JPS58183745A - ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物 - Google Patents
ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS58183745A JPS58183745A JP6689382A JP6689382A JPS58183745A JP S58183745 A JPS58183745 A JP S58183745A JP 6689382 A JP6689382 A JP 6689382A JP 6689382 A JP6689382 A JP 6689382A JP S58183745 A JPS58183745 A JP S58183745A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubbery polymer
- resin composition
- graft
- resin
- monomers
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
l)発明の分野
本発明は、機械的及び熱的特性に優れた熱可塑性樹脂組
成物に関するものであシ、更に詳しくは、高い熱変形温
度と高いノツチ付衝撃強度を有し、しかもその衝撃強度
が成形加工温度による変化の少ない樹脂組成物に関する
。
成物に関するものであシ、更に詳しくは、高い熱変形温
度と高いノツチ付衝撃強度を有し、しかもその衝撃強度
が成形加工温度による変化の少ない樹脂組成物に関する
。
2)発明の背景
芳香族ポリカーボネート樹脂(以下、ポリカーボネート
と略記することがある)は機械入ると極端に衝撃強度が
低下する(ノツチ敏感性が高い)という欠点を有する。
と略記することがある)は機械入ると極端に衝撃強度が
低下する(ノツチ敏感性が高い)という欠点を有する。
従来、ポリカーボネートのこの欠点を改善するために、
ポリカーボネートに、ポリブタジェン又はブタジェン−
スチレン共重合体の、存在下にスチレンとアクリロニト
リルの混合物、又はスチレンとアクリロニトリル及びメ
タクリル酸メチルの混合物等をグラフト共重合せしめた
グラフト共重合体(以下、ゴム強化熱可塑性樹脂と記述
する場合もある)を混合する方法が提案されている。こ
の方法によれば、衝撃強度のノツチ敏感性がある程度改
善されるものの試験片の成形温度が高くなると衝撃強度
が極端に低下するという欠点が見られる。
ポリカーボネートに、ポリブタジェン又はブタジェン−
スチレン共重合体の、存在下にスチレンとアクリロニト
リルの混合物、又はスチレンとアクリロニトリル及びメ
タクリル酸メチルの混合物等をグラフト共重合せしめた
グラフト共重合体(以下、ゴム強化熱可塑性樹脂と記述
する場合もある)を混合する方法が提案されている。こ
の方法によれば、衝撃強度のノツチ敏感性がある程度改
善されるものの試験片の成形温度が高くなると衝撃強度
が極端に低下するという欠点が見られる。
3)発明の目的
本発明者らは、前記欠点を解決し、ポリカーボネートの
ノツチ付き衝撃強度におけるノツチ敏感性が少なく、シ
かも成形加工条件による衝撃強度の変化の少ないポリカ
ーボネート樹脂組成物を得ることを目的として、ポリカ
ーボネートに混合するゴム強化熱可塑性樹脂について鋭
意検討した結果、特殊な構造を有するコム強化熱可塑性
樹脂が、かかる目的に合致していることを見出した。す
なわち、ゴム強化熱可塑性樹脂を製造するに際して幹と
なるゴム状重合体に結合しない樹脂の量を極力少なくシ
、ゴム状重合体に結合している樹脂の量が多くなるよう
にして得たゴム強化熱可塑性樹脂を所定の割合でポリカ
ーボネートに混合してなる樹脂組成物が、ノツチ付衝撃
強度におけるノツチ敏感性が少々く、成形加工条件によ
る衝撃強度の変化の少ないことを見出した。このゴム強
化熱可塑性樹脂中の遊離の樹脂、すなわちゴム状重合体
に結合していない樹脂の効果を明確にするため、高温成
形(290℃)での試験片と低温成形(260℃)での
試験片について超薄切片の透過型電顕観察を行なったと
ころ、遊離の樹脂の多いゴム強化熱可塑性樹脂を用いた
