JPS5816428B2 - 扉停止機構付ドアクロ−ザ - Google Patents

扉停止機構付ドアクロ−ザ

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JPS5816428B2
JPS5816428B2 JP54080078A JP8007879A JPS5816428B2 JP S5816428 B2 JPS5816428 B2 JP S5816428B2 JP 54080078 A JP54080078 A JP 54080078A JP 8007879 A JP8007879 A JP 8007879A JP S5816428 B2 JPS5816428 B2 JP S5816428B2
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JP
Japan
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door
roller
groove
force
spring
Prior art date
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JP54080078A
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佐々木良市
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Nippon Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Priority to IT7925162A priority patent/IT1122795B/it
Priority to FR7920883A priority patent/FR2433627A1/fr
Priority to DE2933555A priority patent/DE2933555C2/de
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は開扉時にコイルスプリングに捩り変形を与えそ
の復元力によって自動的に閉扉を行なう機構を備えたド
アクローザに関し、特に扉係止機構をも備えたドアクロ
ーザに関する。
従来、この種のドアクローザにおいては、扉の開閉力は
その開き角度に比例して大きくなる。
このため扉閉止時にラッチ等の扉係止装置が確実に作動
するように、あるいは風の影響があっても確実に閉じ切
るように、扉閉止際に十分な閉扉力が得られるようにし
たドアクローザに対して、例えば扉を90°開いた状態
で停止保持する機能を持たせようとすると、大きな停止
保持力が必要となるため扉係止機構は耐久性、確実性等
の点から大形化してしまうことが避けられない。
これは、開扉角度と閉扉力を得るためのコイルスプリン
グの捩り角度とが同じであることに起因するものであり
、加えてコイルスプリング自体もその耐久性を考慮して
大きなものを使用せざるを得ないということにもよる。
本発明は開扉角度に比してコイルスプリングの捩り角度
が小さくて済むようにすることにより、扉を完全に閉止
できるトルクを確保しつつ従来に比して開扉力が小さく
て済む扉停止機構付ドアクローザを提供しようとするも
のである。
更に、本発明は小形化が可能で耐久性に優れ且つ動作の
確実な扉停止機構付ドアクローザを提供しようとするも
のである。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明によるドアクローザの内部構造を示す縦
断面図であり、コイルスプリングにより閉扉力を得る閉
扉機構及びこれによる閉扉速度を油圧力により減速する
調速機構と、ローラの切換えによる扉停止機構とを一体
化してドアクローザを構成し、これをピボットヒンジ部
に対し着脱自在にしたものである。
このうち、ピボットヒンジ部は、ピボットシャフト10
を溶接固定した扉枠側座板11を扉枠12にねじ止め固
定し、扉13には孔14aを持つ扉側座板14をねじ止
め固定して、孔14aに固着したラジアルベアリング1
5にピボットシャフト10を嵌入させるようにすること
により、扉側座板14が扉13と共にピボットシャフト
10を中心に回動し得るようにしている。
16はスラストベアリングであり扉13の重量を支えて
いる。
次に、ドアクローザの自動閉扉及び調速機構について説
明する。
円筒状のケース20内の一端にスプリング座21を介し
てリベット22によりダンパシャフト23を一体化して
おり、ダンパシャフト23にはこの外周面に嵌合させた
シリンダヘッド31を介して、シリンダ30を同心状且
つケース20との間で相対的な回動可能に設置している
