JPS5817750B2 - クロロ−ビス(アルキルアミノ)−s−トリアジンの改良製造法 - Google Patents

クロロ−ビス(アルキルアミノ)−s−トリアジンの改良製造法

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JPS5817750B2
JPS5817750B2 JP54123050A JP12305079A JPS5817750B2 JP S5817750 B2 JPS5817750 B2 JP S5817750B2 JP 54123050 A JP54123050 A JP 54123050A JP 12305079 A JP12305079 A JP 12305079A JP S5817750 B2 JPS5817750 B2 JP S5817750B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高度の取扱い性および配合性を有するクロロ−
ビス(アルキルアミノ) −S=ニトリアジン改良製造
法に関する。
クロロ−ビス(アルキルアミノ)−8−トリアジンは下
記一般式 (式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ独立し
て、水素、炭素原子数1〜5を含むアルキル基、または
アルキル基とは異なった種類の特定の基である)によっ
て表わされる化合物である。
クロロ−ビス(アルキルアミノ) −s −) ’)ア
ジンは価値ある除草剤であり、この群に属する最も知ら
れている化合物に2−クロロ−4−エチルアミノ−6−
インプロビルアミノ−S−トリアジン(アトラジン)、
2−クロロ−4・6−ビス(エチルアミン)−8−トリ
アジン(シマジン)および2−クロロ−4・6−ビス(
インノロピルアミン)−S−)リアジン(プロパジン)
があるこれらの化合物の除草剤特性は米国特許第289
1855号明細書に記載されているのでここに参考文献
として引用する。
クロロ−ビス(アルキルアミノ) −S−)リアジンは
、例えばジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル
・ソサイエテイ第70巻第3726頁(1948年)に
ダヴリュー・パールマンおよびシー・ケー・バンクスに
よって報告されている如く、2個の塩素原子の二段階的
置換によって塩化シアヌルから一般に作られる。
実際に反応は下記一般反応によって行なわれる。
上記2式中、R4、R2、R3およびR4は前述したと
おりであり、Mはアルカリ金属である。
特にアトラジンの製造は一般に不連続法で実施される、
即ち第一反応工程で水酸化ナトリウムの存在下に、塩化
シアヌルをインノロビルアミンと反応させて2・4−ジ
クロロ−6−イツプロビルアミノーS−)リアジンとす
る。
この化合物を第二工程で更に加えた水酸化ナトリウムと
エチルアミンと反応させて、所望の生成物2−クロロ−
4−ニチルアミノ−6−イツプロビルアミノーS −ト
リアジンの形成をする。
上述した反応は水性媒体または有機媒体中で行なうこと
ができる。
一般に、水に不溶性または水に部分的に可溶性または完
全に可溶性であり、従って二相または一相水一有機化合
物系を形成する塩化シアヌルに対する溶媒を有機化合物
として用い、水−有機化合物媒体中で反応を行なうこと
が好ましい。
一般に上記反応(II)は理論量の反応成分を用いて行
なう、一方反応叫はクロロ−ビス(アルキルアミノ)−
8−トリアジンの製造に必要とする量より犬なる量のア
ルキルアミンおよび水酸化ナトリウムを用いて行なう。
この操作方法は、かかる化合物の望ましからぬ特性から
見て2・4−ジクロロ−6−アルキルアミノ−5−)
IJアジンを完全に変換させることを要することで正し
いことである。
例えば2・4−ジクロロ−6−イツプロビルアミノーS
−)リアジンは、最終生成物中に約0.5重量%より
多い量で存在してはならない程皮膚を刺戟する性質を有
する。
一方過剰のアルキルアミンの使用は、過剰のアルキルア
ミンとクロロ−ビス(アルキルアミノ)−S −)リア
ジンとの反応によってトリス(アルキルアミノ)−8−
トリアジンの形成による不利益を生せしめる。
