JPS5818311B2 - 磁性材の重ね吊り用吊上げ電磁石 - Google Patents

磁性材の重ね吊り用吊上げ電磁石

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JPS5818311B2
JPS5818311B2 JP54070244A JP7024479A JPS5818311B2 JP S5818311 B2 JPS5818311 B2 JP S5818311B2 JP 54070244 A JP54070244 A JP 54070244A JP 7024479 A JP7024479 A JP 7024479A JP S5818311 B2 JPS5818311 B2 JP S5818311B2
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JP
Japan
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electromagnet
magnetic
stage
pole
stacked
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JP54070244A
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JPS55161773A (en
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大久保国雄
田村熈
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁性材の重ね吊り用吊上げ電磁石(いわゆるリ
フティングマグネット)に関し、特に鋼材(鋼板、スラ
ブ、ビレットなど)を多段重ね吊りするのに最適な吊上
げ電磁石に関する。
例えば鋼材として3段に重ねられたビレットを一度に吊
上げるのに第1図または第2図に示すような電磁石が従
来から用いられている。
即ち、第1図に示す電磁石はいわゆるE型室磁石であり
、その中央鉄心部にコイル1が巻回されている。
3段に重ねられたビレットa、b、cを吊上げるために
コイル1に通電すると、点線で示すようにビレットa、
b、c中を磁束が流れるが、この図からもわかるように
、3段目のビレットCにまで磁束が浸透するためには3
段分のビレットの厚さH(この中には当然、各ビレット
のそりや凹凸による空隙も含まれる)に応じた磁極rl
JWが必要とされる。
この磁極中Wにより鉄心断面積が定まり、これに対し3
段目まで磁束を通すために必要な起磁力すなわちアンペ
ア・ターン(AT)を与えるべくコイル1を巻回しなけ
ればならない。
従って鉄心自体の重量も、コイル1自体の重量も大きく
なり、吊上げ電磁石全体の重量は相当に大きくなる。
また、第2図に示す電磁石はいわゆるC型電磁石、もし
くは対極式電磁石であり、この例ではその両脚部にコイ
ル2,3が巻回されている。
3段に重ねられたビレツl−A、B、Cを一度に吊上げ
るためには、更に大きな磁極中Wが必要であることをこ
の図により説明している。
即ち、ビレットA、B、Cは第1図のビレットa、b、
cより厚さが大きく、従って3段分のビレット厚さHは
第1図の場合より大きいので、3段目のビレットCにま
で磁束を透すためには第1図の場合より磁極中Wは太き
くしなければならない。
以上、第1図及び第2図の説明でわかるように、重ねら
れたビレットの厚さHに見合った磁極dコWが必要とさ
れ、それに応じて鉄心断面積も大きくなって、鉄心全体
の重量が大きくなるばかりか、3段目のビレットにまで
磁束を透すのに必要な起磁力(AT)を与えるためのコ
イルをこのような鉄心に巻回するためにコイルの重量も
大きくなる。
本発明は以上のような問題点に鑑みてなされたもので、
多段に積み重ねられた磁化可能な材料、特に鋼材の最下
段にまで効率よく磁束を透して吸着力を増加させると共
に、全体の重量を小さくし得る吊上げ電磁石を提供する
ことを目的とする。
本発明によれば、以上の目的は、それぞれ独立して励磁
用コイルを備え、同極性に重ね配置された複数の対極式
電磁石から成り、該複数の対極式電磁石の各磁極面を相
互に面一に形成し、前記複数の対極式電磁石のうち内側
の対極式電磁石は重ね吊りすべき重ね磁性材のうち上段
側の磁性材との間で、前記複数の対極式電磁石のうち外
