JPS5817200Y2 - 板体の補強柱 - Google Patents

板体の補強柱

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Publication number
JPS5817200Y2
JPS5817200Y2 JP9581279U JP9581279U JPS5817200Y2 JP S5817200 Y2 JPS5817200 Y2 JP S5817200Y2 JP 9581279 U JP9581279 U JP 9581279U JP 9581279 U JP9581279 U JP 9581279U JP S5817200 Y2 JPS5817200 Y2 JP S5817200Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
tank
base
column
elbow
Prior art date
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Expired
Application number
JP9581279U
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English (en)
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JPS5614149U (ja
Inventor
正明 的場
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は板体から鉛直、水平を問わず突設された柱の基
部の補強に関する。
一般に柱状の構造物は充分に強固な基礎を有する部分か
ら立設するのが普通であるが、たとえば大型タンク内の
柱、船舶のタンクの柱等はどうしてもタンク底、或は側
壁の板体部分から突設させることになる。
その場合、従来の柱ではたとえば第1図ないし第3図に
球形の液化ガスタンクの例で示すような構造をなすこと
になる。
即ち、1′は球形の液化ガスタンク、2′は積荷(液化
ガス)の出し入れを行う円筒で、その下端は円筒2′を
支える基部3′を介して、夕Aり1′底部に固定されて
いる。
円筒2′の下端は基部3内に開口し、更に基部3′に設
けられた穴4′によってタンク1′内に連通し、円筒2
′の上端はタンク1′上部を貫通してタンク1%の図示
しない配管に接続されている。
基部3′は円錐台型をなし船の動揺により外部から垂直
力A及び水平力Bを受け、第2図に点線で示すように(
或はその反対方向に)変形する。
このような変形が生じると基部3′とタンク1′の接合
部イには応力集中が生じる。
以上は液化ガ:ス用のタンクの円筒(柱)の例であるが
、これに限らず、板体に設けられる従来の柱は何れも大
同小異の構造をなし、その基部に応力集中を生じるとい
う不具合があった。
本考案はかかる不具合、を解消した柱を提案しようとす
るもので、その構成とするところは、板体から略垂直に
突設される柱と、間柱の基部から放射状に設けられた複
数の肘板と、同肘板の各先端にその側部を固着され、か
つ、下端を前記板体に固着されて囲繞する囲板とを備え
てなることを特徴とする板体の補強柱、であって本考案
は柱の基部から放射状に突出した肘板がその基部からの
距離に応じて剛度を減し、撓みの最も大きな先端部でそ
の肘板によって伝達される荷重を(直接板体に伝えず)
囲板に伝えてそれによって分散して板体に伝えるので応
力集中を生じることがなく、きわめて強度上、合理的な
柱を得ることができるものである。
次に本考案の一実施例について図面により説明する。
第4図及び第5図においてタンク1(板体)に対し円筒
状の柱2は円錐台状の基部3を介して溶接されている。
基部3からは8枚の肘板10が放射状に設けられ、その
肘板10の各先端には囲板11がその側部を溶接され、
かつ、下端をタンク1に溶接されて囲繞している。
次に上記実施例の作用効果について説明する。
一般に応力集中は外力に対し、それを伝達する部材の剛
性が急変する個所に生じる。
曲げついて言えば曲率の変化の大きい部位に生じる。
このことは部材の受けた荷重の分散が局部的に均等を欠
くことを意味する。
従って応力集中を生じないためには荷重によって与えら
れる部材の変形の曲率がゆるやかであればよい。
即ち、荷重の分散ができるだけ広い面にわたって均等に
行なわれるような形状であればよい。
第4図において、基部3がたとえば従来の場合の(第2
図に点線で示す)ように傾き、タンク1が変形しようと
するとき、従来例のイ′に相当するイの部位に加わる荷
重は肘10及び囲板11によって四方に分散された分だ
け、従来例より小さいことは明らかであるから、その部
位の板体即ちタンク1の変形が従来例より小さいことは
明らかである。
その際、この部位イより更に外方に肘10が伸びている
ので基部3の中心と肘10の先端との中途に位置するこ
とななる部位イでタンク1の変形の曲率が急変すること
はあり得す、従ってこの位置に応力集中は生じないもの
としてよい。
次に肘10の先端であるが、この部位は基部3の中心よ
り充分に離れた個所で基部3の倒れ(モーメント)が与
える回転力自体が充分に小さいこと、肘10の放射方向
の撓みによって変形度は徐変して与えられること及び更
に先端を囲繞する囲板11に分散されてタンク1′に荷
主が伝達されるので特10の先端においてもタンク1′
の変形の曲率が急変する個所がなく、従って応力集中の
生じる懸念がない。
上記実施例は低温タンクの例で示したが勿論低温タンク
に限定されるものではない。
上記実施例では肘10の形状はその上面の高さが基部3
から遠ざかるに従って逓減するようなカーブとしたが、
そのようなカーブに限定されるものではない。
但し、逓減カーブを用いると肘10の撓線が比較的定曲
率に近くなり、それだけ曲率変化が小さくなり応力集中
を避けられる。
柱2は必ずしも鉛直に立設されるものに限定される必要
はなく、大なる軸荷重によって2次的に垂直分力の発生
するような柱、或は垂直分力が直接に外力として作用す
るような棒体であれば、その軸線が鉛直たると水平たる
と或はその中間たるとを問わず、少なくとも一方が板体
から突設された形をなす構造に目的を損わない範囲で適
用される。
なお、囲板の平面形は円形である必要はなく多角形でも
よい。
基部3は必ずしも必要ない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は従来例を球形の液化ガスタンクの
例で示した図で第1図はその縦断面図、第2図は第1図
の中央下部で基部3′がタンク1′の板体に変形を与え
たところを示す説明図、第3図は第2図のIII−II
I矢線に沿って見た平断面図、第4図は本考案の一実施
例の図で従来例の第1図の中央下部に対応する縦断面図
、第5図は第4図のV−■矢線に沿って見た平断面図で
ある。 1・・・・・・タンク(板体)、2・・・・・・柱、3
・・・・・・基部、10・・・・・・肘、11・・・・
・・囲板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 板体から略垂直に突設される柱と、間柱の基部から放射
    状に設けられた複数の肘板と、同肘板の各先端にその側
    部を固着され、かつ、下端を前記板体に固着されて囲繞
    する囲板とを備えてなることを特徴とする板体の補強柱
JP9581279U 1979-07-12 1979-07-12 板体の補強柱 Expired JPS5817200Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9581279U JPS5817200Y2 (ja) 1979-07-12 1979-07-12 板体の補強柱

Applications Claiming Priority (1)

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JP9581279U JPS5817200Y2 (ja) 1979-07-12 1979-07-12 板体の補強柱

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Publication Number Publication Date
JPS5614149U JPS5614149U (ja) 1981-02-06
JPS5817200Y2 true JPS5817200Y2 (ja) 1983-04-07

Family

ID=29328655

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JP9581279U Expired JPS5817200Y2 (ja) 1979-07-12 1979-07-12 板体の補強柱

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JPS5614149U (ja) 1981-02-06

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