JPS5817921B2 - ヒカリカクサンバン - Google Patents

ヒカリカクサンバン

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JPS5817921B2
JPS5817921B2 JP10676675A JP10676675A JPS5817921B2 JP S5817921 B2 JPS5817921 B2 JP S5817921B2 JP 10676675 A JP10676675 A JP 10676675A JP 10676675 A JP10676675 A JP 10676675A JP S5817921 B2 JPS5817921 B2 JP S5817921B2
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JP10676675A
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加藤久豊
宮原諄二
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光拡散板に関するものである。
とくに光学的性質及び機械的性質の双方にわたり満足す
べき性質を有する光拡散板に関するものである。
一般に光拡散板は、光拡散体、透明体を構成要素とし、
これら画構成要素を共に含むもの及び、光拡散体のみに
より構成されるものが知られており、現在においては、
むしろ後者が一般的である。
ここに光拡散体とは、光を拡散する作用を持つ層を指称
し、たとえば(1)すりガラスの如き、表面がマット状
の拡散体(以下、「マット型拡散体」という。
)、(2)光散乱粒子を透明結合剤中に分散させるか、
或いは光散乱粒子を分散させた有機結合剤を塗布方式に
よりガラス等の透明シート上に塗布したもの(以下、「
分散型拡散体」という。
)。(3)ワックスシートより成るもの(以下、「ワッ
クス拡散体」という。
)、(4)結晶性高分子より成るもの(以下、「結晶性
ポリマー拡散体」という。
)等が知られている。
また透明体とは、光拡散体の機械的強度及び光学的性質
を良化、助長する働きを持つ層を指称し。
例えば、(a)ガラス板、アクリル樹脂板等の如き透明
板、(b)透明シートの表面にフレネルレンズ状、レン
チキュラーレンズ状、■型ミゾ構造等の表面マイクロ光
学素子構造を有する表面光学素子板、(C)ベネシアン
ブラインド状のルーバー構造を持つ透明プラスチックシ
ート(以下、rLcFJという。
)等が知られている。前述の如く、現在では光拡散体の
みから成る光拡散体が一般的であるが、かような光拡散
板においては、その光学的性質及び機械的性質の双方に
わたり満足しうる性能を有するものは、これまで必ずし
も得られているとは言いがたいのが現状であった。
すなわち、特願昭50−14541号明細書において詳
細されているように、マット型拡散体、分散型拡散体(
たとえば、米国特許第2,180゜113号)は機械的
性質においては、はぼ満足しうるものであるが、ギラツ
キ、画像再生域、光害分布特性、解像力等その光学的性
質においては到底満足しうるものではなかった。
(これらの光学的性質の有する意義については、特願昭
50−14541号明細書に定義されている。
)一方、ワックス拡散体の場合は、特願昭50−]、
4541号明細書において記載の如くその光学的性質は
非常に優秀であるにも拘らず、その機械的性質において
著しく劣っているため、ワックス拡散体単体では光拡散
板として実用化することは極めて困難であった。
そこで、ワックスより成る光拡散体単体でなく、これを
ガラス板等の透明体とを組み合わせて光拡散板を構成せ
しめんとする試みがなされているが、ワックスは一般に
ガラス板等の透明板に対する親和力が低いため、分散型
拡散体の如く、ガラス板上に塗布方法によりワックスの
層を構成しても、容易にはがれたり、ひび割れしたりす
る為、結局ワックス拡散体を両面よりガラス板等の透明
体ではさんだいわゆるサンドインチ構造で用いるのが一
般的であった。
しかし、かようなサンドインチ構造を採用した場合にも
、ワックス拡散体とガラス板等の透明体との親和力は改
善されるわけではないので、経時的に剥離してしまった
り、界面に空気泡が混入したりして、光拡散板としての
寿命は充分なものではなかった。
のみならず、かようなサンドインチ構造は、光拡散体の
両面に屈折率の異なる界面(異種界面)が存在するため
、一般に光の屈折、反射が生じ、光の損失が発生してし
まい、ワックスの持つ際立ってすぐれた光学的性質を有
効に活かすことなく損う結果となり、好ましくなかった
一方、結晶性ポリマー拡散体は、特願昭50−1454
1号明細書に記述されているように、機械的強度におい
てはワックス拡散体よりすぐれているものの未だ十分で
