JPS5816836B2 - 静止画動画受信装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はセンターから送られて来る静止画信号と動画信
号上を端末において受信することができる装置に関する
ものであり、静止画信号受信時にマニアル操作によって
装置が誤動作するのを除去しようとするものである。

第１図は従来例の静止画動画受信装置を含む送受信シス
テムのブロック図であり、センターＡと端末Ｂとを同軸
ケーブル１ａおよび１ｂで接続し、端末Ｂのリクエスト
に応じセンターＡの信号送出機器を制御し端末Ｂにリク
エストされた信号を送出するものである。

ここでケーブル１ａはセンター送出信号伝送用、１ｂは
端末Ｂからのリクエストデータ信号伝送用である。

センターＡの構成は端末からのリクエストデータ信号を
受信しリクエストに応じセンターの各送出機器の制御を
おこなうセンター制御装置２、動画のサービスをおこな
う動画送出装置３、静止画のサービスをおこなう静止画
送出装置４、静止画送出装置４の信号にリクエストをお
こなった端末のアドレスコードを附加するためのアドレ
ス信号発生冊本、アドレス附加器６、リクエストされた
番組に対して端末のテレビ信号復調器のチャンネルを自
動的に切り換える為のチャンネル切換信号発生器７、お
よび各送出映像信号を変調するテレビ信号変調器８，９
、各テレビ信号変調器の出力信号を混合する混合器１０
からなっている。

前記３，４，５，７はいずれもセンター制御装置２によ
り制御されている。

次に端末Ｂの構成について説明する。

テレビチャンネル切換信号発生器７の出力を入力信号と
してテレビ信号復調器のチャンネルを切り換えるための
チャンネル切換制御器１１、テレビ信号を復調するテレ
ビ信号復調器１２、テレビ信号復調器１２の出力をモニ
タするモニタテレビ１３、静止画送出信号を記録し、削
正画像としてモニタテレビ１３に再生する静止画記録装
置１４、静止画記録装置１４の制御をおこなう静止画記
録制御器１５、リクエストデータを送出するキーボード
１６、ＯＲゲート１８、Ｔ型フリップフロップ１７およ
び切替スイッチ１９゜２０からなっている。

前記構成において動画をリクエストした場合、キーボー
ド１６のリクエストデータはセンター制御器２により何
番の端末が伺をリクエストしてきたかが判別されその結
果により動画送出装置３を動作させるとともに、チャン
ネル切換信号発生器７によりリクエストされた端末へテ
レビ信号復調器のチャンネルを切り換える信号が送出さ
れる。

該チャンネル切換え信号は、ＦＳＫ（フリケンシー・シ
フト・キーイング）でリクエストデータ信号はＰＳＫ（
フェイズ・シフト・キーイング）で各々の指定された周
波数で伝送されている。

次に端末では、チャンネル切換信号を受信し、チャンネ
ル切換制御器１１により、テレビ信号復調器１２のチャ
ンネルが動画チャンネルに切り換えられ、スイッチ１９
．２０を通ってモニタテレビ１３に入り、リクエストを
した動画を受信することになる。

第１図の２１は音声信号ラインである。なお前記チャン
ネル切り換え信号は、第２図に示すように端末アドレス
コードＴとチャンネルコードＣ１（１の桁）、Ｃ，（１
０の桁）およびその他制御コード（スタートビットＳ１
偶数パリテイＧ１ストツプビツトＳＴ）からなっている
。

したがってチャンネル切換制御器１１はチャンネル切り
換え信号中の端末アドレスが自分のアドレスと一致した
時のみテレビ信号復調器１２のチャンネルを指定された
チャンネルに切り換えるようになっている。

チャンネル切換制御器１１はＦＳＫ復調器、アドレス比
較器、レジスタおよびデコーダからなり、第３図に示す
ように端子２２に入った端末アドレスがアドレス比較器
２３で比較され内部に存在する自己の端末アドレスと一
致したときチャンネルコード信号がレジスタ２４にメモ
リされデコーダ２５によりデコードされるようになって
いる。

次に静止画を受信する場合にはまず、キーボード１６に
より静止画をリクエストする、チャンネル切換信号発生
器７、チャンネル切換制御器１１は動画リクエスト時と
同等の動作をし、テレビ信号復調器１２は静止画チャン
ネルに切り換えられる。

一方、切換スイッチ１９は静止画記録装置１４側に自動
的にセットされるためモニタテレビ１３には静止画記録
装置１４の再生信号がモニタされる。

このシステムの静止画送出方式は回線効率を上げるため
に時分割伝送方式を用いて、リクエストされた静止画信
号の少くとも１フレームを一単位として送出されるよう
になっている。

したがって静止画受信時におけるテレビ信号復調器１２
の出力は第４図に示すように１フレームごとに違った映
像信号が送られている。

したがって端末においてはテレビ信号復調器１２の出力
の中からリクエストをおこなった静止画を判別し静止画
記録装置１４に記録しなくてはならない、このためこの
システムにおいては送出する静止画信号にリクエストを
おこなった端末のアドレス信号を重畳シ、端末において
このアドレス信号を判別することにより記録指令を出し
リクエストをした静止画信号を静止画記録装置１４を介
してモニタテレビにモニタするようにしている。

