JPS581842B2 - クウドウキヨウシンキ - Google Patents
クウドウキヨウシンキInfo
- Publication number
- JPS581842B2 JPS581842B2 JP50094033A JP9403375A JPS581842B2 JP S581842 B2 JPS581842 B2 JP S581842B2 JP 50094033 A JP50094033 A JP 50094033A JP 9403375 A JP9403375 A JP 9403375A JP S581842 B2 JPS581842 B2 JP S581842B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitance plate
- linear expansion
- capacitance
- outer conductor
- adjustment screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P7/00—Resonators of the waveguide type
- H01P7/04—Coaxial resonators
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はVHF又はUHF回路における温度補償機能を
備えた空洞共振器に関するものである。
備えた空洞共振器に関するものである。
従来の共振器はそのほとんどのものが温度補償のために
何らかの機能を付加している。
何らかの機能を付加している。
VHF又はUHF帯における共振器では線路先端に集中
定数キャパシタンスCを負荷したものがよく使用される
。
定数キャパシタンスCを負荷したものがよく使用される
。
その構造を第1図に示す。この場合使用温度の変化によ
り周波数の変動が生じる。
り周波数の変動が生じる。
すなわち上記周波数の変動は中心導体1の伸びによる周
波数の変化分Δfrl、キャパシタンス板2及び2′0
面積の増加にともなう周波数の変化分Δfr2、キャパ
シタンス板2及び2間のギャップの減少による周波数の
変化分Δfr3の和としてあらわれる。
波数の変化分Δfrl、キャパシタンス板2及び2′0
面積の増加にともなう周波数の変化分Δfr2、キャパ
シタンス板2及び2間のギャップの減少による周波数の
変化分Δfr3の和としてあらわれる。
前二成分Δfr1,Δfr2と後者Δfr3との符号を
反対にするため、キャパシタンス板2′と周波数調整ネ
ジ5の間にキャパシタンス板2′より線膨張係数の小な
る金属からなる補助キャパシタンス板4を接着させ、か
かる補助キャパシタンス板4の厚さを制御することによ
り、上記Δfr3を制御し温度補償を行なっていた。
反対にするため、キャパシタンス板2′と周波数調整ネ
ジ5の間にキャパシタンス板2′より線膨張係数の小な
る金属からなる補助キャパシタンス板4を接着させ、か
かる補助キャパシタンス板4の厚さを制御することによ
り、上記Δfr3を制御し温度補償を行なっていた。
この場合中心導体1と外部導体3とキャパシタンス板2
及び2及び周波数調整ネジ5は同一材料たとえば鋼でつ
くり、補助キャパシタンス板4としてはインバーが使用
されていた。
及び2及び周波数調整ネジ5は同一材料たとえば鋼でつ
くり、補助キャパシタンス板4としてはインバーが使用
されていた。
しかるにこのような構造にすると、温度補償の精度は補
助キャパシタンス板4の厚さで決定されるため、微調整
のためにはキャパシタンス板2と補助キャパシタンス板
4を分離し補助キャパシタンス板4を再び研磨しなげれ
ばならず製造上非常に困難な面を含んでおり、かつ温度
補償も完全でない等の欠点があった。
助キャパシタンス板4の厚さで決定されるため、微調整
のためにはキャパシタンス板2と補助キャパシタンス板
4を分離し補助キャパシタンス板4を再び研磨しなげれ
ばならず製造上非常に困難な面を含んでおり、かつ温度
補償も完全でない等の欠点があった。
本発明はかかる欠点をな《し温度補償の微調整が容易で
ある共振器を提供することを目的とする。
ある共振器を提供することを目的とする。
すなわち本発明は線膨張係数の異なる三種類以上の金属
を接着させることにより温度補償を行なうものである。
を接着させることにより温度補償を行なうものである。
第2図に本発明の一実施例を示す。第2図において、1
は中心導体であり、2及び1はキャパシタンス板、3は
外部導体であり、キャパシタンス板2,zは外部導体3
と同じく銅でつくられている。
は中心導体であり、2及び1はキャパシタンス板、3は
外部導体であり、キャパシタンス板2,zは外部導体3
と同じく銅でつくられている。
また4はインバーからなる補助キャパシタンス板であり
キャバシタンス板2と接着されている。
キャバシタンス板2と接着されている。
これらの接着は、インバーからなる補助キャパシタンス
板4に銅をメッキし、その後二枚のキャパシタンス板を
ハンダ付けして行なう。
板4に銅をメッキし、その後二枚のキャパシタンス板を