高温成形試験片ではゴム成分の凝集がみられ、さらに甚
しい場合にはポリカーボネート組成部分とゴム強化熱可
塑性樹脂部分との分離が観察され、これが原因となって
衝撃強度の大幅な低下がおこるものと推察される。
ノツチ付き衝撃強度におけるノツチ敏感性が少なく、シ
かも成形加工条件による衝撃強度の変化の少ないポリカ
ーボネート樹脂組成物を得ることを目的として、ポリカ
ーボネートに混合するゴム強化熱可塑性樹脂について鋭
意検討した結果、特殊な構造を有するコム強化熱可塑性
樹脂が、かかる目的に合致していることを見出した。す
なわち、ゴム強化熱可塑性樹脂を製造するに際して幹と
なるゴム状重合体に結合しない樹脂の量を極力少なくシ
、ゴム状重合体に結合している樹脂の量が多くなるよう
にして得たゴム強化熱可塑性樹脂を所定の割合でポリカ
ーボネートに混合してなる樹脂組成物が、ノツチ付衝撃
強度におけるノツチ敏感性が少々く、成形加工条件によ
る衝撃強度の変化の少ないことを見出した。このゴム強
化熱可塑性樹脂中の遊離の樹脂、すなわちゴム状重合体
に結合していない樹脂の効果を明確にするため、高温成
形(290℃)での試験片と低温成形(260℃)での
試験片について超薄切片の透過型電顕観察を行なったと
ころ、遊離の樹脂の多いゴム強化熱可塑性樹脂を用いた
高温成形試験片ではゴム成分の凝集がみられ、さらに甚
しい場合にはポリカーボネート組成部分とゴム強化熱可
塑性樹脂部分との分離が観察され、これが原因となって
衝撃強度の大幅な低下がおこるものと推察される。
4)構成
すなわち、本発明は、前記のような考察に基づいてなさ
れたもので、ポリブタジェン又はブタジェンを50重量
−以上含有するブタジェン共重合体から選ばれる少なく
ともisのゴム状重合体に芳香族ビニル単量体、シアン
什ビニル単量体及びメタクリル酸エステル単量体から選
ばれる2W1以上の単量体混合物をグラフト共重合して
得られるグラフト共重合体(A)と芳香族ポリカーボネ
ート(B)からなる樹脂組成物(C)において、グラフ
ト共重合体(A)として該グラフト共重合体中の樹脂成
分のうちゴム状重合体成分にグラフト結合している樹脂
成分の割合(グラフト効率)が40チ以上であるものを
用い、且つ樹脂組成物(C)中のゴム状重合体成分の含
有量を2〜30重31−%としてなることを特徴とする
ポリカーボネート樹脂組成物である。
れたもので、ポリブタジェン又はブタジェンを50重量
−以上含有するブタジェン共重合体から選ばれる少なく
ともisのゴム状重合体に芳香族ビニル単量体、シアン
什ビニル単量体及びメタクリル酸エステル単量体から選
ばれる2W1以上の単量体混合物をグラフト共重合して
得られるグラフト共重合体(A)と芳香族ポリカーボネ
ート(B)からなる樹脂組成物(C)において、グラフ
ト共重合体(A)として該グラフト共重合体中の樹脂成
分のうちゴム状重合体成分にグラフト結合している樹脂
成分の割合(グラフト効率)が40チ以上であるものを
用い、且つ樹脂組成物(C)中のゴム状重合体成分の含
有量を2〜30重31−%としてなることを特徴とする
ポリカーボネート樹脂組成物である。
5) !成の詳細な説明
本発明に用いられるグラフト共重合体(A)は、塊状重
合、溶液重合、懸濁重合、乳化重合婢により製造される
が、本発明の目的とするグラフト効率の高いグラフト共
重合体を得るには、乳化重合法によるのが好ましい。
合、溶液重合、懸濁重合、乳化重合婢により製造される
が、本発明の目的とするグラフト効率の高いグラフト共
重合体を得るには、乳化重合法によるのが好ましい。
前記(A)成分の製造の際に用いられるゴム状重合体の
量は、30〜80重量−の範囲で用いられるが、特に4
0〜70重量%とするのが好ましい。30重量−未満で
は、ポリカーボネートにブレンドするグラフト共重合体
の量を多くする必要があり、その結果樹脂組成物(C)
の耐熱性等が低下するので好ましくない。一方ゴム状重
合体の量が80重量%より多い場合には単量体成分の量
が20重量%未満と少なくなり、グラフト結合する樹脂
成分のゴム状重合体に対する絶対量が不足し、樹脂組成
物(C)の成形性及び成形樹脂外観が損なわれる。
量は、30〜80重量−の範囲で用いられるが、特に4
0〜70重量%とするのが好ましい。30重量−未満で
