JPS58172265A - 低膨脹ジルコニア質焼結体の製造法 - Google Patents

低膨脹ジルコニア質焼結体の製造法

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JPS58172265A
JPS58172265A JP57054802A JP5480282A JPS58172265A JP S58172265 A JPS58172265 A JP S58172265A JP 57054802 A JP57054802 A JP 57054802A JP 5480282 A JP5480282 A JP 5480282A JP S58172265 A JPS58172265 A JP S58172265A
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JP
Japan
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zirconia
parts
sintered body
low expansion
synthetic
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JP57054802A
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English (en)
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森下 智弘
三森 隆
沼田 秀二
後藤 基廣
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ジルコニア實焼結体さらに詳しくは低噸脹ジ
ルコニア質焼結体の製造法に関するものである。
隔壁で区画された多数のガス流通路を有するハニカム状
セラミックス焼結体は、現在種々の用途において使用さ
れている。それらは主として自動車排ガス用触媒担体1
.脱臭用担体、熱交供用セラミックス叫であるが、これ
らには一般に低膨張性が要求される事からコージェライ
ト。
ムライト、β−スボジウメン等の低膨張材料からなるも
のが多く使用されている。
しかしながら、近年新しい用途としてさらに鍋温域にお
ける触媒担体、ノ(−ナー接触燃焼用多孔板、輻射壁等
を対象としたものの開発が勇まれている。
この点についての来月的な材料としては、一般的には高
耐熱性成化物としてa)、vgI!r、 Al2O。
安定化ジルコニア等が広く利用されている。
(尚、通常高温における安定性の面からのみ考えるとC
aO、Y2O3,La、03. The、などがあるが
、価格、化学的安定性に開−があるため実用的でない。
)しかし、これらの実用的な酸化物もその熱膨張特性か
ら熱衝撃抵抗性に不安があり、現在のところ耐熱性、熱
衝撃抵抗性両面を満足する十分なものが得られるには至
っていない。
本発明は、これらのうち特にジルコニア(ZrO□)の
耐熱性に着目し、これを低膨張率化することについて極
々研究し従来技術の改良に成功し、特にハニカム状焼結
体とするに適した広い温反範囲にわたって低くかつ緩か
な熱膨張曲線を有する焼結体を得たものである。
即ち、本発明は3[置部で合成ジルコニア100部、非
安定化シルコニ゛ア40〜100部、アルミナ5〜40
部を主原料と)L、所望により加える結合剤とともに十
分混合して得た坏土を、成形[1500〜1750℃で
焼成することを特徴とする低膨張ジルコニア質焼結体の
製法を要ジルコニアは2850℃±25℃という高融点
を有する耐熱性の高い酸化物であるが、1100℃〜1
200℃の中間温度において単斜型がら正方型への相転
移があり、約7%の容積変化をともなうため亀裂の発生
景因となり実用上問題かある。そこで通常はこうしたz
ro2にCaO、MgO等を数チ添加、高温処理す不こ
とにより立方型の同溶体とした安定化ジルコニアを使用
するが、転移現象がない反面熱膨張曲線が温度とともに
直線的に大きくなり、その膨張係数は11〜12X I
 Q−7℃という大きな値を示し熱衝撃抵抗性という点
では優れていない。
これに対して、ジルコニアの相転移温度を部分的に低下
せしめ、全体として低膨張率化を指向した提案がいくつ
か試みられており1、本発明もそのような考え方に基い
てハニカム状としても浚れた特性を有する焼結体を開発
したものでるる。
本発明を以下本発明方法が特に有効に適用しうるハニカ
ム状焼結体の製法に基いて説明するが、ハニカム状焼結
体に限らず応用しうるものでもある。
尚、本発明でいうハニカム状焼結体とはガス流通方向に
沿った壁厚として0.1〜2.0.程度の薄壁で一辺が
1〜1(’Wl程度に区画された多数の直線又は曲線状