側の対極式電磁石は前記重ね吊りすべき重ね磁性材のう
ち下段側の磁性材の間でそれぞれ独立した電気回路を形
成させることを特徴とする磁性材の重ね吊り用吊上げ電
磁石、によって達成される。
なお、本明細書で「同極性に」とは、「電磁石と吊上げ
るべき材料との間に形成される各閉磁路において磁束の
流れ方向が同一であるように」ということを意味する。
以下、本発明の詳細を実施例につき図面を参照して説明
する。
第3図は本発明の第1実施例を示す。
図において内側電磁石mに外側電磁石Mが重ね配置され
、コイル4,5.6に通電することにより、それらの両
脚部は図示するように磁化される。
即ち、内側電磁石m及び外側電磁石Mの図において左側
脚部はそれぞれN極に、及び右側脚部はS極に磁化され
る。
図示するように外側電磁石Mは内側電磁石川より大型に
形成されており、内側電磁石mを囲むように重ねられて
いる。
例えば、内側電磁石mの磁極巾が150rnmの場合、
外側電磁石Mの磁極巾は250mmに形成される。
内側電磁石川と外側電磁石Mとは一対の非磁性材から成
る結合部材7,8によって一体的に結合されており、外
側電磁石Mのヨーク部外面には一対のチェーン取付部9
,10が形成されている。
この取付部9,10に部分的に示されているチェーン1
1.12のそれぞれ一端が固定され、チェーン11.1
2のそれぞれ他端は図示しないクレーンへと結合される
以下、吊上げるべき材料として3段に重ねたビレットを
例にして上述の構成による吊上げ電磁石の作用を説明す
る。
内側電磁石川のコイル4に通電すると磁束はN極に磁化
された左側脚部から、第1段目のビレットA内を通って
、S極に磁化された右側脚部へと至り、一つの閉磁路を
形成する。
この磁束により第1段目のビレットAを磁気飽和させる
外側電磁石Mのコイル5,6に通電すると磁束はN極に
磁化された左側脚部から、第1段目のビレット’Aをは
ゾ垂直に通過し、第2段目及び第3段目のビレットB、
Cにまで浸透し、これらビレットB。
C内をそれらの長手方向に通って、S極に磁化された右
側脚部に至り、内側電磁石mと同様に、一つの閉磁路を
形成する。
以上のように、内側電磁石川の磁極巾は第1段目ノヒレ
ットAを磁気飽和させるだけでよいのでその磁極巾は比
較的小さくてよく、また必要な起磁力(AT )も、磁
極と第1段目のビレツl−Aとの間の空隙だけに見合っ
たものでよい(空隙による磁気抵抗に比べ、ビレット内
の磁気抵抗は無視できる)ので、比較的小さなものでよ
い。
従って、コイル4の重量は小さくて済み、電磁石m全体
の重量は小さなものとなる。
また、外側電磁石Mからの磁束は、第2段目及び第3段
目のビレットを磁化すべく流れ5ばよいので、その磁極
巾は第2段目及び第3段目のビレットの重ね厚さに見合
ったものでよいが、起磁力は磁極−第1段目のビレツI
−A間の空隙、第1段目のビレットA−第2段目のビレ
ット8間の空隙及び第2段目のビレットB−第3段目の
ビレットC間の空隙の合計に応じた大きさを必要とする
しかしながら、電磁石Mの鉄心断面積は従来方式の鉄心
断面積より小さいので、同じ起磁力(AT)を生ずるコ
イルの重量は小さくてよい。
従って、外側電磁石M全体の重量は比較的小さなものと
なる。
例えば、3段分のビレットを吊上げるのには従来の方式
ではかなり大きい鉄心と起磁力(AT)を必要としたが
、これに比べ本実施例によれば、内側電磁石川(第1段
目用)の鉄心は1/3でよく、起磁力(AT)は115
で良い。
また外側電磁石M(第2段目及び第3段目)の鉄心は2
/3でよく、従来と同一の起磁力(AT)を生じさせる
コイルを必要としても、上述のようにその重量は小さく
て済む。
全体的には本実施例による吊上げ電磁石の全重量は従来
方式と比べ約15係軽くなる。
本発明によれば、以上のような理由で吊上げ電磁石全体
の重量が小さくなるのであるが、更に、磁極中を小さく
し得ることから、ビレットのそりや凹凸による空隙の磁
気抵抗分をそれだけ小さくし得るので、必要な起磁力(
AT)をより減少させ得るものである。
例えば10mの長さで115mm角のビレット4本づつ
を3段に重ねたものを一度に吊とげるのに、従来方式及
び本案による吊上げ電磁石をそれぞれ一対(2台)用い
る場合には、従来方式では全体で4600kgであるが
、本案では全体で3900に9であり、消費電力も前者
では15kwであるのが、後者では、145 kwであ