シリンダ30の他端には下部脚32を溶接固定してシリ
ンダ30内を密封している。
このシリンダ30内には緩衝油が封入されている。
24はピストンねじてあり、そのねじ部24aをシリン
ダ30の内壁に形成されたねじ部30aに螺合させ、且
つダンパシャフト23に対してスプライン等により摺動
自在に嵌合させている。
これにより、ケース20の回動に伴なってダンパシャフ
ト23が回動すると、ピストンねじ24はシリンダ30
内を回転しつつ上下動する。
このビス。トンねじ24の底部隔壁には第1通油孔24
bと、これを開閉するチェックバルブ25が設けられて
いる。
40は切欠き勾配を有する調速枠であり、ピストンねじ
24の底部隔壁に設けられた第2通油孔。
24cに摺動自在に挿通されている。
調速枠40と第2通油孔24c間の隙間は第1通油孔2
4bに比して小さくなるようにされている。
調速枠40の一端は調速ねじ41の一端に連結されてお
り、この調速ねじ41はダンパシャフト23の中・上軸
部に穿孔されている軸孔23aの下部に形成されたねじ
部23bに螺合挿入されている。
また、調速ねじ41は中心軸孔41aを有しその上部に
おいて調整軸42の下部と例えば、角孔と角棒との嵌合
関係により一体的に回転運動するように嵌合されている
更に、調整軸42は頭部にすり割り42aを有すると共
に、ダンパシャフト23上端において軸孔23a内に回
転運動のみ可能なように設置されている。
これにより、調整軸42の回転によって調速枠40が軸
方向に往復運動できるようにされている。
なお、43,44,45はそれぞれ、緩衝油が外部へ漏
れるのを防ぐための0リングである。
) 27は閉扉力を与えるためのコイルスプリングであ
る。
・ 本発明の特徴である扉停止機構を含む下部構造につ
いては、第1図のA−A’線断面図である第2図をも参
照して説明する。
なお、第2図以降では1スプリング27を簡略化して示
す。
ケース20の下端内壁には円筒状の回動塵26がスプラ
イン等の縦溝により一体化され、この回動塵26内には
円筒状のローラ保持器50が同心状且つ相対的な回動可
能に嵌入されている。
ロー;う保持器50には周方向に所定長にわたって切欠
窓50aが設けられて、ローラ保持器50の肉厚より大
きな径のローラ51を保持できるようにされており、そ
の内壁には円筒状の固定座33がローラ保持器50の回
動を妨げないように嵌入されている。
固定座33は、下部脚32の下部へスプライン等の縦溝
により嵌合され、その外壁にはローラ保持器50の切欠
窓50aからはみ出たローラ51の一部が入り込めるよ
うな切欠溝33aが形成されている。
52はローラ保持器50の脱落防止のための座板で、止
め輪53により回動塵26に係止されている。
コイルスプリング27は、一端がスプリング座21に形
成されている溝21aに、他端がローラ保持器50に形
成されている溝50bにそれぞれ係止されている。
第2図は扉閉止時の状態を示し、この状態ではローラ5
1は、ローラ保持器50の切欠窓50a内で固定座33
の切欠溝33aと回動塵26の内壁との間に位置し、あ
らかじめ捩られているスプリング27の復元力によりロ
ーラ保持器50は図中矢印イ方向に回転力が与えられて
、切欠窓50aの端部50 a−1でローラ51を切欠
溝33aの端部33a−1に押付けている。
このように、自動閉扉調速機構と扉停止機構とがケース
20内にコンパクトに組込まれており、これを前述のピ
ボット部に取付けることによりドアクローザとなる。
この取付けは、ピボットシャフト10の上部に対して固
定座33の内壁下部をまた扉側座板14の突出部側壁に
対してケース20の下端内壁をそれぞれスプライン等に
より嵌合させることにより、固定座33及びこれに連な
るシリンダ30はピボットシャフト10で回動が阻止さ
れて固定素子を構成する。
一方、ケース20は扉側座板14と一体化されるので扉
13を開けるとピボットシャフト10を中心として〜回
動し、回動床26と共に回動素子を構成する。
次に、自動閉扉調速機構の動作について説明する。
扉13を開けると、スプリング21はその一端がケース
20と共に第2図中矢印イ方向に回動するスプリング座
21に固定されているので回動し、その捩り力にもとづ
いてスプリング21の他端を固定しているローラ保持器
50も第2図中矢印イ方向に回動しようとするが、切欠
溝33aにおける端部33a−1においてローラ51が
係止されているので回動が阻止され、これによってスプ
リング27は捩られ捩り力が蓄えられる。
また、ケース20が回動するとダンパシャフト23も回
動し、これに伴なってピストンねじ24も回動する。
ここでピストンねじ24とシリンダ30との螺合関係を
、扉13が開かれる時ピストンねじ24が上動するよう