なく、またその光学的性質もほぼ満足しうるものではあ
るが、ワックス拡散体に比べるとやや劣っている。
以上の如く、光拡散体としての光学的性質はワックス拡
散体が最もすぐれているにも拘らず、これまでそのすぐ
れた光学的性質を活かした実用性のある光拡散板を得る
ことは出来なかった。
そこで、光拡散体、とくにワックスと透明体とを、互い
に親和力を有するような材料で構成せしめ サンドイン
チ構造に依らず、両者を直接接触せしめ、前述の如き欠
点を除去せんということが考えられる。
しかしながら、かように光拡散体と透明体を構成する物
質同志が互いに親和力を有するよう、それぞれの構成物
質を選択することは、現実的には困難をきわめ、事実上
不可能とさえ言い得ることであった。
というのは、光拡散体と透明体とを構成する物質の選択
は、第一に両者の光学的性質を考慮してなされるのが本
則であり、かかる選択によってもはや両者の親和力を考
慮する余地が殆どなくなってしまうし、また、かかる光
学的特性の考慮のみで、親和力に対する考慮は全くなさ
ねないのが一般であったからである。
したがって、結局において、光拡散体と透明体とを直接
に密着せしめ、光学的性質及び機械的性質の両面にわた
り満足しうるような光拡散板を得ることは極めて困難で
あった。
また中間層を用いて光拡散体と透明体とを密着せしめる
場合にも、光拡散板としての機能を損うことなく十分に
これを発揮せしめる物質を選択することは一層困難な問
題であった。
本発明者等は光拡散体と透明体とを良好に密着し、かつ
光拡散板としての機能を十分に発揮せしめうる中間層を
形成する物質について鋭意研究を重ねた結果、液状光硬
化性組成物が最も適していることを見出し、特願昭50
−41710号明細書によりこの点をすでに明らかにし
ている。
したがってこの特願昭50−41710号明細書の記載
に依れば、ワックス拡散体のすぐれた光学的性質を活か
し、同時に機械的強度のすぐれた光拡散板を得ることが
可能となる。
しかしながら、かかる光拡散板においては、その光再分
布特性がワックス拡散体の拡散性に限定さ石てしまうた
め、光再分布特性を任意にコントロールすることは極め
て困難であった。
すなわち、一般に光拡散板の光再分布特性は三次元的に
等方的である必要はなく、ある限られた範囲にのみ光を
再分布する方が、光拡散体を透過した光を能率良く利用
する上からも望ましい場合が多い。
とくに1人の観察者が光拡散板上の投影画像を観察する
場合には、その観察者の観察位置にのみ光が再分布され
れば足り、それ以外の位置に光が再分布されることは、
透過光を有効に利用しえない結果となり好ましくない。
このためには、透過光を観察位置に収束せしめるような
機能が光拡散板に要求される。
しかるに、上述の如くワックス拡散体と透明体とを中間
層を介して密着せしめた光拡散板においては、その光再
分布特性はワックス拡散体の拡散性によって限定されて
しまうため、かかる要請に答えることは極めて困難であ
った。
更に、望ましい光拡散板としては、オリジナルなマイク
ロフィルムの画像、すなわちパターンと色調及びコント
ラストを忠実に再生しうろことが要求される。
ところが、かかる当然の要求にも拘らず、従来かような
点に対する考慮は殆ど払われず、単に室内の色調と調和
するように色調を選択したり、或いは眼に疲労感を寿え
ないように選択したりするのがせいぜいであって、カラ
ー画像を忠実に再生するように色調を選択することはお
こなわれていなかった。
本発明の目的は光学的性質及び機械的性質の双方にわた
り満足すべき特性を有する光拡散板を提供することにあ
る。
本発明の他の目的は、単独の観察者が投影画像を観察す
るのに適した光拡散板を提供することにある。
更に本発明の他の目的は、カラー画像再生能力のすぐれ
た光拡散板を提供することにある。
本発明のこれらの目的は、ピッチ0.03mm〜1mr
nで焦点距離が2,0crrL〜100cIrLのフレ
ネルレンズ構造をその光源側表面に有するワックス拡散
体と、ミレツド・シフト値が−5〜−120の範囲の色
調を有し、かつその全体としてのCIE標準C光源に対
する視感透過率(以下、「対C光源視感透過率」という
)が40〜70%となるように黒化せしめられた透明支
持体とを光硬化性組成物より成る中間層を介して密着せ
しめて光拡散板を構成することによって達成される。
本発明において、ワックスとは常温に於てロウ状の外観
と性質1例えば半透明で軟わらかく、かつ、もろく、し
かもそれ自体では皮膜を形成するのが困難である等の性
質を示す固体であり、例えば次のようなものが挙げられ
る。
■ 天然ワックス(天然に生息する動・植物から採取さ
れるもの) 例えば木ロウ、カルナバロウ、カンショロウ、綿ロウ等
の植物性ワックスとかイボタロウ、ミツロウ、鯨ロウ等