例えばエチルアミンと2−クロロ−4−エチルアミノ−
6−インノロビルアミノー s −1□リアジンの反応
は2・4−ビス(エチルアミン)−6−イツプロビルア
ミノーS−)リアジンの形成を生せしめる。
この後者の化合物は、それが反応生成物からアトラジン
を回収するのを困難にする傾向を有し、乾燥したアトラ
ジンの粉砕を邪魔し、アトラジンを含有する液体配合物
の安定性および流動性を低下させる。
多分これらの望ましからぬ効果は、低融点のワックス状
外観の粘着性固体である2・4−ビス(エチルアミノ)
=6−イツノロビルアミノーS−トリアジンに少なくと
も一部原因がある。
この副生成物は、上述した反応(III)中よりもむし
ろ、反応生成物の回収段階、特に反応媒体中で使用した
有機溶媒の蒸溜段階で主として形成する。
従って反応−の終りに未反応アルキルアミンを失活させ
るための種々な手段が提案されて来た。
例えば米国特許第3681335号明細書によれば、ク
ロロ−ビス(アルキルアミノ)−S−)リアジンの形成
完了時に、強酸を反応媒体に加えて、pHを11.5〜
12かも5〜9の値(好ましくは6.5〜7.5の値)
にする。
この方法で、アルキルアミンは失活され、有機溶媒の蒸
溜はトリス(アルキルアミノ)−8−トリアジンの形成
の危険なしに行なわれる。
上記特許によれば、pHは、クロロ−ビス(アルキルア
ミノ)−8−トリアジンの分離をr過によって行なう前
に、クロロ−ビス(アルキルアミノ)−8−トリアジン
を含有する蒸溜の残存懸濁液中で11〜12.5の値に
もどす。
かくして沢過性は改良される。更に米国特許第3681
337号明細書によれば、反応−の終了直後、遊離のア
ミンを中和するような量で反応混合物に塩化シアヌルを
加え、ジクロロ−アルキルアミン−8−トリアジンを形
成させ、次いで遊離の塩化シアヌルと共に加水分解させ
る。
加水分解生成物は水に可溶性であるから、その除去は客
員となる。
最後に米国特許第3705156号によれば、ホルムア
ルデヒドと遊離アルキルアミンの間に縮合生成物の形成
を誘起させるため反応−の生成物にホルムアルデヒドを
加える。
これらの縮合生成物は蒸溜中および続いての沢過中に除
去される。
これら既知の方法はトリス(アルキルアミノ)−s−)
IJアジンの形成を最少にする目的を達成するのみで、
反応生成物から除去しなければならない新しい化合物の
形成を伴う別の物質を反応媒体に加えるという欠点を有
する。
かかる操作方法は、所望生成物の純度の悪化をもたらし
、必要な処理の数および種類による面到が多くなる。
本発明の目的は上述した欠点を除きながら、取り扱いお
よび配合性の高い特性を有するクロロ−ビス(アルキル
アミノ)−S−)リアジンを製造することにある。
本発明は塩化シアヌルに対して溶媒であり、水と二相系
を形成する液体有機化合物および水を含むアルカリ性媒
体中でアルキルアミノ基で塩化シアヌルの2個の塩素原
子の段階的置換によってクロロ−ビス(アルキルアミノ
)−8−トリアジンを製造する方法であって、第二置換
工程で過剰モルのアルキルアミンを使用し、第二置換工
程から生ずる反応混合物から上記有機化合物を蒸溜によ
って除去する方法において、第二置換工程の完了時に上
記反応混合物が水性層を含まず、か(して得られた有機
化合物中のクロロ−ビス(アルキルアミノ1−s−トリ
アジンの残存懸濁液または溶液を、有機化合物の蒸溜前
または蒸溜中上記水性相の容量に対して30〜150%
の容量で加えた水と混合することを特徴とする方法を提
供する。
本発明は段階的置換反応を二相水−有機化合物媒体中で
実施するとき、水性相から段階的反応から生じた反応混
合物を分離し、かくして得られた残存有機相に蒸溜によ
って有機化合物を除去する前および/または除去中に水
を加えることによって、高純度およびすぐれた取り扱い
性および配合性が得られることを見出したことに基づい
ている。
反応(ホ)の終りに、クロロ−ビス(アルキルアミノ)
−s −) ’)アジンは、反応−を実施する条件の範
囲によって有機相中に溶解または反応混合物中に部分的
にまたは完全に懸濁することができる。
何れの場合にも、本発明によれば水性相を先ず除去し、
