JPS5818347A - マロンニトリルの分離精製法 - Google Patents
マロンニトリルの分離精製法Info
- Publication number
- JPS5818347A JPS5818347A JP11746381A JP11746381A JPS5818347A JP S5818347 A JPS5818347 A JP S5818347A JP 11746381 A JP11746381 A JP 11746381A JP 11746381 A JP11746381 A JP 11746381A JP S5818347 A JPS5818347 A JP S5818347A
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- JP
- Japan
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- malononitrile
- maleonitrile
- malonitrile
- fumaronitrile
- basic substance
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はアセトニトリルと塩化シアンの高温気相反応に
よりマロンニトリルを製造するに際し、反応混合物より
高純度マロンニトリルを分離する方法に関する。
よりマロンニトリルを製造するに際し、反応混合物より
高純度マロンニトリルを分離する方法に関する。
アセトニトリルと塩化シアンを高温気相反応させる事に
よりマロンニトリルを工業的に製造することが出来るが
、この方法で製造されるマロンニトリルはフマロニトリ
ル、マレオニトリル等の不飽和ジニトリルの副生を避は
難く、特許マレオニトリルはマロンニトリルと沸点が近
似しており、精密蒸留しても高純度のマロンニトリルを
分離出来ないという欠点がある。
よりマロンニトリルを工業的に製造することが出来るが
、この方法で製造されるマロンニトリルはフマロニトリ
ル、マレオニトリル等の不飽和ジニトリルの副生を避は
難く、特許マレオニトリルはマロンニトリルと沸点が近
似しており、精密蒸留しても高純度のマロンニトリルを
分離出来ないという欠点がある。
不飽和ジニトリルの分離方法としてディールスアルダー
反応による方法(*公開44=−2453、特公昭5O
−645)が公知であるが、使用する共役ジエン類によ
っては(例えばブタジェン、イソプレン吟)高圧装置を
必要とし、又シクロペンタジェンめ使用に際してはジシ
クロペンタジェンからの高温製造装置を必要とし、工業
的観点力)ら装置面あるいは操作面が煩雑になるという
不利がある。この他結晶化法(%公開44−255+5
9)、再結晶法(特公昭46=9685)等も開示され
ているが、これらの方法でけマロンニトリルの回収率は
充分でない。
反応による方法(*公開44=−2453、特公昭5O
−645)が公知であるが、使用する共役ジエン類によ
っては(例えばブタジェン、イソプレン吟)高圧装置を
必要とし、又シクロペンタジェンめ使用に際してはジシ
クロペンタジェンからの高温製造装置を必要とし、工業
的観点力)ら装置面あるいは操作面が煩雑になるという
不利がある。この他結晶化法(%公開44−255+5
9)、再結晶法(特公昭46=9685)等も開示され
ているが、これらの方法でけマロンニトリルの回収率は
充分でない。
本発明者らけ、このような欠点を解消すべく鋭意研究を
重ねた結果、アセトニトリルと塩化シアンの高温気相反
応で生成する反応ガスを凝縮せしめた反応混合物、もし
くけこの粗蒸留で得られる留分の様に、マロンニトリル
及びフマロニトリル及び/又はマレオニトリルを含む混
合物に少量の塩基性物質を添加、処理した後熟、留する
任と−よ′″″・99%以上0純度を有す、。
重ねた結果、アセトニトリルと塩化シアンの高温気相反
応で生成する反応ガスを凝縮せしめた反応混合物、もし
くけこの粗蒸留で得られる留分の様に、マロンニトリル
及びフマロニトリル及び/又はマレオニトリルを含む混
合物に少量の塩基性物質を添加、処理した後熟、留する
任と−よ′″″・99%以上0純度を有す、。
るマロンニトリルを良好な収率で回収出来゛るこ
パとを見い出し本発□明を完成した。
パとを見い出し本発□明を完成した。
本発明1Fおいて使用さI]ろ塩基性物質としてけメチ
ルアミン、ジエチルアミン、トリメチルアミン、工千ル
アミン、ジエチルアミン、トリルアミン、n−7ミルア
ミ今n−へキシル7ミン、エチレイジアミン、トリ、メ
チレンジアミン、テトラメ+レンジアミン蔦ペンタメチ
レンジアミン、ヘキサメチレンジアミン1エタノールア
ミン、ジェタノールアミン、トリエタノールアミン、ア
リルアミン等の脂肪族アミン、アニリン、メチルアミン
、ジメチルアニリン1ジエチルアニリン、トルイジン、
キシリジン、フェニレンジアミン、ジフェニルアミン、
トリフェニルアミン等の芳香族アミン、ホルムアミド、