の動物性ワックス。
(9)石油系ワックス(一般に石油から分離される常温
で固体の炭化水素)例えばパラフィンワックスの沸点が
125°F以上のものとか、マイクロ・ワリスタリンワ
ックス(例えば日本精ロウ■製「バイ−ミック」)等。
l 合成ワックス(有機合成技術的に合成されたワック
ス状固体)例えばビニル系オリゴマーワックスとしてエ
チレン・オリゴマー・ワックス、プロピレン・オリゴマ
ー・ワックス、等とかエチレン・オキシド・オリゴマー
・ワックス、プロピレン・オキシド・オリゴマー・ワッ
クス等がある。
エチレンオキシド・オリゴマー・ワックスとしては米国
デュポン社製「カルボワックス」が市販されている。
ここに、オリゴマー・ワックスとは分子量10,000
以下好ましくは5.000以下のものを指し、本発明に
使用できるオリゴマー・ワックスは固体でロウ状の外観
と性質を示すものでありメルト・インデックス(J I
s −に6760の方法による)が1,000以上のも
のである。
上記ワックスにはワックス改質剤が添加されてもよい。
ここでワックス改質剤とは例えは次のようなものである
CI) 天然物及びその誘導体としてロジン変性ロジ
ン、ロジンエステル等のロジン系4tj脂、 Tルヘン
樹脂、テルペンフェノール樹脂およびその他の天然樹脂
がある。
〔■〕 合成樹脂としてフェノール系、キシレン系等
の極性基を有する樹脂、石油樹脂(脂肪族系、脂環族系
、芳香族系)、クマロンインデン樹脂、スチレン系樹脂
等がある。
これらの内、好ましいものとしては、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体(EVAと称す)、ポリインブチレン(分
子量35,000〜2,100,000のものがより好
ましい)、ポリブテン(分子量500〜3,000のも
のがより好ましい)、ロジン、マタクテイツクポリプロ
ピレン等である。
EVAの内、好ましいのは酢酸ビニル含量が15〜40
重量係であって、そのメルト・インデックスが200〜
400のものである。
例えは市販品として三井ポリケミカル株製「エバフレッ
クス」が知られている。
ポリインブチレンはエッソ株製「ビスツ・ネツクス」を
市販品として入手できる。
これらワックス改質剤を添加することにより、ワックス
自身が本来もつ極めてすぐれた光学的特性を損わずに機
械的強度および被接着性を向上せしめることが出来る。
本発明において、ワックス拡散体の厚さは光拡散板の解
像力をそこなわない範囲であれば特に制限はない。
しかも要求される光拡散板の解像力は観察者と観測面と
の距離により異なり、−概にどの程度でなければならな
いさいうことは出来ないが、光拡散板の通常の用途から
考えて、通常は0.1〜1引驕程度が妥錨であり、好ま
しくは0.1〜2mmの範囲が望ましい。
本発明者等は、特願昭50−14541号明細書におい
て、すでに光拡散板の表面に表面マイクロ光学素子構造
を設けることにより、光拡散板の先回分布特性を向上せ
しめうろことを明らかにしている。
ところで、単独の観察者が光拡散板上の投影画像を観察
する場合には、光拡散板を通過した透過光が観察者近傍
にのみ再分布されることが透過光を有効に利用する上で
要求される。
かかる要求を満たすため、本発明者等は鋭意研究を重ね
た結果、ピッチが0.03〜1m71L、好ましくは0
.05mm〜0、3 mmで焦点距離が20〜100C
nL、好ましくは40〜80crILのフレネルレンズ
構造を光拡散板に設けることにより好ましい結果の得ら
れることを見出した。
ピッチが0.03mm以下のときは、回折現象が発生し
やすいだけでなく、製造上にも困難が伴ない、またピッ
チが1mm以上あると、観察者と光拡散板面との距離に
より異なるが、一般にフレネル・レンズのミゾ状構造が
一察者にはっきり識別でき、したがって観察の部層にな
り、また解像力を低下させるなど投影画質を低下させて
しまう。
また焦点距離も光拡散板に入射する投影光源からの光が
平行光であり、かつ観察者が全く動かなければ、明視の
距離に等しくとっておけば足りるが、光拡散板に入射す
る投影光源からの光は平行光ではないし、また現実には
観察者が完全に静止していることはありえないから、焦
点距離を明視の距離に等しくとる必要性はない。
ここで要求されるのは、透過光の損失を防いで単独の観
察者が明るく鮮明な画像を観察出来ると共に、観察者が
多少動いた場合にも観察者の眼に入る透過光量が殆ど変
化せず、つねに同程度の明るさの投影画像が観察しうる
ように焦点距離を選択することであり、かような要求は
焦点距離を明視の距離に等しくとることによっては満足
されないのである。
かかる要求を満たすためには、フレネルレンズ構造の焦
点距離が、光拡散板より明視の距離において透過光が焦
点を結ぶ焦点距離と、光拡散板よりの透過光が平行光線