の貫通孔をも3欠もので、断面形状は三角、四角、六角
1円など任意の形状を取シ゛得るものである。
本発明の製造法について以下詳しく説明するが、まず使
用する耐火原料は合成ジルコニア。
非安定化ジルコニア及びアルミナを必須とし、これらを
耐火原料の全部又は大部分の主原料とするものである。
まず、本発明で使用する合成ジルコニアは゛ジルコニア
の相転移を゛利用し、低膨張率化せしめたもので次のよ
うな方法で得ることができ、そのようなものが望ましい
。即ち、非安定化ジルコニア粉末に対して特定の添加材
を所定割合加えて所定温度で高温処理することによって
、本来1100〜1200℃の間にある相転移温度−を
300〜700℃の低温側に移行せしめたものである。
ここで、姉加材としては−Y2O3が最適でCeO2゜
T1”03 なども適当である。また、加える量は非安
定化ジルコニア100部(亀ν部;以1同じ)に対して
1〜8部特には2〜6部であり、処理温度は1400〜
1700℃特には1550〜1650℃が適当である。
つぎにこの合成ジルコニアとともに使用する非安定化ジ
ルコニアとアルミナについては、通常よく知られている
ものがそのまま使用できるが、なるべく高純度のものが
適当である。
これらの主原料は、本発明において次のよう     
・な所定割合で配合される。()内は特に′好ましい範
裡を示す。
部分安定化ジルコニア  1oo%  (to6)非安
定化ジルコ= 7  3 ()−100部 (40〜8
0)アルざす     5〜40部゛(8〜25)−一
エ( ここで、これらの割合についての制限理由について説明
すると合成ジルコニアと非安定化ジルコニアは、ジルコ
ニア原料として合成ジルコニアが50%以上ないと低膨
張率化が広い温度範囲で実用的に確認しにくいからであ
り、一方ジルコニア原料として全部が合成したものであ
ると、特に1000℃以上での高温域において膨張係数
が正方晶の場合のそれと同傾向になり低膨張率を維持し
なくなるため非安定化ジルコニアは30部程度は必要と
なるのである6・また、アルミナについてはジルコニア
の高耐熱性を損うことなく膨張特性及びジルコニアの焼
結に寄与し高強度をもたらすもの°として必費なのであ
り、ジルコニア全量に対して前述の所定量がないとハニ
カム状などとしての実用的な高強度をもちかつ低膨張の
ものとして焼結しないからであり、一方多すぎてもアル
ミナは本来高い膨張係数を有するものであり、その影醤
から低膨張率を維持し得なくな−からである。
これらの主原料に対し、他の耐火原料も目的を損わない
範囲で配合することは可能であるが、可及的に少量にと
どめるを良しとする。
これらの主原料についての粒匿は、目的とする焼結体と
の関係から主として決められるが、ハニカム状焼結体を
目的とする場合には壁厚との兼ね合いで最大粒径が主と
して決められ、成形性の面から考慮し少くとも150μ
以下に粉砕9分級したものの使用がよく、特にこれらの
うちでも合成ジルコニアについてはよシ微粉としたもの
がよく、合成ジルコニアとしてはその30チ以上が20
μ以下の微粉として配合するのが望ましい。
これらの耐火原料に対して、他の成分としては成形性を
付与する添加剤が主として好ましく8簀である。
−iにハニカム状焼結体の場合、その成形法としては工
業的に行なう場合押出し成形法が用いられ、現在広く使
用されているコージェライト・糸の場合には押、出し用
坏土に可塑性を与え、成形性を良好にするとともに焼結
j=−4.p強度を保持することなどを目的として粘♀
を使用することができ、るが、本発明のジルコニア焼結
体を得る場合には主成分がジルコニアであるため、粘土
の使用はその成分であるSin、との反応で、焼成過程
において一部ジルコン(Zr Og・5in2)の生成
を伴うことになり、これが膨張、亀裂の発生原因となる
と同時に熱膨張特性、耐熱性等への影響から原料の一部
としては使用しにくい。
従って、本発明における良好な成形性の付与成分として
は結合材を兼ねたものとして有機質の結合材が適切であ
る。
その例としては、メチルセルロース、ポリアルキレング
リコール誘導体、グリセリン、メチルエチルセルロース
などの一種又は2種以上適当なものであシ、これらは耐
火原料粉末100部に対して5〜20部好ましくは7〜
15都程贋がよく、さらに水を10〜15部程度加程度
押出し成形可能な軟度、粘偏を有する坏土とするのが良
い。
尚、均一で押出し良好な坏土とするには、異物の混入に
注意し万能ミキサー、リボンミキサーなどで十分混合後
ニータータイプの混線機を使用するのがよい。
成形は、実用的な面からして一体押出し成形法が適して
おり、押し出された成形体は必要形状との兼ね合いで取
扱いや乾燥、焼成条件を考慮したうえで所定の長さに切
断する。
乾燥は、成形体の内外をほぼ均一に乾燥させることが1
