JPS58180406A - ポリグリセロ−ルエ−テル型化合物及びそれを配合した化粧料 - Google Patents

ポリグリセロ−ルエ−テル型化合物及びそれを配合した化粧料

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JPS58180406A
JPS58180406A JP6187782A JP6187782A JPS58180406A JP S58180406 A JPS58180406 A JP S58180406A JP 6187782 A JP6187782 A JP 6187782A JP 6187782 A JP6187782 A JP 6187782A JP S58180406 A JPS58180406 A JP S58180406A
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JP
Japan
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polyglycerol
ether
type compound
ether type
present
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JP6187782A
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Hiromichi Sagiya
鷺谷 広道
Michio Ochiai
道夫 落合
Goro Takahashi
五郎 高橋
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Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は非イオン界面活性剤として有用な新規ポリグリ
セロールエーテル型化合物及びこれを配合した化粧料に
関するもので、分解によるホルマリン溶出やpHの変化
がほとんどなく、抗酸化能が向上され、防腐剤の効果を
高め、可溶化糸での消泡時間が短かく、かつ皮膚刺激の
ない安全で、安定な非イオン界面活性剤と化粧科を提供
することを目的とする。
従来より一般的に公知の乳化剤として多用されている非
イオン界面活性剤には、グリセリン脂肪酸エステル、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルフエニルエーテル、ボリオキシエチ
レン{謔化ヒマシ油誘導体等がある。これらの乳化剤は
、ボリオキシエチレン鎖を含まない。又は短い親油性界
面活性剤とボリオキシエチレン鎖の長い親水性界面活性
剤K分けられる。これらのうち破水性界iAi活性剤を
多く混合して、HLBを10〜15Kすると水中油(o
,’w)型エマルジョンが、親油性界面話1午剤の割合
を多くして、T{TJBが4〜6にすると油中水(W/
0)Jji’lエマルジョンが得られる。安定な乳化物
を作るKは微妙な親水性および親油性バランスの調整が
必要である。非イオン界面活性剤の場合、ポリオキシエ
チレン鎖を利用してこの調整を行ってbる。これはエチ
レンオキサイド鎖長のコントロールか容易で、微妙なH
LBの要求に十分答えることができるからである。しか
しエチレンオキシドを付加しfc界面活性剤は合成時に
ジオキザンが発生したり、経時で酸化を受けホルマリン
が溶出した3pHが酸性にずれていく等の欠点を持つ。
そのため酸化防止剤を添加して解決を図っているが,そ
れらの使用は安全性面からは好ましくないものである。
−)i、公知の川溶化剤として汎用されている非イオン
界面活性剤には、ボリオキシエチレンオクチルフエニル
エーテル、ポリオキシェチレンノニルフエニルエーテル
、ポリオギシェヂレンオレイルエーテル、ポリオキシエ