に設定すると、ピストンねじ24吉シリンダヘッド31
間及びピストンねじ24内の緩衝油は、第1通油孔24
bを通ってチェックバルブ25を開けつつ下方に容易に
移動する。
なお、ピストンねじ24の内壁には該ピストンねじ24
とシリンダヘッド31間の緩衝油の移動を容易にするた
めに上下方向に通油溝(図示省略)が形成されている。
一方、閉扉動作はスプリング2γの復元力によって行な
われ、この時ピストンねじ24は下動する。
その際ピストンねじ24と下部脚32間の緩衝油が、ピ
ストンねじ24内に移動しなければならないが、この移
動はチェックバルブ25が第1通油孔24bを閉塞して
しまうので、第2通油孔24cと調速枠40間の微少な
隙間を通してしか行なわれない。
これによってピストンねじ24の下動速度が制御され、
このため閉扉動作はスプリング27の復元力による急激
な閉扉速度が制御されてゆるやかに行なわれる。
しかも、調速枠40には上部になるほど第2通油孔24
cとの隙間が大きくなるような勾配40aが形成されて
いるので、ピストンねじ24が下動するにつれて緩衝油
の移動量は漸減し、これによって閉扉動作は扉閉止位置
に近づくにつれて速度が遅くなり静かな締切りが行なわ
れる。
更に、キャップ28を外しドライバ等により調整軸42
を回転させて調速枠40を上動あるいは下動させれば、
調速枠40と第2通油孔24C=!:の隙間の大きさを
変えることができるので、閉扉速度を調整することがで
きる。
これによって緩衝油の粘性が季節により変動したとして
も最適な閉扉動作を行なわせることができる。
46は0リングである。次に、本発明による扉停止機構
の構造について説明する。
固定座33の外周壁にはローラ51が入り込める切欠溝
33aが周方向に所定長にわたって形成され、且つその
端部33a−1よりやや離れた外周壁にはローラ51が
わずかに入り込めるストップ溝33bが形成されている
ローラ保持器50における切欠窓50aの端部50a−
1側の内壁には、固定座33の切欠溝33aに入り込む
突起50cが形成されている。
これによってローラ保持器50はローラ51が切欠溝3
3a外にある時には切欠溝33aの端部33a−1に突
起50cが当接する範囲内で固定座33に対して自由に
回動できるようにされている。
ここで、切欠溝33aの周方向の長さは、ローラ51と
ローラ保持器50の突起50cとが入り込んでもやや隙
間ができる程度にされている他、その深さはローラ51
の直径の約%程度になるようにされている。
回動床26の内壁には、切欠窓50aからはみ出たロー
ラ51が入り込める溝26aが形成されており、その深
さは切欠溝33aの深さと同程度にされ、更に形成位置
は中心軸に関して固定座33のストップ溝33bの位置
から、扉停止角度(例えば、90°)だけ閉扉方向側の
位置に設定される。
第2図の部分拡大図である第3〜第9図(ケース20は
図示省略)をも参照してこの機構の動作説明をする。
なお、第2図は扉閉止状態を図示しているが、この状態
でもスプリング27は十分な閉扉力が得られるように捩
られた状態にある。
第2図において、この状態ではスプリング27の復元力
によってケース20は閉扉方向(図中矢印口方向)に回
動しようとするが、扉13が戸当りに接しているので回
動は阻止されている。
ローラ保持器50はスプリング27の復元力により図中
矢印イ方向に回動しようとするが、ローラ51が切欠溝
33aの端部33a−1で回動を阻止された状態にある
のでこれも回動が阻止された状態にある。
ローラ51は切欠窓50aの端部50a−1のH点でも
接しているのでスプリング27の復元力Uを受け、その
−分力Rはローラ51と接触している切欠溝33aの端
部33a−1の縁部Pへ向け、他の分力Sは回動床26
とローラ51との接触部Mへ向けられており、このため
ローラ51は切欠溝33aから飛出そうとするが、回動
床26により阻止され、これによってローラ51が飛出
そうとする力は回動床26に対する押付力Nとして作用
している。
このような状態から扉13を開けてゆくと、ケース20
、回動床26も同方向に回動しスプリング27も捩られ
る。
スプリング27の変位量はローラ保持器50の回動が阻
止されているので、回動床26の回動に伴ない溝26a
がローラ51に近づいて、第3図に示すように溝26a
の縁部Kが扉閉止状態におけるローラ51と回動床26
との接触部Mに対応する位置に到達するまでは開扉角度
に比例する。
しかし、溝26aの縁部Kが第3図M点を通過し始める
と、ローラ51は前述の押付力Nが作用しているので溝
26aに徐々に入り込むように移動する。
そして、ローラ51の中心O′が固定座33の中心Oと
切欠溝33aの縁部2点とを結ぶ線分O−P上に位置す
