JPS5818587B2 - 単板の乾燥装置 - Google Patents

単板の乾燥装置

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JPS5818587B2
JPS5818587B2 JP47089225A JP8922572A JPS5818587B2 JP S5818587 B2 JPS5818587 B2 JP S5818587B2 JP 47089225 A JP47089225 A JP 47089225A JP 8922572 A JP8922572 A JP 8922572A JP S5818587 B2 JPS5818587 B2 JP S5818587B2
Authority
JP
Japan
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veneer
belt
drying
cracks
heating roller
Prior art date
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Expired
Application number
JP47089225A
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English (en)
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JPS4945452A (ja
Inventor
山本喜一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meinan Machinery Works Inc
Original Assignee
Meinan Machinery Works Inc
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Publication date
Application filed by Meinan Machinery Works Inc filed Critical Meinan Machinery Works Inc
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Publication of JPS4945452A publication Critical patent/JPS4945452A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は単板の乾燥装置に関するものである。
公知の通り単板は繊維と直交方向の結合強度が軟弱なう
えに、乾燥に伴って繊維と直交方向へ著しく(5〜12
%)収縮する特性を有し、而も局部的な収縮率が一様で
ない特異な素材である事から、単板を不均一に拘束した
状態で乾燥を行う従来の乾燥装置に於ては、乾燥した単
板にアバレや割れ等の欠点が生じ易く、例えば化粧単板
の如く繊維と直交方向の結合強度が極めて軟弱な単板に
割れを生じせしめる事なく乾燥する事は、事実上不可能
であったと言っても過言では赴い。
即ち、例えば「経木削機用速乾燥装置」(実公昭39−
27537号公報)に開示される如く、平滑な熱盤と該
熱盤上に備えた搬送帯とによって単板の搬送路を形成し
、搬送帯側に備えた複数個の転子を、伸性弾附によって
前記搬送帯に押圧する事により、単板を拘束しつつ乾燥
するようにした乾燥装置に於ては、転子が存在する部分
の単板に対する拘束力は、搬送帯の自重の他に転子の自
重及び伸性弾附の付勢力等によって、所望の大きさを確
保し得るものの、転子が存在しない部分の単板に対する
拘束力は、単に搬送帯の自重のみであるから、全体とし
て著しく不均一であって、転子が存在しない部分を単板
が通過する時、乾燥に伴って収縮するのを規制する拘束
力が不足する事は明白であり、繊維と直交方向の結合強
度が比較的強い単板を乾燥する場合には、割れが生じる
事は比較的少い反面アバレが生じ易く、他方、化粧単板
等の如く繊維と直交方向の結合強度が極めて軟弱な単板
を乾燥する場合には、単板にアバレと共に少数の大きな
割れが生じ、まったく製品価値のない乾燥単板となって
しまう。
また更に言及すれば、前記装置に於ける転子が存在する
部分であっても、乾燥すべき単板に厚さムラがあると、
厚い部分が薄い部分よりも強く押圧される結果、拘束力
が不均一となり、例えば「ベニヤ単板乾燥装置」(実公
昭42−16478号公報)に開示される如く、平坦な
熱盤によって単板を両面から挟圧拘束しつつ乾燥するよ
うにした、所謂熱盤式乾燥装置で乾燥する場合と同様に
、繊維と直交方向の強度が比較的強い単板であっても、
厚さムラに伴う拘束力の差異によって、単板の薄い部分
に割れが発生して製品化に支障を来たす不具合がある等
種々の欠陥を有しまたその他の従来の乾燥装置も、単板
の拘束の不均一性では前記両装置と大同小異である事か
ら、例えば化粧単板などは、耐候性・接着性の低下及び
カビ・変色対策等の管理上の困難性が増大する不都合が
あるにもかかわらず、はとんど未乾燥状態で二次加工に
使用されているのが実状であり、之ら従来の乾燥装置の
欠点を払底できる新たな乾燥装置の開発が渇望されてい
た。
本発明は従来の乾燥装置では成し得なかった、単板のほ
ぼ均一な拘束状態での連続的な乾燥を可能化すべく開発
したもので、□その目的とする所は、単板をほぼ均一な
拘束状態で能率良く乾燥できるようにした乾燥装置を提
供し、以て不均一な拘束状態での乾燥に起因する、単板
のアバレや割れ等の欠点の発生を防止あるいは著しく低
減しつつ、能率的な単板の乾燥を成し得るようにせんと
するものである。
即ち、本発明に係る単板の乾燥装置は、適宜の加熱手段
によって加熱される加熱ロニラを備えると共に、該加熱
ローラの適宜の範囲の周面に沿わせてベルトを掛は回し
て、加熱ローラの周面に沿わせて単板を連続的に搬送で
きるようにし、而も前記ベルトの外側に、該ベルトを前
記加熱ローラ側へ等分布的に加圧する弾性部材と、該弾
性部材を保持する保持部材を備えて、単板を拘束しつつ
乾燥するようにしたものであり、連続的な乾燥であるか
ら能率的であるのは勿論のこと、たとえ厚さムラを有す