チレンモノラウレート、ボリオキシエチレンモノオレエ
ー},硬化ヒマシ油ボリオキシエチレン付加物、ボリオ
キシプロピレン・ボリオキシエチレンセチルエーテル、
ボリオキシエチレン−2−へキシルデシルエーテル等が
ある。これらの可溶化剤はいずれも、水にミセル溶解し
、そこK油分、香料、油溶注成分等をU丁溶化させるよ
うにHLBが12以上で比較的親水性になるようにvI
4整されている。そのためこれらの非イオン界面活性剤
Kはすべてエチレンオキサイドが付加されてhる。しか
しエチレンオキサイドを付加した界面活性剤水溶液は経
時でエチレンオキサイド鎖が酸化を受け上記した乳化剤
と同様に、ホルマリンが溶出したり、溶液のpHが酸性
にずれていってしまう欠点がある。そのため酸化防止剤
を添加し走り、緩衝液を入れてpHのIill1l4I
t−行っているが、安全注面からも、表品の安定性面か
らも酸化′?r:受けにぐいiJ溶化剤が望ま1+でい
る。それに加え、これら従来の可溶化剤が使用された場
合、消陶時間が一股的冫こ長レ≧傾向があり、容器の中
や,皮膚に製品として塗布した際Pこ、泡が表面K残存
1〜、外観的r(rも感触的にも′l1まL<なめもの
である。
父、l:1+:乳化剤と’=J溶化剤に共通して挙げら
れる欠点があZ)。これ壕で化粧品に使用されてぃる1
9jl溪剤..I−L,てθ、メチル・セラインなどの
パラベン類かあるが、・ぞラベン墳はyf−而活性剤の
エチレンオキザイド鎖の部分に吸着し、その効果が十分
K発陣され゛Cいないことが知られている。
本発明背らは、上記欠点を解決するため、鋭意研究17
た結果、過酷な温度条件の下でも、ホルマリン溶出やp
Hの変化がほとんどなく、抗酸化能が向上され、防腐剤
の効果が高められ、可溶化系での消泡時間が短かく、皮
膚刺激のない安全で、安定な新規な非イオン界面活性剤
と、これを乳化剤又はtiJ溶化剤として応用した化粧
料を開発したのである。
本発明K係る新規非イオン界面活性剤は、−ド記一般式
(1)で示されるポリグリセロールエーテル型化合物で
ある。
一般式(1) (上記一般式(1)中、Rは炭素数8〜36の直鎖又は
分岐鎖の飽和・不飽和脂肪族アルコール残基、n=7〜
60を表わす。) 本発明のもう一つの目的は、上記一般式(1)で示され
るポリグリセロールエーテル型化合物のうち少なくとも
一種又は二種以上を配合することを特徴とする化粧料を
提供することにある。
本発明ポリグリセロールエーテル型化合物を構造的に詳
述すると、一般式(1)のポリグリセロールエーテル化
合物の場合、炭素数8〜56の高級飽和又は不飽和アル
コールにグリシドールを7〜60モル付加した化合物で
ある。上記一般式(1)の構造中、nは7〜60の範囲
であるが、好ましくけnはIO〜60の範囲が界面活t
gEtlF!が高〈、しかも本発明の目的K適い、最も
良い.この一般式(1)においてはT1が7未満で60
を超える場合、乳化もしくは可溶化能が著しく低下する
。(60以下で50ケ超える範囲では界rh1活性能は
弱い。)さらに、一般式(1)のRが伯鎖の脂肪族アル
コールの場合は乳化剤として好゛ましく、Rが分岐の脂
肪族アルコールの場合は口■溶化剤として好ましい利点
を有するものである。上記一般式(1)のRにおいて、
炭素数が7以下の場合、製造される化合物の界面活性能
がなく、父、炭素数67以上の場合、出発原料がコスト
而等の理由から市販の合成品がないので本発明化合物が
工業上合成できない他、界面活性能がないものと考えら
れる。
本発明の一般式(1)で示される,trIJグリセロー
ルエーテル型化合物Kおいて、直鎖・分岐の高級胞和又
は不飽和脂肪族アルコールは、例えばデカノール、ドデ
カノール、テトラデカノール、セタノール、スナアリル
アルコール、エイコサノール、ベヘニルアルコール、ミ
リシルアルコール、オレイルアルコール、5,7.7−
}リメチル−2−(+’,3’,3’一トリメチルプチ