アセトアミド、プロピオンアミド、コハク酸アミド等の
脂肪酸アミド、ベンズアミド、トルイル酸アミド等の芳
香族酸アミド、ナトリウ今メ、千ラード、ナトリ・クム
エチラート、カリウムエチラート、カリウムエチラート
、カリウムブチラード等の金属アルコラード、ギ酸ナト
リウム、酢酸ナトリウム、プロピオン酸ナトIJウム、
酢酸カリウム、等のカルボン酸金属塩、水酸什ナトリウ
A 、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化カルシ
・クム等の金属水酸化や、水酸什テトラメ手ルアンモニ
ウム、水酸化テトラ\□ 工千ルアンモニウム、水酸化テトラプロピルアンモニウ
ム等のアンモニウム塩、塩基性イオン交換樹脂等が挙げ
られ、これらは液体あるいけ固体状態で一種又は二種以
上の組合せで使用出来る。 ・ これら塩基性物質の添加条件は使用する塩基性物質あ種
類、8.るいは対象とする処理液の素性によっても変什
するので一部に言えないが、一般的には、塩基性物質は
含有するフマロニトリルとマレオニトリル合計量に対し
0.01〜5゜00当量、好ましくけ0.15〜3.0
0当量に相当する量を加えねば良く、接触温度0〜17
0℃、好ましくけ20〜150℃、接触時間1−180
分、好ましくは5〜120分の範囲で接触させる。接触
方式は回分式、半連続式、連続式いずれでも可であるが
、長時間の加熱はマロンニトリルの分解を誘因するので
、処理後は可及的速やかにマロンニ) IJルと塩基性
物質とを分離しなければならない。圧力は特に制限なく
、減圧下、常圧下、加圧下で行なうことが出来る。
ルアミン、ジエチルアミン、トリメチルアミン、工千ル
アミン、ジエチルアミン、トリルアミン、n−7ミルア
ミ今n−へキシル7ミン、エチレイジアミン、トリ、メ
チレンジアミン、テトラメ+レンジアミン蔦ペンタメチ
レンジアミン、ヘキサメチレンジアミン1エタノールア
ミン、ジェタノールアミン、トリエタノールアミン、ア
リルアミン等の脂肪族アミン、アニリン、メチルアミン
、ジメチルアニリン1ジエチルアニリン、トルイジン、
キシリジン、フェニレンジアミン、ジフェニルアミン、
トリフェニルアミン等の芳香族アミン、ホルムアミド、
アセトアミド、プロピオンアミド、コハク酸アミド等の
脂肪酸アミド、ベンズアミド、トルイル酸アミド等の芳
香族酸アミド、ナトリウ今メ、千ラード、ナトリ・クム
エチラート、カリウムエチラート、カリウムエチラート
、カリウムブチラード等の金属アルコラード、ギ酸ナト
リウム、酢酸ナトリウム、プロピオン酸ナトIJウム、
酢酸カリウム、等のカルボン酸金属塩、水酸什ナトリウ
A 、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化カルシ
・クム等の金属水酸化や、水酸什テトラメ手ルアンモニ
ウム、水酸化テトラ\□ 工千ルアンモニウム、水酸化テトラプロピルアンモニウ
ム等のアンモニウム塩、塩基性イオン交換樹脂等が挙げ
られ、これらは液体あるいけ固体状態で一種又は二種以
上の組合せで使用出来る。 ・ これら塩基性物質の添加条件は使用する塩基性物質あ種
類、8.るいは対象とする処理液の素性によっても変什
するので一部に言えないが、一般的には、塩基性物質は
含有するフマロニトリルとマレオニトリル合計量に対し
0.01〜5゜00当量、好ましくけ0.15〜3.0
0当量に相当する量を加えねば良く、接触温度0〜17
0℃、好ましくけ20〜150℃、接触時間1−180
分、好ましくは5〜120分の範囲で接触させる。接触
方式は回分式、半連続式、連続式いずれでも可であるが
、長時間の加熱はマロンニトリルの分解を誘因するので
、処理後は可及的速やかにマロンニ) IJルと塩基性
物質とを分離しなければならない。圧力は特に制限なく
、減圧下、常圧下、加圧下で行なうことが出来る。
本発明によれば塩基性物質を添加したのち蒸留ず右こと
により純度99%以上のマロンニトリルを96−以上の
回収率で得ることが出来る。
により純度99%以上のマロンニトリルを96−以上の
回収率で得ることが出来る。
実施例 1
アセトニトリルと塩化シアンとの高温気相反応で製造さ
れる反応ガスを凝縮して得た、フマロニトリルとマレオ
ニトリル計i3.s重量%、マロンニトリル 25.4
重量−を含有する7セトニトリル溶液 200 fVC
対し、不飽和ジ5− ニトリルの3.0当量姥相当する酢酸ナトリウム 9.
51を加え、60℃で0.5時間攪拌したP、濾過によ
り酢酸ナトリウムの一部を回収した。反応液よりアセト
ニトリルを回収後残液を蒸留した。回収したセuンニト
リルは47゜ログ、純度 99.7賞量チ、回収率 9
2゜5チであった。
れる反応ガスを凝縮して得た、フマロニトリルとマレオ
ニトリル計i3.s重量%、マロンニトリル 25.4
重量−を含有する7セトニトリル溶液 200 fVC
対し、不飽和ジ5− ニトリルの3.0当量姥相当する酢酸ナトリウム 9.