となるような焦点距離との間にあればよいと考えられる
かかる焦点距離は投影光源と光拡散板との距離により異
なるため、数値さして表現することは困難であるが、通
常のマイクロフィルムリーダーにおいては、フレネルレ
ンズ構造の好ましい焦点距離は20〜100cm、望ま
しくは40〜80crrLであろう。
以上の如きフレネルレンズ構造はワックス拡散体の表面
に直接設けることが望ましい。
なぜなら、透明支持体表面にフレネルレンズ構造を設け
る場合には、光拡散体による光の拡散面とフレネルレン
ズ構造による光の拡散面が離れてしまうため、投影され
た画像が2重像になったり、ぼけてしまったり□するこ
とがあるからである。
しかるに、かようにフレネルレンズ構造を光拡散体の表
面に直接設けるためには、光拡散体の厚さが十分に大で
あることが要求される。
そうでないと、フレネルレンズ構造を設けることにより
光拡散体層の厚みが相対的に大きく変化してしまい、光
拡散体の拡散性を変化させてしまうからである。
しかしながら、前述の如く本発明に係るワックス拡散体
の場合には、その適当な厚みは0.1〜10mm、好ま
しくはO01〜27n7ILであり、他の拡散体を用い
る場合に比し、十分に大であるため、フレネルレンズ構
造をワックス拡散体の表面に直接設けても光学的特性に
支障を来たすことはない。
このようなフレネルレンズ構造を直接ワックス拡散体表
面に設ける方法としては、公知のいかなる方法も利用可
能であるが、0)拡散板表面にフレネルレンズ構造を有
する雌型を用いて熱を圧力により型おしする方法、(ロ
)拡散板をキャスティング、射出成型等で製作する際、
その鋳造の表面にフレネルレンズ構造を有する雌型を刻
んでおく方法等が好ましい。
ここに雌型を製造する方法さしては、機械的カッター又
は電気機械的トランスジューサを用いてカッティングす
る方法(例えば特開昭45−66g33号)、感光性樹
脂板、あるいは、ゼラチン含有写真フィルムに所定のフ
レネルレンズ構造を実現する光パターンを焼きつけた後
、現像し処理して該フレネルレンズ構造のレリーフを実
現し、電鋳加工等でその金属の雌型を製造する(例えは
特公昭47−5504号)、その他すンドブラスト或い
は化学的腐蝕処理等による各種マット面の製作技術、レ
ーザー光、電子ビーム等によるマイクロ模様の製作技術
等が利用できる。
本発明において透明支持体としては、ガラス板、アクリ
ル板、ポリスチレン板、ポリカーボネート板、ポリ塩化
ビニル板、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
ナフタレート等のポリエステル板、三酢酸セルロース板
、二酢酸セルロース板、ポリイミド板、透明ポリエチレ
ン、透明プロピレン等のポリオレフィン板、LCF等が
用いらねうるが、光学的歪のなさ、透明度、使い易さを
考゛慮した場合は、とくにアクリル板、ポリエチレンテ
レフタレート板が好ましい。
透明支持体の厚みはとくに限定されず、常識的な範囲内
で種々のものが用いられうるが、一般的には0.1〜5
龍程度が通常であろう。
光拡散板をマイクロリーダー用の後面投影型スクリーン
として用い、カラー画像をその上に再生する場合、観測
者が観測するカラー画像の色調はかなり主観的なもので
、とくに画像を観測する場所の周囲の外光の色温度に影
響されやすい。
たとえば色温度の高い光の周囲光のもとでは、同じカラ
ー画像を投影しても赤っぽく見え、逆に色温度の低い光
の周囲光のもとでは青っぽく観察される。
すなわちす光拡散板上に投影される画像の色調は(光源
の色/光拡散板の色/外光の色)系の組合わせにより決
定されるものであるが1本発明者等の研究によれば(光
源/光拡散板)系の色温度が外光の色温度と一致したと
き、最もすぐれた色再現性が得られることが判明した。
ここに現在大多数のマイクロリーダー等に用いられてい
る光源は、色温度が2800〜3400ケルビンのタン
グステン或いはハロゲンランプを主体とするものであり
、一方外光条件はタングステンランプ照明から太陽光照
明にわたる色温度2800〜5500ケルビンであるの
で、光拡散板自体はマイクロリーダーの使用条件に応じ
て、この間の色温度の差を補正する色温度を持つことが
必要である。
かよう。な光拡散板の色温度変換能は、いわゆるミレッ
ド。
シフト値で規定するのが適切である。
ここにミレツド・シフト値とは次式で定義されるミレツ
ド値をいくつ変化せしめるかて色温度変換能を表現する
ものである。
すなわちミ1/ツド・シフト値が正の値であるというこ
とは、光源の色温度を■げる性能を有していることを示
し1通常アンバー系の色調をもつのに対し、ミレツド・
シフト値が負の値であるということは、光源の色温度を
上げる性能を有していることを示し、通常ブルー系の色
調をもつ。