ハンダ付けして行なう。
さらに上記補助キャパシタンス板4と接触して周波数調
整ネジ5が形成されるが、本実施例においては外部導体
材料と線膨張係数の異なる材料たとえば黄銅で周波数調
整ネジ5を形成する。
整ネジ5が形成されるが、本実施例においては外部導体
材料と線膨張係数の異なる材料たとえば黄銅で周波数調
整ネジ5を形成する。
かかる材料としては線膨張係数および加工性を考慮すれ
ば、黄銅が最適と思われるが、外部導体材料よりも線膨
張係数の異なる材料であれば他のものでも良い。
ば、黄銅が最適と思われるが、外部導体材料よりも線膨
張係数の異なる材料であれば他のものでも良い。
この場合従来の二種類の金属を用いた場合のキャパシタ
ンス板2及び2′間のギャップの減少による周波数変化
に加えて、外部導体3と周波数調整ネジ5との線膨張係
数の差で生じるキャパシタンス板2及び2間のギャップ
の減少により周波数変化が起こるため、微調整を行なう
際はキャパシタンス板2の厚さを制御すればよい。
ンス板2及び2′間のギャップの減少による周波数変化
に加えて、外部導体3と周波数調整ネジ5との線膨張係
数の差で生じるキャパシタンス板2及び2間のギャップ
の減少により周波数変化が起こるため、微調整を行なう
際はキャパシタンス板2の厚さを制御すればよい。
これは次の原理に基づくものである。
いま、粗い近似ではあるが簡単のために第2図の共振器
を線路部分をし、先端部の集中定数キャパシタCで共振
するLC共振器とみなすと、共振周波数frはで与えら
れる。
を線路部分をし、先端部の集中定数キャパシタCで共振
するLC共振器とみなすと、共振周波数frはで与えら
れる。
いま、中心導体1、外導体3、およびキャパシタンス板
2,zを構成する金属の線膨張係数をα】、補助キャパ
シタンス板4を構成する金属の線膨張係数をα2、周波
数調整ネジ5を形成する金属の線膨張係数をα3とし、
温度T=0のときの値を添字Oをつけて表わすと、τ=
tにおけるインダクタンス、キー・パシタンスをL(t
),C(t)とすると、 L(t)≒LO(1+αIt) ・・・・・・・・・
・・・・・・ (2)ここに、 SoはT=0でのキャパシタンス面積 G.はT=0でのキャパシタンスギャップH20はT−
0での補助キャパシタンス板4の厚さ L20はT=Oでの補助キャパシタンス板4の表面と周
波数調整ネジ5を埋め込ん だ外導外内壁部間の距離 で表わされる。
2,zを構成する金属の線膨張係数をα】、補助キャパ
シタンス板4を構成する金属の線膨張係数をα2、周波
数調整ネジ5を形成する金属の線膨張係数をα3とし、
温度T=0のときの値を添字Oをつけて表わすと、τ=
tにおけるインダクタンス、キー・パシタンスをL(t
),C(t)とすると、 L(t)≒LO(1+αIt) ・・・・・・・・・
・・・・・・ (2)ここに、 SoはT=0でのキャパシタンス面積 G.はT=0でのキャパシタンスギャップH20はT−
0での補助キャパシタンス板4の厚さ L20はT=Oでの補助キャパシタンス板4の表面と周
波数調整ネジ5を埋め込ん だ外導外内壁部間の距離 で表わされる。
したがって、共振器の温度係数τは、
となる。
ここで、キャパシタンス板zのT=OKおける厚さをH
10とし、L30=GO+H10+H20+L20と表
わすと、 となる。
10とし、L30=GO+H10+H20+L20と表
わすと、 となる。
L30はキャバシタンス板2の表面と外導体3のネジ5
側内壁間の距離であるから一定であり、Goも一定であ
るから、(4)式よりτはH10+H20、すなわちギ
ャパシタンス板2と補助キャパシタンス板4の厚さで制
御出来る。
側内壁間の距離であるから一定であり、Goも一定であ
るから、(4)式よりτはH10+H20、すなわちギ
ャパシタンス板2と補助キャパシタンス板4の厚さで制
御出来る。
一方、第1図に示した従来例においては、周波数調整ネ
ジ5が中心導体1や外導体3と同一材料であるので、α
1−α3となる。
ジ5が中心導体1や外導体3と同一材料であるので、α
1−α3となる。
したがって(4)式は
となり、温度係数τはH20すなわちキャパシタンス板
4の厚さとキャパシタンスギャツプGOKのみ依存する
。
4の厚さとキャパシタンスギャツプGOKのみ依存する
。
ところが、キャパシタンスギャップGOは共振周波数を
一定にするためには一定でなげればならないので、結局
温度係数τはキャパシタンス板4の厚さのみに依存する
ことになり、キャパシタンス板2を変化させてもその変
化をネジ5で補償させるので、キャパシタンス板2’を
研磨して温度補償をすることは出来ない。
一定にするためには一定でなげればならないので、結局
温度係数τはキャパシタンス板4の厚さのみに依存する
ことになり、キャパシタンス板2を変化させてもその変
化をネジ5で補償させるので、キャパシタンス板2’を
研磨して温度補償をすることは出来ない。
従がって本発明は従来に比して簡単かつ正確に温度補償
が行なえる効果を有する。
が行なえる効果を有する。
以上は三種類の金属の組合せの場合について述べたが、