る単板であっても、前記弾性部材による等分布的な加圧
を得て、全域にわたってほぼ均一な拘束を受けるので、
乾燥に伴う収縮も均等に規制され、収縮分が全域に分散
して塑性変形する形態となって割れがほとんど生じない
か、若しくは肉眼では認められないような微細な割れが
極めて細かい間隔で分散状に形成された形態で乾燥され
ると共に、均一な拘束によりアバレの発生も防止あるい
は著しく低減され、極めて良質な乾燥単板が作製し得る
以下本発明を図面に例示した実施の一例に基づき詳述す
れば次の通りである。
本発明に係る単板の乾燥装置は図からも明らかな如く、
例えば蒸気・加熱油等の適宜の加熱手段によって加熱さ
れる加熱ローラ1を備えると共に該加熱ローラ1の適宜
範囲の周面に沿わせてベルト5を1)1回して、前記加
熱ローラ1とベルト5の間に単板7の搬送路を形成し、
更に前記ベルト5の外側に、該ベルト5を前記加熱ロー
ラ側へ等分布的に加圧する弾性部材、側えはゴム等の弾
性体4及び流体チューブ2から成る弾性部材と、該弾性
部材を保持する保持部材3を備えて成るものである。
図中6はベルト5のアイドルローラ、8は搬出コンベア
ベルト、9はプーリー、10は単板ガイドである前記の
如き構成で成る乾燥装置に於て、加熱ローラ1とベルト
5によって形成された搬送路へ搬入された単板γは、ベ
ルト5を介して弾性体4及び流体チューブ2から成る弾
性部材により加熱ローラ1へ加圧され、該加熱ローラ1
による加熱作用を得て順次乾燥された後に、単板ガイド
10を経て搬出コンベアベルト8上へ搬出されるが、乾
燥途上に於ては弾性部材による等分布的な加圧を得て、
ベルトと加熱ローラによってほぼ均一に拘束された状態
であるから、乾燥に伴う収縮も均等に規制され、収縮分
が全域に分散して塑性変形した状態となって割れがほと
んど生じないか、若しくは肉眼では認められないような
微細な割れが極めて細かい間隔で形成された形態となる
ので、いずれにしても製品化に際して実用上何等支障な
く、勿論アバレの発生も防止あるいは著しく低減され、
而も単板を拘束する部材の一方が弾性変位可能な部材で
支持されるものであるから、単板の厚さにむらがあって
も差支えないと共に、連続的な乾燥が行い得るので能率
的である。
尚、前記弾性部材としては、実施例の如く、局部的な加
圧力の均一化に適するゴム等の弾性体と、全体的な加圧
力の均一化に適する流体チューブとを併用するのが効果
的であり、特に流体チューブは、単に等分布的な加圧に
好適であるのみならず、注入する流体の圧力を変換する
事によって、加圧力を容易に変換する事ができるので至
便である。
また前記ベルトとしては、力の作用によって伸び縮みし
にくく比較的薄手のものが、単板の拘束性が良好で望ま
しい。
以上明らかな如く本発明に係る単板の乾燥装置は、加熱
ローラと共に単板の搬送路を形成するベルトの外側に、
該ベルトを等分布的に加熱ローラ側へ加圧する弾性部材
を備える事によって、乾燥途上に於ける単板をほぼ均一
に拘束しつつ乾燥を行うようにしたものであるから、単
板の品質を損う事なく能率的な乾燥を行う事ができ、特
に従来の乾燥装置では不可能に近かった、化粧単板等の
繊維と直交方向の給金強度が極めて軟弱な単板を良好に
乾燥し得る実用上の効果は極めて多大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施の一例を示すものであって、第1図
は本発明に係る単板の乾燥装置の側断面図である。 1・・・・・・加熱ローラ、2・・・・・・流体チュー
ブ、3・・・・・・支持部材、4・・・・・・弾性体、
5・・・・・・ベルト、7・・・・・・単板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 適宜の加熱手段によって加熱される加熱ローラを備
    えると共に、該加熱ローラの適宜範囲の周面に沿わせて
    ベルトを掛は回し、更に該ベルトの外側に、該ベルトを
    前記加熱ローラ側へ等分布的に加圧する弾性部材と、該
    弾性部材を保持する保持部材を備えて成る単板の乾燥装
    置。
JP47089225A 1972-09-06 1972-09-06 単板の乾燥装置 Expired JPS5818587B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS4945452A JPS4945452A (ja) 1974-04-30
JPS5818587B2 true JPS5818587B2 (ja) 1983-04-13

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ID=13964778

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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ITVI20050309A1 (it) * 2005-11-23 2007-05-24 Baggio Tecnologie Srl Essiccatoio sottovuoto di tipo perfezionato

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1188819A (en) * 1967-04-26 1970-04-22 I T E S Ind Ticinese Essicatoi Cylindrical Vacuum Drier for Sheet Materials and Particularly for Leather.

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GB1188819A (en) * 1967-04-26 1970-04-22 I T E S Ind Ticinese Essicatoi Cylindrical Vacuum Drier for Sheet Materials and Particularly for Leather.

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