2800〜3400ケルビンの色温度を2800〜55
00ケルビンの色温度に変換する光拡散板の色温度変能
をこのミレツド・シフト値で表現スるとO〜−175と
なるが、本発明者等のその後の実験によれは、実用的な
マイクロリーダーの使用環境下では、ミレツド・シフト
値が−5〜−120の範囲の色調を有する光拡散板が種
々の外光条件に対して極めて好ましいカラー画像の再生
をなしうろことが判明し、昭和50年8月1日付特許願
(A)(出願人:富士写真フィルム株式会社)に係る明
細書によりすでに明らかにした。
このように、ミレツド・シフト値が−5〜−120の範
囲にあるような光拡散板を得るためには、ワックス拡散
体を着色するか或いは透明支持体を着色すれはよいが、
光源の光射外光の比(S/N比)を向上せしめるために
は、透明支持体を着色するのが好ましい。
カラー画像再生能力を考える場合には、更に光拡散板の
コントラストが重要である。
このコントラストを向上させるためには、種々の方法が
考えられるが、最も有効な方法は外光が光拡散板で反射
して観測者の眼に入らないように光拡散板の反射率を下
げることである。
この点ワックス拡散体は他の拡散体に比し、きわだって
低い拡散反射率を有しており、コントラストについても
きわめて有利である。
これに対し、他の光拡散体を用いた場合には、拡散反射
率がワックス拡散体に比し高いため、外光の光拡散板で
の反射が犬であって、光拡散板のコントラストラ向上せ
しめることには本質的な障害がある。
しかしながら、以上のように光拡散体としてワックスを
用い、光拡散板を前述の如き色調に着色するのみでは、
色のバランスのすぐれたカラー画像の再生は可能となる
ものの、忠実で自然なカラー画像の再生という意味にお
いては、未だ十分ではなく、とくにシャドウ部の黒のし
まりが十分とはいいがたく、更にコントラストを改良す
ることが好ましい。
かかる要求をみたすためには、光拡散板を均一な分光吸
収をもつニュートラルな黒で着色して透過率を下げてや
ることが望ましい。
この場合にも前述の場合と同様にワックス拡散体を黒化
する方法と透明支持体を黒化する方法とが考えられる。
ただ着色の容易さと黒化の効果を有効に利用するために
は、透明支持体を黒化するのが有利である。
すなわち、透明支持体を黒化した場合には、光拡散板に
入射し、光拡散体内部或いはマイクロリーダー内部で反
射して観測者側へもどって来る外光は、この黒化された
透明支持体で入射の際と反射の際との2回にわたり吸収
を受けることになり、一方画像を投影する光源の光は、
黒化透明支持体により1回の吸収を受けるにすぎないた
め、観測者の眼に入射する光源の光対外光の比(すなわ
ちS/N比)は大幅に改善され、コントラストが向上し
、シャドウ部の黒も良くしまったカラー画像が得られる
こねに対し、ワックス拡散体を黒化した場合には、ワッ
クス拡散体の観測者側表面に近い部分で反射した外光は
光拡散板の黒化部で2回の吸収を受けることがなく、S
/N比を十分改善することが困難となってしまう。
ここに黒化の程度は黒けれは黒い程、コントラストをよ
り向上せしめつるが、光源よりの光の吸収もそれだけ大
となるので、投影される画像自体も暗くなってしまい、
黒化には自ら限界がある。
本発明者等の研究によれば、前述の如く所望の色温度変
換能を有するように着色せしめられた光拡散板に、更に
分光的に光を均一に吸収するように色素等を混ぜてニュ
ートラルに黒化させ、これらの着色によるCIE標準C
光源に対する視感透過率(以下、「対C光源視感透過率
」という。
)が40〜70%、好ましくは45〜65%の範囲とな
るとき、最も実用的にかつ奸才しい結果の得られること
が見出された。
またこの黒化により光拡散板の色温度変換能には何らの
影響がないことは言うまでもない。
かかる黒化によるコントラストの向上は、光拡散体さし
てワックス拡散体を用いたことにより得られる効果であ
ることに注意が必要である。
なぜなら、他の光拡散体にあっては、ワックス拡散体に
比し、透過率も小であるから、黒化により光拡散板を透
過する光量が減少し、画像が極めて暗くなってしまい、
カラー画像を自然に忠実に再生することは極めて困難と
なるからである。
しかも前述の如く、他の光拡散体にあっては、拡散反射
率もワックス拡散体に比し大であるから、この両者の総
合効果としてそのS/N比はワックス拡散体を用いた場
合に比べ極めて大となり、他の光拡散体を用いたのでは
、本発明の目的にかなり光拡散板を得ることは極めて困
難である。
またカラー画像を自然に忠実に再生するためには、光拡
散板にギラツキのないこともまた必要である。
ギラツキのある場合には、カラー画像の質感が損なわれ
、とくに人間の肌や花の質感が忠実ニ再現されがたいか
らである。
この点、ワックス拡散体はきわめてギラツキが少なく、
カラー画像の質感を自然に忠実に再生することが可能と