は、ポリカーボネートにブレンドするグラフト共重合体
の量を多くする必要があり、その結果樹脂組成物(C)
の耐熱性等が低下するので好ましくない。一方ゴム状重
合体の量が80重量%より多い場合には単量体成分の量
が20重量%未満と少なくなり、グラフト結合する樹脂
成分のゴム状重合体に対する絶対量が不足し、樹脂組成
物(C)の成形性及び成形樹脂外観が損なわれる。
グラフト共重合体の製造に用いられるゴム状重合体はポ
リブタジェン又はブタジェン共重合体が巣独で、又は混
合して用いられるが、ブタジェン共重合体としては、ブ
タジェンとビニル系単量体(例えば、スチレン、アクリ
ロニトリル等)との共重合体が用いられ、衝撃強度向上
の点でブタジェン成分は50重量%以上でなければなら
ない。
リブタジェン又はブタジェン共重合体が巣独で、又は混
合して用いられるが、ブタジェン共重合体としては、ブ
タジェンとビニル系単量体(例えば、スチレン、アクリ
ロニトリル等)との共重合体が用いられ、衝撃強度向上
の点でブタジェン成分は50重量%以上でなければなら
ない。
上記ゴム状重合体にグラフト重合するビニル系単量体は
、芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量体及びメタ
クリル酸エステル単量体から選ばれる2種以上の単量体
混合物であるが、芳香族ビニル単量体としてはスチレン
、ビニルトルエン、ビニルキシレン、ハロゲン化スチレ
ン勢が、シアン化ビニル単量体としてはアクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル等が、又メタクリル酸エステル
単量体としてはメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル等が用
いられる。これらの単量体は2種以上が混合して使用さ
れるが、好ましい組合わせとしてはスチレンとアクリロ
ニトリル、スチレンとメタクリル酸メチル、スチレンと
アクリロニトリル及びメタクリル酸メチルの混合物環が
挙けられる。本発明で用いるグラフト共重合体は、グラ
フト効率が40−以上であることが必要である。
、芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量体及びメタ
クリル酸エステル単量体から選ばれる2種以上の単量体
混合物であるが、芳香族ビニル単量体としてはスチレン
、ビニルトルエン、ビニルキシレン、ハロゲン化スチレ
ン勢が、シアン化ビニル単量体としてはアクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル等が、又メタクリル酸エステル
単量体としてはメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル等が用
いられる。これらの単量体は2種以上が混合して使用さ
れるが、好ましい組合わせとしてはスチレンとアクリロ
ニトリル、スチレンとメタクリル酸メチル、スチレンと
アクリロニトリル及びメタクリル酸メチルの混合物環が
挙けられる。本発明で用いるグラフト共重合体は、グラ
フト効率が40−以上であることが必要である。
このようなグラフト効率の高いグラフト共重合体を製造
するKは、実施例にも示す様にゴム状重合体の使用量を
多くすることと、単量体の添加は一括添加ではなく連続
添加又は多段分割添加法を採用することが必要である。
するKは、実施例にも示す様にゴム状重合体の使用量を
多くすることと、単量体の添加は一括添加ではなく連続
添加又は多段分割添加法を採用することが必要である。
又、連鎖移動剤の使用量も重要であシ、余り多く用いる
とグラフト効率を低下させることになるので注意が必要
である。
とグラフト効率を低下させることになるので注意が必要
である。
グラフト効率の定義
ここで、グラフト効率とは、次式より求めた値である。
ゴム成分にグラフトした樹脂成分量は常法によ如グラフ
ト共重合体をアセトンに溶解し、遠心分離によって不溶
解分量を知ることで求められる。
ト共重合体をアセトンに溶解し、遠心分離によって不溶
解分量を知ることで求められる。
グラフト効率の範囲とその理由