ル)オクタノール、2−エチルヘキシルアルコール、2
−へギシルデシルアルコール、2−へフチルウンデシル
アルコール、2一オクチルドデシルアルコール等炭素数
8〜36の高級飽和又は不で4和アルコールが利用され
る。
これらのポリグリセロールエーテル型化合物は無溶媒も
l〜〈は−・ロゲン化メタン・エタンを溶媒として、上
記のアルコールを触媒の存在トグリンドールを付加させ
ればよい。触媒としてはルイス酸例えば塩化アルミニウ
ム、塩化1k鉛、過塩素酸炬鉛、三フツ化ホウ素エーテ
ル錯体等や塩基例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、ナ1・リウムエチラート等を用いる。ルイス酸触媒
’&}Hいた時は、アルカリ例えば炭酸ナトリウム,炭
酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、珈基注アルミナ等で
脱触媒した後溶媒や未反応のグリシド−ルを除く事より
父、アルカリ触媒を用いた時は塩酸で中和し、その′ま
ま父は脱塩後溶媒や未反応のグリシドールを除く事によ
り、固体又は半固体として得られる。
本発明に係る一般式(1)のポリグリセロールエーテル
型化合物である高級脂u)sアルコールボリグリセリル
エーテル化合物を具体的K列挙すると、ポリグリセロー
ル+IIミリスチルエーテル、ポリグリセロール(4)
ステアリルエーテル、ポリグリセロールCl[12−へ
キシルデシルエーテル、ポリグリセ口ール(101オレ
イルエーテル%rlkl)!+)セロール蝿2−オクチ
ルドデシルエーテル等でアル。
次に本発明の新規1Fリグリセロールエーテル型化合物
の合成例を示す。
合成例1ポリグリセロール0[1ミリスチルエーテルミ
リスチルアルコール25f’iuグロ口メタン50mj
K溶解し三フッ化ホウ素エーテル錯体+1加iた。窒素
気流攪拌下40℃でグリシドール74Vを4時間で滴下
した。滴下終了後30分かけて反応を完結させた後、炭
酸水素ナトリウム20?炭酸ナ}IJウム10f′ft
加えこの条件下で4時間処理した。生成混合物を80’
Cで不溶物を口別して、減圧下揮発成分を除き上記化合
物を、無色IM体として得た。収191Fであった。元
素分+J[C44H9o021として理論傭:炭素55
15%、水素943%,実蒲ff+!:炭,155.2
2%、水素932%。feチル化後のNMi{を図−1
に示す。
合成例2ボリグリセロール■ステアリルエ−1ルスナア
リルアルコール279に金属ナトリウム011を窒素気
流攪拌ド加λて1500で浴解させた。温度を180℃
に−トげてグリンド−ル+502を5時間かけて滴丁し
、滴ド終r後3時間反応を続けた後90℃壕で冷し、塩
酸でpH7K中和L2た。減圧下揮発成分を除きト記化
合物を脈色固体として得た。#11r166fであった
。元素分析:CysH158041として理論値:炭索
53.49チ、水素903%実測値.炭素53.71%
、水素9.IO%。−γセチル化後のNIJFIを図−
2Kボす。
合成例3ボリグリセロール(7)2−へキサデンルエー
テル 2−へキサデンルアルコール252にナトリウムエチラ
ー}0.5?を、室素気流攪拌ド加λて180℃とした
。グリゾド−ル225y&6altlかけ一〇滴下し、
滴下終T後3時間反応を続けた後90℃′まで冷し、塩
酸でpH7に中和した。減圧下揮発成分を除き上記化合
物を淡黄色固体として得た。収量2411であった。元
素分析’010dH2L4061として理論値:炭素5
1.67%,水素8、69%、実測値:炭素5i.57
%、水素8,62%。アセチル化後のNMRを図−3K
示す。
合成ftl4ボリグリセロール(10)オレイルエーテ
ルオレイル゛アルコール27′?に三フツ化ホウ素エー
テル錯体0.5tを加えた。窒素気流攪拌下45℃でグ
リシドール74f’c約2時間かけて滴下した。滴下終