次いで蒸溜前および/または蒸溜中有機溶媒を水と再び
一体化させる。
蒸溜終了時に、クロロ−ビス(アルキルアミノ)−s−
−)’)アジンの水性懸濁液が蒸溜残渣として得られる
これからトリス(アルキルアミノ)−8−トリアジンを
含有しないかまたは0.05重量%より少ない含有率を
有するクロロ−ビス(アルキルアミノ) −5−)リア
ジン生成物が分離される。
本発明方法は有機溶媒蒸溜後得られるクロロ〜ジ(アル
キルアミノ) =s −) IJアジンの水性懸濁液が
痕跡量のみしか通常の汚染物質、例えば反応工程中形成
されるアルカリ金属塩化物および塩化シアヌルの加水分
解から生ずる物質を含有しない、これらの汚染物質は従
来の方法ではクロロ−ビス(アルキルアミノ)−8−ト
リアジンの洗浄処理によって除去しなければならない。
最終生成物の目的用途によって、懸濁液は次の方法の一
つによって処理するとよい。
(a)技術的な生成物としてクロロ−ビス(アルキルア
ミノ) −S −)リアジンを得ることを目的とすると
き、懸濁液は続いて洗浄することなく沢過または遠心分
離する。
次いで乾燥させ、これは噴霧法で行なうとよい。
(b) 濃厚懸濁液としてクロロ−ビス(アルキルア
ミノ)−S−トリアジンを直接得ることを目的とすると
き、有機溶媒の蒸溜前または蒸溜中加える水は、配合添
加剤と混合する固体の所望の濃度を有する懸濁液を生ず
るように測定し、次いで湿潤条件下に微粉砕する。
流動特性を改良するため、例えばリグニンスルホネート
の如き適当な分散剤を加えることができる。
この添加は有機溶媒の蒸溜前、蒸溜中または蒸溜後行な
う。
(C) 湿潤性粉末の形で直接クロロ−ビス(アルキ
ルアミノ)−8−トリアジンを得んとするときには、懸
濁液に通常の配合添加剤を加えることで充分であり、次
いで湿潤微粉化し、乾燥例えば噴霧乾燥すると充分であ
る。
本発明により得られるクロロ−ビス(アルキルアミノ)
−s−)IJアジンは除草剤配合物(湿潤性粉末および
液体懸濁液として)に有用であり、使用が非常に容易な
ことおよび増大した除草性能を特長として有する。
これらの配合物は、その貯蔵中またはその使用中、トリ
ス(アルキルアミノ)−8−トリアジンの存在から生ず
る既知の欠点の何れをも有しない。
本発明方法によれば、一般式(I)において、R1、R
2、R3およびR4がそれぞれ独立に水素、炭素原子数
1〜5を有する同じかまたは異なるアルキル基、または
アルキル基とは異なる他の特定の基であるような一般式
(I)によって表わしうる全ての化合物を製造できる。
アルキル基の例にはメチル基、エチル基、インノロビル
基、シクロプロピル基、n−ブチル基、二級ブチル基お
よび三級ブチル基がある。
アルキルアミノ基はモノアルキルアミノ基であるのが好
ましい。
以下の説明において、2−クロロ−4−エチルアミノ−
6−イソプロビルアミノ−S−トリアジンの製造を特に
引用して示す。
これは簡略化のためであって、全ての同じ考えが他のク
ロロ−ビス(アルキルアミノ) −S −)リアジンに
も有効であることを考慮に入れるべきである。
(a)2・4−ジクロロ−6−イツプロビルアミノーs
−トリアジンの製造 段階(a)において、下記反応に従って塩化シアヌル、
イソプロピルアミンおよび水酸化ナトリウムを反応させ
て2・4−ジクロロ−6−イソプロピルアミンーS−)
リアジンを製造する。
イソプロピルアミンおよび水酸化ナトリウムの量は、2
・4−ジクロロ−6−インプロピルアミノ−S−)リア
ジンの形成に必要な量と等しいかまたは殆ど等しい。
水酸化す) IJウムの代りに炭素ナトリウム、または
他のアルカリ金属例えばリチウムおよびカリウムの水酸
化物または炭酸塩を使用できる。
反応は、塩化シアヌルに対して良好な溶媒和力を有し、
反応条件下で不活性であり、水と実質的に混和しない有
機化合物および水の存在下に行なう。
このために好適な有機溶媒にはジエチルエーテル、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、メチルエ
チルケトン、四塩化炭素がある。
好ましい二相系は水−トルエンおよび水−クロロベンゼ
ンである。
一般に塩化シアヌルは有機溶媒中の溶液の形で、一方無