賛であり、誘電乾燥法、送風乾燥法等が有効である。
焼成は、電気炉もしくはガス炉を使用するのが適当であ
り、その条件は成形体の形状や目的とする焼結体を考慮
して決められるが、1500〜1750℃が一般に有効
で特には1550〜1650℃程度で実施するのがよい
このような本発明方法により得られた焼結体の物性は、
その使用原料の特性から耐火性は1900℃以上を有し
、また熱膨張特性として0〜1400℃までの低温から
高温域にわたつ域では01〜0,4の間に入る緩やかな
熱膨張率曲線をもったものとして得られるのである。
また、強度も十分かものであり、例えばノ・ニカム状焼
結体としてもその貫通孔方向の圧縮強度として300以
上のものとすることも容易である。
本発明は、このように高耐熱性を鳴する低膨張かつ高強
度のジルコニア焼結体をもたらすものでその工業的価°
値は多大である。
本発明をさらに実施例にて説明する。
実施例 合成ジルコニア(へ)微粉末および非安定化ジルコニア
粉末を主成分とし表−1に示す割合にて調合し、これら
含量100部に対して押出欣、形助材としてメチルセル
ロース5部、ポリアルキレングリコール誘導体゛3・部
、グリセリン2部を添加、13部の水とともに混線後押
出成形機(金型はビ゛ツチ1.56鬼、スリツ・iト幅
0.15への四角形格子状ダイス)にてψ13〇九のノ
・ニカム状成形体を押出した。ついで電子レンゲにて3
0分乾燥を行ない電振炉で1<)O℃/Hの昇温速度に
て16ootの焼成処理を実施した。
得られた焼結体の物性を表−2に示すとともに熱膨張率
曲線を第1図に示す。
(注)非安定化ジルコニア粉末100重量部に対しY2
O,粉末を4fL量部を適当量の水とともに十分湿式混
合後乾燥し、1600℃で8時間加熱処理した後粉砕分
級処理したもの0 表−1(重量部) 葺 試    料       1 2 3 4合成ジルコ
ニア 100〜20μm     50 30 40 502
JJm以下      50 70 60 50アルミ
ナ 昔比較例 西 −3 謡、   勧    1   2   3   4常!
熱τf ()    1960 1910 2090 
19:3゜+12 飾 1す、勾   430  570  150  4
50(@1)〜★素−アセチレンノz−ナーによる加勢
試験での軟化変形開始温度である0恒1 (ボ2)強+1−レ・ニカム状成形体の買逼孔力向び)
圧縮’i:I:度を測定したものであり、l;岑1形4
t:は30ψX30m+111である。
【図面の簡単な説明】
第1しlは実施例により得られた焼結体の熱襲眼、収縮
曲線を示したものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、車量部で相転移温度を低下せしめた合成ジルコニア
    100部、非安定化ジルコニア30〜100部、アルミ
    ナ、5〜40部を主原料とし、h°望により加える結合
    剤とともに十分混合して得た坏土を成形後1500〜1
    750℃で焼成することを特徴とする低膨張ジルコニア
    質焼結体の製法。 2、 坏土を押出し成形によりハニカム形状に成形して
    なる特許請求の範囲第1項記載の製法。 3、 結合剤、とじて有機質結合剤を合成ジルコニア1
    1001Kitに対し5〜20部加えてなる特許請求の
    範囲第1項又は第2項記載の製法。 4 合成ジルコニアは、非安定化ジルコニア100ii
    部に対しY2O3,CeO2又は’rio□からなる1
    糧身上を1〜8重倉部加えたもの’11400〜170
    0℃で焼成して得たものである特許請求の範囲第1項記
    載の製法。
JP57054802A 1982-04-03 1982-04-03 低膨脹ジルコニア質焼結体の製造法 Pending JPS58172265A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4820666A (en) * 1985-03-22 1989-04-11 Noritake Co., Limited Zirconia base ceramics
US5183610A (en) * 1987-07-22 1993-02-02 Cooper Indusries, Inc. Alumina-zirconia ceramic

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5556067A (en) * 1978-10-20 1980-04-24 Asahi Glass Co Ltd Manufacture of zro2 sintered body

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