JPS5818571Y2 - 密閉式暖房装置 - Google Patents
密閉式暖房装置Info
- Publication number
- JPS5818571Y2 JPS5818571Y2 JP1978108974U JP10897478U JPS5818571Y2 JP S5818571 Y2 JPS5818571 Y2 JP S5818571Y2 JP 1978108974 U JP1978108974 U JP 1978108974U JP 10897478 U JP10897478 U JP 10897478U JP S5818571 Y2 JPS5818571 Y2 JP S5818571Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid return
- pipe
- return pipe
- steam pipe
- steam
- Prior art date
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- Expired
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- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、水または有機質冷媒等の熱媒を用い、この
熱媒の沸騰凝縮による自然循還を利用したボイラ、放熱
器、蒸気管、および液戻り管等からなる暖房機に関する
もので、特にこの考案は蒸気管と液戻り管の改良に関す
るものである。
熱媒の沸騰凝縮による自然循還を利用したボイラ、放熱
器、蒸気管、および液戻り管等からなる暖房機に関する
もので、特にこの考案は蒸気管と液戻り管の改良に関す
るものである。
第１図は従来の密閉式暖房装置（蒸気暖房器）を示すも
ので、１は石油等の液体燃料あるいは気体燃料を燃焼さ
せるバーナ、２はこのバーナ１を組み込んだボイラで、
このボイラ２により主として水等の熱媒を沸騰気化して
高温高圧の飽和蒸気を生成するようになされている。
ので、１は石油等の液体燃料あるいは気体燃料を燃焼さ
せるバーナ、２はこのバーナ１を組み込んだボイラで、
このボイラ２により主として水等の熱媒を沸騰気化して
高温高圧の飽和蒸気を生成するようになされている。
３は上記ボイラ２によって生成された高温高圧の蒸気を
後述する放熱器４に導く蒸気管で、この蒸気管３におけ
る放熱は極力小さくなるように構成されている。
後述する放熱器４に導く蒸気管で、この蒸気管３におけ
る放熱は極力小さくなるように構成されている。
４は暖房されるべき部屋に設置された放熱器で、上記蒸
気の凝縮液化による潜熱を室内に放出して室内を暖房す
るようになされている。
気の凝縮液化による潜熱を室内に放出して室内を暖房す
るようになされている。
しかして、この放熱器４は裸管あるいはフィン付管が用
いられ、これらを入口および出口のヘッダ間に並列に束
わて配設したものが多く用いられているとともに、この
放熱器４は自冷式と、電動ファンによって強制冷却する
強制冷却式とが用いられている。
いられ、これらを入口および出口のヘッダ間に並列に束
わて配設したものが多く用いられているとともに、この
放熱器４は自冷式と、電動ファンによって強制冷却する
強制冷却式とが用いられている。
５は液戻り管で、凝縮液化した熱媒液を再びボイラ２に
返送するためのものである。
返送するためのものである。
６は上記液戻り管５の途中に設けられた空気貯気槽で、
この空気貯気槽６は上記液戻り管５内を流通する熱媒液
内の空気を一時的に集めるために設けられたものである
。
この空気貯気槽６は上記液戻り管５内を流通する熱媒液
内の空気を一時的に集めるために設けられたものである
。
７は上記液戻り管５の途中に設けられた逆止弁で、この
逆止弁７は上記空気槽６にボイラ２の熱媒液が逆流して
流入しないようにするために設けられたものである。
逆止弁７は上記空気槽６にボイラ２の熱媒液が逆流して
流入しないようにするために設けられたものである。
第２図は同じ内径寸法の蒸気管３と液戻り管５を合成樹
脂等のチューブ８に一体威形したツインチューブの具体
例を示す断面図である。
脂等のチューブ８に一体威形したツインチューブの具体
例を示す断面図である。
このように構成された蒸気管３と液戻り管５からなるツ
インチューブにおいては、両管３，５が同一径であるた
め、曲げに＜＜、かつコスト高になる欠点がある。
インチューブにおいては、両管３，５が同一径であるた
め、曲げに＜＜、かつコスト高になる欠点がある。
また、いま熱媒液として水を使用し、放熱器４の熱交換
量を３０００ Ｋｃａｌ／ ｈとすると、上記蒸気管３
内を流通する１００℃の蒸気の速度は２０ｍ／ｓｅｃ程
度であり、内径１１ ｍ ／ ｍ前後の蒸気管３が必要