機塩基およびアルキルアミンは水性溶液の形で供給する
溶媒の選択に当っては、生成されるクロロ−ビス(アル
キルアミノ)−s−)リアジンからの蒸溜によるその分
離性も考慮に入れることも必要である。
使用する有機溶媒および水の量に特別の規制はない、し
かし3:1〜3:2の二つの値の間の重量比を保つこと
が好都合である。
更に良好な結果は、段階(a)の終りで、2・4−ジク
ロロ−6−イツプロビルアミノーs−トリアジンの濃度
が使用した有機溶媒の重量に対して10〜20重量%で
あるよう供給を調整することによって得られる。
温度は一般に一5℃〜60℃に保つ。
加圧は一般に用いない、しかじ液相に反応媒体を保つに
必要な加圧は用いる。
2・4−ジクロロ−6−イツプロビルアミノーs−トリ
アジンは連続法または不連続法で作ることができる。
第二の場合、水酸化ナトリウムおよびインノロビルアミ
ンは一般に水性溶液の形で、有機溶媒に溶解した塩化シ
アヌルに加える。
段階(a)の終りに反応混合物から水性層の如き材料の
分離を行なうことができる、しかし一般に反応混合物は
次の反応段階へ直接移す。
(b)2−クロロ−4−エチルアミノ−6−イツブロビ
ルアミノーS−)リアジンの製造 段階(b)においては、段階(a)で得られた2・4−
ジクロロ−6−イツプロビルアミノーs−トリアジン、
エチルアミンおよび水酸化ナトリウムを反応させて下記
反応式によって2−クロロ−4−エチルアミノ−6−イ
ンノロビルアミノーs−トリアジンを生成する。
エチルアミンおよび水酸化す) IJウムは一般に1〜
6%の過剰のモル数で使用する。
通常この過剰量は3%台の値で保つ。
エチルアミンおよび水酸化ナトリウムは水性溶液の形で
供給するのが好都合である。
反応は一5℃〜+80℃の温度で、2・4−ジクロロ−
6−イソプロビルアミノ−S−トリアジンが完全にまた
はこの化合物の少なくとも99.5%以上が変換される
ような時間桁なうのがよい。
段階(b)における他の操作条件は段階(a)で説明し
たのと全(同じである。
上記条件は、予め選択した有機溶媒中に溶解した塩化シ
アヌルを含有する液体媒体に、アミンおよび水酸化ナト
リウムを供給するようにした、特にアトラジンの製造の
ため、半連続法を用いるとき特に好適である。
かかる場合、段階(b)の終りで、アトラジンの懸濁液
が得られ、この懸濁液は前述した処理を受ける。
比較的高温で、短時間反応を行なうことによってアトラ
ジンを液相中に完全に溶解した反応生成物を得ることが
できる。
特にこれらの状態は、塩化シアヌル中の塩素原子の第一
置換を約90℃までの温度、および第二置換を100℃
までの温度を用いて約10分以内の合計時間で乱流条件
下に操作する連続法で二段階置換を行なうとき生ずる。
これらの条件下で操作することによって、水性相および
有機相からなり、後者が溶解した形でアトラジンを含有
する反応生成物を得ることができる。
更にこの方法の特別の観点によれば、塩化シアヌルの第
二の塩素原子の置換は、反応媒体中での反応生成物の溶
解度に相当する温度以下の温度範囲内であるが、沈澱を
生ずることなく、特にその使用する反応へ時間の短いこ
とからみて、行なうことができる。
この場合、また反応生成物は、条件が過飽和の状態下で
さえもアトラジンが液体相中に溶解しているように分離
される。
(C) 水性層の除去および反応生成物の分離上記段
階(b)から得られた二相媒体中のアトラジンの懸濁液
または溶液は先ず水性相を除く。
この分離は20〜100℃の温度で行なうことができる
明らかに上の方の温度はアトラジンを溶液の形で保つよ
うな場合に使用する。
上述した連続法によって得られる飽和溶液は、段階(b
)からの出口で温度に関して温度の実質的な低下がこの
分離を生ぜしめない限り、水性相の容易な分離ができる
よう充分に長い時間この状態で保たれることも知るべき
である。
また水性相の分離も連続的に行なうことができる。
か(して得られた有機相は、捨てた水性相に対して30
〜150%の容量で加えた水と一緒にし、好ましくはこ
の水性相と同じ容量の水と一緒にする。
好ましい実施態様によれば、水は有機溶媒の蒸溜中に有
機相に徐々に供給する。