51を加え、60℃で0.5時間攪拌したP、濾過によ
り酢酸ナトリウムの一部を回収した。反応液よりアセト
ニトリルを回収後残液を蒸留した。回収したセuンニト
リルは47゜ログ、純度 99.7賞量チ、回収率 9
2゜5チであった。
実施例 2
実施例1と同じ反応凝縮液2’ o o yに対し、・
含有する不飽和ジニトリルの3.0当量に相当するジエ
チルアミン 8.41を加え、室温で5分間攪拌した後
、反応液よりアセトニトリルを回収し、残液を蒸留した
。回収したマロンニ、トリルは4B、’39、純度 9
9.0重量%、“回収率は95.1%であった。 −
−比較例 1 実施例1と同じ反応凝縮液’200pに塩基性物質を加
えず蒸留したところ、回収したマロL 6− ジニトリルけ50,0ji4、純度 95.1重量%で
不飽和ジニl−1ルを4.2ilt量チ含有していた。
含有する不飽和ジニトリルの3.0当量に相当するジエ
チルアミン 8.41を加え、室温で5分間攪拌した後
、反応液よりアセトニトリルを回収し、残液を蒸留した
。回収したマロンニ、トリルは4B、’39、純度 9
9.0重量%、“回収率は95.1%であった。 −
−比較例 1 実施例1と同じ反応凝縮液’200pに塩基性物質を加
えず蒸留したところ、回収したマロL 6− ジニトリルけ50,0ji4、純度 95.1重量%で
不飽和ジニl−1ルを4.2ilt量チ含有していた。
マロンニトリルの回収率は98.5%であった。
実施例 3
比較例1で得られた、不飽和ジニトリル 4゜2重量%
、マロンニトリル 95.1重量%を含有する留分 5
0i9VC対し、不飽和ジニトリルの0.16当RKm
’Uするトリエタノールアミン 0,64ffを加えて
蒸留した。回収したマロンニトリルは4B、5f/、8
度 99.5重量%、回収率は96.6%であった。
、マロンニトリル 95.1重量%を含有する留分 5
0i9VC対し、不飽和ジニトリルの0.16当RKm
’Uするトリエタノールアミン 0,64ffを加えて
蒸留した。回収したマロンニトリルは4B、5f/、8
度 99.5重量%、回収率は96.6%であった。
実施例 4
比較例1で得られた不飽和ジニトリル 4゜2tjIk
%、マロンニトリル 95.1重f%を含有する留分
509Vr対し、不飽和ジニトリルに対し0.6当量に
相当する量の強塩基性イオン交換樹脂 5yを加え、室
温で5分間攪拌した。デカンテーションにより樹脂を分
離した杆蒸留し、た。回収したマロンニトリルは43゜
7S’、ltB度 99.7%、マロンニトリルの回収
率は92.0%であった。
%、マロンニトリル 95.1重f%を含有する留分
509Vr対し、不飽和ジニトリルに対し0.6当量に
相当する量の強塩基性イオン交換樹脂 5yを加え、室
温で5分間攪拌した。デカンテーションにより樹脂を分
離した杆蒸留し、た。回収したマロンニトリルは43゜
7S’、ltB度 99.7%、マロンニトリルの回収
率は92.0%であった。
特許出願人
三菱瓦斯什学株式会社
代表者長野和吉
Claims (1)
- マロンニトリル及びフマロニトリル及ヒ/又はマレオニ
トリルを含む混合物に塩基性物質を添加して蒸留するこ
とを特徴とするマロンニトリルの分離精製法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11746381A JPS5818347A (ja) | 1981-07-27 | 1981-07-27 | マロンニトリルの分離精製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11746381A JPS5818347A (ja) | 1981-07-27 | 1981-07-27 | マロンニトリルの分離精製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5818347A true JPS5818347A (ja) | 1983-02-02 |
JPS611061B2 JPS611061B2 (ja) | 1986-01-13 |
Family
ID=14712296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11746381A Granted JPS5818347A (ja) | 1981-07-27 | 1981-07-27 | マロンニトリルの分離精製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5818347A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1079094C (zh) * | 1998-10-09 | 2002-02-13 | 如东县通园精细化工厂 | 高纯度丙二腈的生产方法 |
JP2010536722A (ja) * | 2007-08-16 | 2010-12-02 | ロンザ リミテッド | アルカリ金属およびアルカリ土類金属トリシアノメタニドを製造および精製する方法 |
-
1981
- 1981-07-27 JP JP11746381A patent/JPS5818347A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1079094C (zh) * | 1998-10-09 | 2002-02-13 | 如东县通园精细化工厂 | 高纯度丙二腈的生产方法 |
JP2010536722A (ja) * | 2007-08-16 | 2010-12-02 | ロンザ リミテッド | アルカリ金属およびアルカリ土類金属トリシアノメタニドを製造および精製する方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS611061B2 (ja) | 1986-01-13 |
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