グラフト効率が40チよシ少ないグラフト共重合体を配
合した樹脂組成物(C)を高温(290℃)成形した場
合には衝撃強度の低下がおこシ、好ましくない。グラフ
ト効率は40〜lOO饅の範囲にあるときに最屯望まし
い結果が得られる。
合した樹脂組成物(C)を高温(290℃)成形した場
合には衝撃強度の低下がおこシ、好ましくない。グラフ
ト効率は40〜lOO饅の範囲にあるときに最屯望まし
い結果が得られる。
ポリカーボネートの種類
本発明で用いられるポリカーボネートは、芳香族ポリカ
ーボネートであるが一般には2゜2−(4,4’−ジヒ
ドロキシジフェニル)−プロパンのポリカーボネートが
適当である。
ーボネートであるが一般には2゜2−(4,4’−ジヒ
ドロキシジフェニル)−プロパンのポリカーボネートが
適当である。
グラフト共重合体とポリカーボネートの混合割合
本発明においてグラフト共重合体(A)とポリカーボネ
ート(B)とは樹脂組成物(C)中のゴム状重合体の含
有量が2〜30重量−となるように両者を所定の割合で
混合するが、ゴム状重合体含有量が2重量饅未満ではノ
ツチ敏感性が改善されず、一方30重量−を超えると耐
熱性、剛性等が低下するので好ましくない。特に好まし
い範囲は3〜20重量−である。
ート(B)とは樹脂組成物(C)中のゴム状重合体の含
有量が2〜30重量−となるように両者を所定の割合で
混合するが、ゴム状重合体含有量が2重量饅未満ではノ
ツチ敏感性が改善されず、一方30重量−を超えると耐
熱性、剛性等が低下するので好ましくない。特に好まし
い範囲は3〜20重量−である。
混合方法
本発明において、グラフト共重合体(A)とポリカーボ
ネー) (B)とを、必要に応じて安定剤、滑剤、勢を
配合してポリカーボネート樹脂組成物(C)をIli製
するには、ヘンシェルミキサー勢を用いて行なわれる。
ネー) (B)とを、必要に応じて安定剤、滑剤、勢を
配合してポリカーボネート樹脂組成物(C)をIli製
するには、ヘンシェルミキサー勢を用いて行なわれる。
配合方法としては、前記の(A)成分、(B)成分、安
定剤及び滑剤を同時に配合して、押出機を通してペレッ
ト化する方法が好ましい。
定剤及び滑剤を同時に配合して、押出機を通してペレッ
ト化する方法が好ましい。
評価方法
樹脂の成形加工条件は、山域精機製作所製5AV−30
A型(立型インラインスクリュ一式)1oz射出成形機
を使用し、シリンダ一温度260℃と290℃の条件に
よって試験片を得た。
A型(立型インラインスクリュ一式)1oz射出成形機
を使用し、シリンダ一温度260℃と290℃の条件に
よって試験片を得た。
アイゾツト衝撃試験は% ASTM D−256に基づ
き1.Iy XKp ×5/2g試験片のノツチ付(曲
率半径0.25 m )衝撃値を測定した。
き1.Iy XKp ×5/2g試験片のノツチ付(曲
率半径0.25 m )衝撃値を測定した。
ノツチ感度は q’x局’x%′試験片(260℃成形
品)を用いてノツチ曲率半径を0.11111゜0.2
5m、0.5mと変化させてアイジフト衝撃強度を測定
した。
品)を用いてノツチ曲率半径を0.11111゜0.2
5m、0.5mと変化させてアイジフト衝撃強度を測定
した。
次に本発明を実施例によってさらに具体的に説明する。
以下の例において部、−はそれぞれ重量部、重量−を示
す。
す。
実施例(1)〜(11)、比較例(1)〜(6)グラフ
ト共重合体(A−1,)の製造 ポリプタジエ/ラテックス40部(同形分換算)、不均
化ロジン酸カリウム0.5部、イオン交換水100部、
スチレン15部、アクリロニ) IJル5部、及び第3
級ドデシルメルカプタン0.20部を、窒素置換した攪
拌機を有する反応器に仕込み乳化させた。窒素気流下で
攪拌しながら、温度を50℃に上げた後、イオン交換水
10部に溶解したピロリン酸ソーダー0.2部、ぶどう
糖02部、硫酸第1鉄0003部を加え、さらにクメン
ハイドロパーオキサイド0.1部を加え1時間重合した
。次に、不均化ロジン酸カリウム1.0部、イオン交換
水50部、スチレン30部、アクリロニトリル10部及
び第3級ドデシルメチルカプタン0.40部を加えて乳
化させたもの、並びにクメンハイドロパーオキサイド0
.10部をそれぞれ2時間にわたって添加し、添加終了