蒸溜は大気圧に等しいかまたはそれ以下の圧力で行なう
とよく、蒸溜残渣は何れの場合にもアトラジンの水性懸
濁液からなる。
この懸濁液はf過し乾燥するか、あるいは直接噴霧乾燥
器に運ぶか、あるいは濃厚懸濁液としてまたは湿潤性粉
末として直接配合物にする。
何れの場合にも、かくして得られたビス(アルキルアミ
ノ)−8−トリアジンはトリス(アルキルアミノ)−8
−トリアジンを約0.05重量%より少ない量で含有す
る実施例 1 攪拌機一温度計および反応成分を供給するための二つの
供給孔を備えた20tの反応器を使用した。
反応器には冷却のための装置を設けた。反応器中には始
め、沸点110.6℃のトルエン50007に溶解した
塩化シアヌル約1.840 P (10モル)の溶液を
入れた。
次いで溶液の温度を5℃で殆ど安定化させた、強力攪拌
下、イソプロピルアミン(10モル)の70重量%の水
溶液8402および30重量%の水酸化ナトリウム(1
0モルを含有する水溶液1340Pを同時に加えた。
両者の供給速度はイソプロピルアミンの添加が25分で
終り、水酸化ナトリウムの添加が28分で終るように制
御した。
添加中湿度は5℃から20〜22°Cに上昇し、pHは
始めの2〜3の値から最高9.5の値まで上昇し、次い
で6〜7に低下した。
添加後、強力攪拌下、50重量%のエチルアミン(10
,15モル)含有水溶液915グおよび30重量%の水
酸化ナトリウム(10,15モル)含有水溶液1353
Pを混合物に加えた。
上記西溶液は第一反応段階と同じ方法で加えた。
第二の添加中、温度は25℃から50℃に上昇し、最紹
pH値は12.5となった。
かくして得られた濃乃な懸濁液をできる限り早く二つに
分けた。
第−音[囚を、85〜100℃で操作して、共沸トルエ
ン−水混合物の形でトルエンを除くため蒸溜した。
蒸溜残渣に1500mlの水を加え、か(して得られた
懸濁液を60℃で1過した。
r過した固体を塩化ナトリウムが完全に除かれるまで洗
浄した。
100℃のオーダン中で10時間乾燥した後、2−クロ
ロ−4−エチルアミノ−6−イツブロビルアミノーs−
)リアジンを純度約98%、収率96%台で得た。
もう一つの部住B)から水性相を除去し、水性相を同じ
容量の水で置換した。
次いで試料(B)は洗浄工程を省略してS試料Nの場合
と同じ条件で操作して蒸溜処理し、蒸溜残渣からアトラ
ジンの回収を行なった。
試種B)から得た生成物は、純度約98%、収率約96
%のアトラジンからなっていた。
試料穴および(B)から得られた生成物から、水、湿潤
剤、分散剤および懸濁剤からなる液体媒体中に微粉砕ア
トラジンを分散させて45%の濃度の懸濁液を作った。
配合物の流動性を、配合直後および常温条件下に3力月
および6力月貯蔵後測定した。
結果を表■に示す。実施例 2および3 理論値に対してエチルアミンをそれぞれ3%および6%
モル過剰に用いて実施例1と同じく二つの実験を行なっ
た。
結果を表■に示す。
試料(B)から得られた生成物中の2・4−ビス(エチ
ルアミノ)−6−イツプロビルアミノーs−トリアジン
の含有率は倒れの場合にも分析できる量より少なかった
(2)試料IA、IB、2A、2B、3A、3Bの収率
は96%であった。
(3)試料IB、2B、3Bのトリス(アルキルアミノ
)−8−トリアジン含有率は0.05重量%より少なく
、試料IA、2A、3Aのその含有率は1重量%より大
であった。
(4)全試料LA、IB、2A、2B、3A、3Bの2
・4−ジクロロ−イソプロピルアミン−S−トリアジン
含有率は0.1重量%より少なかった。
実施例 4 内径4mm、外径6mm、長さ10mを有する不銹鋼製
管からなる反応器を使用した。
管には、大きさ1.2〜1.8mm、嵩密度1.48
? /crit、比重26り/へを有する砂粒子で充填
した。
始めの25mを2・4−ジクロロ−6−イツプロビルア
ミノーs−トリアジンの形成(段階a)のために使用し
残りの部分を2−クロロ−4−エチルアミノ−6−イン
ク霜ピルアミノ−8−トリアジンの形成(段階b)に用
いた。
詳細には段階(a)の入口には塩化シアヌル15重量%
含有トルエン溶液を43m1/分で供給し、イソプロピ
ルアミン12.77重量%および水酸化ナトリウム8.