なる。
透明支持体の観察者側の面は外光の正反射を避けるため
に、無反射(ノンフレア)処理を施しても良いし、また
ワックス拡散体側の面は密着性を向上せしめるためにマ
ット化されていても良い。
本発明において、ワックス拡散体と透明支持体とは光硬
化性組成物より成る中間層を介して密着せしめられる。
本発明において、中間層の材料として用いられる光硬化
性組成物は、光重合性七ツマ−またはオリゴマーを主成
分とする液状組成物である。
光重合性モノマーとしては、光重合性のあるアクリル酸
または、アクリルエステル類、メタクリル酸またはメタ
クリルエステル類、アクリルアミド類、ビニルエステル
類、N−ビニルラクタム類、(N−ビニルピロリドン、
N−ビニルカプロラクタム)N−ビニルピリジン類、マ
レイン酸またはマレイン酸エステル類、フマル酸または
フマル酸エステル類、芳香族ビニル誘導体(スチレン、
ビニルトルエン)、ビニルエーテル類があげられるが、
本発明においては、特に好ましくは、不揮発性高沸点上
ツマ−がよく、ポリオールの不飽和エステル、例えばエ
チレングリコールモノアクリレート(メタクリレート)
、ジエチレングリコールモノアクリレート(メタクリレ
ート)、ポリエチレングリコールモノアクリレート(メ
タクリレート)、クリシジルアクリレート(メタクリレ
ート)、エチレンジアクリレート(メタクリレート)、
トリエチレングリコールジアクリレート(メタクリレー
ト)、ポリエチレングリコールα、ω、ジアクリレート
(メタクリレート)、トリメチロールプロパントリアク
リレート(メタクリレート)、ペンタエリスリトールト
リアクリレート(メタクリレート)、及びポリアミンの
不飽和アマイド、例えばα、ω−ジアミンのジアクリル
アミド(メタクリルアミド)、メチレンビスアクリルア
ミド(メタクリルアミド)、等がよい。
アクリルアミド類では、N、N−ジメチルアクリルアミ
ド、N、N−ジエチルアクリルアミドが用いられる。
更に光重合性上ツマ−のみならず、適当な分子量(通常
分子量500〜5000)のオリゴマータイプものも用
いられ、例えば、マレイン酸、またはフマール酸を基本
とする不飽和ポリエステルオリゴマー、特にエーテル結
合を有するグリコール(ジエチレングリコールトリエチ
レングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール、ポリテトラメチレンオキシドグリコー
ル等)とマレイン酸、又はフマル酸を基本とするオリゴ
ポリエステル又はその共重合体等が有用である。
本発明において中間層に用いられる光硬化性組成物とし
ては、上記例示の光重合性高沸点不揮発性上ツマ−また
はオリゴマー化合物が単独にて用いられてもよいが、通
常は、単独のみならずこれら同志の混合物として、また
は先に述ぶた各種光重合性モノマーとの併用において用
いられる。
これらの組合せは、上述の如く、ワックス拡散体と、透
明体とを貼り合せる際に、気泡、夾雑物等を排除し、出
来るだけ均一な中間層を得るために、適宜作業しやすい
粘度に調製すること力(望ましい。
通常はその組成物の粘度が、常温(25℃)にて約10
〜10,000cPであると脱泡、貼合せての作業性に
支障がないが、特に望ましくは50〜1,000 cP
がよく、上記モノマー、オリゴマーの組合せのみならず
、場合によっては適当な結合剤例えば、セルローズエス
テル(例えばアセチルセルローズ、アセチル、フタリル
セルローズ、アセチルセルローズ水素コハク酸エステル
)、アルカリ可溶性ポリビニルアルコール誘導体、ポリ
ビニル水素オキザレート、ポリアクリル酸(メタクリル
酸)エステル(例えば、メチルメタクリレート/アクリ
ロニトリル/アクリル化グリシジルアクリレート共重合
体、等)塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体等により、粘
度の調節を行うことが出来る。
また必要ならば、硬化後の中間層の皮膜特性、接着強度
を調整するため、予め適当な可塑剤を添加しておいても
よい。
可塑剤としては、フタル酸系エステル(例えばジオクチ
)Vフタレート、ジブチルフタレート)燐酸系エステル
(例えばトリクレジルフォスフエイト、トリブチルフォ
スフエイト、)ヒマシ油、アマニ油、サフラワ油グリセ
リンエステル系等が用いられる。
これらの光硬化性組成物は、熱、光の効果により硬化せ
しめることが出来るが、より効率よく硬化させるには、
光増感剤を添加すればよい。
光増感剤としては、ベンゾイン、ベンゾインメチルエー
テル、ベンゾインエチルエーテル、ベンジル、ジアセチ
ル、ベンゾフェノン、またはその誘導体アンスラキノン
、メチルアンスラキノン、またはその誘導体、アゾニト
リル類等が用いられる。
これら光増感剤の添加量は光重合性モノマーまたはオリ
