固定でき組立作業が図と共に、取付部材も必要とせず、
電気かみそりの全体組立構造を非常に簡単とすることが
できる実用的価値大なるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は要部断面図、
第２図は組立完了直前の外観図、第３図は組立構成を示
す構成要素分解斜視図である。 ８・・・・・・外刃枠、２・・・・・・螺着用周壁、１
・・・・・・モーターケース、１７・・・・・・半割ケ
ース、２０・・・・・・半割カバー１９・・・・・・係
止リブ、１３・・・・・・係止孔、１４・・・、・・・
係合凹部、２２・・・・・・突起、１５・・・・・・環
状鍔、１８．２１・・・・・・嵌合突起。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上面に外刃枠の螺着用周壁を有したモーターケースと、
   内面に電装部品を装着した半割ケースと、前記半割ケー
   スに重合される半割のカバーとよりなり、前記半割ケー
   スの内面上方に設けた係止リブに、前記モーターケース
   周面の係止孔を係合し、該係止孔とは反対面側に位置す
   る前記モーターケース周面の係合凹部に、前記半割カバ
   ーの内面上方突起を嵌合すると共に、前記モーターケー
   スの周面に設けた環状鍔に半割カバーと半割ケースの上
   端に設けた嵌合突起を嵌合し、半割カバーを半割ケース
   に重合固定してなる電気かみそり。