となり、一方凝縮液のドレイン量は１００ ｃｃ／ｍｉ
ｎ程度のため内径７ｍ／ｍ前後で充分である。
量を３０００ Ｋｃａｌ／ ｈとすると、上記蒸気管３
内を流通する１００℃の蒸気の速度は２０ｍ／ｓｅｃ程
度であり、内径１１ ｍ ／ ｍ前後の蒸気管３が必要
となり、一方凝縮液のドレイン量は１００ ｃｃ／ｍｉ
ｎ程度のため内径７ｍ／ｍ前後で充分である。
そこで第３図に示すように液戻り管５の内径を蒸気管３
の内径よりも細くして、曲げ加工を容易にし、かつコス
ト低減を計っている。
の内径よりも細くして、曲げ加工を容易にし、かつコス
ト低減を計っている。
次に、上述した液戻り管５と蒸気管３を断熱材８によっ
て一体にモールド成形した理由を次に述べる。
て一体にモールド成形した理由を次に述べる。
すなわち、暖房装置を夜間等に長時間運転休止した場合
、蒸気管３には空気と少量の凝縮水が、そして液戻り管
５には凝縮液が溜っている。
、蒸気管３には空気と少量の凝縮水が、そして液戻り管
５には凝縮液が溜っている。
この状態で、雰囲気が凍結温度以下に下った場合、両管
内の凝縮管は凍結を起すが、蒸気管３は凝縮水が少ない
ため凍結しても管が塞がるほどでないが、凝縮水が充満
している液戻り管５は凍結によって内部を塞いでしまう
。
内の凝縮管は凍結を起すが、蒸気管３は凝縮水が少ない
ため凍結しても管が塞がるほどでないが、凝縮水が充満
している液戻り管５は凍結によって内部を塞いでしまう
。
従来のツインチューブのように両管３，５を単に肉薄の
チューブ８で被覆したのみの場合は特にその傾向が強い
。
チューブ８で被覆したのみの場合は特にその傾向が強い
。
そこで管径の太い蒸気管３ａと管径の細い液戻り管５ａ
を肉厚の断熱材８ａによって一体にモールド成形するこ
とによって、液戻り管５ａ内の凝縮水の凍結を防止する
ようにしている。
を肉厚の断熱材８ａによって一体にモールド成形するこ
とによって、液戻り管５ａ内の凝縮水の凍結を防止する
ようにしている。
以上のようにして構成した密閉式暖房装置においてボイ
ラを加熱して水を循環させれば放熱器において熱を放出
し、暖房効果を発揮させることができる。
ラを加熱して水を循環させれば放熱器において熱を放出
し、暖房効果を発揮させることができる。
しかしながら、この暖房装置は休止時に液戻り管内の凝
縮液が凍結し、管内が閉塞してしまった場合、凝縮液か
１然解凍するまで暖房装置を円滑に運転することができ
なかった。
縮液が凍結し、管内が閉塞してしまった場合、凝縮液か
１然解凍するまで暖房装置を円滑に運転することができ
なかった。
この考案はかかる従来の欠点を解消するためになされた
もので、蒸気管の熱によって液戻り管内の凍結した凝縮
液を強制的に解凍できるようにした暖房装置を提供する
ことを目的とする。
もので、蒸気管の熱によって液戻り管内の凍結した凝縮
液を強制的に解凍できるようにした暖房装置を提供する
ことを目的とする。
この考案は、ボイラの出側に蒸気管を、入側に液戻り管
を夫々連結し、蒸気管と液戻り管との間に放熱器を連結
して熱回路を形成し、蒸気管と液戻り管とを伝熱可能に
構成し、蒸気管と液戻り管とを断熱材により一体にモー
ルド成形して戒る密閉式暖房装置を要旨とする。
を夫々連結し、蒸気管と液戻り管との間に放熱器を連結
して熱回路を形成し、蒸気管と液戻り管とを伝熱可能に
構成し、蒸気管と液戻り管とを断熱材により一体にモー
ルド成形して戒る密閉式暖房装置を要旨とする。
この考案は上記従来の密閉式暖房装置と構成及び作用は
基本的に同じであり、蒸液管と液戻り管とを伝熱可能に
構成した点においてのみ異なる。
基本的に同じであり、蒸液管と液戻り管とを伝熱可能に
構成した点においてのみ異なる。
第４図〜第６図はこの考案のツインチューブの具体的実
施例を示すもので、第４図は液戻り管５ａの外側に二重
管式に蒸気管３ａを配設したもの、第５図は管の内部を
長手方向に二分割して液戻り管５ａと蒸気管３ａを形成
したもの、第６図は断熱材８ａ内に埋設した液戻り管５
ａと、蒸気管３ａとを互いに接触させたものを示し、こ
のように構成すれば単に断熱材８ａによる断熱効果だけ
でなく、たとえ液戻り管５ａ内において凍結が発生して
も、暖房運転再会時に、蒸気管３ａ内を流通し始めた高
温蒸気によって液戻り管５ａ内の凍結凝縮液の融触が促
進される効果が生ずるものである。
施例を示すもので、第４図は液戻り管５ａの外側に二重
管式に蒸気管３ａを配設したもの、第５図は管の内部を
長手方向に二分割して液戻り管５ａと蒸気管３ａを形成
したもの、第６図は断熱材８ａ内に埋設した液戻り管５
ａと、蒸気管３ａとを互いに接触させたものを示し、こ
のように構成すれば単に断熱材８ａによる断熱効果だけ
でなく、たとえ液戻り管５ａ内において凍結が発生して
も、暖房運転再会時に、蒸気管３ａ内を流通し始めた高
温蒸気によって液戻り管５ａ内の凍結凝縮液の融触が促