ゴマーの0.01〜10重量%の範囲で使用されるが、
特に望ましくは、0.1〜5係の範囲である。
かかる増感剤を添加することにより、感光波長域を長波
長側にズラすことが出来、光硬化性組成物を市販の28
0〜460mμの波長を有するランプを用いて重合せし
めることが可能となる。
したがって、重合開始用ランプとしてもつと短波長の光
を発光しうるランプが十分に利用できれば、増感剤の添
加量を減らし、或いは添加しなくともよい。
このように短波長域においてのみ光硬化性組成物が感光
する場合には、通常の太陽光の下で光拡散板製造作業を
なすことが出来るだけでなく、光拡散板製造後使用中に
光硬化性組成物が更に重合して硬化することがなく、む
しろ好ましいといえる。
また必要ならば、熱重合禁止剤を本液状光硬化性組成物
の安定貯蔵の目的で添加することも出来る。
例えばハイドロキノンまたはその誘導体、カテコール、
またはその誘導体、ベンゾキノン、ニトロベンゼン、ナ
フチルアミン、ピリジン等通常よく知られている重合禁
止剤が団用可能であり、添加量としては、光重合性上ツ
マ−又はオリゴマーの50〜1000pIllnの範囲
である。
本発明に用いられる光硬化性組成物は上述の如く、光重
合性上ツマ−、オリゴマーと、必要なら適当な添加剤を
混合することにより容易に得られるが、類似の組成物に
ついては、特公昭43−1912.5号、特開昭49−
130984号、特開昭49−128088号、特公昭
46−.29525号、米国特許第3168404号、
同第3252800号に記載がある。
また本発明の目的には、東亜合成化学工業株から市販さ
れている商品名アロニツクス(ARONIX)なる熱硬
化性官能性オリゴエステルアクリレートも適当な光重合
増感剤の併用により用いることも出来る。
(例えばアロ二ツクスM−5500、アロニツクスM−
5700、アロ二ックスM−6100.アロニヅクスM
−6300等)この他明星チャーチル株製ホトボンド及
び関西ペイント株製ゾンネも使用可能である。
本発明に係る中間層を構成する物質としては光硬化性組
成物であれはよく、特に上記組成物が有効であるが、特
にこれらに制限するものではない。
これら光硬化性組成物を適当な熱重合開始剤の働きによ
り硬化させることも考えられるが、本発明は光照射によ
り特に熱をかけるような苛酷な条件を施さなくて強固な
中間層を得る点に特徴がある。
熱をかける硬化法は、泡が入ったり、収縮、スジ等の中
間層の不均一化や、熱硬化に時間がかかる等の欠点があ
り、好ましくない。
かかる光硬化性組成物は、可視光或いは少なくとも長波
長側の可視光によって重合反応が進行しないから、光硬
化性組成物を中間層としてワックス拡散体と透明体とを
密着せしめる場合にも作業上の制約が少ない。
これら光硬化性組成物から成る中間層は、非常に堅く固
化せしめるより、むしろ比較約款かい状態で、いわば粘
着状態で密着している方が光拡散板にかかる応力を緩和
しうる点で好ましい。
そのため、光硬化性組成物の組成を適当に調製して用い
るのが好ましい。
たとえば、ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、
ジブチルフタレート、トリアセチン等通常用いられる可
塑剤を混ぜたり或いは、光重合性上ツマ−を更に加えて
おくことはかかる目的の達成に有効である。
また光をあてる時間は光硬化性組成物が十分に重合し硬
化するに足る時間であることを要するが、重合が完全に
終了するに足るものであることを要しない。
なぜならば化学反応は通常S字形カーブにしたがって進
行し、ある程度進行した時点で反応の進行は極めて遅々
としたものとなり、その後は長時間たっても殆んど進行
しないので、完全に重合反応を終了せしめることは不経
済であると同時にその必要もないからである。
光重合反応は初期反応速度が速くきわめて短時間に十分
な重合度に達するため、光は短時間あてれば十分である
本発明によれば、次に掲げるような新規な効果が得られ
る。
(i) 光学的性質はすぐれているが機械的強度の不
十分なワックス拡散体を光硬化性組成物より成る中間層
を介して透明支持体と密着せしめているから、光学的性
質及び機械的性質の双方にわたりすぐれた特性を有する
光拡散板を得ることが可能となる。
(ii) ワックス拡散体の光源側表面にフレネルレ
ンズ構造を直接設けているため、界面における光の損失
を最小限におさえつつ、透過光をある観察位置近傍にの
み再分布して透過光を有効に利用することが出来、単独
の観察者が明るく鮮明で光拡散板全面にわたって均一な
明るさの投影画像を観察することが可能となる。
(面 透明支持体を着色しているため、カラー画像を自
然に忠実に再生することが出来る。
以下、本発明の効果を一層明瞭ならしめるため実施例を
掲げる。