85重量%を含有する水溶液13.8rrLl/分を別
々に供給した。
従って段階(a)への入口での塩化シアヌル対イソプロ
ピルアミン対水酸化ナトリウムのモル比は1:1:1に
等しかった。
段階(a)の反応は入口温度18℃、出[」温度55℃
で断熱的に行なった。
二つの反応段階の間で熱交換は行なわなかった、段階(
b)への入口には、エチルアミン12.15重量%(理
論量に対して3モル%過剰)および水酸化ナトリウム1
1−.25重量%含有する水溶液を1.1.4ml/分
で供給した。
この溶液を18℃の温度で供給した。
段階(b)の反応も断熱的に行ない、反応器の出口での
温度は70℃であった。
反応器から放出された混合物を70℃に加熱した相分離
器に送り、連続的に操作して水性相を、アトラジンを含
有するトルエン相から分離した。
このトルエン相を次いで連続的に蒸溜装置に供給し、こ
の蒸溜装置には水も25m、17分の割合で供給した。
蒸溜残渣として回収した水性アトラジン懸濁液を通常の
配合添加剤と混合し、湿潤条件下微粉砕した(試料C+
)。
対照のため、管状反応器から放出された反応混合物を直
接類溜装置に供給した、蒸溜残渣として得られた水性ア
トラジン懸濁液を通常の洗浄工程に付し、配合添加剤と
混合し、次いで湿潤条件下に微粉砕した(試料C2)。
常温で貯蔵した二つの試料の流動特性は表■に示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塩化シアヌルに対して溶媒であり、水と二相系を形
    成する液体有機化合物および水を含むアルカリ性媒体中
    で、アルキルアミノ基で塩化シアヌルの2個の塩素原子
    を2段階置換することによってクロロ−ビス(アルキル
    アミノ)−8−トリアジンを製造する方法であって、第
    二置換段階で過剰モルのアルキルアミンを使用し、第二
    置換段階から得られた反応混合物から蒸溜によって上記
    有機化合物を除去することからなる方法において、第二
    置換段階の完了時に、上記反応混合物がらその水性相を
    除去1−1かくして得られた有機化合物中のクロロ−ビ
    ス(アルキルアミノ)−8−トリアジンの残存懸濁液ま
    たは溶液を、有機化合物の蒸溜前または蒸溜中に、上記
    水性相の容量に対して30〜150%の容量で加えた水
    と混合することを特徴とする方法。 2 上記水性相を20〜100℃の温度で除去する特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 3 上記添加水の容量が上記水性相の容量と実質的に等
    しい特許請求の範囲第1項記載の方法。 4 上記添加水を上記蒸溜中上記懸濁液または溶液と徐
    々に混合する特許請求の範囲第1項記載の方法。 5 添加する水の量を、液体配合物および湿潤性粉末の
    製造のため直接利用しうるクロロ−ビス(アルキルアミ
    ノ) −S −)リアジンの水性懸濁液を上記蒸溜残渣
    として得られるよう測定する特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 6 2−クロロ−4−エチルアミノ−6−イツプロビル
    アミノーS−)リアジンを作る特許請求の範囲第1項記
    載の方法。
JP54123050A 1978-09-29 1979-09-25 クロロ−ビス(アルキルアミノ)−s−トリアジンの改良製造法 Expired JPS5817750B2 (ja)

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CH (1) CH640841A5 (ja)
DE (1) DE2939552A1 (ja)
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FR (1) FR2437407A1 (ja)
GB (1) GB2032426B (ja)
IL (1) IL58212A0 (ja)
IT (1) IT1099671B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60133697U (ja) * 1984-02-16 1985-09-06 日鉱メタルプレ−テイング株式会社 電磁波シ−ルド材

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52131592A (en) * 1976-04-27 1977-11-04 Daicel Chem Ind Ltd Synthesis of triazines

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IT7828220A0 (it) 1978-09-29
ES484556A1 (es) 1980-05-16
FR2437407B1 (ja) 1981-05-29
CH640841A5 (it) 1984-01-31
JPS5549362A (en) 1980-04-09
IL58212A0 (en) 1979-12-30
IT1099671B (it) 1985-09-28
GB2032426A (en) 1980-05-08
GB2032426B (en) 1982-11-17
FR2437407A1 (fr) 1980-04-25

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