第１図中１５がアドレス信号を判別する静止画記録制御
器５がアドレス信号発生器、６がアドレス信号を重畳す
るためのアドレス附加器である。

第４図中ｅ、ｆ、ｇがアドレス信号で映像信号すに対し
てアドレス信号ｅが、映像信号Ｃに対してアドレス信号
ｆが映像信号ｄに対してアドレス信号ｇが付加されてい
る。

また、第５図はアドレス信号の一具体例であり垂直ブラ
ンキング期間内にアドレス信号Ａが挿入されていること
を示している。

静止画記録制御器１５で自分の指定したアドレスが検出
されると、その検出信号がＯＲゲート１８を通り静止画
記録装置１４を記録状態にする。

記録された信号は切替スイッチ１９．２０を通ってモニ
タテレビ１３に映出される。

またこのシステムでは動画のマニアルによるメモリ機能
がありキーボード１６におけるスナップスイッチを押す
とモニタテレビ１３には静止画記録装置１４の出力がモ
ニタされ再度押すとテレビ信号復調器１２の出力がモニ
タされるようになる。

キーボード１６で押されたマニアル記録指令信号はＯＲ
ゲート１８を通ってＴ型フリップフロップ１７に加わっ
て、これを反転し、スイッチ２０を下方に切替える。

再度マニアル記録指令信号が入るとＴ型フリップフロッ
プ１７が再度反転し、元に戻る。

以上のシステムにおいて動画受信時にはスナップを押す
ことによりモニタテレビ１３にモニタされている動画信
号を静止画として再生出来るが静止画受信時にスナップ
をおすと、前述のように静止画受信時におけるテレビ信
号復調器１２の出力は静止画信号送出方式に時分割方式
を取っているため、スナップを押した瞬間の画像を記録
することになり、リクエストをして記録した信号が消さ
ヘリクエストに関係ない信号が記録されるという不都合
が生じていた。

本発明は上記静止画受信時における誤操作による記録を
防止しようとするものであり、以下本発明の一実施例に
ついて図面を参照して説明する。

第６図に示すものが本発明の実施例であり、第１図と同
じ部分は同一番号を付して説明を省略する。

この装置の特徴はキーボード１６のスナップを押して得
た記録指令信号とチャンネル切換制御器１１に得られる
静止画信号を受信していることを検知した信号をインバ
ータ２２で反転した信号とをアンドゲート２３に加え、
両者のアンド出力で静止画記録装置１４を制御するよう
にした点にある。

テレビ信号復調器１２のチューナのチャンネル切換は前
述のようにセンターＡからのチャンネル切替信号で行な
っており、チャンネル切替制御器１１のデコーダの特定
の箇所に信号が現われるようになっている。

したがって、今仮に静止画を１ｃｈで伝送し、かつ端末
で静止画をリクエストした場合チャンネル切換制御器１
１のデコーダの１ｃｈに正の信号が現われる。

この信号は受信信号が静止画信号であることを検知した
ことになり、この信号をインバータ２２で反転してアン
ドゲ−ト２２に加え、キーボード１６の信号とのアンド
をとると、アンド出力は静止画を受信しているときには
キーボード１６のスナップボタンのマニアル操作で静止
画記録装置１４を記録状態にしないように制御する信号
となる。

以上のように本発明によれば静止画受信している場合に
誤ってキーボードによるマニアル操作によって記録指令
信号を発しても静止画記録装置は記録状態になることは
なく、誤動作がなくなるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の静止画動画受信装置を含むシステムのブ
ロック線図、第２図は同システムに用いる信号の図、第
３図は同装置の一部分のブロック線図、第４図、第５図
はそれぞれ同システムに用いる信号の波形図、第６図は
本発明の一実施例における静止画動画受信装置を含むシ
ステムのブロック線図である。 １１・・・・・・チャンネル切換制御器、１２・・・・
・・テレビ信号復調器、１３・・・・・・モニタテレビ
、１５・・・・・・静止画記録制御器、１６・・・・・
・キーボード、１４・・・静止画記録装置、１８・・・
・・・ＯＲゲート、１７・・・・・・フリップフロップ
、１９．２０・・・・・・切替スイッチ、２２・・・・
・・インバータ、２３・・・・・・アンドゲート。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 映像信号の少なくとも一フレームを単位とし、この
   映像信号に受信端末のアドレス信号を重畳した静止画信
   号と、動画信号との多重伝送信号を受信する装置であっ
   て静止画受信時に前記アドレス信号と自己の端末アドレ
   スとを比較し、両者が一致したとき信号を出す静止画記
   録制御器と、この静止画記録制御器の出力によって静止
   画信号を記録状態とするとともにモニタテレビにこの記
   録すれた静止画を映出する静止画記録装置と、動画信号
   受信時に直接モニタテレビに動画を映出するとともに、
   前記静止画記録装置にキーボードを押すことによって得
   られた記録指令信号を加えて動画信号の一フレームもし
   くは１フイールドを記録状態にしてモニターテレビに映
   出する手段と、静止画像信号受信状態を検知する検知手
   段と、この検知手段の出力信号と前記記録指令信とのア
   ンド出力により前記静止画記録装置を制御する手段とを
   備え、静止画信号受信時に上記記録指令信号が発生して
   も前記静止画記録装置が動作状態にならないようにする
   ことを特徴とする静止画動画受信装置。