進される効果が生ずるものである。
第１図は従来の密閉式暖房装置を示す配管図、第２図は
同径の液戻り管と蒸気管とからなるツインチューブを示
す断面図、第３図は異径の液戻り管と蒸気管とからなる
ツインチューブを示す断面図、第４図〜第６図はこの考
案の各種ツインチューブの断面図である。 図面中 ２はボイラ、３ａは蒸気管、４は放熱器、５ａ
は液戻り管、８ａは断熱材である。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
同径の液戻り管と蒸気管とからなるツインチューブを示
す断面図、第３図は異径の液戻り管と蒸気管とからなる
ツインチューブを示す断面図、第４図〜第６図はこの考
案の各種ツインチューブの断面図である。 図面中 ２はボイラ、３ａは蒸気管、４は放熱器、５ａ
は液戻り管、８ａは断熱材である。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (4)
- （１）ボイラの出側に蒸気管を、入側に液戻り管を夫々
連結し、蒸気管と液戻り管との間に放熱器を連結して熱
回路を形成し、蒸気管と液戻り管とを伝熱可能に構成し
蒸気管と液戻り管とを断熱材により一体にモールド成形
して成る密閉式暖房装置。 - （２）蒸気管と液戻り管とを接触させて戊る実用新案登
録請求の範囲第１項記載の密閉式暖房装置。 - （３）蒸気管の内部に液戻り管を設けて成る実用新案登
録請求の範囲第１項記載の密閉式暖房装置。 - （４）一本の管の内部を長手方向に二分割して、一方の
流路を蒸気管に、他方の流路を液戻り管にして成る実用
新案登録請求の範囲第１項記載の密閉式暖房装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978108974U JPS5818571Y2 (ja) | 1978-08-09 | 1978-08-09 | 密閉式暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978108974U JPS5818571Y2 (ja) | 1978-08-09 | 1978-08-09 | 密閉式暖房装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5526315U JPS5526315U (ja) | 1980-02-20 |
| JPS5818571Y2 true JPS5818571Y2 (ja) | 1983-04-15 |
Family
ID=29054507
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1978108974U Expired JPS5818571Y2 (ja) | 1978-08-09 | 1978-08-09 | 密閉式暖房装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5818571Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN201106897Y (zh) * | 2007-11-05 | 2008-08-27 | 蒋五四 | 热压力液体循环供热装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS501539A (ja) * | 1973-05-11 | 1975-01-09 | ||
| JPS5117352B2 (ja) * | 1972-12-22 | 1976-06-01 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4710350U (ja) * | 1971-02-23 | 1972-10-06 | ||
| JPS5080068U (ja) * | 1973-11-21 | 1975-07-10 | ||
| JPS5117352U (ja) * | 1975-07-14 | 1976-02-07 |
-
1978
- 1978-08-09 JP JP1978108974U patent/JPS5818571Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5117352B2 (ja) * | 1972-12-22 | 1976-06-01 | ||
| JPS501539A (ja) * | 1973-05-11 | 1975-01-09 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5526315U (ja) | 1980-02-20 |
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