r後30分かけて反応を完結させた後、炭酸水素ナトリ
ウム601を加え3時間処理した。
生成混合物を、80℃で不溶物を口別して、減圧1・一
揮発成分を除き、上記化合物を無色の半固体として得た
。収糾99Fであった。元素分析:C48H96021
と1一て理論値:炭素5Z14%、水素952饅、実測
値二炭索5708悌、水素954幅。アセチル化後のN
MRを図−4に示す。
このようにして得られる新規ポリグリセ口ール工一テル
型化合物であるポリグリセロールアルキルエーテルは、
一種又は二種以上混合し、又はエチレンオキシド鎖を持
たない非イオン界面活性剤であるHLB7以下の、例え
ばソルビタンモノステアレート、グリセリルモノオレエ
ート等と混合して乳化剤として用いることができる。本
乳化剤の特長は分子中にエチレンオキサイド鎖f含if
zいことであり、そのため酸化によるホルマリンの溶出
やpHの変化が非常に少ないことによる安全性や安定性
の向−ト、無臭なために賦香率の低減化、ノソラベン類
の界面活性剤への吸着の減少による防腐剤の低減化等が
あげられる。
以上の乳化剤と[2ての特長を証明するために、以下に
示す実験を行った。
1)ホルマリン溶出着テスト 本発明品に係る新規乳化剤化合物(ポリグリセロールα
αステアリルエーテル、ポリグリセロールa4l2−へ
キシルデシルエーテル)及び公知の親水性非イオン界面
Ititi剤(ポリオキシエチレンソルビタンモノステ
アレート、ポリオキシエチレンンルビタンモノオレエー
ト)の各1%水溶液を調製t,.40℃で1ケ月開放1
11〜た場合のホルマリンIをアセチルアセトン法より
定量測定した。その結果を図−5に示す。図−5より明
らかなように本発明品は40℃という過酷条件の下でも
ホルマリン溶出はほとんどないことが解かる。
2)pH変化テスト 上記ホルマリン溶出纏テストと同様の本発明品及び公知
親水性非イオン界面活性剤を用いて、それらの各1%水
溶液を40℃1ケ月間放置しpHの変化を測定した。そ
の結果を図−6を以って示す。
図−6より明らかなように、本発明品は公知非イオン界
面活性剤よりpHの変化が少さいことが理解される。
これらの結果は本発明品に係る新規化合物が親水基部分
に水酸基が散在しているためである。これまで界面活性
剤それ自体の酸化に基づ<pHの変化により分解されや
すいものであったが、本発明の新規化合物は従来になく
その点をかなり抑制できる。特に、アスコルビン酸各w
i誘導体やグルタチオン誘導体等の如き薬効成分を用い
た系では、界面活性剤の酸化に基づいて薬効成分の分解
が助長されるものであったが,本発明においてはこのよ
うな弊害も低減化される。
その他本発明ポリグリセロールエーテル型化合物は化粧
料乳化剤として以下に示す特長を有する。
すなわち、本発明品は非結晶性固体・半固体であるため
、クリームのような半固型乳化物を作った場合、低温か
ら高温までの変化率が非常圧小さい。これに比らべ、公
知の乳化剤例えばボリオキシエチレンステアリルエーテ
ルは結晶性が高く融点付近で硬度が突然変化するため、
低温では固化、高温流動してしまう傾向があり、又、従
来のボリオキシエチレンソルビタンモノステアレートは
融点が低くクリームとして十分な硬度が得にくいという
欠点を持つものであった。以上示すように、本発明に係
るポリグリセリンは、これまでのポリエチレンオキシド
に比らべ結晶性が低く、温度および酸化に対する安定性
が高く、硬度変化が少ないという化粧料として理想的な
乳化系を与える。
−般に化粧科には二次汚染を防ぐ目的でパラKン烟に代
表される防腐剤が使われてレ)る。パラベン翔が乳化系
K添加されると界面活性剤のエチレンオキシド鎖に吸着
してその効果が、減少してし一まうことが報告されてい
る。本発明品はエチレンオキザイド鎖を持たないためこ
のような失活現象が少ないと考λ,られる。そこで本発
