JPS5817084B2 - 塵芥押込処理装置の操作装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、塵芥貯留槽と塵芥収集車とよりなる塵芥押込
処理装置において、その操作を一人の作業員によって容
易に操作できるようにした、塵芥押込処理装置の操作装
置に関するものである。

塵芥貯留槽の排出口に、塵芥収集車のパッカーの投入口
を接続し、塵芥貯留槽内に設けた塵芥搬送装置によって
、該槽内の貯留塵芥をパッカー内に押込むようにした塵
芥押込処理装置では、作業員が前記塵芥搬送装置の操作
盤と、パッカーの操作盤とを操作制御する必要があり、
従来ではこれらの操作盤の取付位置について特に考慮し
ていなかったので、二つの操作盤は互いに離れた位置に
配置され、一人の作業員が操作するには、その都度作業
員は二つの操作位置へ移動しなければならなかった。

そこで本発明は、一人の作業員が定位置で前記二つの操
作盤を容易に操作することができるようにした、構成簡
単な、塵芥押込処理装置の操作装置を提供することを目
的とするものである。

以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、１は塵芥貯留槽で、その上面には塵芥投入口２，３が
開口され、その塵芥投入口２，３には略鉛直にのびるダ
ストシュート４，５がそれぞれ連通されており、ダスト
シュート４，５に投棄された塵芥は塵芥投入口２，３を
通って塵芥貯留槽１内に投下される。

また塵芥貯留槽１の前面中央部には、開閉蓋６で開閉さ
れる排出ロアが開口されており、この排出ロアの前面に
は、前方にのびる案内シュート８が固着されている。

塵芥貯留槽１内は、前、後部搬送樋１３．２０によって
前部貯留室Ｆと後部貯留室Ｒとに分けられ、前部貯留室
Ｆ内には、該室Ｆ内に投入された塵芥を前記搬出ロアま
で搬送し、かつその排出ロアより外部に排出するように
した、前部搬送装置１１が設けられ、また後部貯留室Ｒ
内には、該室Ｒ内に投入された塵芥を前部貯留室Ｆ内に
搬送するようにした、後部搬送装置１２が設けられてい
る。

前記前部搬送装置１１は、その前部貯留室Ｆ山中央部に
排出ロアに向けて部上がりに傾斜される前部搬送樋１３
がその前後方向にのびており、その前部搬送樋１３の前
端は、排出ロアに連通され、またその後端は、前、後部
貯留室Ｆ、Ｒを仕切る付切壁１４の一部で閉じられてい
る。

前部搬送樋１３内にはスクリュ１５が縦走されており、
このスクリュ１５も排出ロアに向って削土がりに傾斜さ
れ、その縦軸線は前部搬送樋１３の底面と略平行にのび
ている。

スクリュ１５はその基部が前記仕切壁１４に軸受１６を
介して片持状に回転自在に支持され、減速機構１８を介
して第一原動機１９に連動されている。

そして第一原動機１９の、駆動によりスクリュ１５が回
転されると、前部搬送樋１３内の塵芥は前方に移送され
排出ロアより外部に排出される。

次に前記後部搬送装置１２は、その後部貯留室Ｒの中央
部に、前記後部搬送樋２０が前記前部搬送樋１３よりも
上方でこれと略平行で段違いになるように削土がりに傾
斜してのびており、その後部搬送樋２０の前端は、前記
仕切壁１４に開口した搬出口１７を介して前部搬送樋１
３に連通されまたその後端は塵芥貯留槽１に固着される
後端壁２１によって閉じられている。

後部搬送樋２０内にはスクリュ２２が縦走され、このス
クリュ２２は搬出口１７に向って削土がりに傾斜され、
その縦軸線は後部搬送樋２０の底面と略平行にのびてい
る。

スクリュ２２は、その基部が前記後端壁２１に軸受２３
を介して片持状に回転自在に支持され、減速機構２４を
介して第二原動機２５に連動されている。

そして第二原動機２５の駆動によりスクリュ２２が回転
されると、後部搬送樋２０内の塵芥は、前方に移送され
排出口１７を通って前記前部搬送装置１１の前部搬送樋
１３上に落ちる。

而してダストシュート４，５より塵芥貯留槽１内に投下
された塵芥は前部および後部搬送装置１１．１２の作動
により排出ロアに向けて搬送され、そこから外部に排出
される。

前記塵芥貯留槽１の左側面前部に、前記前、後部搬送装
置１１．１２の作動制御用操作盤２６が設けられている
。

一方、前記塵芥収集車■はその車体枠上に、塵芥収集箱
２８が搭載され、該箱２８の後部に従来公知の塵芥押込
装置を内装したパッカー２６が連設されており、そのパ
ッカー２９の後面に投入口３０が開口されている。

そしてパッカー２９の後面左縁部には、そのパッカー２
９内の塵芥押込装置の作動制御用操作盤２７が設けられ
、左側通行の道路上での操作盤２７の操作を歩道側から
安全に行うことができる。

ン いま塵芥貯留槽１内の貯留塵芥を塵芥収集車■のパ
ッカー２９内に押込むには、図に示すようにパッカー２
９の投入口３０を、塵芥貯留槽１の排出ロアに接続した
後、塵芥貯留槽１の操作盤２６を操作して前記前、後部
搬送装置１１．１２を作；動ずれば、前、後部貯留室Ｆ
、Ｒ内の塵芥は、排出ロア、投入口３０を通ってパッカ
ー２９内に投入される。

パッカー２９内に所定量の塵芥が投入されたら操作盤２
７の操作によって通常のようにパッカー２９内の塵芥押
込装置を作動して、パラ；カー２９内の投入塵芥を塵芥
収容箱２８内に押込む。

以上の塵芥の押込操作において作業員は、塵芥貯留槽１
と塵芥収集車■の接続部−側方に位置したま５二つの操
作盤２６．２７を操作することができる。

以上のように本発明によれば、互いに接続される塵芥収
集車と塵芥貯留槽の同一側方において、塵芥収集車のパ
ッカーの後部と、塵芥貯留槽の前部とにそれらの操作盤
を互いに近接させて設けたので、一人の作業員が定位置
に位置したま＼両操作盤を容易に操作することができ、
迅速、確実な操作を可能にすると５もに、作業員の疲労
を軽減させることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明装置を備えた塵芥収集車および塵芥貯留槽
の要部の側面図である。 １・・・・・・塵芥貯留槽、７・・・・・・排出口、１
１．１２・・・・・・搬送装置としての前、後部搬送装
置、２６゜２７・・・・・・操作盤、２８・・・・・・
塵芥収容箱、２９・・・・・・・々ツカー１３０・・・
・・・投入口、■・・・・・・塵芥収集車。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 内部に搬送装置を装備し、前面に塵芥の排出口を開
   口した塵芥貯留槽と、塵芥収容箱、および後面に投入口
   を開口したパッカーを搭載した塵芥収集車とよりなり、
   前記排出口に、前記投入口を接続し、塵芥貯留槽内の塵
   芥を前記パッカー内に搬送投入するようにした、塵芥押
   込処理装置において、前記塵芥収集車と塵芥貯留槽との
   接続時に、塵芥収集車のパッカーの操作盤と塵芥貯留槽
   内の搬送装置の操作盤とが互いに近接して配置されるよ
   うに、塵芥収集車と塵芥貯留槽の同一側面において、前
   記パッカーの後部にその操作盤を、また前記塵芥貯留槽
   の前部に、塵芥搬送装置の操作盤をそれぞれ設けてなる
   、塵芥押込処理装置の操作装置。