る。
以上のように本実施例による吊上げ電磁石は全重量がか
なり小さくなるので、ビレットを吊上げて移送する場合
、クレーンの容量も小さくて済む。
以上、第1実施例では同極性に重ね配置された2つの対
極式電磁石から成る吊上げ電磁石について説明したが、
本発明は勿論これに限定されることなく、一般的には複
数の対極式電磁石から成っていてよい。
第4図は本発明の第2実施例を示し、3つの対極式電磁
石M42M2、及びM3からなる場合を示す。
即ち、図において電磁石M1M2、及びM3はそれぞれ
同極性に重ね配置されており、それぞれの磁極1〕は第
1段目、第2段目及び第3段目へビレット厚さに見合っ
たものとなっている。
このように構成しても、従来方式より全重量は小さくな
る8 本発明の実施例は以上のように構成されるが、勿論、本
発明はこれら実施例に限定されることなく、本発明の技
術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば、第1実施例の構成を複数個横方向に絹付けるよ
うにしてもよい。
これにより長いビレットを多段重ね吊りすることがより
容易となろう。
以上本発明によれば、上述のように吊上げ電磁石全体の
重量が小さくなると共に、最■段の吊上げ材への磁気浸
透も容易となるのであるが、更に本発明の構成によれば
、コイルの励磁を切替えることにより、磁界深さを変化
させることができる。
例えば第3図において、内側電磁石mだけを励磁するこ
とにより第1段目のビレツl−Aだけを吊上げ(1段吊
り)、外側電磁石Mだけを励磁することにより第1段目
及び第2段目のビレツl−A、Bを吊上げ(2段吊り)
、外側電磁石M及び内側電磁石用を励磁することにより
、3段のビレットA。
B、Cを吊上げ(3段吊り)るというように励磁の切替
えにより磁界深さを変えることができる。
本発明はこのような効果も奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ従来方式の吊上げ電磁石の
概略側面図、第3図及び第4図はそれぞれ本発明による
吊上げ電磁石の第1実施例及び第2実施例の概略側面図
である。 なお図において、M・・・・・・外側電磁石、m・・・
・・・内側電磁石、M、 、 M2. M3・・・・・
・電磁石、4,5゜6・・・・・・コイル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 それぞれ独立して励磁用コイルを備え、同極性に重
    ね配置された複数の対極式電磁石から成り、該複数の対
    極式電磁石の各磁極面を相互に面一に形成し、前記複数
    の対極式電磁石のうち内側の対極式電磁石は重ね吊りす
    べき重ね磁性材のうち上段側の磁性材との間で、前記複
    数の対極式電磁石のうち外側の対極式電磁石は前記重ね
    吊りすべき重ね磁性材のうち下段側の磁性材の間でそれ
    ぞれ独立した磁気回路を形成させることを特徴とする磁
    性材の重ね吊り用吊上げ電磁石。
JP54070244A 1979-06-05 1979-06-05 磁性材の重ね吊り用吊上げ電磁石 Expired JPS5818311B2 (ja)

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JPS55161773A JPS55161773A (en) 1980-12-16
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4872850A (ja) * 1971-12-29 1973-10-01
JPS50154767A (ja) * 1974-06-03 1975-12-13
JPS52118756A (en) * 1976-03-29 1977-10-05 Sumitomo Heavy Ind Ltd Hanging electromagnet
JPS5320734A (en) * 1976-08-11 1978-02-25 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd Printing recorder for printer

Patent Citations (4)

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