実施例 合成ワックス(メルト・インデックス4000のオリゴ
エチレンワックス)io’o重量部を160°Cに溶融
しておき、これにエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸
ビニル含有28%)10重量部を均一に混合して溶解せ
しめたものを表面温度100°Cのポリテトラフルオル
エチレンによりコーティングしたステンレス板上に厚さ
0.75 mmに流延し、更にこのステンレス板を20
deg/minで冷却し、凝固せしめた後、ステンレス
板より取り出してワックス拡散体Aを得た。
次;ここのワックス拡散体Aを用いてピッチが200μ
、焦点距離4’0cIILの同心円状フレネルレンズの
雌金型により温度90℃、圧力50kg/C1rLでフ
レネル・レンズ構造をプレス成形したワックス拡散体B
を作った。
このようにして得られたワックス拡散体A、Bを第1表
に示す如く、各種の透明支持体に密着せしめて光拡散散
A I 、2 s 3 y 4を作った。
第1表において透明支持体イとは無色透明で表面平滑な
厚さ2mynのアクリル板(3’OmX 30(ロ)を
いい、透明支持体口とは色温度変換能としてミレツド・
シフト値−40を有し、第1図の曲線で示される如き分
光透過率曲線を持つように色調がコントロールされた着
色透明で表面平滑な厚さ2mmのアクリル板(30cI
rLX 30cm )をいい、透明支持体ハとは透明支
持体口を更に分光的に均一に黒化し、全体としての対C
光源視感透過率が45%(黒化による対C光源視感透過
率は70%)となるように処理したものをいう。
このようにして得られた光拡散板の光学的性質を調べた
ところ、第2表の如き結果を得た。
*l5O−R782測定方法による(光拡散板中心輝度
/周辺輝度)比を示す。
したがってこの値が小さいほど明るさの均一な光拡散板
と言える。
第2表において、ギラツキ、画像再生域、先回分布特性
、解像力の意義については、特願昭50−14541号
明細書に開示されたところと同一である。
また色調再現性とは、3400ケルビンの色温度をもつ
ハロゲンランプ150Wの光源により、カラースライド
フィルムを各光拡散板上ζど再生させた場合に4000
ケルビンの色温度の外光下で、いかにカラースライドフ
ィルムの色調が忠実に再現されたかを示すものであって
、その再現された色調がきわめて自然らしく感己られる
ものを◎、比較的良かったものを△、不自然に感じられ
るものを×とした。
なお、機械的強度に関しては、ワックス改質剤を添加し
ているためワックス拡散体単体での使用も可能であった
が、アクリル板に密着せしめることにより大幅に向上し
たことを認められた。
またワックス拡散体とアクリル板との密着には第3表の
如き組成の光硬化性樹脂を用い、両者の密着は以下のよ
うにして行なった。
すなわち、アクリル板の端の部分に第3表に示す組成よ
り成る液状硬化性組成物をビード状に溜め、該ビード状
光硬化性組成物にワックス拡散体の端部を接触せしめ、
更に該部分を一対のローラ間にはさんでローラを回転さ
せながら、光硬化性組成物の両板の間に充填させた。
このとき、ローラから押出された光硬化性組成物を長さ
51C1′rL、出力2oW/mの棒状光重合用高圧水
銀灯(松下電器産業■製H−100OTQ)の光を50
CrILの距離で10秒間招てて中間層を硬化せしめた
なお、ワックス拡散体の被接着性を向上せしめるために
、シートを予め重クロム酸混液(液温は常温)に1時間
につけた。
以上の如く、本発明に係る光拡散板A 3 、&4は光
学的性質がすぐれており、とくに (1)単独の観察者が利用する場合、光源の光を観察者
の方へ集めて有効に利用しうるため、明るくかつ光拡散
板のすみずみまで明るさが均一な画像が得られること、
及び (1りカラー画像の再生が自然に忠実であること等のき
わだった特長を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例において用いられた透明支持体口の分光
透過率分布曲線である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ピッチ力0.03 mvt−1mvtで蕉点距離が
    20〜100σのフレネルレンズ構造をその光源側表面
    に有するワックス拡散体と、ミレツド・シフト値が−5
    〜−120の範囲の色調を有するように着色せしめられ
    た透明支持体とを光硬化性組成物より成る中間層を介し
    て密着せしめたことを特徴とする光拡散板。
JP10676675A 1975-04-04 1975-09-03 ヒカリカクサンバン Expired JPS5817921B2 (ja)

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