明品(ポリグリセロール(101ステアリルエーテル)
および、従来品であるソルビタンモノステアレート及び
ボリオキシエチレン(4)}ソルビタンモノステアL’
−}’1化剤として5wt%、・ξラベン(メチル・ξ
ラベンとブチル・ξラベン混自物)を0.3wt%含ん
だ実施例1のエモリントクリーム(0/%Vエマルジョ
ン)ト対照品エモリエントクリームを調製し防腐力の差
を数種のカビおよび細菌でテストした。テスト結果を下
記第1表を以って示す。
上記第1表より、本発明品Kよる乳化物がポリオキシエ
チレンソルビタン系より優れた防腐力を持つという結果
を得た。パラベン類が界面活性剤に吸着すると螢光光度
が増すことが報告(第34回コロイド討論会)されてい
るが、そこで4PPMメチルパラベン水溶液に同縫の本
発明ポリグリセロール糸痒而活性剤(ヘキサデ力グリセ
ロールー2−オクチルトテシルアルコールエーテル)ト
従来のポリエチレンオキシド系界面活性剤(ニツコール
HCO50、日光ケミカル入社製)を溶解した時の螢光
強度を島津製作所社製RF5+0螢元強度計で測定した
。その結果、ポリグリセロール系界面活性剤水溶液の螢
光強度は、ポリエチレンオキシド系よりも低く、パラベ
ンの吸着が少ないことを示し、より少目の防腐剤で同じ
効果を得ることが明らかに彦っだ。
次に、本発明ポリグリセロールエーテル型化合物の可溶
化剤としての応用について述べる。上記一般式(1)に
示されるポリグリセロール分岐アルキルエーテル及びポ
リグリセロールオレイルエーテル等の化合物は水にミセ
ル溶解し、香料、および油分を可溶化する。本可溶化剤
の特長はエチレンオキサイドを含まないため、上記した
乳化剤と同じく、ホルマリンの溶出およびpH変化がほ
とんどない、無色無臭である等があげられる。本発明品
(ポリグリセロールf1212−オクチルドデシルエー
テル)及び公知可溶化剤(ポリオキシエチレン(幻硬化
ヒマシ油誘導体)を用いた化粧水(実施例4)と対照品
化粧水をそれぞれ調製し、上記既述の乳化剤と同様の方
法で溶出ホルマリン量とpH変化を測定した。その結果
を図−7、図−8に示す。これらの図より明らかなよう
にホルマリン溶出およびpH変化の少ないものは本発明
品が非イオン界面活性剤の中では変化の少ないと云われ
ているおよび硬化ヒマシ油エチレンオキサイド付加物よ
りもさらに少ないことがわかる。
この他本発明新規化合物がポリグリセロール分岐アルキ
ルエーテルの場合、化粧料用可溶化剤として以下に示す
特徴を有する。
公知の非イオン界面活性剤の多くは母核アルキル基が比
較的に短い鎖長であったり、二重結合を有している。こ
れは非イオン界面活性剤のクラフト点に起因し、長鎖ア
ルキル基の場合パール状結晶が析出し、製品の不安定化
に繋がるためである。
本発明品はポリグリセロールのために融点が低く、結晶
の析出が起こらな囚と共に、直鎖及び分岐アルキルが陛
いアルコールを用いても町溶化系を作ることがロ]能と
なり、より安全性、酸化安定性の優れた商品設itがで
きるものである。
一般的に可溶化型化粧水は泡立ちがあり、それがなかな
か消えない。泡は見た目上からも、手Kのぱす時の感触
からも少ない方がよいとされている。本発明品は泡の消
失速度がきわめて庫込特長がある。
これを実H止するため香料をポリグリセロールOz2−
オクチルドデシルエーテルで可溶化した化粧水(実施例
4)と公知の可溶化剤(ボリオキシエチレン系¥%i&
i活性剤3f1li)で==f溶化した従来の化粧水を
作り20℃r(おける泡の消える状態を観察した。30
m/v:.験管F(:lOniの各化粧水を入れ、上下
に50回はげしく損盪した。泡の容積を時間の変化と共
に測定し、泡の残存量を求めた。
図−9に示すように、公知の非イオン界面活性剤(ポリ
オキシエチレン■2−へキシルデカノエ−ト、zリオキ
シエチレン(イ)オレイルエーテル、ボリオキシエチレ