後さらに1時間攪拌を続行し重合を完結した。
ト共重合体(A−1,)の製造 ポリプタジエ/ラテックス40部(同形分換算)、不均
化ロジン酸カリウム0.5部、イオン交換水100部、
スチレン15部、アクリロニ) IJル5部、及び第3
級ドデシルメルカプタン0.20部を、窒素置換した攪
拌機を有する反応器に仕込み乳化させた。窒素気流下で
攪拌しながら、温度を50℃に上げた後、イオン交換水
10部に溶解したピロリン酸ソーダー0.2部、ぶどう
糖02部、硫酸第1鉄0003部を加え、さらにクメン
ハイドロパーオキサイド0.1部を加え1時間重合した
。次に、不均化ロジン酸カリウム1.0部、イオン交換
水50部、スチレン30部、アクリロニトリル10部及
び第3級ドデシルメチルカプタン0.40部を加えて乳
化させたもの、並びにクメンハイドロパーオキサイド0
.10部をそれぞれ2時間にわたって添加し、添加終了
後さらに1時間攪拌を続行し重合を完結した。
重合後のラテックスに酸化防止剤として2.6−シーt
−ブチル−P−クレゾール0.5部を加え希硫酸水溶液
中でlJI固させ、ついでf5過、洗浄、乾燥してグラ
フト共重合体(A−1)粉末を得た。アセトン溶媒分別
によるグラフト効率測定法でのグラフト効率は36チで
あった。
−ブチル−P−クレゾール0.5部を加え希硫酸水溶液
中でlJI固させ、ついでf5過、洗浄、乾燥してグラ
フト共重合体(A−1)粉末を得た。アセトン溶媒分別
によるグラフト効率測定法でのグラフト効率は36チで
あった。
以下同様に、ポリブタジェンラテックス量、半蓋体の添
加方法及び添加時間勢を変えて。
加方法及び添加時間勢を変えて。
表−1に示すようなグラフト効率の異なるグラフト共重
合体を製造した。
合体を製造した。
ポリカーボネートとしては2.2− (4,4’−ジヒ
ドロキシジフェニル)−プロパンを用いた代表的なポリ
カーボネート〔三菱ガス化学■製ニー・ピロンS−30
00)を用いて、表−1に示したグラフト共重合体と所
定の割合で混合して得た樹脂組成物の樹脂物性を表−2
に示した。
ドロキシジフェニル)−プロパンを用いた代表的なポリ
カーボネート〔三菱ガス化学■製ニー・ピロンS−30
00)を用いて、表−1に示したグラフト共重合体と所
定の割合で混合して得た樹脂組成物の樹脂物性を表−2
に示した。
又、表−3には表−1に示したグラフト共重合体と上記
のポリカーボネートとからなる樹脂組成物のアイジフト
衝撃強度のノツチ敏感性のデータを示した。
のポリカーボネートとからなる樹脂組成物のアイジフト
衝撃強度のノツチ敏感性のデータを示した。
上表の結果から、グラフト共重合体とポリカーボネート
からなる樹脂組成物において、配合するグラフト共重合
体のグラフト効率が40優以上であれに高温(290°
C)成形品でも衝撃強度が坤ど低下しないことがわかる
。
からなる樹脂組成物において、配合するグラフト共重合
体のグラフト効率が40優以上であれに高温(290°
C)成形品でも衝撃強度が坤ど低下しないことがわかる
。
実−例3で得られた成形品(260℃成形品及び290
℃成形品)の超薄切片の電子顕微鏡写真(9,000倍
)を図−1に示すが、0)(260℃成形品)と(ロ)
(290℃成形品)の対比から290℃成形品でもゴム
成分の凝集がなく、グラフト共重合体とポリカーボネー
トとの層分離が認められないことがわかる。
℃成形品)の超薄切片の電子顕微鏡写真(9,000倍
)を図−1に示すが、0)(260℃成形品)と(ロ)
(290℃成形品)の対比から290℃成形品でもゴム
成分の凝集がなく、グラフト共重合体とポリカーボネー
トとの層分離が認められないことがわかる。
一方、比較例1〜5では高温成形品の衝撃強度が極端に
低下しており、比較例3で得られた成形品(260℃成
形品及び290℃成形品)の超薄切片の電子顕微鏡写真
(’9,000倍)を図−2に示すが、H)(zao℃
成形品)と(ロ)(290℃成形品)の対比から290
℃成形品ではゴム成分が凝集をおこし、グラフト共重合
体とポリカーボネートとが層分離していることが認めら
れる。
低下しており、比較例3で得られた成形品(260℃成
形品及び290℃成形品)の超薄切片の電子顕微鏡写真