るとローラ51は完全に切欠溝33aから出て、第4図
に示すように、固定座33の外周壁に接する。
ここで、ローラ51は溝26aに入り込むにつれて開扉
方向に移動し、。
ローラ保持器50もローラ51の移動に追従する。
この状態においてスプリング27により回動床26に作
用する力の方向、及びローラ保持器50に作用する力の
方向はそれぞれ、ローラ51に反対方向に加わるので両
者に作用する力は相殺され、これによってスプリング2
7は付勢状態にあるものの閉扉力としては作用せず、ロ
ーラ51に向心力N′として作用する。
すなわち、回動床26が回動してその溝26aの中心り
が第3図の位置から第4図の位置にくるまでの開扉角度
θ′間では、ローラ51の中心0′は第3図における線
分0−Kから第4図における線分0−Plすなわち角度
βだけ回動し、ローラ保持器50も同方向に角度β分だ
け移動してこれらの関係はθ′〉βとなる。
これによりこの間のスプリング21の捩り角度は、θ′
−β=αとなり開扉角度θ′より非常に小さくて済む。
このことから、扉閉止位置より切欠溝33a内にあるロ
ーラ51が回動床26の溝26aに切換るまでの開扉角
度θ間でのスプリング27の捩り角度はθ−βとなって
スプリング27の使用応力は従来のものに比して小さく
て済み耐久性が良くなる。
なお、固定座33にストップ溝33bが無いと仮定して
、ローラ51の中心O′がO−P線上に到達した第4図
に示す位置から更に扉13を開けてゆくと、回動床26
とローラ保持器50とは前述の如くスプリング27の捩
り力によりローラ51を介して一体的に回動する状態に
なるので、回動床26に作用する力とローラ保持器50
に作用する力とが相殺されてスプリング27の復元力は
閉扉力として作用しない。
これは、例えば一本の棒にコイルスプリングを捩った状
態でその両端を固定したのと同じことであり、スプリン
グ自体に作用している復元力が棒に一方向の回転力とし
て作用しないのと同じである。
本発明による扉停止機構は、この閉扉力零の範囲を利用
するものであり、閉扉力が零であれば扉を停止保持する
のは容易となる。
しかも、閉扉力は零であってもスプリング27の復元力
は、前述した如くローラ51に向心力N′として作用し
ており、ローラ51は固定座33の外周壁に押付けられ
ているので向心力N′で扉13は停止状態となる。
しかも、本実施例では切欠溝33aの端部33a−1か
らやや開扉方向にずれた固定座33外壁にストップ溝3
3bが形成されており、このストップ溝33bは前述の
向心力N′のみによる扉13の停止保持力だけでは弱い
場合、また所定の開扉角度で確実に停止保持したい場合
に有効である。
すなわち、ローラ51の中心0′が第4図の如く線分O
−P上に到達した位置から更に扉13を開けてゆくと、
ローラ51はストップ溝33bの縁部33b−1に接し
、更に開けてゆくとローラ51は前述の如く向心力N′
が作用しているので、第5図に示す如く、ストップ溝3
3bに入り込む。
ストップ溝33bは、回動塵26の溝26aの深さに比
して浅く形成されているので、ローラ51はストップ溝
33bと溝26aの両方に入り込んでおり、この位置か
ら扉13を回動させるにはローラ51をストップ溝33
bから出さなければならない。
しかし、第5図において、ローラ51における切欠窓5
0aの端部との接触部H′には、ローラ保持器50を介
してスプリング27一端側の復元力U′が作用し、溝2
6aとの接触部Qにはスプリング27他端側の復元力U
′が作用しているのでローラ51ははさみ込まれた状態
となる。
このため、ローラ51をストップ溝33bから飛出させ
て、溝26aに入り込ませるには、ローラ保持器50を
図中矢印口方向に回動させなければならないが、接触部
Qにおける復元力の分力だけではローラ51を飛出させ
てローラ保持器50を回動させることはできないので、
扉13はローラ51がストップ溝33bに入り込んだ位
置にて確実に停止保持される。
扉13の停止状態を閉扉方向に解除するには、扉13に
閉扉方向の外力を加えて接触部Qに加わる力を太きくし
てローラ51をストップ溝33bから飛出させれば良い
逆に言えば、この時の外力と同じ力が扉停止保持力とな
り、ストップ溝33bが無い場合の停止保持力より大き
な力での扉停止保持が行なわれ、また停止位置も一定角
度に設定できる。
勿論、停止保持力はストップ溝33bが深くなるほど大
きくなる。
扉停止解除後、スプリング27の復元力によって自動閉
扉を行なわせるには、扉13を手で閉じてゆきローラ5
1の中心0′を線分O−P上より閉扉方向側に位置させ
れば、ローラ51は前述の向心力N′によって切欠溝3
3aに入り込み始め、完全に入り込むとローラ保持器5
0がローラ51を介して固定座33に係止されることに