ン(5l硬化ヒマシ油)を用いタ各化粧水の中では硬化
ヒマン油エチレンオキサイド付加物が泡の消失速度が速
いが,本発明品はこれより更に優れてめることがわかる
上記の利点の池、本発明ポリグリセロールエーテル型化
合物の場合、乳化剤及び可溶化剤に共通して、従来にな
く皮膚刺激のない安全な界面活性剤が提供される。
化粧料のごとく直接人間の皮膚に塗布されるものは、安
全なものでなくてはならない。これが非イオン界面活性
剤が多く使われる理由でもある。
この中で特にンルビタン系非イオン界面活性剤は安全性
の高い界面活性剤として利用されている。
そこで本発明者は本発明品(ポリグリセロール+IQI
ステアリルエーテル)とソルビタン系非イオン界而活性
剤(ポリオキシエチレン■ソルビタンモノステアレート
)を20重1%含有した流動ノξラフインー水からなる
単純エマルジョンを試料としてそれぞれ作製し、ぞt1
をウサギの皮膚へ塗布して,その刺激の差を比較する経
皮一次刺激テストを試みた。
実験はアンゴラウサギを使用し、24時間々隔で試料を
各0.Imlづつ6回投与した4日後の経皮刺激を測定
し7だ。その結果を第2表を以って示す。
これにより、本発明品は安全性の高いと云われるソルビ
タン脂肪酸エステルよりも尚刺激が少なく,安全性の良
い点が実証された。
※評点は0(刺激なし)〜3,0(強刺激)f.20段
階に分け、20検体測定による平均値を表わす。
以上の如く、本発明ポリグリセロールエーテル型化合物
は非イオン界面活性剤として女定性、安全性の催めで優
れた界面活性剤であり、化粧料の各種剤型に応じて所要
量配合され、例えば化粧水においては可溶化剤として0
1〜10重量チ、クリーム類においては乳化剤として0
5〜60重量%が至適の範囲で用いられる。父、界面活
性剤の有する利点におl7)て洗争料、石ケン、医薬品
等各種用途に使用することができる。
次に本発明ポリグリセロールエーテル型化合物を配合し
た各種の用途例を述べる。配合割合は重量チである。
実施例1エモリエントクリーム (1)ポリグリセロール(10lステアリルエーテル3
,0ソルビタンステアレート2.0 ステアリン酸50 セタノール6.0 スクワラン10.0 ミツロウ2.0 鯨ロウ10 ラノリン2.O Aラベン(メチル,.eラベン、ブチル,ぞラベン混合
物)0.3酸化防止剤03 香料0.3 (2)プロピレングリコール7.0 グリセリン4.O N製氷607 製法、(1)+(2)を加熱し70℃とする。(1)中
K(2)を攪拌しながら添加する。反応後ホモミキサー
で均一に乳化して、熱交換器で60℃まで冷却する。
実M例2エモリエントローション (1)yl−rlJ’/IJセロー.J}くヘニルアル
コールエーテル3.0ステアリン酸2.0 セタノール1.5 ラノリン2.0 スクワラン10.0 防腐剤適量 酸化防止剤 香料 +2)101}リエタノールアミン水溶i10.0(3
)プロピレングリコール4.0 ンルビトール40 カルボキシビニルボリマー0.1 精製氷73.4 製法、(1),[sjを加熱し70℃とする。(1)中
K(3)を攪拌しながら加える。終了後ホモミキザーで
均一に乳化する。(2)をこの溶液中K攪拌しながらゆ
っくり加えて中和を行う。反応後熱交換器で30℃まで
冷却する。
Wm例3クIJ−ム状ファンデーション(l)テカグリ
セロールベヘニルアルコールエーテル30ステアリン酸
4.0 グリセリンモノステアレート6,0 セタノール1.0 流動パラフィンZ0 グリセリントリ2エチルヘキサン醗エステル70防腐剤
適量 (2)精製水55.0 トリエタノールアミン1.0 ソルビトール3.0 (8)酸化チタン8.0 .カオリン5.0 タルク2.O Rントナイト1.0 着色顔料適量 (4)香料 裂法、顔料(8)を混合し粉砕する。水相(2)を80
℃に加熱し(8)′J&:加え分散させる.(1)を8