(’9,000倍)を図−2に示すが、H)(zao℃
成形品)と(ロ)(290℃成形品)の対比から290
℃成形品ではゴム成分が凝集をおこし、グラフト共重合
体とポリカーボネートとが層分離していることが認めら
れる。
表−3
上表の結果から、グラフト共重合体とポリカーボネート
からなる樹脂組成物において、組成物中のゴム状重合体
含有量が2重量%未満であると、アイゾツト衝撃強度の
ノクチ敏感性が改善されないことがわかる。
からなる樹脂組成物において、組成物中のゴム状重合体
含有量が2重量%未満であると、アイゾツト衝撃強度の
ノクチ敏感性が改善されないことがわかる。
図−1及び図−2は、実施例3及び比較例3で得られた
樹脂成形品の超番切片の電子顕微鏡写真(9,000倍
)であシ、それぞれ0)は260℃成形品、(ロ)は2
−90℃成形品についてのものである。 特許出願人 日本合成ゴム株式会社 膳−/ (pン 1ヨー Z (イ)
樹脂成形品の超番切片の電子顕微鏡写真(9,000倍
)であシ、それぞれ0)は260℃成形品、(ロ)は2
−90℃成形品についてのものである。 特許出願人 日本合成ゴム株式会社 膳−/ (pン 1ヨー Z (イ)
Claims (1)
- ポリブタジェン又はブタジェンを50重量−以上含有す
るブタジェン共重合体から選ばれる少なくとも1種のゴ
ム状重合体に芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量
体及びメタクリル酸エステル単量体から選ばれる2種以
上の単量体混合物をグラフト共重合して得られるグラフ
ト共重合体(A)と芳香族ポリカーボネート樹脂(B)
とからなる樹脂組成物(C)において、グラフト共重合
体(A)として該グラフト共重合体中の樹脂成分のうち
ゴム状重合体成分にグラフト結合している樹脂成分の割
合(グラフト効率)が40%以上であるものを用い、且
つ樹脂組成物(C)中のゴム状重合体成分の含有量を2
〜30重量%としてなることを特徴とするポリカーボネ
ート樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6689382A JPS58183745A (ja) | 1982-04-21 | 1982-04-21 | ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6689382A JPS58183745A (ja) | 1982-04-21 | 1982-04-21 | ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58183745A true JPS58183745A (ja) | 1983-10-27 |
Family
ID=13329045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6689382A Pending JPS58183745A (ja) | 1982-04-21 | 1982-04-21 | ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58183745A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01165656A (ja) * | 1987-11-10 | 1989-06-29 | Bayer Ag | 熱可塑性芳香族ポリカーボネート及び/又はポリエステルカーボネート成型用組成物の耐石油性を改善するレドツクスグラフトポリマーの使用 |
-
1982
- 1982-04-21 JP JP6689382A patent/JPS58183745A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01165656A (ja) * | 1987-11-10 | 1989-06-29 | Bayer Ag | 熱可塑性芳香族ポリカーボネート及び/又はポリエステルカーボネート成型用組成物の耐石油性を改善するレドツクスグラフトポリマーの使用 |
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