より、スプリング27の復元力による自動閉扉が行なわ
れる。
なお、扉13の停止状態を開扉方向に解除するには、開
扉方向に外力を加えれば良い。
第5図において、開扉方向に外力を加えると、接触部Q
におけるローラ51と溝26aとの接触がはずれて、Q
/においてローラ51と溝26aとが接触する。
この時ローラ51の側壁H′にはローラ保持器50の回
動力が作用することになるので、その分力によりローラ
51は溝26aに入り込んで扉停止を解除することがで
きる。
本発明による扉停止機構はスプリング27両端の復元力
を利用して、且つその復元力が閉扉力として作用しない
範囲をつくりだし、この範囲内で扉停止保持を行なって
いるので、停止保持動作は確実であり各部品に無理な力
が作用しないので耐久性はきわめて良好となる。
ここで、もしローラ保持器50に突起50cが無いと仮
定すると、扉停止を開扉方向に解除した場合、ローラ5
1がストップ溝33bから出て固定座33の外周壁に接
した状態では、回動塵26に作用する回動力とローラ保
持器50に作用する回動力とがローラ51で相殺される
第4図の状態となってスプリング27による閉扉力が得
られない。
このため、扉の停止角度以上の開扉角度では閉扉力を得
る必要の無い特殊な用途にしか適用できないことになる
しかるに、本実施例ではローラ保持器50の内壁であっ
て扉停止が開扉方向に解除される時点で切欠溝33aの
端部33a−1に当接する位置に突起50cが形成され
ている。
これによって、扉停止が開扉方向に解除された場合には
、ローラ保持器50の開扉方向への回動が阻止されるこ
とにより、扉13を開いてゆくとスプリング27は捩ら
れその復元力にもとづく閉扉力が得られる。
この時ローラ51は一部が溝26aに入り込んだ状態で
切欠窓50a内を回動する。
このように、扉停止を開扉方向に解除した後は、扉閉止
状態においてローラ保持器50の回動阻止を行なってい
たローラ51の代わりに、突起50cによってローラ保
持器50の回動阻止を行なうことにより、第6図に示す
ように、開扉角度が180°近くなってもスプリング2
7が捩られ、その復元力にもとづく自動閉扉を行なうこ
とができる。
なお、第2図における記号60は扉閉止状態でも所定の
閉扉力が得られるようにするためのプリセットねじであ
る。
これはケース20の外壁から回動塵26の内壁へ貫通さ
せたねじ穴60aにフリセットねじ60を螺挿してプリ
セットねじ60の先端部をローラ51側面に当接させる
ことにより、固定座33に対してケース20を扉閉止状
朝において所定の閉扉力が得られる位置まで開扉方向に
回動させた状態でスプリング2γによる回服座26の捩
りを阻止しようとするものである。
このため、第7図に示すように、プリセットねじ60と
ローラ51とが当接すべき位置は、扉13をわずかに開
いた位置となるようにされ、且つローラ51に対しては
上下方向の中間位置になるようにされる。
これにより、扉枠側座板11及び扉側座板14の取付角
度が、開扉方向あるいは閉扉方向に多少ずれたとしても
ドアクローザの取付は及び動作には支障が無い。
そして、ドアクローザ取付後プリセットねじ60をロー
ラ51側壁から離れるよう戻せば、扉13はスプリング
27の復元力により閉止位置まで自動的に回動し、なお
かつ閉止位置でも所定の閉扉力が与えられた状態にセッ
トされる。
以上説明してきたように、本発明は一本のコイルスプリ
ングの復元力によって閉扉力を発生させ且つ扉停止機構
においてもその復元力を利用したものでその構造及び動
作に無理がなく、また、例えば通常の扉停止角度90°
程度においては、平常の出入りに要する開扉角度(60
°前後)では、ローラの移動が行なわれないので耐久性
は抜群であり、更に開扉角度よりスプリングの捩り角度
も少なくて済むのでスプリングの耐久性も良好となる。
なお、実施例ではローラ51とこれに付随する切欠溝3
3a1ストツプ溝33b及び溝26a等−組について扉
停止機構を説明してきたが、最大開扉角度が180°の
場合であっても図示されているように対称位置に二組構
成することができて180°開扉の場合でも十分な閉扉
力を得ることができるし、一組の場合より更に安定性、
耐久性を増すことができる。
なお、本発明は実施例に示されているようなピボットピ
ンジ部に対して着脱自在なドアクローザに限らず、軸体
と筒状体とが同心状且つ相対的な回動可能に設置されこ
れらの間に閉扉力を与えるスプリングが配置されている
ドアクローザであれば適用可能である。
例えば、実施例では自動閉扉機構と調速機構とが同心状
に構成されているが、これらを上下方向に並べて構成し
たものや、自動閉扉機構のみを有するドアクローザにも
適用できる。
また第2図に示されているような構造のみについて言え