0’CK加熱溶解L7、徐々K(2)中に加え、乳化す
る。攪拌しながら冷却し(4)を加える。さらに冷却し
30Cとする。
実施例4化粧水 (1)ポリグリセロールfl2)オクチルドデシルエー
テル1.0(2)香料04 (8)1.3−ブチレングリコール2.5(4)ソルビ
トール2.5 (5)エタノール5o (6)蒸留水894 イ71メチルノぞラベン適量 (1)(2)(+1)+71を均一に溶解したものに(
6)を室温で攪拌しながら加える。さらに(4)(5)
を加え溶解する。この化粧水は5〜40°Cで3ケ月安
定であった。
【図面の簡単な説明】
図−1.2,3.4はそれぞれポリグリセロールflG
ミリスチルエーテル、ポリグリセロール■ステアリルエ
ーテル、ポリグリセロール■2−ヘキサデシルエーテル
、ホ+)クリセロール0αオレイルエーテルのアセチル
化物のNMRチャートを表わす。 図−5及び図−6は非イオン界面活性剤水溶液のホルマ
リン溶出量テストとpH変化テストの結果を示したもの
であり、AはポリグリセロールQllステアリルエーテ
ル(本発明品)、Bはボリグリセ口−ルu12−へキシ
ルデシルエーテル(本発明品)、Cはボリオキシエチレ
ン■ソルビタンモノステアレー}、D[ポリオキシエチ
レン■ソルビタンモノオレエートである。図−7及び図
−8は可溶化剤を用いた化粧水のホルマリン溶出量テス
トとDH変化テストの結果を示したものであり、Xはポ
リグリセロール(1z2−オクチルドデシルエーテル、
YUylrリオキシエチレン(41)硬化ヒマシ油誘導
体である。図−9は可溶化型化粧水の損盪後における泡
容積を示したもので、(a)はポリグリセロールα22
−オクチルドデシルエーテル、(b)はボリオキシエチ
レン■2−ヘキシルデカノエ−},(C)はボリオギシ
エチレン(支))オレイルエーテル、(d)UJリオキ
シエチレン■硬化ヒマシ油でアル。 41一

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.下記一般式(1)で示されるポリグリセロールエー
    テル型化合物。 一般式(1) (上記一般式(1)中、Rは炭素数8〜36の直鎖又は
    分岐鎖の飽和・不飽和脂肪族アルコール残基、n=7〜
    60を表わす。)
  2. 2.下記一般式(1)で示されるポリグリセロールエー
    テル型化合物のうち少なくとも一種又は二種以上を配合
    することを特徴とする化粧料。 一般式(1) (上記一般式(I)中、Rは炭素数8〜56の直鎖又は
    分岐鎖の飽和・不飽和脂肪族アルコール残基、n−=7
    〜60を表わす。)
JP6187782A 1982-04-14 1982-04-14 ポリグリセロ−ルエ−テル型化合物及びそれを配合した化粧料 Pending JPS58180406A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3710749B2 (ja) * 1999-06-16 2005-10-26 花王株式会社 表面改質剤
JP2017078033A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 株式会社ダイセル ポリグリセリンモノエーテル及び洗浄剤組成物

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JP3710749B2 (ja) * 1999-06-16 2005-10-26 花王株式会社 表面改質剤
JP2017078033A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 株式会社ダイセル ポリグリセリンモノエーテル及び洗浄剤組成物

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