本発明は三種類以上の金属についても適用できる。
本発明は三種類以上の金属についても適用できる。
以上述べて来た様に本発明は線路の先端に集中定数キャ
パシタンス板を負荷した構造の共振器において、上記キ
ャパシタンス板に対向して三種類以上の金属からなる温
度補償機能を備えた周波数調整ネジを設けたものであり
、従来に比して簡単にしかも正確に温度補償が行なえる
すぐれた共振器を提供するものである。
パシタンス板を負荷した構造の共振器において、上記キ
ャパシタンス板に対向して三種類以上の金属からなる温
度補償機能を備えた周波数調整ネジを設けたものであり
、従来に比して簡単にしかも正確に温度補償が行なえる
すぐれた共振器を提供するものである。
第1図は従来使用されている共振器の断面図、第2図は
本発明の一実施例における共振器の断面図である。 1・・・・・・中心導体、2,2′・・・・・・キャバ
シタンス板、3・・・・・・外部導体、4・・・・・・
補助キャパシタンス板、5・・・・・・周波数調整ネジ
。
本発明の一実施例における共振器の断面図である。 1・・・・・・中心導体、2,2′・・・・・・キャバ
シタンス板、3・・・・・・外部導体、4・・・・・・
補助キャパシタンス板、5・・・・・・周波数調整ネジ
。
Claims (1)
- 1 中心導体の先端に集中定数キャパシタンス板を有し
、上記集中定数キャパシタンス板に対向して線膨張係数
の異なる複数層からなるキャパシタンス板を設け、さら
に上記複数層からなるキャバシタンス板に接着されると
ともに外部導体に埋め込まれ,上記外部導体と線膨張係
数の異なる材料で構成された周波数調整ネジを具備した
空洞共振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50094033A JPS581842B2 (ja) | 1975-07-31 | 1975-07-31 | クウドウキヨウシンキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50094033A JPS581842B2 (ja) | 1975-07-31 | 1975-07-31 | クウドウキヨウシンキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5217750A JPS5217750A (en) | 1977-02-09 |
JPS581842B2 true JPS581842B2 (ja) | 1983-01-13 |
Family
ID=14099241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50094033A Expired JPS581842B2 (ja) | 1975-07-31 | 1975-07-31 | クウドウキヨウシンキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS581842B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61112142U (ja) * | 1984-12-26 | 1986-07-16 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS617898A (ja) * | 1984-06-22 | 1986-01-14 | 松下電器産業株式会社 | 周波数分析装置 |
SE514247C2 (sv) * | 1999-06-04 | 2001-01-29 | Allgon Ab | Temperaturkompenserad stavresonator |
GB2448875B (en) * | 2007-04-30 | 2011-06-01 | Isotek Electronics Ltd | A temperature compensated tuneable TEM mode resonator |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4322356Y1 (ja) * | 1964-06-09 | 1968-09-19 |
-
1975
- 1975-07-31 JP JP50094033A patent/JPS581842B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4322356Y1 (ja) * | 1964-06-09 | 1968-09-19 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61112142U (ja) * | 1984-12-26 | 1986-07-16 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5217750A (en) | 1977-02-09 |
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