ば、扉の開閉に応じて軸体を回動させ筒状体は固定する
ようにしても良く、開扉方向は図示されている方向と逆
になるが同様な効果が得られるととは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の縦断面図、第2図はそのA
−A’線による横断面図、第3図〜第6図はそれぞれ
、第2図における要部の各動作状態における拡大図、第
1図は第2図におけるプリセット機構の要部拡大図であ
る。 図中、10はピボットシャフト、11は扉枠側座板、1
4は扉側座板、20は円筒状ケース、23はダンパシャ
フト、24はピストンねじ、25はチェックバルブ、2
6は回動塵、27はコイルスプリング、30はシリンダ
、33は固定座、40は調速枠、41は調速ねじ、42
は調整軸、50はローラ保持器、50aは切欠窓、51
はローラ、60はプリセットねじ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 扉枠側に回動阻止状態で取付けられる固定素子と、
    扉側に前記固定素子と同心状且つ相対的回動可能な状態
    で取付けられる回転素子と、前記固定素子と回転素子間
    に同心状且つ相対的回動可能に配置され、しかも内外に
    貫通するローラ保持用の窓を有するローラ保持器と、一
    端を前記回転素子に、他端をローラ保持器にそれぞれ取
    り付けた閉扉力を与えるための弾性体とを含み、前記固
    定素子及び回転素子の前記ローラ保持器に対向した各面
    にそれぞれ溝を設け、扉閉止状態から所定の開扉角度近
    傍までは、前記ローラ保持器に保持されたローラの一部
    が前記固定素子の溝に嵌入して。 前記弾性体の捩り力による前記ローラ保持器の回動を阻
    止することにより閉扉力が得られるようになし、前記所
    定の開扉角度近傍では、前記ローラが前記回転素子の溝
    に移動して前記回転素子とローラ保持器とに加わる回転
    力を相殺するようになし、しかも前記ローラ保持器には
    前記固定素子の溝に入り込む突起を設けて前記所定の開
    扉角度を越えた状態では、前記突起が前記固定素子の溝
    の端部に当接して前記弾性体の捩り力による前記ローラ
    保持器の回動が阻止されるようにしたことを特徴とする
    扉停止機構付ドアクローザ。
JP54080078A 1978-08-19 1979-06-27 扉停止機構付ドアクロ−ザ Expired JPS5816428B2 (ja)

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US06/066,658 US4325164A (en) 1978-08-19 1979-08-15 Offset pivot hinges with door closing devices
GB7928575A GB2033468B (en) 1978-08-19 1979-08-16 Door closing devices
IT7925162A IT1122795B (it) 1978-08-19 1979-08-17 Cerniera a perno disassato con dispositivo di chiusura per porte
FR7920883A FR2433627A1 (fr) 1978-08-19 1979-08-17 Charniere a pivot decale associee a une fermeture automatique de porte
DE2933555A DE2933555C2 (de) 1978-08-19 1979-08-18 Türscharnier mit Schließeinrichtung

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JPS566882A JPS566882A (en) 1981-01-24
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5234841U (ja) * 1975-09-03 1977-03-11
JPS5275038A (en) * 1975-12-19 1977-06-23 Nikkei Kizai Kk Returning mechanism of pivoted door

Patent Citations (2)

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JPS566882A (en) 1981-01-24

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